匿名さん 2022-10-04 22:05:25 |
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「…ありがとう」
(青年はやはり難しいのかと落ち込みながらもそう感謝し、少し落ち着いてくると「…神様とジルのどっちが正しいかわかんないけど、頑張って受け入れてみる」と伝えて)
「ああ、そうしてみてくれ。考えすぎてわかんなくなったり、上手く整理出来そうになかったら、いつでも電話してこい」(天使の兄は、青年が受け入れてみると言うと、ふっと笑みを零し、そう伝えては、軽く頭を撫でてやり、相手に『話終わった、いつ戻っても大丈夫だぞ』とメッセージを送り)
「俺、皆に迷惑かけてばっかり…」
(青年は相手がメッセージを送っている間ポツリとそう呟き、自分は相手からの連絡を確認すると食材を持って家に戻り)
「迷惑か、俺も何回も色んな奴に迷惑かけて、ロイに怒られたりしてるぞ」(天使の兄は、青年の呟きが聞こえ、少し考えてからそう言って、「自分ですっげぇ迷惑かけてるって思っても、案外周りにとっちゃ全然迷惑じゃなかったりするもんだ」と伝えて)
「で、でも…」
(青年は自身のせいで相手の研究が進められないと思っており、申し訳なさそうに俯きつつそう呟き。一方、自分は家に着くと「ただいま、ご飯食べる?」と2人に尋ね)
「研究は、俺が信頼してるお前とロイ、ネイ、ルーカスが問題ないことを確認した上で始めるつもりだ、だからお前1人のせいじゃねぇよ」(天使の兄は、青年に自身にとって大事だと思う人たちを基準にしている為、青年の問題だけが理由ではないと言い、戻ってきた相手を見ては、「おかえり。いや、俺はアイツらの様子みてやんねぇとだし、すぐ帰る。レンに話した事は今はまだ話せそうにねぇが、いずれ話す」と伝え)
「!ま、待って…」
(青年は相手が帰ると聞けば慌てて慣れない字で手紙を書き始め、「…これ、ルーが読めるかわかんないけど…落ち着いてたら、渡してほしい」と伝えて)
「…わかった、ルーカスに渡しておく」(天使の兄は、青年から受け取れば、そう言って、鞄に入れて、「じゃあネイ、レンのことよろしくな。何か進展すれば連絡する」と伝えて、2人の頭を軽く撫でてから家を出ては天界へ戻り)
…レン、大丈夫?
(自分は相手が家を出て行くと心配そうに青年の顔を覗き込み、青年は言ってはいけないと思い目を逸らしつつもこくりと頷いて)
「…ルーカス、大丈夫そうか?」(天使の兄は、天界に着くとすぐに家に戻り、部下の部屋に行けば、鍵を開けて中に入り、声を掛けていて。部下はだいぶ落ち着いたようで、自身の調子や青年の心配をしていて)
「!…ジュリアス様、おかえりなさいませ」
(元悪魔はもう一度部下の様子を見ようと思い部屋に向かうと、相手の姿を見つけ驚きながらもそう声をかけ)
「ただいま、今はまだだが、少しずつ受け入れてみるって言ってくれた」(天使の兄は、部下と話していたが、元悪魔が来ると、青年の様子について伝えて、「アイツ、アンジェロは?まだやってんのか?」と尋ねて)
「そうでしたか…」
(元悪魔は安心したようにそう呟くと、「ええ、まだ作業中のようでしたが…ルーカス様のお身体は大丈夫ですか?」と部下の方に目を移し)
「ああ、だいぶ落ち着いたようだ」(天使の兄は、青年から預かった手紙を取り出して机に置きつつ、部下の状態も今のところ大丈夫だと伝え、部下の拘束を少し緩ませて、「レンから預かった手紙置いとくから好きに読め。ロイ、悪いが飯作ってくれ」と部下に伝えてから元悪魔に頼んで)
「はい、かしこまりました」
(元悪魔は頭を下げてからキッチンへ向かい、なるべくすぐ作れる料理を作り始め。一方、悪魔は目を覚ますと誰もいないことに気が付き、再び泣き始めていて)
「アンジェロ、調子はどうだ」(天使の兄は、部下の部屋を出ては鍵をかけ、天使の元に行き声を掛けて。一方、悪魔の兄は、数時間が経ち、ある程度回復した事もあり目を覚まし起き上がって、欠伸をしつつ兄の様子を眺めていて)
「…リアン、起きたのか」
(兄は相手が起きたことに気がつくとそう声をかけ、「悪いが、悪魔のネイの様子を見てきてくれるか。今手が離せない」と伝え)
「…ウィル、腕は?」(悪魔の兄は、兄の言葉に頷いたが、完全では無いものの、治したはずだと思い、腕はどうなのか尋ねつつそばに行くと、机に置かれた2つの石を見ては、どちらも真っ黒になっていて、また作らないとなと思い)
「ああ…少しは回復してきたな」
(兄は若干動くようになった左手を見せながらもそう伝え、「お前のおかげだ、ありがとうな」と礼を言い)
「すぐには無理だけど、また治してやるから待っとけよ!」(悪魔の兄は、兄の手が動くようになった事に安堵して、そう伝えては、部屋を出て悪魔の相手の元に向かって)
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