匿名さん 2022-10-04 22:05:25 |
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「そ、そうなのですね」
(元悪魔はやはり言うべきではなかったかと眉を下げつつ呟き、「…アンジェロ様は、どうしてネロ様を大切にしたいのですか?」と話題を変えてみて)
『え?んー…ネロはネイで、恋人で、可愛かったから…?』(天使は、なぜなのか聞かれ、考えてみるも、これというのは思い浮かばず曖昧に言い、『ロイさんは?恋人いないの?』と尋ねて)
「!わ、私、ですか…」
(元悪魔はまさか自身に話を振られるとは思わず、目を丸くしつつもそう呟くと「私は、その…いるにはいるというか…」と動揺していて)
『え、そうなの?!教えてっ、どんな人?!』(天使は、元悪魔から恋人がいると聞けば、目を輝かせて質問して、天使の兄は、書斎の中に入れば、「ロイ、少しいいか?」と声をかけ)
「え、そ、それは…その…」
(元悪魔は顔を真っ赤にしながらもごもごと口を動かしていたが、相手からの声がかかれば「は、はい、ただ今!」と逃げるように相手の元へ向かい)
「…興味持つのは構わねぇが、無理やり聞くなよ」(天使の兄は、目を輝かせて聞き出そうとする天使を咎めるように言うと、元悪魔と共に自身の部屋に行き、「あいつのおかげで色々聞けたぞ。それで、ロイは親父にどんなこと聞きたかったんだ?」と尋ねつつ椅子に座り)
「…あの方が持つ、レンさんに関する情報の全てです」
(元悪魔は相手と向かい合うように座ると、「あの方から聞き出した情報を、可能な限り全て教えていただけますか?」と伝え)
「わかった、じゃあ…」(天使の兄は、父から聞いた青年の情報を伝えるも、父がした細工について話すのはやめておくことにして、話終われば「これで全部だ」と言い)
「そう、でしたか…」
(元悪魔は相手の話を聞き終われば神妙な顔をしてそう呟き、「…あの、発情期については何か聞き出せましたか?」と尋ね)
「…その発情期について、気持ちわりぃくらい最悪なことが分かった」(天使の兄は、発情期のことを話すのは細工について避けられないため、どうするか悩んでからそう伝えて、「正直、言うべきか迷ってる」と言い、ため息をついて)
「…教えてください」
(元悪魔は何があったのかと気になり、少し前のめりになりつつもそう尋ね。一方、自分は部下がいない寂しさから自身に抱きついたまま離れない青年の面倒を見ていたが、ふと思い出したように天使の兄に『レンは今のところ暴れたりはしてないよ。寂しいみたいだけど』とメッセージを送り)
「わかった、なら覚悟して聞いてくれ」(天使の兄は、元悪魔の様子を見ては、大丈夫だろうと思い、青年にされた細工について話し始めて)
「!…まさか、そんな…」
(元悪魔は相手の話を聞くと震えた声でそう呟き、「か、身体は成長しているとはいえ、彼はまだ子供です。それなのに…」と絶句して)
「だろうな、俺も親父には幻滅してる」(天使の兄は、元悪魔を落ち着かせるように背中を撫でては、「わかってると思うが、他の奴らにはこの事は言うなよ。アンジェロにも、悟られねぇようにな」と言い)
「レンさんや…ルーカス様には、どう説明をするおつもりですか?」
(元悪魔は青年や恋人である部下には話さなければならないと思っておりそう尋ね)
「問題はそこなんだよなぁ…」(天使の兄は、どう話していいのかわからず、考えても荒れてしまうのではないかと思ってしまい、「ルーカスは治ってからになるが…、あ、レンは落ち着いてるらしい」と何気なく携帯を開くと相手からメッセージが入っていて、それを見てはそう言って)
「では、レンさんからお伝えしますか…?」
(元悪魔はひとまず事実だけを伝えておくべきだと考え、「…もしかすると、もう子供が出来ている可能性もありますよね」と呟いて)
「…暴れる原因にならねぇといいが」(天使の兄は、青年が暴れないで済むのが理想的だが、話の内容的にも暴れるきっかけになる可能性もあるため、不安拭えずそう呟いて)
「…では、しっかりと拘束した状態で話しますか?」
(元悪魔は部下のように暴れる可能性があるのならば予め拘束をしてはどうかと提案し、「いずれにせよ、伝えなければならないことです」と告げ)
「仕方ない、か…」(天使の兄は、それがいいだろうと思うも、拘束する事に気が進まず、そう呟いては、相手に『少しレンと話したいことがある。今から行く』とメッセージを送り)
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