匿名さん 2022-10-04 22:05:25 |
通報 |
もっと褒めてくれたっていいだろ
(顔を逸らしながらいいんじゃないかと言ってくる彼に頬を膨らましながら不満げにそう言った。そして彼の視界に映るように移動してはそのまま彼に抱きつきその尻尾を彼の腕に巻き付けた。)
…かっこいい、かっこいいから!(相手に抱きつかれると、驚いて、顔を赤くして、その顔を見られないように腕で隠して言い)
…なんでそんな嫌がるんだよ
(更に不満げな表情を見せながらもそう言うと顔を隠す彼の手をぐいと引っ張った。丁度そのタイミングで兄も準備が終わったらしく、携帯に「迎えに行くから下まで降りてこい」というメッセージが入っては「まあいいや、行こ」と靴を履いて玄関を出た。)
…恥ずかしいんだよ(不満そうな相手に、小さくボソッと呟いて、玄関から出る前に相手の腕を引いて、頬にキスをしてから、靴を履いて出て)
…兄貴、おまたせ!
(頬にキスをされたのはいつもの挨拶だと思い自分も彼の頬にキスをし返した。そして下につけば車に乗って待っていた兄の元へと駆け寄っていく。いつもの様に自分の服装を褒めてくれる兄に満足そうに微笑むと後部座席に乗り込んだ。)
…お兄さんばっかずりぃ(満足そうな相手を見ては、不満そうに呟いてはすぐに顔を作り、自分も車に乗っては、相手の隣に座り、「お兄さんも買い物行くんですか?」と笑顔を浮かべながら尋ねて)
「服買いに行くんだろ…まさか、ネイに買わせる気だったのか?」
(兄は彼が車に乗ったのを確認するといつも利用している店に向かって走り出した。そしてどこか不満げな彼にはそう告げて。)
…服も金も全部人間界に置いてきたんですもん、仕方ないじゃないですか(兄の言葉にむっとしながら、今の自分には何も無いと言い、いいこと思いついたと言うように笑って「お兄さん、俺に仕事くださいよ、そーすりゃネイに頼む必要もねぇし!」と言い)
「お前…ただでさえ純血の悪魔じゃねえのに、働き先なんてある訳ねえだろ」
(兄はそう言うとため息をついた。確かに彼は兄の魔力が入っているものの元は天使だ。天使嫌いが多い魔界で働くには厳しいだろう_「それなら、兄貴か親父のところで働けば?」と自分が思うままに尋ねてみた。家には使用人もいるし、父も何かしら仕事をしているらしいし、働くには十分だと思っていて。)
お兄ちゃんたちの元でなら、なんとかなりません?
どうせ俺、魔力貰わねぇとなんでしょ?(やはりダメかと思うも、相手の言葉に、好かれてはなくとも可能性はあると思い、頼んでは、なんとなく魔力が減っている感覚があり、ぼんやりとは分かっていて、「やっぱり俺にはお兄さんしか縋れる人いねぇなぁ」と楽しげに笑って言い)
「…わかったからそのわざとらしい演技やめろ!」
(彼のその言葉にいらついたようにそう言いながらも、「後で仕事紹介してやるから…魔力はネイから貰っとけ。俺もたまにはやってやる。」と告げた。彼はどうにか働き先が見つかりそうで安心しつつも自分の仕事についてまだ不安を抱いており。)
やった、ありがとうございます、お兄さん(仕事をもらえる上にたまに魔力をくれると言う兄に、嬉しそうに笑いながらお礼言い、相手の様子を見ては「ネイ、どうかしたのか?」と不思議そう尋ねて)
…いや、なんでもない
(なんでもない、と誤魔化しつつも一旦この事は忘れようとふるふると顔を横に振ると、いつもの服屋に着いたことを確認しては車を降りた。先程の話はなかったことのように「兄貴、俺の服も買ってくれんの?」と兄に尋ねて了承を得ては嬉しそうに兄に抱きつき「やっぱ兄貴だいすき」と告げた。)
!…大好きも抱きつくのも、俺だけにしてよ(自分も車から降りては、相手が兄に抱きついて嬉しそうに好きだと言っているのに嫉妬して、頬を膨らませながら言っては、さりげなく相手を引き剥がそうとして)
な、なんでそんな顔してんだよ…?
(兄から引き剥がされては驚いたように彼の顔を見てそう尋ねた。なぜ彼は兄に嫉妬しているのだろうか…よく分からなかったが、とりあえず彼の言うことを聞こうと思い「…わかった。だから、機嫌直しなよ」と言った。)
俺はネイが俺以外の奴に抱きつくのが許せねぇのー(むすっとしながら、相手に抱きついて、相手の好意が他者に向いて欲しくないと言い)
…兄貴と親父の好きとアンの好きは違うだろ。アンの好きは特別なやつ。
(彼の嫉妬している様子をなんだか可愛らしく思ってはその頭を撫でつつそう言った。そんな会話をしながらも店の中へと入れば、殆ど客がおらず静かな店内を歩き始めた。)
それでもやだ、好きって言うな(不満げに相手に文句をぶつけて、相手の手を握りながら店内に入っては客がいない事に気付けば、「なんで誰も客いねぇんだ…?」と呟いて)
「普通の悪魔には手出しできないような店だからな。そんなに客は来ねえだろ。」
(兄はさっさと彼に買う服を選び始め、「こんなんでいいだろ」と彼に手渡した。その間自分は自分の服を選ぼうと彼の手を離し一人で行動を始め。)
そうだ、お前ら金持ちだった…(兄の言葉で、すっかり慣れたことで忘れていたが、相手や兄はただの悪魔ではなく金持ちだと思い出し、そう呟いて。兄の選んだ服を見ては、自分好みのデザインで、「…お兄さん、なんで俺の好みわかるんですか」と言って)
トピック検索 |