匿名さん 2022-10-04 22:05:25 |
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おやすみ、アン
(自分は彼にしっかりと抱きつきながらも眠りにつき、元悪魔は了承するとそのまま部下の部屋へ向かい)
「!…そっか、いないんだっけ」(部下はやることも無いため、寝ていたが飛び起き、周りを見ては寂しそうに呟いて)
「ルーカス様、失礼いたします」
(元悪魔はノックをしてから部屋に入ると、寂しそうな部下の様子を見て「…ええと、調子はいかがですか?」と心配そうに尋ねてみて)
「…ロイさん、レンに電話させてください!」(部下は、元悪魔が来ると、縋るように言い、「レンが寂しがってるんです!」と頼んで)
「!か、かしこまりました…」
(元悪魔は部下の懇願に圧倒されては恐る恐る電話をかけてから携帯を差し出し、青年は疲れから既に眠ってしまっており電話に気づかずにいて)
「!なんで…レン、出てよぉ…」(部下は、青年が出ないことに焦り、何度も電話をかけていて、何度掛けても応答が無く、不安から泣いてしまい)
「もう夜遅いですし…眠ってしまっているのではないでしょうか?」
(元悪魔は泣き出してしまった部下の背中を擦りつつそう伝え、悪魔は何度も鳴る青年の携帯に気がつくと手を伸ばし『ネロだよぉ…』と眠そうに電話に出て)
「で、でもっ…!ネロ、くん…?ね、レンは?!」(部下は、頭では理解していても、どうしても納得できず、泣き続けていれば、画面が通話中になっているのに気付くと、自然と涙も止まり、悪魔の相手だとわかると、青年について尋ねて)
『んと、俺の隣にいるよ。泣いて疲れて寝ちゃった』
(悪魔は電話の相手が部下だと気がつくと素直にそう伝え、『ルーと会えなくて寂しいんだって』と話し)
「!…レンと寝ないで、触んないで」(部下は、青年が泣き疲れて寝ていること、寂しがっている事に、申し訳なさと同時に嬉しさを感じるものの、それよりも青年の隣にいる、寝ている事へ嫉妬しては、電話先の相手が悪魔の相手であることも忘れて、そう言い、「レンの隣は俺だけの場所なんだよ、奪わないでよ!」と強い声で言い)
『!ご、ごめん、なさい…』
(悪魔は突然強く怒られると訳も分からないままに消えそうな声で謝り、青年はその声で目を覚ますと「…ネロ、どうしたの?」と悪魔を抱きしめてやり。一方、元悪魔は慌てて携帯を奪うと「ルーカス様、落ち着いてください!」と必死になだめていて)
「っ!…俺、また…」(部下は、元悪魔の声でハッとして、また嫉妬で取り乱したと後悔していて、「ロイさんたちだけじゃなくてネロまで傷つけた…」と呟いていて)
『あ、あのね、電話でルーが…』
(悪魔は涙目になりながらも事情を説明し、青年はここにいて大丈夫だと言い聞かせてから携帯を受け取ると「もしもし、ルー?」と声をかけ。一方、元悪魔は携帯から青年の声がすることに気がつくと「…私が携帯を持っていますから、話していいですよ」と伝え)
「レン…!ごめん、俺…ネロ傷つけちゃって…」(部下は、元悪魔に携帯を差し出され大丈夫なのかと不安に思うも、青年の声が聞こえれば、そんな不安も無くなり、声が明るくなり、悪魔の相手を傷つけてしまったと言い)
「俺の隣にいないでって言ったんだろ?」
(青年は確認するようにそう尋ねると、「ネロ、怖がっちゃってるから、ちゃんと謝ってあげて」と悪魔の方へ携帯を向けて)
「う、うん…ネロくん、さっきは酷いこと言ってごめんなさい」(部下は、青年の言葉に頷いては、悪魔の相手に謝って、「言い訳じゃないけどさ、レンの事になるとつい嫉妬から自分でも訳わかんないくらい暴走しちゃうんだ。だから、さっき言った言葉は忘れてよ、レンの隣にいてあげて」と言い)
『…もう怒んない?』
(悪魔は怯えながらも部下にそう尋ね、青年は「俺が一緒に寝てってお願いしたのに、怖い思いさせちゃってごめんね」と悪魔の頭を撫でていて)
「うん、怒んないよ」(部下は、声だけでわかる程に怯えきった悪魔の相手に、酷いことをしてしまったと後悔しつつ、そう伝えては、「ネロくんを怖がらせて、傷つけてごめんね。俺のこの症状を抑える薬が出来たら、また俺と会ってくれる?」と尋ねて)
『…うん、いいよ』
(悪魔は部下が怒っていないと気がつけば安心したようにそう伝え、青年は携帯を戻すと「ネロと話してくれてありがと」と礼を言い)
「ううん、寧ろ話す時間くれてありがとう」(部下は、大丈夫なのだと信じてくれたらしい悪魔の相手の様子に、安心しては、青年に微笑みながら言い、「俺、寝てたんだけど、夢でレンが俺と会えなくて寂しいからって、俺以外のみんなと浮気しちゃう夢見ちゃって、そのせいで余計嫉妬しちゃって…」とは話して)
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