匿名さん 2022-10-04 22:05:25 |
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「…よかった」(部下は、青年の言葉に安堵しつつ言い。一方、悪魔は、「ありがと」と嬉しそうに言いつつ食べ進め)
「ルー、俺お腹空いた」
(青年は少し気持ちが落ち着いたようで、部下の目をしっかりと見つめながらもそう伝え。一方、元悪魔は家に辿り着くとすぐに天使の兄の部屋へ向かうも、姿が見えず首を傾げて)
「じゃあ、俺がなにか作ってあげる」(部下は、青年を離すと、そう提案しては、「何食べたい?」と尋ね。一方、天使の兄は、部屋に戻れば元悪魔を見て、「帰ってたのか、薬は貰ったか?」と尋ね)
「ルーが作るものなら何でも…」
(青年は特に食べたいものが思いつかずそう伝えると、「でも、ルーにあーんしてほしい」と付け加え。一方、元悪魔は慌てて鞄の中から抑制剤を取り出すと「は、はい!こちらが抑制剤です」と渡し)
「じゃあ、パスタにしようかな」(部下は、頷きながらそう言っては、青年と共にキッチンに行き、作り始めて。一方、天使の兄は、抑制剤を受け取ると、「ありがとな、隠し部屋にいるから、何かあったら来てくれ」と伝え、パソコンを持てば隠し部屋に行き)
「えへへ、美味しそう」
(青年は部下の様子をじっと見つめながらもそう呟き、元悪魔は「…はい、かしこまりました」と伝えた後、先程の部下の様子を伝えようと考えたが相手が出て行ってしまえば諦めたように溜息をつき)
「…よし、出来た」(部下は、キッチンに行き材料を出せば手際よく作り始め、完成すると嬉しそうに呟き。一方、天使の兄は、隠し部屋に着くと、早速成分などを解析し始め)
「ねえ、はやくー」
(青年はもう待てないと不満げに部下に訴えかけており、先にリビングのテーブルへ向かい。一方、自分は食べ終えると「ねえ、今度はどこ行く?」と尋ね)
「お待たせ」(部下は、青年の前に置いてあげつつ言うと、隣に座り、フォークを持つと、一口分を巻いては、「はい、どーぞ」と差し出して。一方、悪魔は、食べ終わると満足そうにしていたが、「どこ行こっか…」と言いつつ考えていて)
「いただきます!」
(青年は部下に差し出されたパスタを食べては満足げに「うん、おいしい」と微笑み。一方、自分は「ネロたちが待ってるし、もう帰ってもいいけど…」と言いつつ時計を見て)
「ほんと?よかった」(部下は、嬉しそうにしながら、青年に食べさせてあげていて。一方、 悪魔は「そうだな、特に行くとこもないし、帰るか」と言い)
「…ねえ、もっと」
(青年は部下に向かって何度も口を開きながら食べさせてもらうよう強請り、尻尾を腕に巻き付けたりなどしていて。一方、自分は「家帰ったら旅行の予定立てちゃう?」と微笑みながらも会計を終わらせては帰路に着き)
「いいよ、いっぱい食べさせるね」(部下は、幸せそうにしつつ青年に食べさせつつ、自分も食べていて。一方、悪魔は、「いいね、そうしよ!」と言い、相手の手を握りながら家へ向かって)
「ねえ、俺ルーお仕事のとこ行きたい」
(青年は満腹になり部下に寄りかかっていたが、感情が落ち着いたためかふと思い出したようにそう伝え。一方、自分は家に着くとすぐに上着をハンガーにかけて)
「…忘れてもいいのに」(部下は、青年の言葉に、無意識に呟き、すぐにハッとして、口から出た言葉に驚きつつ手で口を押え、困惑の表情になっていて。一方、悪魔は、帽子や鞄を片付けては、青年に連絡しようと思い、ベッドに座ると、『ネロと天使の俺が、2人に会いたいって言ってんだけど、遊び来れそう?』とメッセージを送り)
「ルー…?」
(青年は部下の困惑した様子を見てはどうしたのだろうかと首を傾げるも、彼からのメッセージに気がつくと「あ、ネロたちが俺たちと遊びたいって!俺、行きたいなあ」と微笑んで)
「!…そ、そっか」(部下は、悪魔の相手らが会いたがってると聞き、少し胸がモヤモヤとして、そう言っては、「ごめん、電話してくる」とだけ言い、部屋に戻れば、元悪魔に電話をかけ)
「?う、うん…」
(青年はリビングから出て行く部下を見送りながらそう呟くも、だんだんと部下の姿が見えないことで不安になってきており、放置されていた部下の上着をぎゅっと握りしめて。一方、元悪魔は部下からの電話に気がつくと「はい、ロイです。どうかなさいましたか?」とすぐに出て。)
「ロイさん、俺もうダメです…」(部下は、元悪魔が出ると、ダメだと言い、青年を仕事に連れて行った時に他の人を見て欲しくないこと、悪魔の相手たちと青年を会わせたくないことを素直に話して、「どんな方法でもいいですから、助けてください。このままじゃ、レンを悲しませちゃう」と言い)
「!…今、ジュリアス様が抑制剤をより強力な物へと変えてくださっています。それが完成するまで、どうにか持ちこたえられませんか…?」
(元悪魔は部下の声を聞けば余程切羽詰まった状況なのだろうと察するも、今すぐにはどうすることも出来ずそう伝え。一方、青年は部下がなかなか戻ってこないことで更に不安になり、リビングの中にある部下の匂いがするものを全て集めるとそれらを抱きしめながらソファーに横になり)
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