匿名さん 2022-10-04 22:05:25 |
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「…キスだけで我慢してやる」(悪魔の兄は、考えては、若干不服そうではあるものの、我慢すると言い、舌を出して待ち。悪魔は「!そうだったんだ、ごめん…でも、ネイは悪くないから」と励まそうとしていて。一方、天使の兄は、「よかった、今度こそ問題なさそうだな」と言い、青年について書かれた資料に、今回のことを記載しておき)
「…ん」
(兄は相手が舌を出すとそれに応えるようにキスをして、自分は「…違うよ、俺が全部悪いの」と涙目になり。一方、青年は相手の資料を覗くも何が書いてあるのか一切分からず、「俺、ちゃんと治ったの?」と尋ねてみて)
「ん…ふ、ぅ…」(悪魔の兄は、兄とのキスに気持ちよさそうにしていて、兄にしてもらえるのが嬉しいのか、無意識に尻尾を絡ませていて。悪魔は「…これは俺の予想なんだけど、多分ネイの親父が、昔になんか細工して、魔力が出るようにしてんだと思う。だから、悪いのはネイじゃないよ」と優しい口調で伝えてみて。一方、天使の兄は、「喋ってて違和感ねぇだろ?」と言い、資料を戻して)
「…そろそろ寝るぞ」
(兄は相手から口を離し、その髪を優しく撫でてはそう声をかけ横になり。一方、自分は納得いかなそうに眉を下げており、青年は「うん、ないけど…」と何度か声を出して確かめていて)
「ん…」(悪魔の兄は、目を蕩けさせ、少しぼんやりした頭のまま頷き、兄に抱きついて、擦り寄りつつ眠りについて。悪魔は、ただ励ます言葉を掛ける事しか出来ないことに、しゅんとして、「…俺、旦那なのに、役に立てなくてごめん」と謝り。一方、天使の兄は、青年の髪を乱雑に撫でては、「俺の部屋はわかんだろ、もし何かあったら来い」と伝えつつ、器具を片付けていて)
!あ、アンは立派な旦那さんだよ!
(自分は彼のせいではないと言おうとしたが思わずよく分からないことを口走ってしまい、青年は片付けをしている相手の背中に抱きつくと「…ありがと」と呟いて)
…心配かけてごめん(相手の言葉に、心配かけたと思い、申し訳なさそうに言い、「俺に出来ることはわかんねぇけど、元気出して」と伝えて。一方、天使の兄は、抱きつかれると驚いたが、「ルーカスのこと、頼んだからな。わかってると思うが、ネイの部屋に近付くなよ」と伝えて)
…俺は、アンと話せるだけですっごく幸せなんだ
(自分は電話越しの彼にぽつりとそう話しかけ、「だから、アンは…もし余裕があったら電話してほしいな」と微笑んで。一方、青年はなぜ元悪魔の自身が自分の部屋へ行ってはならないのか分からず首を傾げるも「?…わかった!」と部下のいる部屋へ戻って行き)
!…わかった、時間空いたら電話するね(悪魔は、相手の言葉に、嬉しそうにしながら頷き、「ネイ、頑張ってね!」と伝えて一方、部下は眠ったままではあるが、翼の色が根元だけではあるも、白に戻り始めていて)
うん、ありがと
(自分は彼に勇気づけられ、幸せそうに微笑んでは電話を切りベッドに横になって。一方、青年は部下が少しずつ戻りつつあることに気がつけば安心したように息をつき、隣に腰かけて)
…俺も頑張んないとな(悪魔は、相手との電話で、頑張ろうと気合を入れると、眠りについて。一方、天使の兄は、天使の様子を見に行くと、すっかり元に戻っており、枷を外してやり)
「…ルー、早く元気になってね」
(青年はそっと部下に寄り添うとそう声をかけ、額にキスをしては「俺、ルーといっぱいいちゃいちゃしたいもん」と呟いて)
「…れ、ん…ねい…」(部下は苦しそうにしながら、青年や相手の名前を呟き、青年がいるとわかっているかのように擦り寄っていて)
「…ルー、どうしたの?」
(青年は擦り寄ってくる部下の頭を撫でてやりながら首を傾げ、「大丈夫だよ、ルーの翼が元に戻ったらジルも拘束を取ってくれるから」と呟いて)
「手?いいけど…」
(青年はきょとんとしながらもそう呟くと、部下の手を握り「これで大丈夫?」と不安げに尋ねて)
「ん…」(部下は、青年に手を握ってもらえば、嬉しそうに微笑みながら頷いて、「俺の手、離さないでね」と伝えては眠りについて。天使の兄は自室に戻り、眠りについて)
「…うん、わかった」
(青年は嬉しそうにこくりと頷くと、もう片方の手で部下に抱きつき眠りについて。一方、自分も横になっているうちに瞼が落ちてくればそのまま眠りにつき)
「ん…」(翌朝、舞台は目を覚ますと、隣で眠る青年が見え、どこか安堵していて。天使の兄は、目を覚ませば、部屋を出ては、相手の元に行き、「起きてっか?」と声をかけつつ中に入り)
「…ん、るー…」
(青年は部下の手に擦り寄りながらも寝言を言っており、自分は「…まだねてる」と呟きながらも布団の中に潜り込み)
「ネイ、大丈夫なのかな…」(部下は、そばにいてくれる青年に安堵して、ふと相手の状況が心配になり。天使の兄は「大丈夫そうならいい、後で飯持ってきてやるからな」と言い、部屋を出て行き、今度は元悪魔の部屋に行き、様子を伺っていて)
「んー…」
(青年は自身に構えと言うように部下に抱きついており、元悪魔は昨晩暴れていた影響もあり気絶するように眠っていて)
「!なにもしてあげられなくてごめんね、レン」(部下は、頭を撫でることすら出来ないため、申し訳なさそうにしつつ言い。天使の兄は、元悪魔の様子を見て、回復させるように力を流して)
「…ルー、起きてたの?」
(青年はようやく目を覚ますとぼーっとした目で部下を見つめ、その翼が殆ど白に戻っていることに気がつけば相手に許可を取ることなく拘束を外し)
「うん、おはよ、レン」(部下は拘束を解いてもらえば、すぐに青年を抱きしめて、微笑みながら挨拶をして。天使の兄は、「…もう少し頑張れよ、ロイ」と呟いては、部屋を出て、青年の部屋に行き、中に入れば拘束の解かれた部下を見て、「なんで勝手な事してんだ、俺の言う事が聞けねぇのか?!」と青年を怒鳴りつけ)
「!…ご、ごめんなさい」
(青年は部下に抱きしめられ幸せそうに尻尾を立てていたものの、突然入ってきた相手に怒鳴られては訳も分からず手を離し、消えそうな声でそう謝って)
「二度も外して、どうなっても知らねぇからな」(天使の兄は、青年を睨みつけながら、どうなっても知らないと言い、部下は青年を抱きしめていたが、片目だけ赤くなり、青年に攻撃し始め)
「!…ぃ」
(青年は部下の攻撃を避けきれず怪我をしてはショックを受けてしまい、目に涙を溜めてはその勢いで部屋を出て家を飛び出して行ってしまい)
「…レンはお前のなんだ」(天使の兄は、部下の目が片目だけが変わっているのを見て、葛藤している状態だと思い、押さえつけては、そう伝えて、携帯を取りだしては、飛び出していった青年を保護しておいて欲しいと店主に連絡して。一方、悪魔の兄は、目を覚ますと、隣で寝ている兄を見て、こっそりベッドを抜け出せば、勝手に兄の部屋から持ってきた服を少しダボッとしているものの着ていて)
「いたい…」
(青年は思わず飛び出してしまったためどこに行くか決めておらず、ひとまずいつもの店に避難することにして。一方、兄は目を覚ますと相手が自身の服を着ていることに気が付き「…何してんだ」と声をかけ)
「ルーカス、自分が仕出かしたことはわかるか?」(天使の兄は、部下を念の為再び拘束しては、そう問いかけていて、部下は泣きそうになりつつ頷いていて。一方、悪魔の兄は「起きたのか、お前の服着てるんだよ。つっても、勝手に持ってきたやつだけどな」と言い)
「…にゃあ」
(青年はどうにか店に辿り着き店主に保護をされるも、完全に血が入れ替わっていない影響もありふらついており、苦しそうにソファーに横になっていて。一方、兄は「気に入ったなら持って行け、もう着ないやつだからな」と起き上がると相手の頭を撫でて)
「完全に魔力が抜けるまで大人しくしてろよ」(天使の兄は部下に言うと、部屋を出て行き、天使がご飯を作っていて、完成すれば相手の部屋に向かうも、その途中で天使の兄に会い、代わりに運んでもらい。一方、悪魔の兄は、兄に頭を撫でられ、尻尾を立てていて、「今日、あの資料の奴んとこ行くんだよな?」と確認するように尋ねて)
…にぃ兄?
(自分は扉が開く音で目を覚ますとそう呟き、青年は店主に治療をしてもらうもソファーの上で丸まっていて。一方、兄は「ああ、動けるな?」と念の為相手の調子を確認して)
「飯、持ってきたぞ」(天使の兄は、そう声をかけつつ、机に置いて、「アンジェロが作った。お前を傷つけるから戻るまでは近寄らないってよ」と言い。一方、悪魔の兄は、「余裕だっての」と言い)
「…ルーはどうなったの?」
(自分は相手が持ってきた料理を見つつ昨晩のことを思い出しては不安げにそう尋ね。一方、兄は「なら大丈夫だな、支度しろ」と部屋を出てはシャワーを浴びに行き)
「…まだ魔力が残ってるから、寝てる」(天使の兄は、相手に部下の状態を伝えて、「このあと、少し出てくるが、何か欲しいものはあるか?どんなもんでもいいぞ」と言い。一方、悪魔の兄は悪魔の兄の部屋に行き、服を着替えたりして支度をしていて)
「そっか…」
(自分は部下の様子を聞けば申し訳なさそうにそう呟き、「…えっと、チョコたべたい」と伝えて。一方、兄はシャワーを浴び支度を終えると使用人に軽い朝食を作らせて)
「わかった、買ってきてやる」(天使の兄は、頷くとそう伝えては、相手の髪を少し乱雑に撫でてから部屋を出て行き。一方、悪魔の兄は支度が終われば大人しく待っていて、悪魔は支度も済ませ、スクールに向かおうと、部屋を出て歩いていれば兄を見て驚き、「兄貴がここにいるってことは、もしかして、ネイのこと?」と尋ねて)
「…ああ、その通りだ」
(兄は彼と出会うと少し面倒そうにしつつそう答え、「今日からスクールか?」と尋ねて。一方、青年は「もう戻りたくない、ずっとここにいる」と泣いており、店主はそんな青年の頭を撫でては考え込んでおり)
「やっぱりそうなんだ…あ、うん、俺、兄貴たちのためにも頑張るね」(悪魔は、兄が来るということは、よっぽど大変な事態になっているんだとしゅんとしてしまい、スクールと聞かれると、頷き、頑張ると気合いを見せて、「じゃあ俺行ってくるね、ネイのこと、早く治してあげてね!」と伝えて。一方、天使の兄は、店主に電話をかけ、「保護頼んで悪かった、それで…レンの様子はどうなんだ?」と尋ねつつ、食品を買いに向かって)
「…ああ」
(兄は未だ自分の魔力について殆ど進展がないことを申し訳なく思っており、目を逸らしながら彼を見送り。一方、店主は電話に出ると沈黙の後「…悪いが、レンはお前のところに返せねぇ。レン自身がそれを望んでいる」と話し)
兄貴たちもネイのために頑張ってるんだし、俺もスクール頑張ろ!(兄と別れ、スクールへ向かいつつ気合いを入れ直し、スクールへ向かって。一方、天使の兄は、「…そうか。レンに悪かった、ルーカスの体調が戻り次第、話してやって欲しい、と伝えといてくれ。レンのこと、もうしばらく頼む」と言い)
「…わかった」
(店主はあまり伝えたくないとは思ったもののそう答え、青年はそんな店主から携帯を奪い取ると「俺はもう帰んない!二度と電話してこないで!」と言い電話を切って)
「っ…!」(天使の兄は、青年にぶつけられた言葉に、ショックを受けていて、家へ帰れば相手のいる部屋に行き、チョコを投げ入れて)
!…に、にぃ兄、どうしたの…?
(自分は朝食を食べ終え暇つぶしに携帯を見ていたものの、相手がチョコを投げ入れてくれば思わずそう尋ねて)
「…あのバカ猫はもう家族じゃなくなった、それだけだ」(天使の兄は、どうすればいいか分からないというのもあり、相手に当たるような口調でなんでもないと伝え。天使は、朝食を持ち、元悪魔の部屋に行き、ノックしては「ロイさん、ご飯作りましたよ」と声を掛けて)
…また喧嘩?
(自分は相手の様子を見てはいつもの事だろうと思い溜息をついてからそう尋ね、元悪魔は天使の彼が部屋に入ってくると「アンジェロ様…ありがとうございます」と微笑んで)
「…今回は喧嘩じゃねぇよ」(天使の兄は、どこか苛立ったような、焦っているような声で言い、「どうせ大好きなお兄様からの電話なら、あのバカも喜んで事情話すだろうよ」とだけ言い、そのまま部下の部屋に行き。天使は、『ご飯食べれそう?』と心配そうに言い)
意味わかんないし…
(自分は全く事情が分からないため不満げにそう呟き、元悪魔は拘束されているため「…申し訳ないのですが、この状態では食べられず…食べさせていただいてもよろしいでしょうか?」と眉を下げ)
『うん、わかった!』(天使は、頷くと拘束されている元悪魔に食べさせてあげて、『どう?一応、食べやすいように小さくしといたんだけど…』と言い)
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