匿名さん 2022-10-04 22:05:25 |
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え、ほんと?
可愛い女の子取っかえ引っ変えしたくらいで、何もしてねぇよ(相手が否定すると嬉しそうに笑いながら顔を上げ、追放された理由を話して、本人はそれくらいの事でと思っていて、何もしてないと言い、相手と話していると、知り合いであろう女の子に遊ぼうと誘われるも「わりぃな、こいつ昔からの親友なんだけど遠いとこに住んでっから会えねぇから、また今度誘ってくれ」と相手の肩に腕を回しながら適当に誤魔化して断ると離れていき)
っおい、俺は親友なんかじゃねえぞ…!
(つい先程まで文句を言ったり生意気な態度をしたりしていたが、人間の女が彼に話しかければまるで借りてきた猫のように大人しくなってしまった。さりげなく彼の後ろに隠れるように移動するも、突然肩を組まれれば驚いたように彼にそう告げる。なんとなく、彼が追放された理由がわかったような気がする…きっとこの性格が直るまでは帰れないのだろうと察した。)
ネイってば何言ってんだよ、冗談きちぃ(相手の言葉を聞いた女の子がちらりとこちらを見たため、表情は変わらず笑顔を浮かべているも、否定する相手に、合わせることすら出来ないのかとイラついて思い切り相手の脛を蹴り、女の子になんでもないと言って手を振り、女の子が去ったのを確認すると相手から離れて「お前バカ!マジでバカ!」とつい裏の顔を出してしまい)
はぁ!?なんで俺がバカになんだよ!
(どうして本当のことを言っただけなのにバカと言われなければならないのか。彼の気持ちが全く理解出来ず無性にイラつき、同じように彼の脛を蹴り返すとスタスタと勝手に服屋の方へと歩いて行った。)
それは_あ、おい…!(適当な言葉を合わせなかったからだと言ってやろうと思うも、それを聞かずにスタスタと服屋に行く相手を慌てて追いかけ、「ネイ、怒ってる…?」と尋ね)
突然バカって言われて怒んないわけないだろ
(追いかけてきた彼からふいっと顔を背け、適当な服を選び始める。このまま彼を放置しておこうとも思ったが、そうすればまた泣かれるか…最悪殺される可能性があった。大きなため息をついては彼の手を引き「…俺の服、一緒に選んで」と声をかけた。)
バカっつったのは謝るから、機嫌直してくれよ(相手の言い分は最もで、申し訳なさそうに機嫌直して欲しいと言うと、「お詫びに服買ってやるからさ、な?」と言い)
まあ、それなら
(まだ若干不満げではあるが、相手の提案を受け入れると早速何着か服を手に取りだした。今回はあまり金を渡されていない上、先程のドーナツ代で服を満足に買える金はほとんどなくなってしまったのでその提案はちょうどよかった。5着ほど気に入った服を彼に渡しては、また次の服を探そうと店の奥へと入っていく。)
な、何着買うつもりだよ…(相手から服を受け取るも、更に店の奥に入っていく相手に驚いて、自分もそう多くお金を持っている訳では無い為、「ほ、程々にしてくれよ?俺もそんなねぇからさ」と苦笑しながら頼んでみて)
アンタのせいで長居することになっちまったんだから、こんくらいいいだろ?
(またしても3着ほど見繕っては後ろから着いてくる彼にその服を渡した。まだまだ買いたいものはあるが…とりあえず今日はこのくらいでいいだろう。最後にスニーカーを1足手に取ると、彼の手を引いてそれをレジに置き彼に会計するよう求めた。)
…これで許せよな(会計を済ませ、店員から服とスニーカーの入った袋を人のよさそうな笑顔を作りながら受け取っては、そのまま相手に渡し)
うん、ありがと。…あ、それに着替えてくるからちょっと待ってて
(買った服の中から2着手に取り、スニーカーを持つと他の服とドーナツを彼に押し付けて試着室へと入っていった。そして先程買ったシャツとセーターに袖を通し、スニーカーを履いては正に人間のような格好をして彼の元へと戻っていく。満足気に「どう、似合ってる?」と声をかけてはドーナツだけを受け取った。)
元の服も良かったけど、今の方がかっこいいよ!(試着室から出てきた相手を見ると、素直にかっこいいと褒めつつ、さりげなく相手に服の入った袋を持たせて、「そういやずっとドーナツ食ってくるけど、甘いもん好きなのか?」と尋ね)
甘いのもだけど、食べ物ならなんでも好き
(そう言いながらも何個目か分からないドーナツを口にする。袋の中には残り2個ほどしか入っていなかった為、服を買ってもらったお礼のつもりで袋ごと残りのドーナツを彼に手渡した。そして先程カッコイイという言葉に誤魔化され気づいていなかったが、いつの間にか持たされていた袋も彼に押付け次の行先であるカフェへとさっさと向かった。)
なんで俺がお前の服もドーナツも持たなきゃならねぇんだよ、自分で持てよ(自分に荷物を押し付けて、逃げるようにさっさと向かう相手にイラつき、相手に押し付けられた服やドーナツを返しては「お前の荷物持ちになるくらいなら友達にならなくていい、じゃあな」と言って緩く手を振って立ち去ろうとし)
あ、っお、おい!
(今まで自分の荷物は頼まずとも兄や父が持ってくれていたため彼が荷物を持つことに何の違和感も抱いていなかった。それなのにそれを断られたとなれば当然疑問が残る。しかし彼の友達をやめると言う発言から自分は殺されてしまうのではないかと想像し、必死になって「わ、わかった…自分で荷物持つから、行かないで」と彼を引き止めた。)
自分の荷物を自分で持つなんて当たり前だっつの
お前ら悪魔は友達に荷物持ちさせんのが当たり前なのかよ?(引き止められると驚き、自分で持つからと言う相手の言葉に少し呆れつつ言っては、悪魔の習性なのかと思い、尋ねて)
…わかんない、けど、親父とか兄貴はいつも持ってくれるから…
(友達と呼べる友達が今までほとんどいなかった自分にとって、それが悪魔の間では普通なのかどうかは分からなかった。少なくとも自分の中では普通のことであったが…彼の発言を聞いてはこれは普通のことではないのだろうと察する。その許してくれなさそうな雰囲気にどうすればいいのかと困ってしまった。)
は?…つまり、お前の親父も兄貴も、お前の荷物持ちを文句言わずにして育ったから、自分の荷物は他人が持つもんだと思ってたっつー事か?(相手の言葉は予想外で、きょとんとするも、目の前の相手は嘘をついているように見えず、とりあえず把握しようと相手の言葉から推測しては確認し、もし自分の推測通りならまだ他にもあるのではと思い「お前、怒られたり注意された事あんのか?」と尋ね)
だって、お前は持たなくていいって…
(きょとんとした顔で尋ねてくる彼に対し恐る恐るその質問に答えていく。もはや何が正しくて何が間違っているのかが分からない。自分は嘘が下手であるためとりあえず正直に答えることにした。)
ほとんどない、けど強いて言うなら勝手に1人で出かけてったとき…くらい?
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