匿名さん 2022-10-04 22:05:25 |
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「…アンジェロってさ、なんでネロだけにしたの?」
(青年は作業を進めながらも、ふとなぜ天使の彼が自分と別れ悪魔だけにしたのか気になりそう尋ねてみて。一方、自分たちは出かける支度を終えると早速外に出て)
『前にネロと、4人でよりネロと2人で結婚する方が嬉しいって俺もネロも思ったんだ』(天使は、作業をしながら、青年に教えてあげて、『ちゃんと4人で話し合った上で、ネイと別れて、ネロと付き合ってるの』と言い)
「そっかあ」
(青年はきちんと話し合った上での結果なら言うことはないと思いそう呟いて、「確かに、ネロも兄さんもどっちとも付き合ったら贅沢だもんね」と笑い)
『レンくんは、ルーくんとネイ以外の人達のことどう思ってるの?』(天使は、これはどうかあれはどうかと薬を考えながら、青年に何気なく思ったことを尋ねてみて、『俺たち2人だけだし、教えてよ』と言い)
「ルーと兄さん以外…?」
(青年は不思議そうに首を傾げながらもそう呟くと、「誰のことから話したらいいの?」と尋ねつつ手を動かしていて)
『じゃあ、にぃ兄様は?』(天使は、誰にしようかと少し考えては、天使の兄から聞いてみることにし、そう言って)
「ジルは…口うるさいし面倒」
(青年は相手のことについて聞かれると、少し考えた後にそう伝え。一方、自分は悪魔と共に雑貨屋を見ており、彼らにあげるプレゼントを一緒に考えていて)
『そっか…じゃあ、ロイさんは?』(天使は、青年の様子から、嫌いな訳では無いのかなと思いつつ、元悪魔について尋ねてみて)
「ロイは同じ研究所だったし…仲間って感じ」
(青年はどう説明しようか迷いつつもそう伝えては「ロイはそこそこ好きかも」と加えて)
『!にぃ兄様は好きじゃないの?』(天使は、仲間という言葉に、そういうものなのかと思っていたが、付け加えられた言葉に驚き、思わず手を止めてしまいながら言い)
「好きじゃない…訳でもないけど」
(青年は相手のことについて聞かれると素っ気なく答え、「だってあいつ強がりだし、偉そうだし…」と愚痴を言っていて)
『!レンくんとにぃ兄様、似てるんだね』(天使は、愚痴の内容が青年と似てるなと思い、だからこそ嫌に思うのだろうかと思いつつ言い、『じゃあじゃあ、お兄さんと兄様は?』と尋ねてみて)
「どういうこと!?」
(青年は相手に似ていると言われては食い気味にそう尋ね、「俺はジルとは全然ちがうもん!」と頬を膨らませ)
『え、えっと…レンくんも、本当は寂しかったり心配してるのに、強がってたり、偉そうな態度とったりしてるから、似てるなって…』(天使は、食い気味に聞かれると、驚いてしまいつつ、素直に伝えて、『似てるから嫌なのかもだけど、そのおかげで、お互いに救われる、救ってあげられると思うから、悪いばっかじゃないと思う』と言ってみて)
「俺は強がってないし、偉そうじゃない!」
(青年は天使の彼をポカポカと叩きながらもそう否定すると「アンジェロだって我儘だし、甘えん坊だし、いっつもアンに決めてもらってるし!」と悪口を言い)
『で、でも、素直じゃないからかもだけど、俺たちが何か頼んだりしたら、してやってもいいって言うじゃん!』(天使は、青年に悪口を言われてはショックを受けつつ、青年がいつも言っている言葉を言い、青年を見つめながら、『そういうとこも含めてレンくんだから、大好きなんだもん!!』と言い)
「そんなの知らないし!」
(青年は更に不満げにしつつそう言うと、「俺はお前のこと大好きじゃないもん」と顔を背けて)
『!…そっか、そうだよね』(天使は、悪口を言われた後に大好きじゃないと言われ、泣きそうになるも、それを必死に堪えつつ、笑顔で言い、誤魔化すように『薬、早く作んないとだよね。頑張ろ!』と言い、作業を再開して)
「…ごめん」
(青年は暫く作業に熱中していたものの、頭が冷えてきて流石に言い過ぎたかと考えてはポツリとそう呟き)
『いいよ、好きじゃないのは本心なんでしょ?仕方ないよ』(天使は、青年に謝られると、ほんの一瞬手を止めるも、すぐに動かして、青年の方を見ることなく本心だから仕方ない事だと言い)
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