匿名さん 2022-10-04 22:05:25 |
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…アン、勉強しよ
(顔を洗い、タオルでしっかりと拭いてから彼の元へと戻るとその膝の上に座ってペンを持った。そして先程盗み聞きをしていたのがバレないようにしつつも少し元気がなさそうにそう言った。)
なぁネイ、さっき魘されてたけど、大丈夫か?(膝に座る相手を抱きしめながら、心配そうに尋ねてみて、「言いたくねぇなら言わなくていいけどさ…俺の名前呼んでたし、心配になってさ」とぽつぽつと言い)
…アンが、他の女と出ていっちゃった
(彼が聞くなんて、自分はそんなに魘されていたのだろうか。言わないという選択肢もあったが…ここは正直に彼に話すことにする。その事を思い出してはまた泣きそうになってしまうため、できる限り彼に顔を向けないようにと尻尾を握った。)
!…もしかして、電話聞いてたのか?(相手の言葉に驚いて、まさか相手から女の子が出てくるとは思わず、今までもなかったことから、先程の女の子と電話していた為、もしやそれかと思い、相手に言うと、「確かに女の子とは電話したけど、俺はネイだけが好きだから、女の子とはもう遊ばない、やめた。これからはずっとネイといるから」と言い)
じゃあ…アンも悪魔になってよ
(本当に彼は自分だけと一緒にいてくれるのか。そう不安になり、思わずそう口走ってしまった。自分たちは天使と悪魔_もし付き合ったとしても、いずれ離れなければならない。彼が悪魔になることで本当にずっと一緒にいられるのだ。縋る思いでそう問いかける。)
え…確かにそうすりゃ一緒にいれるけど…(相手の予想外な言葉に思わず素っ頓狂な声が出るも、頭ではその方がいいのは分かっているが、天使が悪魔になった話は聞いたことがなく、そんな事が出来るのだろうかと思い、「ネイだって、天使になれねぇんじゃねぇの?」と尋ねてみて)
悪魔が天使になるのは聞いたことないけど…天使が悪魔みたいになれるのは知ってる
(完全に悪魔になることは出来ないが、それに近い種族になった天使の話を聞いたことがある。実際彼は天界から追放されているわけで、悪魔になる資格は十分にあった。「悪魔になればアンも魔界で暮らせるし、ずっと一緒にいられる」と彼の手を握り。)
天使が、悪魔みたいに…?
もし仮に悪魔倒して天界に戻れても、ネイに会えないもんな…(悪魔みたいになれるという言葉を不思議そうにしつつ、自分が天使に戻れたとしても、きっとそうそう相手には会えないだろうと思うと寂しそうに言い、少し考えた後覚悟を決めたように「どうやったらなれる?」と尋ね)
詳しいことは親父が知ってると思う、けど…悪魔の魔力を直接天使に注ぎ込む必要があるって聞いた
(魔力の注ぎ方は人それぞれだ。手を繋いで送り込む者もいれば血液から送り込む者もいる。自分の場合はどうなるのだろうか…後で父に聞いてみようと思いつつ、彼が覚悟を決めてそう話してくれたことを嬉しく思った。「悪魔になったらもう天使には戻れないし、天界にも入れないけど…それでもいいの?」ともう一度確認をする。)
天使である事は俺にとっては誇りだし、天界に戻れたらって思うくらい、悪魔になんのはやだよ?
でも、それのせいでネイと会えねぇのもっとやだ(相手に本当にいいのかと確認されると、自分にとっての天使や天界の事を少し寂しげに言うも、相手と会えなくなるならそれすらも捨てると言い、「ちょうど明日で3日だろ、親父さんと会うんだ。その時に話そう、俺が天使やめること」と微笑みながら相手の頭優しく撫でて言い)
…うん、ありがとう
(自分のために誇りまで捨ててくれる彼を見てはこの人は大事にしなければいけないのだと悟った。そして彼の目をしっかり見つめて礼を言うと、彼をぎゅっと抱きしめた。そういえば、と思い「えっと、今ちょっとだけなら魔力あげられるけど…やる?」と問いかける。この方法は少ししか魔力を相手に与えることはできないが、お試し程度にはいいだろうと考えていた。)
!…天使が魔力貰ったらどうなんの?(自分の周りではあまり天使から堕ちた者はおらず、どうなるのか想像もつかず、痛いのか苦しいのか辛いのか尋ねるも、それらの不安から僅かに震えつつ相手を抱きしめる腕に少し力が入り)
俺の魔力だったら痛いとか苦しいとかはないと思う…悪魔だけかもしれないけど、俺の魔力貰ったらフワフワした気分になるんだって
(彼が震えていることに気づくと背中を優しくポンポンと叩いてあげた。悪魔になるなんて、怖いに決まってる…それでも受け入れようとしてくれる彼は本当に優しいなと思った。「もし痛かったりしたらやめるから」と相手の目を見ては微笑みかけた。)
痛くないなら…(相手に背中を叩かれて少し安心しつつ、フワフワすると言われ、それならいいかなと思い、小さく頷いて、「ちょっと怖いけど、お願い…」と見つめながら言い)
うん、わかった…
(そう言うと彼の唇に自分の唇を重ね、彼の口内へと舌を突っ込んだ。そして自分の魔力の含まれた唾液を彼に送り込みしばらくしてからその口を離す。「本当は色々なやり方があるんだけど、俺はこれが1番得意なんだ」と自慢げに彼に伝えては彼の様子を伺った。)
んんっ…やば、マジでフワフワする(どうやって魔力をくれるのか聞いておらず、唇を重ねられた事に驚き、声が漏れてしまい顔を赤くしつつ、流し込まれた唾液を飲み込み、唇が離れて少し後にフワフワとして、表情をどこか恍惚としており)
痛くなさそうでよかった…これは兄貴が教えてくれたんだ。この方が早く魔力が回るんだって。
(フワフワとしている様子を見ては少し安心し、またぎゅっと抱き締めながら嬉しそうにそう告げた。しかしもし完全な悪魔になるのであれば自分ではなく父が魔力を注ぐことになるだろう。「多分ほんとに悪魔になるときは親父から貰うと思うんだけど…もしかしたらそっちはちょっと痛かったりするかも」と告げる。)
いたいのやら…(頭がぼーっとしていて、相手にされるがままだったが、相手が父親がする時は痛いかもと言う言葉に、呂律が少し回っておらずも、緩く首を横に振りながらやだと言い、「ネイがいい…」と呟いて)
ほんとは俺からあげたいんだけど…俺はアンを悪魔にできる量の魔力を持ってないから
(呂律が回っておらず、まるで子供のように駄々をこねる彼を可愛らしいと感じてしまった。だがいくらわがままを言われようと彼に魔力を与えられるのは兄か父のみ。自分はそこまでの魔力をまだ持っていないのだ。「…お願い、アン。我慢できる?」と尋ねてみて。)
…しかたねぇから、がまんしてやう(相手の首に腕を回し、甘えながらも、本当は凄く嫌だが、相手には出来ないと理解し、渋々といった様子で小さく頷いて、我慢すると言い)
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