匿名さん 2022-10-04 22:05:25 |
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うわっ!?…っアン、なんで泣いてんだよ!
(彼はそんなに家族という存在を欲していたのだろうか。突然ポロポロと涙を流し始める彼を慌てて抱きしめ返すとその背中をポンポンと叩いた。そしていつも彼がしているように彼の頬に何度もキスを落とす。)
落ちついて…辛かったな、頑張ったな。偉いよアンは。
俺も、誰かに認められたかった…
『大事』って『大好き』って、言われたかった…(小さい頃、欲しいと望んでいた事を思い出し、泣きながら言い、相手に抱きついたまま、「俺の家族はアイツらじゃねぇ、ネイだけだ」と呟いて)
…うん、それでいいよ。
だって、もう向こうに帰ることないだろ?こっちで好きなように生きてればいいよ
(まさか彼がそんなに辛い思いをしてきていたとは思わなかった。「大事」も「大好き」も毎日のように言われてきた自分にとって彼の生活は信じられないものだったが、彼の話を聞いているとこっちまで辛くなってしまう。今度は彼の唇にキスをすると「…アン、好き。大好きだよ。」と告げた。)
ネイ…(相手に大好きだと言われると嬉しそうに笑い、自分からも唇にキスをしては、「家族としても、恋人としても、よろしくな」と言い、「正直さ、俺からすればお兄さんは羨ましいんだよね。ちゃんと愛されてるしさ」と寂しげに笑いながら言い)
兄貴が羨ましいの?
(あの兄貴を羨ましがるなんて、とクスクスと笑いながらもそう言うと「兄貴は昔さ、俺にすっごい意地悪ばっかしてきて嫌いだったんだよね」と告げた。きっと兄も養子として引き取られたばかりで、父と血の繋がりのある自分が気に入らなかったのだろう。)
あのお兄さんが…もしかして、俺にしてるみたいな事されたとか?(相手に笑われると、笑うなと言う様に相手の頬を少し引っ張り、ブラコンな兄以外見たことがない為、意外そうに驚き、自分も色々と意地悪をされている事から、同じなのかと思い、尋ねてみて)
んー…おもちゃ隠されたり、お菓子勝手に食べられたり、冷たくされたり…そんな感じだったと思う
(頬を引っ張られたことに怒るも兄にされた子供じみた意地悪を思い出しながらそう伝えた。今思い返せば兄も家に来たばかりで気が張っていたのだろう。)
お兄さん意外と可愛い(弟の になる相手に、構ってもらおうとして意地悪をしたのだろうと思い、くすくすと笑いながら言い、「なんかうちの家族の方が悪魔じゃね?」とふと思い、言ってみて)
でもちっちゃい時の俺にとってはすっごい嫌な奴だったの!
(今思えば可愛い意地悪だが、小さい頃はいつもその悪戯に泣かされていたのだ。それも成長とともになくなっていったが。そして「天使は色々ルールが厳しいって聞いたことはあるけど…」と彼の問いに答えてみた。)
これしてはダメ、あれもダメ、これしなさいって感じのルールだけどね(悪魔でも知っているのかと思いつつ、本当に厳しいルールだと言い、「もし俺がネイのお兄ちゃんとして生まれてたら、幸せだったのかな」と呟き)
…アンが俺の兄貴だったら、恋人になれないじゃん
(自分の兄として生きるより恋人として生きた方がもっと幸せにできるのに。そう思いながら彼の頬を両手で挟めば「俺の恋人になれてる今が1番幸せなの!」と彼に言い聞かせた。)
俺が兄貴でも惚れてくれるんだ?(相手と恋人の今が幸せなのはわかっているが、相手の兄ならまた別の幸せがあったのではと思っての発言だったが、相手に兄弟では恋人にはなれないと言われ、くすくすと笑って言い、「俺も、ネイの恋人の方が幸せだと思ってるよ」と言って相手の頭を撫でて)
俺が兄貴のアンに惚れるかどうかは分かんないけど、アンは俺に惚れちゃってたんじゃない?
(こてんと首を傾げどこか自慢げにそう言うとにんまりと笑った。そして彼の膝の上から降り勉強用の本を取ってくると「アン、文字の勉強始めよう」と声をかけた。)
そんな事ねぇかもしんねぇだろ(自慢げな相手に呆れたようにため息をついては、相手の持ってきた本を見て、教え始め)
…!っできた!
(彼に教えてもらいながらもようやく見開き1ページを全て埋め終わると嬉しそうにそう言った。そして「アン、凄いだろ!」とページをペラペラと捲り、彼がいなかった間に自分で進めていた分も自慢げに見せた。)
!すげぇな、さすがネイ!(相手が書いた物を見ては、抱きしめて頭を撫でながらすごいと褒め、「読みもできるか?」と尋ねてみて)
当然だろ!今ならなんでも読める!
(ふふん、と更に自慢げにそう言うと本の中に書いてある単語をすらすらと読んでいく。俺だっていっぱい練習すればできるようになるのだ、と。そうとでも言いたげな顔で彼をじっと見つめた。)
すげぇ、読めてんじゃねぇか!(相手がすらすらと読むと、嬉しそうに目を輝かせながらすごいと褒め、「もう完璧だな」と言い)
俺、凄いだろ?
(自分の成長っぷりを彼に見せつけられたことに満足しては撫でろと言うようにその頭を彼が撫でやすい位置にもっていった。まだ少しの単語しか読み書きができないが、それでも彼が褒めてくれただけで十分だった。)
見てない間に成長しやがって!(嬉しそうにわらいながら、相手の頭を撫でて、「食材もそれなりに揃ってるだろうし、なんか作ってやるよ」と提案して)
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