通りすがりさん 2022-09-29 11:16:31 |
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【水銀燈】
>78 マキマ
「……あら、随分余裕ね。それとも、状況を理解していないのかしら?」
面白い、と言われて、浮かべていた笑みを引っ込める水銀燈。やはり、よほど度胸が座っているのか、あるいは状況がわかっていないだけなのかと解釈して。
「まぁいいわ。1から説明してあげる。私たちローゼンメイデンは、お父様である人形師ローゼンに作られた存在…。そして、私たちはアリスゲームという、姉妹同士の戦いの宿命を、お父様に与えられたの。そのアリスゲームに勝つために、私には人間を媒介にして力を得る必要があるってわけ」
腕を組みながら、そう説明する水銀燈。説明が終われば、どこからかバラの装飾のついた指輪を取りだし。
「さぁ、この指輪にキスをして契約なさい。言っておくけど、拒否権なんてないわよ?」
【蒼星石】
>79 パチュリー
「……それは…」
翠星石が今目の前に現れたらどうするか、そう聞かれると、蒼星石は少し考えた様子をみせ。
「…ぼく達双子は、生まれた時からずっと一緒にいました。今は何故か、ぼく1人があなたのもとに送られましたが、本当であれば、どの時代でもぼくらは同じマスターのもとで、同時に目覚めるはずなんです」
しばらく無言だった蒼星石だが、口を開いて話し始める。
双子人形として作られたときから、翠星石とは、当たり前のように一緒にいた。何故か、自分1人がマスターの候補者に送られた今回まで。
「今までは、ドールズ全員が同じ時期に目覚めていなかったからかもしれませんが、ずっと翠星石が隣にいても、ローザミスティカを奪おうとは思ったことはありません。だから、今翠星石だけが現れても、僕は翠星石を手にかけるようなことはしないでしょう」
【翠星石】
>80 イデア
「まあ…時が来たらいつかはやらないといけない…って、蒼星石はいっていたです。翠星石は、あんまりやりたくないですけど…」
アリスゲームについて、いつかはやらないといけないといいつつ、翠星石自身はやろうとは思わない、としょんぼりとした表情で答えて。
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