匿名さん 2022-10-04 22:05:25 |
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あー…なるほどな、通りでお前から悪意は感じねぇわけだ(相手の想定内の言葉に合点がいき、ひとり納得しては、「ネイ、お前の当たり前が俺や他の奴には非常識になる事が多いかもしれねぇ。でも、俺といるなら無知なお前に教えてやる。どうする?」と相手に真剣な表情で見つめながら言い)
俺ってそんなに非常識なのか…?
(今まで自分にとって当たり前だったことがどうやら違うらしいと分かると、不安げに彼の顔を覗き込みながらそう尋ねた。確かに人間界での仕事はしないとしてもこれから独り立ちをする必要はあるだろうし、これまでの生活が非常識であるなら親父たちよりも彼に教えてもらった方が良いとさえ思っていた。)
できるならアンタと一緒にいた方が良いのかもしれない…でも、親父たちに1回会わないとあいつらが心配する
まだ荷物のことしか知らねぇし、憶測でしかねぇけどな(相手がどれだけ世間知らずかはまだ分からないため、自分の憶測でしかないと伝えては、一緒にいた方がいいと言う相手に、「俺が説得させんのがいいかもしんねぇけど、会うわけにいかねぇし、上手く言えそうか?」と尋ねて)
多分、大丈夫だと思う
(1人で彼らを説得することは正直無茶だと思っていた。買い物に行くのも、散歩をするのも、全て1人ではだめだと言う彼らをどう説得すればいいのか分からない。しかし、ここで言わなくては成長できない気がする…と多少不安ではあったが伝えることを決心する。その前に彼らを探さなければならないが…)
絶対俺が天使だって口が滑っても言うなよ
もし言ったら、お前は家族に軟禁されて、俺も倒されるからな(説得は自分にはどうしようも無い為、相手に一任する事にして、相手を過保護に育てるような家族ならやりかねない事を例に出して言わないように釘を刺し、「とりあえず、お前の家族探さねぇとな」と言っては相手の手を引いて路地裏に行くと、「んじゃ、飛ぶぞ」と言い)
…なん、きん…ってなんだ?
(彼の口ぶりからして、何となくその軟禁というものは悪いことなのであると察する。そうならないためにも精一杯出来ることをしなくては…そう思い彼に抱えられながら空から家族を探していると、ふと父らしき姿を見かけ「ここで下ろして」と彼に頼んだ。)
軟禁っつーのは、二度と俺と会えねぇってこと(相手を抱えながら探しつつ、教えてあげ、見つけたのか下ろせと言われると、その近くの人気のないところに降り、「じゃあ俺は適当にぶらついてるから、終わったら来いよ」と言い)
…それはやだ
(キュッと彼の服の裾を掴み、わがままを言うようにそう呟くとより一層気合が入ってきた。深く息を吸うと、行ってくると彼に告げ父の方へと走っていく。自分の姿を見るなり心配したんだぞと頭を撫で甘やかしてくる父に人間界に残りたいと言うのはかなり酷なことであった。しかし言うしか選択肢はない…お前には人間界は早すぎたな、と兄を呼び帰ろうとする父に「…俺、人間界に残る。ここで色々なことを学びたい」と告げた。)
…俺、いつになったら倒せんだろう(特にすることもない為、ただ呆然と空を見上げて呟き、追放されて暫く経ったが、人間界が楽しく、それなりに楽しんでいれば、倒すことが出来ておらず、仕舞いには悪魔である相手に興味を持ってしまい、もうしばらくは倒せないだろうと思っていれば、その容姿から女の子に囲まれ、愛想笑いを浮かべつつ断るように曖昧に返事をしていて)
っ、だ、から、帰らないって言ってんだろ!
(もちろん彼らがそれだけで人間界に留まることを許してくれる訳がなかった。どう説得しようかと迷っているうちにさっさと帰るぞ、と自分の腕を掴む父にそう怒鳴ると、その腕を振りほどき急いで彼の元へと戻っていく。そしてなぜか人間の女に囲まれている彼に体当たりをするように抱きつくと、「早く行くぞ!追っかけてきてる!」と助けを求めた。)
は?!…わかった、走んぞ!(追われていると言う相手に驚くも、相手が来た方を見ては確かにこちらに来ている男性が見え、自分の顔を見られる訳にいかないと思い、そう言って相手の手を掴むと走り始め)
ま、って、アン…っ足がいたい…!
(彼らから姿を隠すため人混みの方へと向かっていくが新しい靴を履いたせいか靴擦れをしてしまったらしい。普段からあまり運動をしていないことも重なり体力は限界に近づいていた。息を切らし今にも泣きそうな声で彼にその痛みを訴えた。)
!仕方ねぇ、おぶってやるから乗れ(足が痛いと言われ、そういえば相手は新しく買った靴を履いていたのを思い出し、靴擦れだとわかり、距離はあるとはいえ、まだ彼らも近いだろうと思い、相手をおぶればもう少し逃げられるだろうと思い、そう言ってしゃがみ)
わ、わかった!
(差し出された背中に急いで乗ると、彼の首に腕を回して抱きついた。どこまで逃げれば彼らは諦めてくれるのだろうか。彼におぶってもらってる今、空を飛ぶことすらも叶わない。しかしある程度彼らと距離をとれたことを確認しては隠れ場所を探すべきだと考えた。)
アン、どこか隠れられる場所ないの!?
隠れられる場所なんか知らねぇよ!(隠れられる場所に心当たりなく、とりあえずある程度距離は確保出来ただろうと思えば、とりあえず近くの路地裏に入り、相手を下ろしては「お前足大丈夫か?」と絆創膏でも買った方が良いのだろうかと思いながら尋ね)
いや、まだ痛い…
(右足の靴と靴下を脱ぎ捨て足を確認すると、かかとが擦りむけ血が滲んでいる様子が確認できた。こんな痛い経験をしたのは初めてかもしれない。耐えきれず、子供のようにその目からは涙がボロボロとこぼれ落ちた。)
!お、おい、靴擦れくらいで泣くなよ(相手の足を見ては痛そうだなと思っていれば、相手が泣き出すと、さすがに驚いて、どうすれば泣き止むか分からず、とりあえず抱きしめてやり、「絆創膏買ってくるから、大人しくしてろよ」と言って優しく相手の頭をポンポンと撫で)
…1人にしないで
(自分を置いて買い物に行こうとする彼の手を握り、置いていくなと懇願する。こんなところで1人にされては彼らに見つかってしまう可能性だってあるのだ。)
なんか…アンタの人間界の住処とかないの
…あるにはあるけど、汚ぇぞ?(住処を聞かれると、小さく頷きはするも、自宅はお世辞にも綺麗とは言い難く、普段は女の子の家を転々としたりしていた為、言いにくそうに言い、「それでもいいのか?」と尋ね」
…うん、大丈夫
(どれくらい汚いのかは想像できなかったが、少なくともここに居続けるよりはマシだと思った。少しでも安心できる場所に移動したい…その一心で抱きかかえろと言うように両手を彼の方に広げた。)
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