匿名さん 2022-10-04 22:05:25 |
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「アンジェロ、朝だよ」
(青年は寂しそうな天使の彼の顔を見ては一刻も早く起こし家に戻した方がいいだろうと思いそう声をかけ、自分は目を覚ますと悪魔をしっかりと抱きしめてやり)
『んんー…ネロ?』(天使は、起こされ目を覚ますも、青年を悪魔の相手と誤認しては、そう言って抱きしめていて。悪魔は、支度が出来る頃には目も覚め、「じゃあ、迎え行ってくるから、ネロの事よろしくな」と悪魔の相手を起こさないようにと小声で伝え、家を出ていき)
「!ちょっと、俺はネロじゃないってば…!」
(青年は天使の彼に抱きつかれると慌ててそう伝え、彼がホテルに到着する前に起こしてやらなければと思い天使の彼の背中を叩き)
『…ごめんね、いい子にするから、いかないで』(天使は、青年を悪魔の相手だと思っているため、泣きそうになりつつ言い。悪魔は、青年に『今向かってる、出られないなら部屋行くけど、大丈夫か?』とメッセージを送り)
「!…じゃあ、ネロのこと食べるの?」
(青年は天使の彼を離させようとしたが、ふと興味本位でそんなことを尋ねてみて。一方、元悪魔は目を覚ますと部下の部屋へ向かい、「おはようございます。調子はどうですか?」と尋ねてみて)
『ほんとはまだやだけど、嫌われたくないもん…』(天使は、ぐすぐすと泣きながら言い。悪魔は、ホテルに着くと、受付で名前を伝えて、お金を先に払ってから、部屋に行き、ノックをして。一方、部下は、元悪魔が来る頃には起きていて、「おはようございます。変わらず、ですね…レンが今何してるかとかぐるぐるして、見に行きたいくらいです」と言い)
「…そっか」
(青年は天使の彼が悪魔に嫌われたくないことを理由にしているのならさせるべきではないのではないかと思っていたが、部屋の扉がノックされては慌てて起き上がりそちらへ向かい。一方、元悪魔は「そうですか…なるべく早く会えるよう、頑張りますね」と伝えつつも完全に治すことは難しいのではないかと考えていて)
レン、おはよ。アイツの様子は?(悪魔は、開けてくれた青年を見ては、天使の様子を尋ねて。天使は布団の中で丸まりながら泣いていて。一方、部下は、「完全に治るんでしょうか…時間が経っても変わんないし、薬もできると思えないです…」と寂しげに言い)
「えっと、あんまり良くなさそう…」
(青年は天使の彼の様子をどう説明したらいいのかと悩んではそう伝え、「とにかく中入って」と彼をベッドへ連れて行き。一方、元悪魔は「…正直に申しますと、薬が出来たとしても完治は難しいです。ですが、生活に支障が出ない程度に抑えることは可能です」と真剣な目付きで話し)
…起きてんだろ、お前に意地悪言っちゃったってネロ後悔してたぞ(悪魔は、青年に引かれるままにベッドに行くと、天使に声をかけていて。一方、部下は、しょんぼりとするも、生活に支障が出ない状態になるならと思い、「…レンは、受け入れてるの?俺を、治すこと」と尋ね)
「…アンジェロ、ちゃんとネロに会ってあげてよ」
(青年は丸まっている天使の彼を揺らしながらもそう声をかけ、元悪魔は「…ええ、恋人がこんなに苦しんでいるのですから。レンさんはそこまで我儘ではないと思いますよ」と眉を下げて)
今から帰ってネロと会うのと、このまま会わずに別れるの、どっちがネロを悲しませると思う?(悪魔は、天使の様子に溜息をつきつつ言うと、天使は暫く沈黙していたが、ようやく決心したのか、むくりと顔を上げては、『…お家帰る』と言い。一方、部下は、「早く治ってくれたらなぁ…」と呟いて)
「じゃあ一緒に帰ろ!」
(青年は起き上がった天使の彼の手を取りつつそう伝え、元悪魔は「…大丈夫です。すぐに治しますよ」と部下の頭を撫でてやり)
『…うん』(天使は、青年の手を握り返しつつ頷いては、鞄を持ちつつベッドを降りて。悪魔は、相手に『アイツ帰るってよ』とメッセージを送りつつ、2人と共にホテルから出て。一方、部下は、腕で涙を拭っては、「そうですよね、俺もう大丈夫です!」と笑ってみせていて)
「聞いてよ、アンジェロってば俺のことネロと間違えたんだよ!」
(青年は2人と共に歩きながらも少し不満げにそう伝え、元悪魔は「…では、ご飯にしましょうか。リクエストはありますか?」と微笑んで)
俺は朝弱いし、ショックだったせいなんだから、あんま文句言うなっての(悪魔は、青年の言葉に、頭を撫でてやりつつ言い、「それに、レンはネイと顔似てるし、間違えられても仕方ねぇって」と笑いながら言い。一方、部下は、少し考えては、「じゃあ、甘いのお願いします」と伝えて)
「それはそうだけど…」
(青年は自身の顔を自分に似せて作ってもらったため言い返すことができずにいて、家に着けば「俺、お風呂入ってくる」と浴室へ向かい。一方、元悪魔は「かしこまりました。少々お待ちください」とキッチンへ向かい)
ほら、行くぞ、来い(悪魔は、青年を見送ると、天使の手を引っ張りつつ悪魔の相手の部屋に行き、ノックしてから入れば、「連れてきたぞ」と言い。一方、天使の兄は、リビングのソファーに座り、作業しつつ珈琲を飲んでいて、やってきた元悪魔を見ては、「ロイ、レンの身体なんだが、この方法で直してやろうと思ってんだが、どう思う?」と確認するように尋ねて)
おはよう、アンジェロ。ネロはまだ寝てるよ
(自分は部屋に入ってきた2人を見てはそう声をかけ、悪魔は泣きながらも自分にしがみついていて。一方、元悪魔は相手の提案した方法を見ては「…確かに、発情期を抑えるには良い方法ですが…レンさんの身体への負担が大きすぎませんか?」と眉を下げて)
『ネロ、泣いてる…』(天使は、相手の腕の中でしがみついて泣いている様子を見ては、罪悪感を感じては、ベッドの傍に行けば、悪魔の相手の頭を撫でてやり。一方、天使の兄は、「あいつの言う通り、俺がいじったせいでボロボロの状態だし、まずあいつの身体を新しいものに移してからと考えているんだが、どうだ?一応、新しい身体でも、今と同じになるよう計画しているんだが」と伝えつつ、その方法を書いた画面を見せつつ言い)
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