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匿名さん 2022-10-04 22:05:25 |
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「…レンにも言わないのか」
(店主は青年の細工が気になっており、心配そうに尋ねてみて。一方、元悪魔は「ええ、もちろんです」と言えば隠し部屋の機械の使い方を説明して)
「…レンにはタイミングを見て伝える他ないだろうな」(天使の兄は、店主の言葉に、青年には隠してもいずれバレると思い、タイミングを見て話すべきだと言い。一方、天使は、真剣に元悪魔の説明を聞いていて、『なるほど…じゃあ、やってみるので、間違えそうだったり変なことしてたら教えてください』と言い、慎重に採取した血を調べ始めて)
「今、レンが妊娠している可能性もあるってことだろ？」
(店主は焦るようにそう呟き、「なるべく早めに伝えてやってほしい」と頼み。一方、元悪魔は天使の彼の作業を見守り、「…そうです、その調子です」と伝え)
「…ネイに聞かねぇと」(天使の兄は、店主の言葉も最もだと思い、そう呟いて、ふと思い出しては、「…レイラに言われた、アンタがレンを大事にしてるのは知ってんのに、報告しなくて悪かった」と謝って。一方、天使は、結果を纏めつつ店主の血を調べていたが終われば、『できた…！俺、1人でちゃんとできたぁ！』と喜んで)
「…いや、もういいんだ」
(店主は相手の謝罪に対し今はそれどこではないと思いつつそう伝え、家の前に着けば「刑が軽くなるよう上に掛け合っているところだ。また何かあれば連絡する」と言いつつ鍵を開け。一方、元悪魔は「お疲れ様です。流石ですね」と天使の彼の頭を撫で)
「ああ、ありがとな」(天使の兄は、店主の言葉にお礼を伝えて「お前も俺にとって必要なんだ、また仲良くしてくれ」と言い、お辞儀をすれば家へ戻り。一方、天使は褒められ嬉しそうにして、『ロイさんがそばでサポートしてくれたからです。初めてで下手くそな俺のこと、しっかりサポートお願いします』と言い)
「いえ、これはアンジェロ様のお力ですよ」
(元悪魔は首を横に振りつつ天使の彼を褒め、「ここから先はジュリアス様にお任せしましょうか。一度休憩しませんか？」と提案し)
『…ううん、俺がやりたい』(天使は、元悪魔の任せようという言葉に首を横に振り、自分の力でやりたいと言い、『お薬が作れる程の知識は無いから、にぃ兄様に教えてもらうことになるけど、できるとこまでやりたいんです』と言い)
「…わかりました。ですが、少しは休息も大事ですよ？」
(元悪魔は天使の彼の気持ちはわかるが、流石に続けてやらせるのは良くないと思いそう伝えては「…そうだ、恋人の…ネロさんのお話を聞かせていただけますか？」と微笑んで)
『ネロの、ですか？…うーん、何から話そう…』(天使は、悪魔の相手の話が聞きたいと言われ、嬉しく思いつつ、どれから話そうか悩み、ゲームセンターや遊園地に遊びに行った話や会ったばかりの日の話を楽しそうにし始めて、『ネロ、子供だから我儘なとこはあるけど、ダメって注意したらやめるいい子なんですっ！』と誇らしげに言い)
「そうなんですね、アンジェロ様がきちんと教えてあげているからでしょうね」
(元悪魔は天使の彼の話を聞けば楽しそうにそう褒めて、「では、お家に帰ったらネロさんとどんなことがしたいですか？」と尋ねてみて)
『ネロ、俺がいないと寂しがっちゃうから、いっぱいぎゅーってしてあげたり、撫でてあげたりもしたいです…！』(天使は、悪魔の相手としたい事はあれこれ思い浮かび、楽しそうに話していて。天使の兄は、家に着くと書斎に向かって。一方、悪魔の兄は、以前調べた時に見た色と一致しているのを確認しては、これならと思い、地下から出ては兄の部屋に戻り)
「それはいいですね！他にはありますか？」
(元悪魔は天使の彼がリラックスできていることに気がつくと安心しながらもそう尋ね、兄は相手が戻ってくると「もう終わったのか？」とそちらを見ることなく聞き)
『後は、デートしたり…えへへ』(天使は色々考えていれば、キスなども浮かび、恥ずかしさからえへへと笑っていて。一方、悪魔の兄は、「ああ、終わったぞ。俺があげた石くれ」と言い、兄のそばに行き)
「…随分、変わられましたね」
(元悪魔は天使の彼の様子を見ては、研究所にいた頃相手の父から聞いていた様子よりかなり純粋になっていることに気がつきそう呟いて。一方、兄は「？ああ、そこの引き出しの中にある」と机の引き出しを指さして)
『え、なんで俺のこと知ってるの？！』(天使は、元悪魔の言葉に、なぜ自分のことを知ってるのかと驚いて。一方、悪魔の兄は、引き出しを開けて取り出すと、「じゃあ腕借りるぞ」と言い、動かない兄の左手に以前兄に渡した石を握らせ、その上から作った石を持ちつつ両手で包むようにして握り、そのまま回復させる力を流して)
「アンジェロ様のお父様がたまにお話をされていたので…」
(元悪魔はそんなに驚くことかと首を傾げつつもそう伝え、兄は左手の感覚が少し戻っていることに気がつけば「…もうそこまでにしておけ、お前の力がなくなるだろ」と声をかけ)
『お、お父様が？…俺の事嫌いなのに、なんで？意味わかんない』(天使は、父が話していたことが信じられず、むすっとしていて。一方、悪魔の兄は、兄の声が聞こえないほど集中していて、半分ほど戻すことが出来ると、兄の腕の状態を確認しては、また後日やればと思い、魔力が少ない影響で眠気があり、「…寝る、また起こせ」と言い、兄のベッドに入れば眠り始めて)
「…ご本人に言うべきではありませんが、愚痴といいますか…アンジェロ様の女癖について、話されていました」
(元悪魔は天使の彼の反応を見ては慌ててそう正直に話し、兄は若干動くようになった左手で眠る相手の頭を撫でると「…ありがとな」と呟いて)
『…見て見ぬふりしてたくせに、愚痴なんて言うなよ、バカ親父』(天使は、誰も相手にしてくれないからと周りの女の子たちに流されるままに動いていたため、知らないフリしてたのにと思い、そう呟いて、父のことは考えたくないからと、『にぃ兄様も、兄様も、スクール行く前までは優しかったんですよ！』と話していて)
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