匿名さん 2022-10-04 22:05:25 |
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『みんな、どこ…』
(悪魔は鎖に繋がれていたため外に探しに行くことも出来ず、ただベッドの上に座りシクシクと泣き続けていて)
「…!おい、何泣いてんだよ」(悪魔の兄は、悪魔の相手の部屋に入るなり、泣いているのを見て、困惑しつつ声を掛け)
「!だ、だれ…」
(悪魔は彼が帰ってきたと思い顔を上げるも、そこにいた知らない女性の姿を見ては困惑したように更に泣いてしまい)
「あ?…ああ、そういや女にされてから会ってなかったな」(悪魔の兄は更に泣くようすに、なぜなのかと思ったが、ふと女性の姿になってから会っていないことから、知らないのかとわかり、「俺だよ、リアン・ヴィクトール、お前の兄貴の恋人。色々あって女にされたんだよ」と言い)
『…なんか見たことある、かも』
(悪魔は相手の顔をじっと見つめては確かにこんな顔をしていたような気がすると思い、自信なさげにそう呟いて)
「お前がアンジェロに勝手についてきた時に遊んでやったろ」(悪魔の兄は、自信なさげな様子を見ては、以前かくれんぼをして遊んだ時のことを言い、「覚えてねぇのか?」と尋ねてみて)
『…覚えてる、でも…』
(悪魔はなぜ相手が女性の姿になってしまったのかと疑問に思っており、少し距離を取りつつも相手の顔をじっと見つめ)
「知らね、でもそのうち戻んだろ」(悪魔の兄は、距離をとる様子を見ては、溜息をつきつつ確信もないままに言い、「嫌なら戻るぞ」と言い。悪魔は、スクールが終わり、すぐに帰ろうとするも、喧嘩を売られてはボコボコにやり返してから家に帰り)
『!お、俺も女になりたいの』
(悪魔は帰ろうとする相手を引き止めるようにそう告げると、『…昔のアンジェロは女好きだったって聞いた。だから俺も女になれば、もっと好きになってくれるかも…』と眉を下げ)
「…、アイツは好きだから遊んでたんじゃねぇよ」(悪魔の兄は、天使の為に女になりたがるのを聞き、少し黙ったあと言い、「昔は兄貴と親父たちとでアイツらを虐めてたから、愛してくれる奴、自分を見てくれる奴を求めてただけだ」と言い)
『そうなんだ…』
(悪魔は相手の説明を聞けば女になっても意味がないのかと落ち込んだように呟き、「…兄貴は女嫌いだから、元に戻れるといいね」と伝え)
「この体じゃろくに触れさせてくんねぇし…さっさと戻りてぇよ」(悪魔の兄は、椅子をベッドのそばに持ってきて、座れば少し不満そうに言い、「女になりゃ、子供作れると思ったのに…」と小さく呟いて)
『…兄貴との子供が欲しいの?』
(悪魔は相手に少し近づきながらもそう首を傾げ、『子供できたら、兄貴のこと独り占め出来なくなっちゃうんじゃない?』と心配そうに尋ねて)
「子供だろうが、俺優先は変わんねぇからいいんだよ」(悪魔の兄は、兄と約束しているため、子供が出来ても変わらないと思っているため、自慢げに言い。悪魔は、家に着くと、少し汚れてしまったため、悪魔の相手に見せられないと思い、部屋に荷物を置いたらすぐ入ろうと思い、部屋に向かい)
『ふーん、そっか』
(悪魔は相手の話を聞けば天使の彼ならどうするだろうかと考え始め、『…アンジェロも俺のこと優先してくれるかなあ』と呟いて)
「まぁ抱きつくことすら拒絶されてる時点で子供作るなんて不可能だけどな」(悪魔の兄は、絶対にできることは無いことから、溜息をつきつつ言い、「つか、お前ガキなのに、作りてぇとか思うのかよ?」と尋ねて)
『俺はガキじゃない!』
(悪魔は相手の言葉にムッとしつつそう言い返すと、大人の姿に変わり『この前だって、大人がやるやつ教えてもらったもん』と自慢げに話し)
「?へぇ、よく手出したな」(悪魔の兄は、なぜ怒るのかわかっておらず、不思議そうにしつつ、子供相手に手を出したことに感心していて)
『?…意味わかんない』
(悪魔は相手の言葉の意味がわからずそう首を傾げ、『とにかく、俺はちゃんと大人なの!』と頬を膨らませ)
「はいはい、めんどくせぇな」(悪魔の兄は、大人だと拗ねる悪魔の相手を見て、面倒そうに言い。悪魔は手早く綺麗にして上がり、髪もかわかし終われば兄の部屋に行き)
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