匿名さん 2022-10-04 22:05:25 |
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「?そっか」
(青年は部下がそう言うのならと思い絵の方に向き直すと「兄さんはね、俺がこの身体になる前からずっと見てたからすぐ描けるんだ!」と自慢して)
「そ、そうなんだ…」(部下は、自慢の言葉に、嫉妬から思わず顔が引き攣ってしまいつつ、必死に取り繕おうとしていて)
「…ルーカス様、大丈夫ですか?」
(元悪魔は皿を片してから部下の部屋に戻ると、少し機嫌が悪そうに窺えたため心配そうに尋ねてみて。一方、自分は絵を描き終わると「どうかな、特徴は掴めたと思うんだけど…」と天使の彼に見せてみて)
「…レン、俺よりネイ描く方が得意なんだそうです」(部下は、元悪魔に声をかけられては、不満そうな声で言い。一方、天使は、相手の絵を見ては、目を輝かせつつ、『すごい、可愛い!』と言い、自分も相手に完成した絵を見せて、『どう?結構自信あるよ!』と言い)
「そ、それは…」
(元悪魔は部下の言葉を聞けば何と声をかけようかと困ってしまい、青年は元悪魔が画面に映ると「じゃあ、今度はロイのこと描いてあげる」と描き始め。一方、自分は「わ、すごい…!」と嬉しそうに絵を見つめていて)
「今度はロイさんのこと描いてくれるみたいですよ」(部下は、元悪魔の方へ携帯向けながら言い。一方、天使は、褒められると嬉しそうに『えへへ、この絵交換しよ!』と言い)
「!そ、そうですか…」
(元悪魔は部下の様子を心配しつつも青年に絵を描いてもらい、青年は描き終わると「どう?似てる?」と尋ねてみて。一方、自分は「うん、いいよ」と伝えては紙を交換し)
「レン、絵上手だね」(部下は、青年の絵を見ては、そう言って、「ロイさんも、絵もらいますか?」と尋ねて。一方、天使は、嬉しそうに貰った絵を眺めては、幸せそうにして、『えへへ、たからもの増えた』と呟いて)
「ほんと?ありがと!」
(青年は部下に褒められると自信満々にそう返事をし、元悪魔は部下が嫉妬していないかと様子を窺いつつ「は、はい…では頂きます」と伝え)
「悪魔の方のアンジェロに描いてあげなよ」(部下は、必死に嫉妬心を隠しつつ、悪魔に描いてあげてはどうかと提案して、「俺もレンに描いてあげたいなぁ…」と呟き)
「ルーも描けばいいじゃん」
(青年は部下がなぜそんなことを言うのだろうかと疑問に思いつつそう言い、元悪魔は「ル、ルーカス様は、今は難しいかと…」と慌てて伝え)
「…ロイさんがダメって言ってるし、ダメみたい」(部下は、不満そうにしつつも、青年にダメなのだと伝えて。一方、天使は、部屋から箱を持ってきて、中に2人に貰った似顔絵の描かれた紙を入れ、『じゃあ、そろそろ始めようかな』と呟き)
「も、申し訳ございません。決して意地悪をしたい訳では…」
(元悪魔は不満げな部下を前にしては慌ててそう伝え、青年は「ロイがダメって言うなら仕方ないよ」と部下をなだめていて。一方、悪魔はずっと絵を見つめていたが、天使の彼の言葉を聞けばハッとしたようにそちらを見て『…行ってらっしゃい』と呟いて)
「…わかってる」(部下は、2人の言葉に、うんと頷くものの、不満気なのは変わらず、「仕方ないけど、俺レンに何もあげられてない」と言い。一方、天使は、『?俺、どこも行かないよ?お家で作業するの』と不思議そうに言い、今も電話を続けている青年に、『レンくん、そろそろ始めようと思うんだけど、大丈夫?』と声を掛けて)
「俺はルーとお話しできるだけで嬉しいのに」
(青年は不満気な部下に微笑みかけながらそう伝え、天使の彼の言葉には「うん、大丈夫!」と返事をし。一方、悪魔は『…でも、あっちの部屋行っちゃうでしょ』と不満げにしており)
「俺も嬉しいけど、何かあげたいのー」(部下は、青年の言葉に、嬉しさから頬が緩みつつ言い、天使との会話が僅かに聞こえると、「お絵描きタイムはお終いなんだね。レンと話せて嬉しい、またお話しよ!」と言い。一方、天使は、『ここでやるよ?レンくんにも手伝ってもらうから、広い方がいいし』と言いつつ、不満気な悪魔の相手の頬をつついて)
「うん、またね!」
(青年は部下に手を振ってから電話を切ると、「アンジェロ、ありがと」と携帯を返し。一方、悪魔は『ほっぺつつかないで!』と更に不満気な様子を見せていて)
「…ロイさん、その、ごめんなさい」(部下は、青年に手を振り返しながら電話を終えれば、元悪魔に携帯を渡しつつ、嫌な思いさせたかもと思い謝罪して。一方、天使は、携帯を受け取れば、机に置いておき、悪魔の相手の様子にしょんぼりして、『ネイ、ネロのことお願い』と言い、パソコンを用意していて)
「いえ、お気になさらず」
(元悪魔は部下を心配させないよう微笑みながらもそう伝え、青年は天使の彼の横に座ると「俺、あんまり文字読めないから助けてね」と話し。一方、自分は悪魔を部屋に連れて行くと出掛ける支度を始め)
『うん、わかった』(天使は、悪魔の相手のことを心配しつつ、パソコンを起動しつつ、青年の言葉に頷いて、『じゃあ、始めよっか!』と言い、青年と相談したりしつつ取り掛かり)
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