匿名さん 2022-10-04 22:05:25 |
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「だ、だめ!」
(青年は天使の彼の言葉を聞けば慌ててそう止め、「お薬出来たら、ルーが俺のこと好きじゃなくなっちゃう…」と涙目になり)
『…レンくんはお薬飲んだら、どうなると思うの?』(天使は、青年の様子を見ては、どうなると思ってるのか尋ねて、『レンくんの事がどうでもよくなると思ってるの?』と言い)
「ち、ちがう!…でも、今より好きじゃなくなっちゃうでしょ…?」
(青年は部下の関心が薄れてしまうことを恐れており、ぽつりとそう呟いては「だからだめ。ルーはずっとこのままなの」と伝えて)
『で、でも、また暴れちゃったら…』(天使は、青年の気持ちもわからなくはないものの、部下がまた暴れてしまうことを危惧していて)
「大丈夫だよ、俺がずっと傍にいるもん」
(青年は頬を膨らませつつも言い返すと、「アンジェロだって、もしネロがそうだったら同じことするでしょ…?」と確かめるように尋ね)
『ネロが…んー…』(天使は、悪魔の相手が部下のように嫉妬深くなっているのを想像してみては、『元々嫉妬する子だからわかんないけど、ネロが困ってたり、治したいって思うなら治してあげたいし、このままでいいって言うなら放っておくかな』と言い)
「…じゃあ、ちゃんとルーに聞いた方がいいってこと?」
(青年は天使の彼の話を聞いてはそう尋ね、「じゃあ、自分が嫉妬するようになっちゃったら…治してほしいって思う?」と聞いてみて)
『んー…ネイたちも含めて、誰とも会えないくらい嫉妬しちゃうなら治して欲しいかなぁ』(天使は、自分ならと考えてみては、悪魔の相手を合わせたくないと思うのであれば困るなと思い、そう言ってみて)
『うん、行ってらっしゃい』(天使は、青年を見送って、『君も行こ』とぬいぐるみに言うと、抱き抱えたまま、相手のいる書斎に向かって。一方、部下は、少し話して恋人も帰ったため、やることもなくぼんやりとしていて)
「…ルー、入るね」
(青年は部屋に戻ると部下の傍に行き、「…ルーは、治したい?」と尋ねてみて。一方、自分は天使の彼が戻ってくると「おかえり、レンと話せた?」と聞いてみて)
「?治したいって、何を?」(部下は、青年が戻ってきて、突然の質問にきょとんとしながら尋ねつつ、擦り寄っていて。一方、天使は『うん、ちゃんと仲直りしたよっ!レンくんはね、ルーくんの治したくないんだって。好きじゃなくなっちゃうからって』とぬいぐるみの手を弄りながら話して)
「その、独占欲…?」
(青年はどう説明していいか分からずそう伝えると、「俺は治したくないって思うけど、ルーが治してほしいならそうする…」と尻尾を下げ。一方、自分は「そっか…まあ、2人次第だよね」と言いつつぬいぐるみの頭を撫でて)
「んー…レンが嬉しそうだから治したくないけど、このままじゃほんとに俺がよくない天使になりそうだしなぁ…」(部下は、どうなのかを悩みつつ、青年な為だけを考えるならこのままでもと思うが、せっかく出来た青年の友達を奪うことになる気がしていて。一方、天使は、『ネイだったらどうする?悪魔の俺が、ルーくんみたいに嫉妬深くなったら』と質問してみて)
「…」
(青年はきっと治したいと言われるのだろうと思い構えていたが、涙が溢れ出てきてしまい。一方、自分は「んー…難しいなあ」と呟き、「他の人に危害を加えちゃうなら嫌だけど、俺だけを見てくれるならいいかな」と伝えてみて)
「えっ、レン?!どうしたんだよ、急に…」(部下は、どうすべきか決めかねていたが、青年が泣き出してしまえば、拘束されて動きにくいなりに青年を抱きしめようとしていて。一方、天使は、『もし暴れたら?』と質問してみて)
「だ、だって…ルー、治っちゃうのやだぁ…」
(青年は部下に抱きつきながらもそう泣き続けていて、自分は「そしたら責任もって治すかなぁ。また暴れちゃうかもだし…」と呟いて)
「!…じゃあ、もし治せるなら、いつでも治せるようにだけしておいて、また暴走しちゃったら治す…というのはどうかな?」(部下は、青年の頭を撫でてあげながら、ふと思いついたように提案してみて。一方、天使は、悪魔の相手が暴走して誰かを攻撃したらと考えたが、『…恋人が暴れて誰かを傷つけるとこは見たくないな』と呟いて)
「…」
(青年はまたすぐ暴走してしまうだろうと思っていたためなかなか頷けず、自分は「だね、俺も見たくない」と言いつつ本を片付けていて)
「…嫉妬するのは減るかもだけど、レンをいっぱい甘やかすから…だから、それでもダメ?」(部下は、青年の様子から、いずれ治す羽目になるならと思い、青年に約束するように伝えて。一方、天使は『やっぱり、にぃ兄様くらい知識ないと作れないのかな…』と呟いて)
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