匿名さん 2022-10-04 22:05:25 |
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っ、あ、アン…?
(兄も出て行ってしまいまた1人寂しく勉強を続けていたところ、突如として現れたその姿に目を見開いた。そして信じられない、と言ったような顔で彼に近づくと確認するようにその顔をぺたぺたと触る。ところどころ違うが彼に間違いない。思わずポロポロと泣き出してしまいながらも「な、なんでここにいるんだよ…!ってか、どうやって悪魔に…」と抱きついた。)
なんとなく、お前と会えねぇ気がしたからな、我儘言ってお兄さんに魔力もらったんだ(相手を見ては安堵したような表情になり、抱きつかれると、抱きしめ返しながら頭を撫でて、兄からもらった事を伝え、「今後どうなるかわかんねぇけど、もしかすりゃ会えるのはこれで最後になるかもな」と寂しそうに笑って)
兄貴が…
(あの兄が彼を悪魔にしてくれるなんて想像もできなかった。しかし同時に嬉しくなり、これから彼に魔界やこの家の色々なことを教えてやりたいとも思った。だが、その後に彼から告げられた言葉にまた寂しそうな顔をして「なんでっ、せっかく会えたのに!」と告げた。)
まだ決まったわけじゃねぇけどな
今後の事は夕食時に決めるって言ってたし(本当ならとても嫌で、泣きたいところだが、相手に見せる訳にはいかないと思い、いつもの様にヘラヘラと笑いながら相手の頭を撫でながら言い、「もし仮に恋人になれなくても、俺はネイの友達だからな」と言い)
…わかった
(まだ納得はいっていないが、ここで泣き喚いて彼に訴えたところで何も状況は変わらない。ここは1度その現実を受け止める必要があった。それから「じゃあ、ご飯の時間までここでゆっくりしてなよ…あ、お菓子食べる?」と彼をソファーに案内した。そして棚から大量のクッキーとチョコレートを持ってきてはどうぞと彼の前の机に置いた。)
相変わらず大量だな(相手が持ってきたお菓子を見ては、楽しそうにケラケラと笑い、せっかくなら貰おうと、チョコレートを一つ手に取るとそれを食べては、「こんな優しい友達の俺に、別れもなしに去るなんて酷くね?まぁ必死に追いかけてやったけど」とにししと笑って)
だ、だって…俺、悪いことしたから…ごめん
(ごにょごにょと言い訳をしつつも彼に謝ると、彼の膝ではなく隣に座った。そして彼の翼や角、尻尾を見ては「ほんとに悪魔になったんだ…」と呟いた。しかし自分とは違う形状の尻尾を見ると「俺はハートみたいな形だけど、アンの尻尾の先は三角形なんだな」と告げた。)
ネイは悪くねぇよ
俺が遊べないって言ったから、勝手に執着して、ネイに八つ当たりした、それだけだからさ(言いつつ、向かい合って自分から相手の膝に座り、「俺もネイとお揃いがよかったのに…残念」と言いつつ尻尾をゆらゆらとさせ。相手にぎゅっと抱きついては「ネイと離れんのやだな…」と無意識に泣きながら呟いて)
…でも、角はお揃いじゃん
(彼の角と自分の角を鏡越しに見比べてはそう言ってにへらと笑った。しかし、突然に相手が抱きつき泣き始めるとどうすればいいのか分からず慌ててしまった。とりあえず彼を抱きしめ返すと「お、俺だって嫌だもん…」とつられて涙目になり。)
…やっぱりやだ、俺のもんになって(泣きつつも、両手を相手の頬に添えて友達は嫌だと言って、唇にキスをして、「好き、ネイ、大好き」と伝えていると、許嫁なんてどうでもいいとさえ思い始めていて)
お…俺も、アンのこと…っ
(唇にキスをされると驚きながらも彼が本当に自分を愛してくれているのだとわかり、返事をしようと口を開く。しかしその時部屋に入ってきたのは兄の姿_「ネイから離れろくそ天使」とまるでどこかから監視してたかのように告げた。)
…もう天使じゃないですよ(兄の姿を見ては、ちっと舌打ちをし、相手にしっかりと抱きついたまま「監視カメラでも設置してるんですか、気味悪いですね」と言い)
俺に、客?
(ずかずかと部屋に入ってきた兄は何を言い返すでもなく彼を自分から引き剥がすと「ネイに来客だ」と来客用の部屋に来るように告げた。自分の客_想像はつかなかったが、とりあえず行こうと思い「アン、ちょっと待ってて」と部屋を出ようとした。)
…お兄さん、俺も一緒に行ったらダメですか?(相手に来客ということは許嫁に会わせるのかと思い、兄の腕を掴んで引き止めて尋ねてみて)
「お前はここにいろ。会う必要ねえだろ。」
(兄はそう言って着いてこようとする彼を止め、自分だけを連れて部屋を出た。そして客室に着くとそこにいたのは唯一の友人の姿だった。数年ぶりの再会で嬉しそうに駆け寄ると相手も微笑んでくれたが今度は真剣な表情へと変わった。)
ちっ…(止められると悔しげに舌打ちしては、ソファーに戻ろうと視線移すと、ふとノートが目に入り、それを手に取り、見てみれば文字が並んでいて、「練習してたのか…上手いじゃねぇかよ」と呟くも、その顔は嬉しそうで)
…俺、とアンタが、結婚…?
(久しぶりの再会なのだ。昔話に花を咲かせようとしていたところ持ち出されたのは結婚の話について。驚いたように目を見開くも、どうやらこの話は自分以外の全員が知っていたらしい。どうして教えなかったのかと文句を言いたかったがそれ以上に友達だと思っていた相手と結婚しなければならないという戸惑いが隠せなかった。)
ネイは俺より許嫁の方が…笑わなきゃ、笑って祝福してやんなきゃ(ソファーに両膝を立てて座って呟くも、堪えられず泣いてしまい、抑えようにもどうしても強く嫌だと思ってしまい、「ネイといたいのに、どうすりゃいいんだよ」といるはずも無い誰かにぶつけて)
…ご、ごめん。まだ信じらんなくて、えっと…
(そう言っては思わず後退りをしてしまった。ずっと昔から一緒にいる相手と結婚することは自分にとっても相手にとっても、家族にとっても良いだろう。しかし心の中にはやはり彼の姿があった。暗い顔で「ごめん」と告げては走って自分の部屋へと戻っていき、部屋に着いたと同時にその鍵を閉めた。)
っ!?…お前、なんでここにいんだよ!(勢いよく開閉される扉に驚いていれば、涙も止まり、そちらを見れば相手がおり、慌てて相手になぜ戻ってきたのか尋ねるも、相手の様子からきっと断ったのだろうと思い、相手に抱きついて)
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