匿名さん 2022-10-04 22:05:25 |
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「…ジル、大丈夫って言ってる?」
(青年は焼き上がったマフィンにデコレーションをしながらも、部下が電話をしていることに気が付くとそう尋ね。一方、元悪魔は世話係から聞いたメニューをメモしては「ありがとうございます、今度作ってみますね!」と笑顔を見せ)
「…そうなんですね、わかりました」(部下は、許可を貰って、天使の兄から人間界に少しの間残ることを伝えられ、そう返事をしては電話を終え、「俺なら信頼できるし問題ないって。でもなんか、問題起きてるから暫く人間界いるみたい」と伝えて。一方、世話係は、「ロイ様とヴィクトール様は信頼関係がしっかりされているご様子でしたので、きっと喜んで頂けそうですね」と元悪魔の手を握りながら言えば、「頑張ってくださいね」と言い)
「そうなんだ…」
(青年は問題と聞くと自分や悪魔に何かあったのではないかと心配するも、ひとまず仕事場に行けることだけを考えようと思ってはマフィンを持って部下の元へ向かい。一方、元悪魔は手を握られると顔を赤くしつつ「は、はい…」と返事をして)
「何があったかは知らないけど、きっと大丈夫だよ」(部下も心配はあるものの、天使の兄がいるからと大丈夫だと言い、青年の持ってきたマフィンを見て、「わ、可愛い…!」と目を輝かせて言い。一方、世話係は、元悪魔の様子にきょとんとしたが、ハッとしてはすぐに手を離し、「す、すみません…!つ、つい手に触れてしまって…!」とわたわたとしながら言い)
「くまさんのマフィンだよ!」
(青年はマフィンを部下に渡しながらもそう伝え、早く食べてと急かしていて。一方、元悪魔は「い、いえっ!…その、私たちは…」と以前世話係に襲ってもらったことを思い出してはより顔を赤くして)
「ちょっと待って、写真撮るから!」(部下は、目を輝かせたまま、パシャパシャと何枚も写真を撮り、携帯を置くと、「じゃあいただきます」と言い、一口食べて。一方、世話係は、元悪魔の雰囲気からなんとなくわかり、こちらも顔を赤く染め、俯いてしまい、「お、お弁当も完成致しましたし、行きましょうか」と話題を逸らすように言い)
「どう?おいしい?」
(青年はマフィンを食べる部下をじっと見つめながらもそう尋ね、元悪魔は「そっ、そうですね!」と弁当を保冷バッグに入れては出かける支度を進め)
「うんっ、すっごく美味しいよ!」(部下は、幸せそうにマフィンを食べながら言い、「レン、俺の我儘聞いてくれてありがと」と言い。一方、世話係は、鞄を持っては、「お弁当、私がお持ちしますね」と伝えながらお弁当の入った保冷バッグを持ち)
「やったあ!」
(青年は味を褒められると嬉しそうに「あのね、一つだけ中にホワイトチョコが入ってるんだよ」と伝え。一方、元悪魔は「あ…ありがとうございます」と伝えてはレジャーシートを持ち家を出て)
「そうなの?どれだろ」(部下は、その言葉を聞き、ワクワクとしていて、食べ終われば「美味しかった、ありがとう、レン」と言い、抱きついて。一方、世話係は、元悪魔と共に家を出て、公園へ歩いているが、先程のこともあり、僅かに緊張してい)
「えへへ、いいよ」
(青年は上機嫌に抱きしめ返すと「ほら、早く行こ!」と仕事場に行きたいと話し。一方、元悪魔は話す話題に困りながらも「…今日はお天気がいいですね」と呟いて)
「うん、行こう」(部下は、青年の言葉に頷き、そう言って支度をして、早速向かうことにして。一方、世話係は、「そ、そうですね。とても、気持ちいいです」と言い)
「ルーの仕事場って、結構遠くにあるんだね」
(青年は部下と共に家を出て、仕事場に向かいながらもふと思ったことを呟いてみて。一方、元悪魔は「ええと…」と次は何を話そうかと思っていたところ、良さげな芝生を見つけたため「ご、ご飯!そこで食べませんか…?」と首を傾げ)
「まぁそうかも」(部下は、青年の手を繋いで仕事場へ歩きながら言い、そうして着くと、仕事の確認しては、捕獲した悪魔の討伐とあり、「よりによって…」と呟き。一方、世話係は、どうするか困っていたが、元悪魔の提案に、ハッとしては、「そ、そうですね!そうしましょう…!」と言い)
「…ルー、なんのお仕事?」
(青年はすれ違う職場の天使に顔を見せないようにしつつ歩いては、部下の声を聞いてそう尋ね。一方、元悪魔はレジャーシートを敷くと「シオン様、どうぞお座り下さい」と声をかけ)
「…捕まえられた悪魔を倒す仕事みたい」(部下は、青年にそんな場面は見せられないと思いつつ言い、「レンも、見るの嫌、でしょ?」と尋ね。一方、世話係は、元悪魔の敷いてくれたレジャーシートに、「ありがとうございます、では失礼します」と言いながら座り、お弁当を広げて)
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