匿名さん 2022-10-04 22:05:25 |
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…アン、もう寝てる?
(布団に入ってしばらく経った頃、なんだか寝られなくなってしまい彼の部屋へと向かいドアの隙間からそう問いかけた。どうやら彼はもう寝てしまっているらしく、構ってもらえないなら部屋に帰ろうかとも思ったが彼のベッドに入り込むとその腕の中で眠ることにした。)
んっ…?(翌朝、温もりを感じていつもより早く目が覚めれば、隣の部屋にいるはずの相手がいて、上手く頭が回っていない為か気にせず抱きしめて眠り)
ん…アン…?
(彼に抱きつかれた感覚で目が覚め、薄らと目を開けながら彼の名前を読んだ。そして自分も彼に抱きつくと「おはよ…」と眠そうな声で話しかけ。)
…(相手に声を掛けられた時には既に眠っていて、なにか夢を見ているのか、相手を抱きしめたまま、尻尾をゆらゆらとさせ)
…アン、起きてよ
(自分1人だけ起きているこの状況を寂しく思ってはむっと頬を膨らませ、揺れている彼の尻尾を思い切り握った。そして先程より大きな声で起きてと言うと彼に顔を近づけ)
いっ…!ねい、いたい…(尻尾を思い切り握られると、強い痛みが走り、目を開ければ、少し涙目になっていて、尻尾を握る相手の手を掴みながら言い)
っ…アンが起きないのが悪い!
(涙目になった彼を見ては驚き自分が彼に痛いことをしてしまったと気がつくが、そもそもは起きない彼のせいだと彼にその責任を押し付けた。)
じゃあネイが寝てたら同じ起こし方してやるよ(相手に責任を押し付けられると、軽く睨みながら言い、相手の両頬を手で挟みながら「悪いことしたってわかってんなら謝るんだぞ」と言い)
…ごめん
(彼に怒られてしまうと尻尾や翼が下がり、あからさまに落ち込んだ様子を見せた。そして悪い事をした自覚があるせいで彼と目を合わせられず、そっぽを向きながらもそう謝った。)
ん、次からは責任押し付けねぇでちゃんと謝れよ(相手が謝ると、怒ってない事を示すように微笑みながら頭を撫でながら、責任を押し付けてはダメだと教えて)
うん…ちゃんと言う
(彼が怒っていないと分かればほっとしつつ、どこか嬉しそうにそう言った。そしてもぞもぞとベッドから出れば、「今日はアンの服借りてもいい?」と問いかけ)
別にいいけど…(服を借りたいと聞けば、きょとんとしながら頷き、なにか着たいものでもあるのだろうかと思いつつ起き上がり、「そういや、なんで俺のベッドで寝てたんだよ?お前の部屋で寝てたよな」と言い)
それは…寂し、かったから
(彼に問いかけられると驚きながらも誤魔化そうと考えたが、きっと誤魔化しきることは出来ないだろうと思い素直にそう告げた。そして話題を変えるように彼の服を手に取り急いで着ると、「どうだ!俺なんでも似合うだろ?」と尋ねて。)
…似合ってるけど、持ち主の俺の方が似合ってるな(相手を褒めつつ、にししと笑いながら自分の方が似合ってると言い、ふと自分は仕事を確保してもらえるように頼んでいたが、相手はどうするのか聞いておらず、少し気になってしまい「俺はお兄さんたちに手配してもらうとして、ネイは仕事どうするんだ?」と尋ねてみて)
…俺は多分人間界で働くことになると思う
(彼の服は自分には少し大きかったが、それでも自分の方が似合っていると思っていたため納得のいかなそうな顔を見せた。しかし、彼の問に対してはしばらく黙ったあとそのように返事をし。)
!…いいなぁ、俺も行きてぇ(仕事中も多少一緒にいられればと思っていたが、人間界になると聞けば、寂しさを誤魔化すようにヘラヘラと笑って言い)
アンはまだ悪魔になったばっかりだから無理だろ…
(彼のズボンは流石に長すぎるため自分のズボンを履くことにした。そして一緒に行きたいと言う彼にそう伝えると、「それでも週に2回くらいしか行かないらしいし…」と付け加え。)
じゃあさ、俺も行けるようになったら、人間界でデートしよーぜ(相手に無理だと言われると、少し残念に思うも、人間界は割と好きなため、行けるようになればデートしようと提案し、「よし、そろそろ飯作んねぇとな」と言って部屋を出てリビングへ行き)
じゃあ、アンはいっぱい頑張らないとな
(彼は今のままではきっと悪魔として認めて貰えない。人間界は上級悪魔とその同行者1人しか行き来が認められていないため、デートをすると言うのであれば頑張ってもらわなければ慣れないだろうと考えそう言った。そして「早く食べないと兄貴来ちゃうもんな」と自分もリビングに向かい。)
どうすりゃ悪魔として認められんだろーな…(自分が頑張れと言われると、どうなれば悪魔なのか、自分が今どんな立場なのかはっきりわからず、キッチンで朝食にサンドイッチを作り、「お兄さんたちは上級悪魔なのはわかるけど、ネイも同じなのか?」と尋ね)
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