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匿名さん 2022-10-04 22:05:25 |
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「…好意で間違いありませんね？」
(元悪魔は相手の父の反応を見てはまさかと思いつつ、確かめるようにもう一度聞き直してみて。一方、兄は「…変に遊んで壊すなよ」と言いつつ石を1つ渡してみて)
「好意があろうとなかろうと、お前には関係ない！」(父は、元悪魔に圧をかけるようにして言い、「これ以上お前と話すことは無い、さっさと帰れ！」と言い、元悪魔を追い出して。一方、悪魔の兄は、「わかってるっての」と言い、部屋を出ては邪魔が入らないようにするために地下室に行き、早速始めて)
「っ…また来ますから！」
(元悪魔は聞こえるかは分からないがそう告げてから施設を後にし、相手にメッセージであまり話せなかったことを伝え)
「…早く抜け出さんとな」(父は、元悪魔が去った後、そう小さく零して。一方、天使の兄は、『そうか。聞きたかったことは聞けたのか？』とメッセージを送り)
「…」
(元悪魔は自身が尋問に向いていないことに気がついており、落ち込みながらも相手に『いえ、それも…』と送りつつ家に着けばすぐ自身の部屋へ向かい)
「…ロイ、帰ったのか？」(天使の兄は、部下の様子を見たりしていたが、元悪魔が家に帰ってきた気がしては、元悪魔の部屋に行き、ノックをしつつそう声を掛けて)
「！…ジュリアス様…」
(元悪魔はベッドに寝転がり溜息をついていたが、相手から声がかかれば慌てて扉を開け「すみません、せっかく面会の機会を作ってくださったのに…」と落ち込んだ様子を見せていて)
「…親父に何かされたか？」(天使の兄は、珍しく落ち込んでいる様子に、じっと見つめてはそう尋ねて、「お前が話したくねぇならいい、無理に聞く気はねぇ」と言い)
「い、いえ…その…」
(元悪魔はどうにか説明をしようとするも涙目になってしまい、「…私、ジュリアス様のお父様がレンさんをどう思っているのか、聞きたくて…でも、上手く聞けなくて…っ」と必死に伝えていて)
「…、ゆっくりでいい、話してくれ」(天使の兄は、元悪魔の様子を見ては、すぐに部屋の中に入り、ソファーに座らせては、元悪魔の背中を撫でて、落ち着かせてあげていて)
「す、すみません…」
(元悪魔は相手が自身のために時間を割いてくれていることが申し訳なくなり、店主の家での会話や相手の父との会話をなるべく分かりやすく伝えて)
「…そうか、考えてもなかったが、親父の反応的にも可能性はあるな」(天使の兄は、黙って元悪魔の話を聞いていて、今まで思ってもみなかったが、可能性はありそうだと思い、そう言って、「俺にはより話さないだろうし、お前でダメなら、アイツに頼んでみるか…」と呟いて)
「アイツ、とは…？」
(元悪魔はハンカチで涙を拭いながらも首を傾げてはそう尋ね、「あの方がレンさんに好意を抱くような方とは思えないのですが…」と呟き)
「さっきお前とアンジェロが会ってた奴だよ、以前レンを狙う天使を捕まえて連れてった時、あいつに任せたら全て素直に吐き始めたんだ」(天使の兄は、以前店主がすべて吐くようにしてくれたことから、もしかすれば有効かもと思い、そう言って、「何をしてるかは知らねぇが、俺よりは話してくれる可能性ありそうだからな」と言い)
「！なるほど…」
(元悪魔は相手の提案に納得したようにそう呟けば、「ですが…あの方はジュリアス様のお父様を嫌いだと仰っていたので、どうでしょうか…」と眉を下げて)
「どうなるかはわかんねぇが、無理なら諦める他ないだろうな」(天使の兄は、父がしたことを考えれば店主が嫌うのも納得でき、頼んでみるが、断られればそれまでだと言い、「コーヒー淹れてきてやる、少し待ってろ」と言えば立ち上がり、部屋を出てはキッチンに行き、コーヒーを淹れ始めて)
「…はい」
(元悪魔はどうしても諦めたくないと思っており、相手が席を外している間に電話をしようと思ったがあまり勝手なことをするべきではないと考えては溜息をつき)
「確かアイツら用に用意したチョコが…あった」(天使の兄はコーヒーを淹れれば、元悪魔が好きだからとチョコも持っていこうと思い、それを見つけると、カップと一緒に持って行き、部屋に入れば、「お待たせ、お前甘いの好きだっただろ。チョコもやる」と言いつつ、元悪魔の前に置いてやり)
「…ありがとうございます」
(元悪魔はコーヒーとチョコを受け取るとそう呟き、「ジュリアス様は、お父様の狙いは何だと思いますか…？」と首を傾げ)
「親父の狙い…レンの何かを使えると思ったか、無意識に好意を抱いたかのどちらかだと思ってる」(天使の兄は、元悪魔の質問に、少し考えてみて、可能性のありそうなものを言い、「親父は目的のためならなんでもする、好意がないならそれくらいしか思いつかねぇな」と言い)
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