匿名さん 2022-10-04 22:05:25 |
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「生かす…?どういう意味だ?」
(店主は相手の父の言葉に引っかかってはそう尋ね、「お前はレンに対して冷たい対応をとっていたはずだ」と言いつつ父を睨み)
「ああ、特別だから冷たくしたんだ」(父は、店主の言葉にそう言っては、「アイツを追い出した時、すぐにアイツに店を与え、能力を好きに使っていいと伝え、食べ物を定期的に与えていた」と素直に話して)
「なぜ研究所で済んだことを外でやらせた?」
(店主は相手の父を疑うようにそう問い詰め、「レンの能力をどう使おうと思っていたんだ」と段々と言葉に苛立ちが混ざってきていて)
「…他の職員共から隔離するためだ。アイツの能力でジュリアスを超えさせ、俺の妻を生き返らせた時にその能力をコピーするつもりだった」(父は、店主を見つめながら、離れさせるためと言い。天使の兄は、店主の様子を見ては、背中を軽く叩き、「少し落ち着け」と声をかけ)
「っ…ああ」
(店主は深呼吸をして気持ちを落ち着かせると、「…今、レンは発情期に入っている。この状態のレンに近づくと、独占欲…管理したいという気持ちが強くなるが、何か心当たりはあるか」と尋ね)
「発情している猫に引き寄せられるよう、仕込んでおいた。特別な猫だからな、増やしたかったんだ」(父は、青年に仕込んだことを話して、「もし猫が行為に及んだ場合、あの猫のような子が出来るように細工している。その相手が猫ならより確実だろう」と言い)
「!お前…っ」
(店主は相手の父の言葉を聞けば怒りを露わにし、「お前の細工のせいで、レンがどれだけ困っているか分かってんのか…!?」と怒鳴りつけ)
「…親父、その細工を取る事は出来ねぇのか?」(天使の兄は、店主を宥めつつ、父に対処法はないのか尋ねて。父は、「まぁ、出来んことは無いだろうが、最悪記憶が全て消えるぞ」と言い)
「記憶が…」
(店主はそれほどのリスクがあるのかと絶句しながらもそう呟き、「…結局、お前はレンを物として見ていたんだな」と落胆して)
「元悪魔のアイツも、猫も、お前らにくれてやる。俺はもう関与する気は無い」(父は、2人を見つめながら、何もする気は無いと伝えて、天使の兄は、「てめぇに言われなくても、ロイもレンも、俺の家族だ。手を出すようなら俺も容赦しない」と父を睨みつけつつ言い)
「…お前、まだ何か企んでいるのか?」
(店主は相手の父の言葉が妙に引っかかり、まさか別のことを考えているのではないかと思いつつもそう尋ね)
「脱獄して、俺の妻を蘇生させる、その為ならなんでもする」(父は、店主の言葉に、計画のことを素直に吐いていて、天使の兄は、父の言葉からふと母の遺体を見ていないことを思い出し、「母さんの遺体はどこに…?」と考え込んでいて)
「お前の妻はどこにいる、答えろ」
(店主はやはりかと考えつつもそう尋ね、「そいつを蘇生する方法はもう出来ているのか?」と相手の父を睨み)
「…俺の部屋のベッドの下。カプセルに入れてずっと隠してた」(父は、暗示の効果が薄れているのか、少し抵抗した後言い、天使の兄は、今回のことが終われば、実家を燃やした方がいいのではと思い、「なんでこんなのが親父なんだよ…」と呟いて)
「…他に聞いておきたいことはあるか」
(店主は相手の父の話を聞いては溜息をつき、幻滅している相手に他に何かあるかと聞いていて)
「いや、聞きたいことは無い」(天使の兄は、つくづく嫌に思いつつ首を横に振り大丈夫だと伝えて。父は、「もう二度と俺に関わるな」と言い)
「それはこっちの台詞だ」
(店主は最後に一度思い切り相手の父の腹を蹴ると、「終わりだ、帰るぞ」と言い部屋を出て。一方、元悪魔はコーヒーを飲み終わると天使の彼の元へ向かい)
「…親父、俺と弟たちを育ててくれた事、リアンを捨てずに連れて来てくれたことは感謝してる。だが、家もなくなるから、気兼ねなくくたばってくれよ」(天使の兄は、蹴られて蹲る父のそばに行くと言いたいことを伝えてから部屋を出ていき、店主と共に施設の外に出ては、「お前、何したら親父をあんな素直に吐かせられるんだよ。ま、詳しくは聞かねぇけど」と言い。一方、天使は書斎で血の調べ方や薬の作り方を必死に調べていて)
「…それが俺の能力だからな」
(店主は大まかに能力だとまとめると、「お前、この事はアイツらにも話すのか?」と聞きつつ家に向かって。一方、元悪魔は「…アンジェロ様、何かお手伝いできることはありますか?」と声をかけ)
「ロイは気にしてるだろうからな。アンジェロたちには言うつもりはねぇよ」(天使の兄は、全てを話すことは出来ないが、気にしているであろう部分だけを元悪魔に伝えると言い。一方、天使は、元悪魔の声で顔を上げては、『!ロイさん、おかえりなさい。この血の調べ方見てるんですけどいまいち分かんなくて…教えてくれませんか?』と尋ね)
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