匿名さん 2022-10-04 22:05:25 |
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「もちろん、そのつもりでいる。長くすればするほど、お前に負担がかかるだろうからな」(天使の兄は、できる限り負担をかけたくないため、当然だと言い、「じゃあ、始めるからな」と声を掛けてからやり始めて。一方、悪魔の兄は、若干濡れているものの、面倒だからと終わりにしては、ドライヤーを片付け、部屋へと向かって)
「…!」
(青年は恐怖を和らげるためにぐっと目を瞑り、兄は相手が部屋に戻ってくると「…お前、自分の髪ひとつも満足に乾かせねぇのか?」と呆れたように尋ね)
「…どうだ?」(天使の兄は、作業を続け、終われば大丈夫だろうかと思いつつ声を掛け。一方、悪魔の兄は、「大体乾いてんだからいいだろ、別に」と言い)
「…あ、あー…」
(青年は相手の声で目を覚ますとすぐに声を確かめるも掠れて上手く声が出ず、兄はタオルを手にしては「…ほら、こっち来い」と相手を呼んで)
「掠れちまってるか…」(天使の兄は、掠れた声を聞くと、失敗したかと少し悔しげに呟いて、何かわからないかと資料を読み。一方、悪魔の兄は、「大体乾いてんのに…」と不満げに言いつつ、兄の元に行き)
「…俺の声、なおる?」
(青年は何度試してみても掠れた声しか出ないことに不安になり、眉を下げてはそのように尋ね。一方、兄は相手の髪を拭いてやれば「文句言うな、髪くらいきちんと整えろ」と告げベッドへ向かい)
「もう一度してみてもいいか?」(天使の兄は、掠れに関することは記載がなかったが、資料に記された構造や、自身の持つ知識から、できるのではと思い、試してみてもいいかと尋ね。一方、悪魔の兄は「うっせぇな、じゃあ次からお前が乾かしてくれればいいだろ」と言いつつ、ベッドに寝転んで)
「う、うん…」
(青年は不安を隠しきれず身体を震わせていて、兄は「…いつも俺がいるとは限らねぇだろ、自分でやれ」と相手の頬を抓り)
「…レン、お前の身体を変えたのは俺だ。だから、俺を恨めよ」(天使の兄は、青年が震えているのに気付き、抱きしめようかと思ったが、手を上げたらと思ってしまい、そう言って。一方、悪魔の兄は、兄の手を離させつつ、「…じゃあずっとここにいろよ、それで、恋人の俺を甘やかせ」と言い)
「…俺はジルを恨まないよ」
(青年は相手の顔を見つめては少し震えも止まり、そのまま抱きついてそう呟いて。一方、兄は「…お前は我儘ばかりだな」と溜息をついて)
「…本当に恨まないか?」(天使の兄は、青年にお前が弄ったせいだと恨まれることを覚悟した上で書き換えなどを行っていたため、本当にいいのかと尋ねていて。一方、悪魔の兄は、「でも、我儘なとこも好きだろ?」と言い)
「いいよ、だって俺のこと助けようとしてやってくれてるんだろ?」
(青年は相手に擦り寄りながらもそう伝え、兄は「自分で言ってんじゃねえよ」ともう一度相手の頬を抓っては相手に背を向けて)
「信じてくれてありがとな」(天使の兄は、青年の言葉に安堵して、緩くはあるものの、抱きしめてやり、「じゃあ、もう少しだけ、頑張ってくれ」と言い。一方、悪魔の兄は、抓られた頬を摩りつつ、背を向けられては、不満そうにしつつ、その背に抱きついて)
「うん、わかった」
(青年は相手の言葉で安心したように微笑むともう一度横になり、兄は何かを思いついたように起き上がると「…そういえば、礼がまだだったな」と呟き相手にキスをして)
「じゃあやるぞ」(天使の兄は、寝転んでくれた青年の髪を一度撫でてから、そう伝えては、やり始め。一方、悪魔の兄は、兄が起き上がると、不思議に思っていたが、キスをされると、無意識に頬が緩み、もっとして欲しいと思うも、これ以上はと我慢していて、兄の服を緩く掴んでいて)
「…まだ続けるか?」
(兄はしばらくしてから口を離すと頬を緩めている相手にそう尋ね、自分はそういえば彼と連絡を取っていなかったことに気がつき電話をかけてみて)
「もっとしてぇけど…久しぶりだし、余計欲しくなりそうなんだよ…」(悪魔の兄は、兄の服を掴んだまま、顔を赤くしつつ言い。悪魔は、スクールに行くための荷物の確認したりしていると、相手から電話が鳴り、何かあったのかなと思いつつ電話に出て、「はい、アンジェロです」と言い)
「…そうなったら止めればいいだろ」
(兄は相手の言葉を適当に流すともう一度キスをして、そのまま襲い。一方、自分は彼が電話に出ると「!あ、あの…ネイだけど、その…」と魔力で皆が倒れてしまったことを話そうかと悩んでいて)
「…ウィル、もっとして…」(悪魔の兄は、兄に襲われ、気持ちよさそうに目を蕩けさせながら、もっとと強請り。悪魔は、相手の声を聞くと、「ネイ?よかったぁ…どう?体調戻ったのか?」と尋ねて)
「…だめだ、お前明日使いもんになんなくなるだろ」
(兄はもう少ししても良いかと思ったがあえて厳しくそう伝え、自分は何から伝えれば良いのか分からず「…え、えっと、体調は…まだ良くない」と呟き)
「役に立てねぇのも、しねぇのも…やだ」(悪魔の兄は、ダメと言われ、不満そうにして我儘を言い、甘えるように兄の首に腕を回し。悪魔は、「そっか…アイツは?一緒にいんの?」と尋ねて。一方、天使の兄は、一通り終わると、傷を治してから、「試しに俺の名前呼んでみろ」と言い)
「…我儘を言うな、どっちかにしろ」
(兄は相手の頬を抓りつつそう告げて、自分は「アンジェロは…俺のせいで、倒れちゃって」とぽつりと呟いて。一方、青年は目を開けると「…じる」と相手の名前を呼んでみて)
「…キスだけで我慢してやる」(悪魔の兄は、考えては、若干不服そうではあるものの、我慢すると言い、舌を出して待ち。悪魔は「!そうだったんだ、ごめん…でも、ネイは悪くないから」と励まそうとしていて。一方、天使の兄は、「よかった、今度こそ問題なさそうだな」と言い、青年について書かれた資料に、今回のことを記載しておき)
「…ん」
(兄は相手が舌を出すとそれに応えるようにキスをして、自分は「…違うよ、俺が全部悪いの」と涙目になり。一方、青年は相手の資料を覗くも何が書いてあるのか一切分からず、「俺、ちゃんと治ったの?」と尋ねてみて)
「ん…ふ、ぅ…」(悪魔の兄は、兄とのキスに気持ちよさそうにしていて、兄にしてもらえるのが嬉しいのか、無意識に尻尾を絡ませていて。悪魔は「…これは俺の予想なんだけど、多分ネイの親父が、昔になんか細工して、魔力が出るようにしてんだと思う。だから、悪いのはネイじゃないよ」と優しい口調で伝えてみて。一方、天使の兄は、「喋ってて違和感ねぇだろ?」と言い、資料を戻して)
「…そろそろ寝るぞ」
(兄は相手から口を離し、その髪を優しく撫でてはそう声をかけ横になり。一方、自分は納得いかなそうに眉を下げており、青年は「うん、ないけど…」と何度か声を出して確かめていて)
「ん…」(悪魔の兄は、目を蕩けさせ、少しぼんやりした頭のまま頷き、兄に抱きついて、擦り寄りつつ眠りについて。悪魔は、ただ励ます言葉を掛ける事しか出来ないことに、しゅんとして、「…俺、旦那なのに、役に立てなくてごめん」と謝り。一方、天使の兄は、青年の髪を乱雑に撫でては、「俺の部屋はわかんだろ、もし何かあったら来い」と伝えつつ、器具を片付けていて)
!あ、アンは立派な旦那さんだよ!
(自分は彼のせいではないと言おうとしたが思わずよく分からないことを口走ってしまい、青年は片付けをしている相手の背中に抱きつくと「…ありがと」と呟いて)
…心配かけてごめん(相手の言葉に、心配かけたと思い、申し訳なさそうに言い、「俺に出来ることはわかんねぇけど、元気出して」と伝えて。一方、天使の兄は、抱きつかれると驚いたが、「ルーカスのこと、頼んだからな。わかってると思うが、ネイの部屋に近付くなよ」と伝えて)
…俺は、アンと話せるだけですっごく幸せなんだ
(自分は電話越しの彼にぽつりとそう話しかけ、「だから、アンは…もし余裕があったら電話してほしいな」と微笑んで。一方、青年はなぜ元悪魔の自身が自分の部屋へ行ってはならないのか分からず首を傾げるも「?…わかった!」と部下のいる部屋へ戻って行き)
!…わかった、時間空いたら電話するね(悪魔は、相手の言葉に、嬉しそうにしながら頷き、「ネイ、頑張ってね!」と伝えて一方、部下は眠ったままではあるが、翼の色が根元だけではあるも、白に戻り始めていて)
うん、ありがと
(自分は彼に勇気づけられ、幸せそうに微笑んでは電話を切りベッドに横になって。一方、青年は部下が少しずつ戻りつつあることに気がつけば安心したように息をつき、隣に腰かけて)
…俺も頑張んないとな(悪魔は、相手との電話で、頑張ろうと気合を入れると、眠りについて。一方、天使の兄は、天使の様子を見に行くと、すっかり元に戻っており、枷を外してやり)
「…ルー、早く元気になってね」
(青年はそっと部下に寄り添うとそう声をかけ、額にキスをしては「俺、ルーといっぱいいちゃいちゃしたいもん」と呟いて)
「…れ、ん…ねい…」(部下は苦しそうにしながら、青年や相手の名前を呟き、青年がいるとわかっているかのように擦り寄っていて)
「…ルー、どうしたの?」
(青年は擦り寄ってくる部下の頭を撫でてやりながら首を傾げ、「大丈夫だよ、ルーの翼が元に戻ったらジルも拘束を取ってくれるから」と呟いて)
「手?いいけど…」
(青年はきょとんとしながらもそう呟くと、部下の手を握り「これで大丈夫?」と不安げに尋ねて)
「ん…」(部下は、青年に手を握ってもらえば、嬉しそうに微笑みながら頷いて、「俺の手、離さないでね」と伝えては眠りについて。天使の兄は自室に戻り、眠りについて)
「…うん、わかった」
(青年は嬉しそうにこくりと頷くと、もう片方の手で部下に抱きつき眠りについて。一方、自分も横になっているうちに瞼が落ちてくればそのまま眠りにつき)
「ん…」(翌朝、舞台は目を覚ますと、隣で眠る青年が見え、どこか安堵していて。天使の兄は、目を覚ませば、部屋を出ては、相手の元に行き、「起きてっか?」と声をかけつつ中に入り)
「…ん、るー…」
(青年は部下の手に擦り寄りながらも寝言を言っており、自分は「…まだねてる」と呟きながらも布団の中に潜り込み)
「ネイ、大丈夫なのかな…」(部下は、そばにいてくれる青年に安堵して、ふと相手の状況が心配になり。天使の兄は「大丈夫そうならいい、後で飯持ってきてやるからな」と言い、部屋を出て行き、今度は元悪魔の部屋に行き、様子を伺っていて)
「んー…」
(青年は自身に構えと言うように部下に抱きついており、元悪魔は昨晩暴れていた影響もあり気絶するように眠っていて)
「!なにもしてあげられなくてごめんね、レン」(部下は、頭を撫でることすら出来ないため、申し訳なさそうにしつつ言い。天使の兄は、元悪魔の様子を見て、回復させるように力を流して)
「…ルー、起きてたの?」
(青年はようやく目を覚ますとぼーっとした目で部下を見つめ、その翼が殆ど白に戻っていることに気がつけば相手に許可を取ることなく拘束を外し)
「うん、おはよ、レン」(部下は拘束を解いてもらえば、すぐに青年を抱きしめて、微笑みながら挨拶をして。天使の兄は、「…もう少し頑張れよ、ロイ」と呟いては、部屋を出て、青年の部屋に行き、中に入れば拘束の解かれた部下を見て、「なんで勝手な事してんだ、俺の言う事が聞けねぇのか?!」と青年を怒鳴りつけ)
「!…ご、ごめんなさい」
(青年は部下に抱きしめられ幸せそうに尻尾を立てていたものの、突然入ってきた相手に怒鳴られては訳も分からず手を離し、消えそうな声でそう謝って)
「二度も外して、どうなっても知らねぇからな」(天使の兄は、青年を睨みつけながら、どうなっても知らないと言い、部下は青年を抱きしめていたが、片目だけ赤くなり、青年に攻撃し始め)
「!…ぃ」
(青年は部下の攻撃を避けきれず怪我をしてはショックを受けてしまい、目に涙を溜めてはその勢いで部屋を出て家を飛び出して行ってしまい)
「…レンはお前のなんだ」(天使の兄は、部下の目が片目だけが変わっているのを見て、葛藤している状態だと思い、押さえつけては、そう伝えて、携帯を取りだしては、飛び出していった青年を保護しておいて欲しいと店主に連絡して。一方、悪魔の兄は、目を覚ますと、隣で寝ている兄を見て、こっそりベッドを抜け出せば、勝手に兄の部屋から持ってきた服を少しダボッとしているものの着ていて)
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