匿名さん 2022-10-04 22:05:25 |
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「…はい、これみんなにあげる!」
(青年はお菓子のお礼と言うように絵を覗き込んでいた社員に渡し、元悪魔は恥ずかしそうに世話係と歩いていて)
「そういうの、迷惑だからやめてくんない?」(部下は、その男性を睨みつけながら言えば、怯んだらしく、その隙に席に戻り。一方、世話係は、自宅が近付くと緊張してきてしまい)
「うん、尻尾生えてるんだよ」
(青年は描いた絵の説明をしつつ、尻尾について聞かれたため嬉しそうにそう伝え。一方、元悪魔は「…大丈夫でしょうか」と緊張気味に話し)
「あ、絵出来たの?」(部下は、席に戻れば、青年と社員話しているのを見て、そう声をかけて。一方、世話係は、「大丈夫ですよ、怖い人ではないですし…!」と慌てたように、落ち着かせるように言い)
「うん、描けた!これはルーの分ね」
(青年は部下が戻ってくれば嬉しそうに振り向き、自身の描いた絵を見せると「上手でしょ!」と自慢げに伝えて。一方、元悪魔は「は、はい…」と呟いては世話係に続いて家に入り)
「すっごく上手いね、ありがとう!」(部下は、青年から受け取った絵を見ては、嬉しそうにしては、そのまま抱きついて。一方、世話係は、家に上がり、主人の天使を見つけては、「ただいま戻りました、連れてきましたよ」と伝え。主人の天使は、「よく来てくれたな、急で悪かった。遠慮なく座ってくれ」と愛想のいい微笑みを浮かべながら、ソファーを指しながら言い)
「わ、えへへ…」
(青年は部下に抱きつかれると嬉しそうに抱きしめ返し、元悪魔は「し、失礼いたします。こちら、大したものではありませんが…」と椅子に腰掛け手土産を差し出し)
「でしょ、レンも俺も可愛いからね」(部下は、嬉しそうに青年を抱きしめ、擦り寄ったりしていたが、社員から、お似合いだと言われると、自慢げに言い。一方、主人の天使は、手土産を受け取っては、「わざわざありがとな。別にお前らの事に口出したりって訳じゃねぇし、リラックスしてくれていいからな」と伝え。世話係は、「何か淹れてきますね。ロイ様は、何がよろしいですか?」と尋ねて)
「でも、ルーはかっこいいんだよ!」
(青年はきっと他の社員はかっこいい部下を知らないだろうと思い自慢げにそう伝え、元悪魔は「え、ええと…紅茶でお願いします」と伝えつつも緊張から固まっており)
「言っとくけど、レンに何かしようものなら、ジュリアス先輩が黙ってないからね?」(部下は、青年の自慢に嬉しそうにしていたが、先程の男性が来ては、遠回しに青年を貶すような言葉を言われると、そう言って。一方、世話係は、了承し行こうとしたが、主人の天使に止められ、「こいつが固くなってる、お前がいてやれ。俺が淹れてくる」と言われたため、頷けば元悪魔の隣に座って)
「…?」
(青年はなぜ部下が怒ったようにそう言っているのか分からず、首を傾げつつも仲良くしようとその男性に手を伸ばし。一方、元悪魔は「す、すみません、こんなつもりでは…」と若干泣きそうになっていて)
「…こいつ、俺の事好きなんだって」(部下は、青年が仲良くしようとしているのに気付くと、耳元でそう言って。一方、世話係は、元悪魔を抱きしめては、「大丈夫ですから、落ち着いてください」と言い、背中を撫でてあげて)
「!…やだ」
(青年はようやく状況を理解すると、慌てて手を引っ込め耳を畳みながら威嚇をし。一方、元悪魔は「あ、ありがとうございます」と言いつつも深呼吸をして)
「ごめんね、レンは俺の事大好きなんだ」(部下は、理解したらしい青年が威嚇し始めれば、男性に笑顔を向けながら言い、「これでわかったでしょ?もう俺には関わんないでよね」とぷいっと顔を背けながら言い。一方、世話係は、「いきなりご主人様に会う事になったんです、無理もありませんよ」と言い、優しく背中を撫でてあげていて)
「みゃっ!?」
(青年は得意げに部下に抱きついていたものの、苛立った様子の先程の男性に尻尾を引っ張られては悲痛な声を出し。一方、元悪魔は「そう、ですよね」と言いつつ少しずつ落ち着けば息を吐いて)
「手を離せ、レンに触れるな」(部下は、青年の尻尾が引っ張られたとなれば、強く怒りを露わにして、その男の青年の尻尾を引っ張る手を思いっきり捻って離させて。一方、世話係は、「本当にただ会話をしたいだけのようですから。ジュリアス様とお話なされる時と同じように話してみてはいかがでしょう?」と提案してみて)
「るー…」
(青年は必死に部下にしがみつくも、その瞳は再びピンク色になり始めてきており。一方、元悪魔は「は、はい…頑張ります」と頷いては世話係の主人が戻るのを待ち)
「!…レン、薬飲んで」(部下は、どうやり返そうか考えていれば、しがみつく青年の瞳の色がピンクになっている事に気付き、急いで水の入ったペットボトルと、新しくもらった薬を渡して。一方、主人の天使が戻れば、「お待たせ、もし必要だったら使ってくれ。足りなかったらシオンにでもいいから、言ってくれ」と伝えながら2人の前に、カップと砂糖を置いてから、自身の分を持ちつつソファーに座り)
「う、ん」
(青年は渡された薬を一気に飲み込むと、ぐったりしたように部下にもたれ掛かり。一方、元悪魔は「ありがとうございます、いただきます」と言えば早速紅茶を飲み始め)
「…ごめん、帰る!」(部下は、青年の様子を見ては、荷物を持てば抱き上げて、そう伝えてから職場を飛び出し、「レン、ごめんね…」と謝り、家ではなく店主のいる店へと向かっていて。一方、主人の天使は、元悪魔の様子を見つつ、「どうだ?口に合えば嬉しいんだが」と言い)
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