匿名さん 2022-10-04 22:05:25 |
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「!…すみませんでした」
(元悪魔は相手が戻ってくれば深く頭を下げながらそう謝り、悪魔は『ふーん…』と彼の話を聞き流しつつこっそり着いて行こうかと考えていて)
「それはルーカスを止めれなかった事か?それとも、煽ったことか?」(天使の兄は、元悪魔の謝罪を受ければ、淡々と言い。天使は、『に、にぃ兄様、ロイさん怒んないであげて…!』と必死に庇うために伝えていて。一方、悪魔は「…同じ俺だから教えてやるけど、ネロが悪いことしたら、好きじゃなくなっちまうから、お利口にしてような」と見透かすように言い)
「…どちらも、です」
(元悪魔は相手に顔向けができず頭を下げたままそう呟き、「挑発をすればルーカス様がその気になるという私の浅はかな考えの問題です。本当に申し訳ございません」と再び謝って。一方、悪魔は『…はぁい』と返事をすれば渋々ベッドに戻り)
「…わかっているならいい、今回は許してやる。だが、2度目はないぞ」(天使の兄は、元悪魔の様子をじっと見つめてはそう言っては、「時間も遅い、お前らも今日は休め」と伝えて、部屋へと帰っていき。一方、悪魔は、暫く勉強を続けていたが、ある程度進めると止めて、部屋に一度戻って鞄に入れてはすぐに戻り、悪魔の相手のいるベッドに行けば、「ネロ、一緒に寝よ」と声を掛けて)
「…ありがとうございます」
(元悪魔は相手が部屋に帰って行くまで頭を下げ続けており、足音が聞こえなくなる頃に頭を上げると「アンジェロ様、おやすみなさい」ととぼとぼと部屋に戻って行き。一方、悪魔は『…しょーがないなぁ』と呟けば彼をベッドに入れてやり、自分は青年の身体を洗ってやればそのままベッドに運び眠りについて)
『!…あ、あのっ、一緒に寝てもいいですか…?ネイ帰っちゃったし、不安で…』(天使は、元悪魔の様子に、1人に出来ないと思い、そう声をかけて。一方、悪魔は、素直に入れてくれる様子に、やはり寂しいのだろうと思い、「ありがとう、じゃあおやすみ」と言い、悪魔の相手の隣に寝転んで)
「?ええ、大丈夫ですが…」
(元悪魔は天使の彼の誘いに珍しいなと思いつつそう答え部屋に入ると、「私はソファーを使いますので、アンジェロ様はベッドをお使いください」と言いつつ毛布を用意して。一方、悪魔はしばらく彼の顔を見つめていたが、そろそろ寝ただろうかと思えばしがみつくように抱きしめて眠り始め)
『…ロイさんがベッド使ってください。俺、ソファーくらいなら全然寝れるので』(天使は、少し安堵しては、小さい頃、床で寝たりすることも多かったこともあり、元悪魔にベッドを使うように伝えては、ソファーに寝転んで、『おやすみなさい、ロイさん』と言って眠り)
「…」
(元悪魔は天使の彼が眠り始めるとその身体を抱き上げベッドに寝かせてやり、「おやすみなさい」と呟けばその隣に寝そべり守るように寝始めて)
「…?」(悪魔は、朝になり目を覚ませば悪魔の相手を起こさないように起きようとしたが、しがみつかれていることに気付き、少しきょとんとしたが、ふっと笑って、軽く頭を撫でてやり、「離してくれるとありがたいんだけどなぁ」と呟いて。一方、天使の兄は、早くに目を覚ますと、キッチンに行き、慣れないながらに全員分の朝食を作っていて。天使は、未だ気持ちよさそうに眠っていて)
『ん…あん、じぇろ…』
(悪魔は彼に撫でられ目を開けるも天使の彼と勘違いしており、首に手を回せば何度かキスをして。一方、元悪魔は目を覚ますと朝食の用意をしようとキッチンへ向かうも、そこに居た相手を見ては気まずそうに目を逸らしながら「…おはようございます」と伝え)
「…寂しいよな、ごめんな」(悪魔は、キスをされると、勘違いしてると分かり、申し訳なさそうに言い。一方、天使の兄は、「おはよ。悪い、今回は失敗しちまった」と普段通りに言い、いつもより焦げたフレンチトーストを見せて)
『?アンジェロはしてくれないの…』
(悪魔は寝ぼけたまま彼がキスをし返してくれないことを疑問に思いそう尋ね、元悪魔は「…いえ、私たちのために作ってくださっただけでありがたいです」と伝えて)
「ネロ、ちゃんと起きろ」(悪魔は、キスをしてやるべきか悩んだが、背中を叩いてやりつつ声を掛け。一方、天使は、目を覚ませば、寝ぼけつつぬいぐるみに『おはよぉ、ぬいぐるみさん』と言い、撫でていて)
『ん…あれ、アンジェロは…』
(悪魔はようやく目を覚ますも天使の彼がいないことに気がつけばしょんぼりとしてしまい、元悪魔は配膳を終えると「では、アンジェロ様を起こしてまいります。ルーカス様は…?」と尋ねてみて)
「早く、戻れるように頑張るからな」(悪魔は、自分のせいでと思えば申し訳なくなり、そう伝えて頭を撫でてあげていて。一方、天使の兄は、「ルーカスには俺が持っていく、拘束は解いてやれない分、食べさせたりしないといけないからな。お前らは先に食っててくれ」と言い、部下の分を持つと、部下の部屋へと行き)
『うん…』
(悪魔は天使の彼に擦り寄りながらもそう呟くも、『はやく戻りたい…』と涙目になっていて。一方、元悪魔は天使の彼を呼びに部屋に戻ると「アンジェロ様、朝食が出来上がりましたよ。起きてください」と声をかけ)
また4人で暮らせるから…泣かないで(悪魔は、泣きそうな悪魔の相手をあやしつつ、携帯で兄に、『ネロの部屋来て』とメッセージを送り。一方、天使は、ぬいぐるみを抱きしめうとうとしていたが、元悪魔の声で目を覚まし、ぬいぐるみを抱えつつ部屋から出て、『ロイさん、おはようございます』と笑顔で言い)
「…何の用だ」
(兄は既に起きており朝の支度をしていたが、彼からのメッセージが入れば何かあったのかと心配になりすぐに部屋へ向かい、悪魔は泣き始めてしまっていて。一方、元悪魔は「ジュリアス様がフレンチトーストを作ってくださりましたよ」と微笑んでは天使の彼を先に行かせ、自身は部下の部屋に向かうと小窓から様子を見ていて)
ネロ、アイツに会いたい、人間界に戻りたいって泣いちゃって…(悪魔は、必死にあやそうとしているも上手くいかず、困りつつ兄に伝えて、「俺、スクールあるから、俺が戻るまでネロの事見ててくんない?」と頼んで。一方、天使は元悪魔の言葉に驚いて、リビングに行くと机に並んだ焦げたフレンチトーストがあり、『…ほんとに、にぃ兄様が?』と呟いていて。天使の兄は、未だ若干抵抗する部下に少し強引だが食べさせていて)
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