匿名さん 2022-10-04 22:05:25 |
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「早い者勝ちだもん!」
(青年は自慢げにそう言いながらもフルーツを沢山乗せており、自分は「うん、もちろん」と伝えては彼が好きそうなものを乗せていて。一方、元悪魔は「教えてくれないと、あげませんよー?」と言いつつチョコを乗せたトーストを見せていて)
パンケーキ焼いたの俺なんだけどなぁ(悪魔は、青年の言葉に不満げに呟いて、相手が盛り付けてくれる様子を見ては嬉しそうにしていて。一方、部下は、「ロイさんの意地悪ー」と不満げにしていて)
「見て、できたよ!」
(青年は彼の言葉を聞くことなく黙々とトッピングをし続け、出来上がると嬉しそうに自分に見せていて。一方、元悪魔は「ふふ、冗談です」と微笑みつつ小さく切ったトーストを食べさせてやり)
『ネロ、美味しいね』(天使は、悪魔の相手と食べつつそう言っていて、悪魔の相手の皿に自分が盛り付けたパンケーキを1枚あげては、『俺が盛ったパンケーキ、ネロにあげる!』と言い。一方、部下は、頬を膨らませながら、「もう、酷いですよ!」と言い、トーストを頬張っていて)
『!ありがと、じゃあ俺のも…』
(悪魔は天使の彼に渡されたパンケーキを見ては見ては目を輝かせ、チョコレートでハートを作ると『これ、アンジェロにあげる!』と微笑んで。一方、元悪魔は「お味はどうですか?」と首を傾げ)
『わ、可愛い!えへへ、ありがとう』(天使は、悪魔の相手からもらったパンケーキにハートが描かれていて、目を輝かせながら、嬉しそうに言い。一方、部下は「甘くて、美味しいです」と伝えつつ、元悪魔に食べさせてもらって食べ進めていて)
『ほんとはアンジェロの顔とか描きたかったんだけど…』
(悪魔は喜ぶ天使の彼を見てはしょんぼりとしながらもそう伝え、自分は「アン、俺もできたよ」とパンケーキを見せて。一方、元悪魔は「それは良かったです」と微笑みつつ食べさせ続けていて、兄は「…別に、まぐれだろ」と言い目を逸らし)
『うーん、じゃあ、パンケーキに描けなかった代わりに、紙に描いてよ!』(天使は、充分嬉しかったが、落ち込む様子を見ては、パンケーキの代わりに紙に似顔絵を描いて欲しいと頼んで。悪魔は、相手が盛り付けてくれたパンケーキを見ては目を輝かせて、「すげぇ、やっぱネイ上手だよな」と言いつつ写真を撮り。一方、部下は、「俺としては助かりますけど、ロイさん大変じゃないですか?俺に食べさせるの…」と尋ねてみて。悪魔の兄は、兄の様子から、なにか隠しているとわかり、「…、俺に仕込むのは勝手だが、その理由が信用するためなら今すぐやめろよ」と睨みつけるように見つめながら言い)
『うん、そうする』
(悪魔は小さくこくりと頷いてはそう伝え、青年は2人の様子にムッとしては「兄さん、俺のも作って!」とねだり。一方、元悪魔は「いえ、平気ですよ」と微笑みながらも小さく切り分けていて、兄は「そんなんじゃねえよ」と不満げに伝えて)
『あ、俺も描いて、完成したら交換しよ!』(天使は、ふと思いついたように提案して。悪魔は、青年に「俺がしてやろーか?いい感じに盛り付けてやれるし」と言い。一方、部下は、「ほんとですか?よかった…」と安心したように呟いて。悪魔の兄は、「ならいいけどよ。俺につけるのは構わねぇから、理由だけは教えろよな」と言い)
『うん、いいよ!』
(悪魔は楽しそうにそう返事をしながらもパンケーキを食べ進め、青年は「…それでもいいけど」と少し不満げにしつつ呟いて。一方、兄は「何かあった時にすぐ助けられんだろ」と伝え)
『ネロ、今日お仕事してもいい?』(天使は、食べ進めながら、少しでも早く完成させたいと思っているため、先に確認していて。悪魔は、青年のその顔を見ては、「見とけよ、店並みに綺麗に盛り付けてやるから」と言い、早速クリームやフルーツを並べては、チョコソースを多めに掛けていて。一方、悪魔の兄は、「…俺を監視するためじゃねぇなら、どんな事でも受け入れてやるから、やりたいなら言えよな」と言い)
『…いいよ』
(悪魔は天使の彼の言葉を聞けばピタリと手を止め渋々そう返事をし、青年は「…へえ、意外と上手いじゃん」と彼の様子を見ており)
『ありがとう!じゃあ、今日も夜遊ぼうね!』(天使は、駄々をこねずに頷いてくれた悪魔の相手に、嬉しそうにしながら頷いて、代わりに夜遊ぼうと伝えて。悪魔は、仕上げにとフルーツを追加しては、青年に見せつつ、「どうよ、俺のこと見直しただろ」と自慢げに言い)
『うん…』
(悪魔はここで我儘を言ってはいけないと思い俯きながらもそう呟いて、青年は「…まあ、俺の方が上手だけどね」と言いながらも食べ始めて)
『…ごちそーさまっ!』(天使は、嬉しそうにしつつ、食べ進め、先に食べ終わると、そう言いながら皿を流しへ持っていき、『ネロ、食べたら似顔絵描こ!』と言い。悪魔は、「そこは素直に、アンジェロ凄い!って褒めるとこじゃん」と笑いながら言いつつ食べ進めていて)
『うん、お絵描き、する…』
(悪魔は食べ終わるもしょんぼりとしたままそう呟き、自分はそんな悪魔を見かねては「…ネロ、俺と一緒にお出かけする?」と提案してみて。一方、青年は「だって、俺の方が上手なのは事実だもん」と言いながら尻尾を揺らし)
『…俺、部屋戻るね』(天使は、自分ではダメなのだと思い、しょんぼりとしては、そう伝えては部屋に戻り。悪魔は、自信があった事もあり、青年の言葉に少し落ち込み、「そ、そっか…」とだけ言い、食べ進めて)
『!ま、待って…』
(悪魔は天使の彼が部屋に戻ると慌てて追いかけ、青年は「…普通に上手だから、そんなに落ち込むなよ」と眉を下げて)
『ネロ…?』(天使は、追いかけてきた悪魔の相手に、少し驚き、不思議そうにしていて。悪魔は、「レンが素直じゃないのは知ってるけどさ、今回は結構自信あったのに、俺の方が上手いとか言われたら落ち込みもするっての!」と笑いながら言い)
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