通りすがりさん 2022-09-29 11:16:31 |
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>58 【雛苺】
ふふ、可愛い奴だな…
(彼女の名前を聞いて喜び復唱するその子供のような仕草から彼は自身の子供となんとなく照らし合わせ、その様子をニコニコ笑顔で眺めていると突然淡く小さな光に驚きつつ目を追っていると隠れてしまった様子を見てなんなんだろうと聞く前に説明を受け、「人工精霊」という言葉を耳にする。どうもこれは誰かによって「造られた」もので、純粋なものじゃないらしい。とはいえ人形と一緒にいるのなら造られた存在でも納得は行くが…
どうやら「マスター」を探していたようだ。彼はマスター、という言葉に反応してこう発言する。)
マスター…という事は、俺がそれなのか?…何か契約でもしますと言わんばかりな前触れに見えるが…
(と、しゃがみながら不思議そうな顔で貴方にそう伝える。マスター、と言われ少しピク、と肩が動く。
どう考えてもその人形のマスターだろう。そう聞くとなんとなく記憶が引っ張られる。自分はゲームなどには興味がなかったが、自分の子供がそういったRolePlayngGame(ロールプレイングゲーム)…すなわち”RPG”をやっている時があり、たまたまそういった場面になっているセリフを目にしたことがあったので、そういった要素があるのだろうかと思い念の為聞いてみることにして)
>参加者皆様
【大変申し訳ありません。皆様にお詫びすることがあります。ローゼンメイデン本編に登場するアリスゲームを、ここでも取り入れるか否か(もちろん、本当にするのではなく、ワード的な意味で)をあやふやにしたまま、話を進めてしまいました。
というのも、雪華綺晶の設定を、ここで動かしやすいようにと、実体があったりヴィラン要素をなくしてしまったりと、原作終了後、つまり、アリスゲーム終了後みたいになってしまいまして。
アリスゲームが始まる前だと、この雪華綺晶の設定と矛盾してしまいますし、雪華綺晶の設定にあわせてアリスゲームが終わったあとにすると、ローゼンメイデンが目覚める意味があるのかと考えてしまったり……。
ということで、考えた結果、2つの方向性が浮かびましたので、お手数をお掛けしますが、皆様の意見をお聞きしたいと思います。
①アリスゲームは関係なく、平和な世界感。
②アリスゲームは行わないけど、いずれ行われる設定。(雪華綺晶の設定だけif
繰り返しになりますが、ご迷惑おかけしまして、本当に申し訳ありません。)
>59 スティーブン・A・スターフェイズ
【蒼星石】
新たなるマスターの候補者を見つけた人工精霊、レンピカは、こちらの問に関する返答を確認する。
彼がまきますを選んだことで、ローゼンメイデン蒼星石は、彼の世界に存在することが認められた。
蒼星石が眠る鞄は、候補者である彼の部屋の隅に、そっと置かれて。
>60 ゲダツ
【雪華綺晶】
「……!それは、契約する意思がおありだと、解釈してよろしいのかしら?」
ゲダツの言葉を聞き、目を見開く雪華綺晶。そのまま金色の片目を見開かせたまま、まっすぐゲダツを見すえながら、そう確認して。
>61 ウィリアムアフトン
【雛苺】
ウィリアムの問に対して、雛苺は大きく頷いてから答える。
「oui!ヒナと契約して、ヒナのマスターになってほしいの!ヒナにはマスターが必要だから……」
そう話すと、相手の顔色を伺うように、上目遣いになりながら見つめて。
【いえいえ、色々と想定外な事態な方がドラマもありそうですし絡みも弾みそうなので②の方向性前提でも自分は大丈夫ですよ(将来の避けられない戦いに備え、お互いの信頼感や絆を深めたり)。勿論、ただ各人形の面々が別作品の世界に喚ばれて其々の世界の変わった日常を穏やかに過ごす様な形でも良いです。】?スレ主様
(ゲダツ)
「ああ、そういう解釈で間違い無い。――おれはお前と(契約)を結ぼう。へそ!」
見開かれた金色の片瞳で見据えられる中、覚悟を決めた大男の方も厳とした双眸でその視線を受け止めて…大きく頷いてそう答える。
…キャホッ…
―そっぽを向いてキセルを吹かしていた“イタマエ”番長が、尋常ではない雰囲気を感じ取ったのかおもむろに振り返り険しさの中にやや心配げな視線を蜘蛛頭の巨漢に向けて、小さく鳴く。
>60 雪華綺晶
(/こんばんは、被っても良いと書いてありますが、他の人と選んだドールが被っても良いという事でしょうか?(説明下手ですみません…(汗)))
>>蒼星石
【パチュリー・ノーレッジ】
「同じ時代、同じ世界──。まるであなたたちがこの幻想郷で生まれたわけではないような口振りね。いいえ、幻想郷だけでなく外の世界も含めてかしら」
(少女と蒼星石が居る紅魔館、その紅魔館が建つのが幻想郷である。所謂現実世界と隔離された大結界の中に存在するそこは、妖怪や神といった人外の楽園なのだが──どうにも、蒼星石は幻想郷や外の世界の生まれではないように思えた。まるで平行世界、異世界から来たような印象を受ける。長話になりそうなので、指先を振って椅子を二脚引き寄せ、片方を少女自身の傍へ、もう片方を蒼星石の方へと導けば、自身は椅子に腰掛けて)
「ドールといったわね。あなたと姉の他にもそのドールはいるの?」
(ふと思ったのは、ドールそのものの存在で。作成者が誰なのか、何故作られたのか、疑問は尽きないが、一度に多くをぶつけすぎても話が散らかってしまうだろう。一つ一つ整理していこうと、首を傾げ)
(/平和な世界線も楽しそうではありますが、なんらかの目標があった方がマスター側からも歩み寄りやすいのではないかなと思います。勿論主様のご判断に添いますが、いずれアリスゲームが行われるという設定の元で仲を深めていくのも良いのではないかなと思いました。あくまで一意見としてご参考にしてください)
>62 スレ主様
【いえいえ、少しスリルというか、刺激的なことがあった方が面白いですし②の方向性でも私は全然大丈夫ですよ…!
もちろん、日常系な感じの①でもいいですが!】
>蒼星石
(あれから特に何事もなく時間が経過し、コーヒーを一滴残さず飲み終わると同時に、朝刊も全て読み終えることができた。
一息ついた後、手早く新聞を畳んでテーブルの上に置いておき、さあ次は何をしようか、なんて考えながら椅子から立ち上がり移動しようとして)
…?
(ふと何気なく部屋の隅に視線を向けると、そこには見覚えのない木製の大きな鞄が置かれていた。
あんな鞄なんて持っていただろうか、なんて思いつつもどうしても気になってしまうのが人間の性で。
鞄の元まで歩みを進めれば、ゆっくりとそれを開け)
……ふむ………人形か。それしても、まるで人間みたいだなぁ…よくできてる
(鞄の中には、中性的な見た目の人間───否、精巧な人形が眠っていた。まあ考えてみれば、この鞄のサイズからして人間が入ることはまず不可能だ。であれば、人間ではなくそれ以外のもの…例えば、ぬいぐるみや人形などがそうだろう、と、そう推測し。
一通り人形をじっくり見終えた後、ふと目を落とすとネジのようなものがそこに置いてあった。
それを見た瞬間、"ああ、[まく]ってそういうことだったのか…" とあの<まきますか、まきませんか>の一文を思い出し、同時にその意味を理解した。
ともかくネジを巻いてみよう、そう思い立つとそれを取り出し、そっと優しく人形に触れつつネジを差す場所を探していると、人形の背中に小さな穴を見つけた。
そして、その穴にネジを慎重に差し込めば、音を立てながら巻いて)
【いえいえ、お気になさらず!そしてアリスゲームについてはストーリー性もあって絡みやすいと思うので②の設定でも大丈夫ですよ。①についても平和な世界軸でいいと思いますが主様の判断にお任せします。】
>58 翠星石
なるほど、つまりそのドールの新しい持ち主に僕が選ばれたって事か。……何となく分かった
(黙って頷く様子に会える事を心の中で祈った。口調は強気だがどこか緊張している様子から他者に慣れるまで時間がかかる性分らしいと察した。密かに親近感が湧きつつ説明を聞き昨夜の「まく」か「まかない」かの電話は重要なものだったのかと自分なりに解釈しつつ理解したと伝えて)
(/気にしないで下さい~!他の人と同じ意見にはなってしまうのですがストーリー性や絆を深めるといった諸々素敵な要素に惹かれる②の方が個人的には良いかなと…!最終判断は主様にお任せ致します故一意見として認識して下さいな…!)
>62 【雛苺】
やはりそうか。だが、契約をしないといけないならその条件、そして得られる効果と役目を俺に説明してくれ。
メリット、デメリット、環境、現時点の状況の元判断させてもらいたい。…まあ簡単にいうと、契約についてもっとお話ししてほしいという事だが…わかるか?
(契約が必要と言われ、やはりそうか、と頷く。契約に乗るか乗らないかはさておきまずは相手の説明を聞いてから判断するのは当然の事だろうと思いつつ相手に詳しい説明を求め、しゃがむのをやめて立ち上がり、椅子に座って時間が経ってぬるくなってしまったコーヒーを数口流しこむ。
相手は子供(人形だしあまり気にしない方がいいかもしれないが)である為か念の為分かりやすく説明を付け加えて相手の反応を待ちつつ)
>参加者皆様
【ご意見ありがとうございました!②の方向性でも大丈夫というご意見が多かったので、これからはアリスゲームの要素を出して行きたいと思います。引き続きよろしくお願いします】
>64
【はい、それで大丈夫です!】
【雪華綺晶】
>63 ゲダツ
「……わかりました。では、契約をする前に、最後に大事なこと…アリスゲームについて、お話いたしましょう」
契約の意志を確認した雪華綺晶は、真剣な表情に切り替え、アリスゲームなるワードを口にする。
「私たちローゼンメイデンは、お父様……人形師ローゼンにより、ある宿命を与えられました。それがアリスゲーム。7体のローゼンメイデンが、互いのローザミスティカ…人間でいう心臓部を奪い合い、7つのローザミスティカを揃えたローゼンメイデンが、完璧かつ至高の少女、アリスになることが出来る、というものですわ…」
アリスゲーム……自分や姉を作った父、ローゼンが自分たちに与えた宿命。それを話し終えて、雪華綺晶は一呼吸置く。
「……7体のローゼンメイデンが全て目覚めた時、それがアリスゲームのはじまりの合図、なのですわ…」
【蒼星石】
>65 パチュリー
「はい……ローゼンメイデンは、全部で七体います。僕が第4ドールで、姉の翠星石は第3ドールです」
用意された椅子に器用に座れば、彼女の質問に答えて。
>66 スティーブン
「……」
ネジをまかれて目覚めた蒼星石はぎぃい、と音を立てて、ゆっくりと動き始める。そして、赤と緑のオッドアイを開き、自分を起こした男の目を見つめれば、小首を傾げながら挨拶をして。
「…おはようございます。ぼくのネジを巻いたのは、あなたですね?」
【翠星石】
>67 イデア
「そういうことですぅ。契約したら、翠星石はお前から力をもらって、本来の力が出せるようになるです!まぁその時、お前は少しばかり疲れてしまうですが…。力の使いすぎも危険ですぅ」
相手が理解したのを確認すれば、次に契約した場合の影響について説明を始める。ドールが契約者から力をもらうこと、そしてそのリスク…。
「翠星石が力を必要とする大きな理由は、アリスゲームのためです。お父様が目指した至高の少女…アリスになるために、他のローゼンメイデンと戦うゲーム…それが、アリスゲームですぅ」
続いて、翠星石が契約者から力を貰わなければならない理由を話始める。それは、製作者である自分の父、ローゼンが自分に与えた使命、アリスゲームのためだった。
【雛苺】
>68 ウィリアム
「……うゆ?わかったなの!」
小難しい言い方に、姉妹の中でも幼い雛苺はわからずにキョトンとした表情になるが、契約についてもっとおはなししてほしいと言われると、こくん、と大きく頷いて。
「えーっとね、契約するには、この指輪とキスすればいいの!でね、契約したら、ヒナが力を使う時に、ウィリアムの力をもらうの!」
ぴょんぴょん、と飛び跳ねつつ身振り手振りを混じえながら、一生懸命説明をして。
>>蒼星石
【パチュリー・ノーレッジ】
「そう、7体も。自律型を一体創るだけでも並大抵の力量ではできないでしょうに、7体も…興味深いわ」
(魔法の森にも魔法使い兼人形師がいるが、その人形師にも自律型の人形を創ることは難しいようだった。少女は人形に関しては専門外ではあるが、その技術自体には興味がある)
「あなたの姉以外の他のドールはどこへ?全員、あなたのように誰かをマスターと仰いで契約を結んでいるのかしら。満たされることのみを目的に?」
(思案するように瞳を伏せれば、脳裏に手紙の内容を思い浮かべて。他のドールも、誰かに巻くか巻かないかを問い、応えたものをマスターとしているのか。もしそうならば、満たされることのみをただ一つの目的とするにはどこか不自然に感じ。なんらかの意図が絡まっているのではないかと、伏せていた瞳を再度開ければ蒼星石を映し)
ありがとう。私はマキマ。貴方は?
(悪魔に慣れていることもあり、突然動き出した事には全く驚かず。賛辞を素直に受け取り礼を言いいつ、人形かと思ったが、話しだした所を見ると悪魔?いや、悪魔の匂いはしないが……と、口元には笑みを浮かべつつ警戒を隠さない瞳でじっと見つめ。)
(/返信が遅くなってしまいましたが、私も②のアリスゲーム要素有りの方に惹かれました。ぜひよろしくお願いします)
【了解しました!こちらこそよろしくお願いいたします!】
>69【蒼星石】
…おぉ、動いた
(ゆっくりと動き始めた人形を見れば、思わず感嘆の声を上げつつ、どうやって動いてるんだろうか、なんて考えていて)
………っああ、おはよう。…うん、確かにそうだけど………君は?
(突如喋り出した人形にびっくりして思わず目をぱちくりさせる。
動くならまだしも喋る人形が存在するとは…HL<ヘルサレムズ・ロット>でも見たことがない、なんて思っていたため反応が遅れるも、きっちり挨拶を返し、質問をされればそうだと答えた後、ひとまず名前を聞こうとして)
>69 【雛苺】
なるほど…それをすると、お前はどうなるんだ?
力を使わないといけない時があったりするのか…?
(なるほど、と少し笑いながら契約方法について、そしてそれをしたらどうなるかも理解できた。どうやら彼女が力を使う際自分の力を貰う、と言っていたが力を使う度自分が何かしらデメリットを負うことになるのは既に確定しているようで顔には現さずとも少々困惑する。そしてその力の関係が出てくるという事はいずれ力を使わないといけない時が来る、ということも同時に表している、となると何かしら戦う場面が出てきたりするのだろうか…?とはいえ何の力か分からない以上断定は出来ないが、恐らく何か影響を及ぼすのは確かだなと納得し。
身振り手振りの説明でなんとなく理解できたが、やはりまだ何か引っかかる気がしてならない…と、本人はモヤモヤしつつとにかく相手がどう質問を返すのだろうか、と様子を見て)
(ゲダツ)
「“ありすげーむ”…宿命的な骨肉の争い――否、ある種の(篩掛け)かお前達の父…創作者(ローゼン)は目的は何であれ自分の娘達に随分手厳しい様だな。―文字通りの生存権ならぬ存在権を掛けた戦いか…」
ミステリアスな笑みから打って変わり真剣な表情でとつとつと話す彼女(雪華綺晶)の(アリスゲーム)なるモノの内容を腕を組み(例の如くやはり組めていない)聞く蜘蛛頭の巨漢(ゲダツ)だが、いつぞの空島はスカイピアの四神官の一角を担っていた頃にアッパーヤード(神の島)にて己が仕えていた(神)が戯れで島内の侵入者やシャンディアのゲリラに仕掛けた(サバイバル)を彷彿とさせる状況――
アレは無差別級の(生き残れば勝利)とも言える大乱戦前提のモノだったが、この(アリスゲーム)は目的と(方法)がきっちり決まっている。
というより、他の姉妹人形を喰らう様に勝ち残って往けば―何れ“完璧かつ至高の少女”―『アリス』という存在になれると言う話を聞いて、まるで用途や在り形は異なれど“蟲毒”めいているなと内心蜘蛛頭の元武闘派神官は思う。
「――命のやり取り、闘争はかつてのおれにとっては日常茶飯事であった。7体全てが出揃えば――始まる。か…面白い。」
無自覚に白目を剥きながら獰猛さを滲ませた不敵な笑みを浮かべる蜘蛛頭の元神官・現番頭。
良くも悪くも、久しく戦いそのものとは無縁な身であったが…元は血で血を洗う様な戦いを延々と繰り返してきた身だけに血が沸く様な感触が身体を巡る。
「その(戦い」からは(契約)する以上逃れられんというのは察した――無論、おれは構わんぞ。キラキショウ…だが実際の所、お前は己の姉妹たちと争う覚悟はあるのか?」
>69 雪華綺晶
【蒼星石】
>70 パチュリー
「さぁ…まだ目覚めていないのか、幻想郷…といいましたか、この世界の他の場所で、目覚めているのか、全く違う時代や場所で目覚めているのか…今の僕には、全く検討もつきません」
目の前の彼女に問われ、まずは他のドールの場所について答える。といっても、今の自分にはわからない、というものだったが。
「ただ、どこにいようとも、あなたのいうように、誰かをマスターとして契約を結ぶのは確かです。その目的は…先程は満たされるためと説明しましたが、その先に、もっと大きな目的…いや、宿命があるのです。アリスゲームという、宿命が…」
蒼星石の声色に、緊張感が走る。
「簡単に言えば、僕たち7体のドールが、ローザミスティカ…人間でいう心臓部を奪い合うゲームです。7つのローザミスティカを揃えたドールが、至高の少女、アリスとなり、お父様と会う権利を得る…それが、僕たちローゼンメイデンに与えられた宿命、アリスゲームです」
>72 スティーブン
「…あぁ、自己紹介が遅れました。僕はローゼンメイデン、第4ドール、蒼星石といいます。以後お見知り置きを」
名前を聞かれると、蒼星石は頭を下げ、丁寧に自己紹介をする。すると、青色に淡く光小さな光が、蒼星石の傍をとびはじめた。
「突然ですが、あなたはこの人口聖霊…レンピカによって、ぼくのマスターの候補者に選ばれました。この契約の指輪に口付けをすれば、正式なマスターとなります」
【水銀燈】
>71 マキマ
「……肝が据わってるのね、あなた。まぁ、いちいち驚かれるより話が進みやすいから助かるけど」
過去に出会った人間は、皆ドールが喋ることに驚いていたが、今回出会った彼女は違うようで。
率直な感想を述べれば、目を細めて名を名乗る。
「……ローゼンメイデン第1ドール、水銀燈…。早速だけど、あなたには私の媒介になってもらうわ」
にい、と口元を吊り上がらせると、水銀燈は手のひらに、バラの装飾のついた指輪を見せて、そう語りかけた。
【雛苺】
>73 ウィリアム
「えっとね…ヒナが力使うことはあんまりないんだけどね、ヒナの他に、6体のローゼンメイデンがいるの。それで、ローゼンメイデンが全員揃ったら、アリスゲームっていって、戦わないといけないの。そのために力が必要なの…」
幼いながらの舌っ足らずな口調で、雛苺は話し続ける。
すると、突然雛苺は、泣きそうな顔になりながら俯く。
「アリスゲームに勝ったらね、負けた方のローザミスティカ…あ、ヒナ達の命みたいなものね!そのローザミスティカをもらって、アリスに近づくんだけど、負けた方は動かなくなっちゃうの…」
【雪華綺晶】
>74 ゲダツ
「…アリスになったドールにしか会わない…お父様はそうお決めになられました」
目を伏せながら、ポツリとそう呟く。
そして、自分の姉妹たちと戦う覚悟があるのかと聞こえると、雪華綺晶はまた穏やかな笑みを浮かべて答える。
「ええ….。私はお姉様と戦うことに、抵抗はありません…。まあ、他のドールと同じ時代に目を覚ますことはごく稀…もし私がゲダツ様と契約している間に、他のお姉様が目を覚まさなかったら、戦わずに時間が過ぎてゆく…という可能性もありますが」
アリスゲーム開始の条件は、他のドールが目を覚ますこと。他のドールと会うことがなければ、戦いも何もないまま終わると告げ、雪華綺晶は紅茶を飲み終え。
>>蒼星石
【パチュリー・ノーレッジ】
「アリスゲーム、ね。私には父とやらのことはわからないけれど、あなたのお父様は随分と娘への理想が高いようね」
(お父様とは蒼星石たちの作成者だろう。会うことにすら権利を設けるとは、少女が言えるたちではないが、些か変わり者のようだ。皮肉とも取れるような言葉を吐きつつ)
「あなたは姉妹の骸の上に立ってでも、そのお父様とやらに会いたいと思っているのかしら。7つのローザミスティカを揃えなければならないということはつまり、翠星石、彼女のローザミスティカも奪わなければならないのでしょう。あなたが気にかける姉を物言わぬ人形にしてでも、アリスになりたいと?」
(そう問う口調は決して責めるものではなく、真意と意志を確認するものであった。アリスになりたいのならば、先程まで気にしていた双子の片割れをも敵に回すということ、果たしてそれが蒼星石にできるのかと。アリスゲームというもの自体には今のところマスターへの恩恵は見受けられないので興味は薄いが、蒼星石自身には多少興味がある。肘掛けに肘をつきながら、ゆったりと足を組んで)
【蒼星石】
>76 パチュリー
「……正直に言うと、僕はアリスには興味はありません。お父様にも、それほど関心があるわけでは…ただ、それがぼくたちに与えられた宿命なら、それに従うまでです」
姉妹を倒してでもアリスになりたいのか、父に会いたいのかと聞かれたら、蒼星石は、首を横に振りながらそれを否定。アリスにも父にも興味があるわけではない、ただ、アリスゲームが自分の宿命なら、それに従うまで、とはっきり口にして
>75
私を媒介に?……面白い事を言うのね
(ローゼンメイデン、というのが悪魔の名前?いや、悪魔の名前は一般的な物の名の筈。なぜなら、悪魔はその名前が恐れられている程強いから。可能性としては「人形の悪魔」くらい?悪魔の匂いはしないが、悪魔は人間の見た目に近いほど人間に友好的だ。警戒は解かない方がいいだろう。……と、思考しつつも、普段は恐れられる事の多い自分に対して「貴方を媒介にする」という挑戦的な態度を取る人形(?)に思わず笑みが零れ)
>>蒼星石
【パチュリー・ノーレッジ】
「そう、とても曖昧ね。まるで大海を漂う小舟のよう……。といっても、この幻想郷に海はないのだけれど」
(宿命づけられているというのに、本人の意思には沿っていない。意志と呼ぶにはふわふわと宙ぶらりんのそれは、どうにも頼りないものに思えた。例えの後、ふぅ、とため息をついて)
「宿命に従うというのなら、今この瞬間に翠星石が目の前に現れたのならば、あなたはどうするの?文字通りの人形のようにゲームのルールを遵守するのか、それとも意思ある一個人として刃を収めるのか」
(言った後に、意地悪な質問をしたものだと内心思う。いじめたいのではなく気になっただけ、僅かに瞳を細めれば、蒼星石の動向を観察するようにじっと眺めて)
(イデア)
>翠星石
アリスゲーム、か…それって絶対やらなきゃダメなの?
(契約の代償とアリスゲームなるものについての説明を聞き少し考える素振りを見せた。人形とはいえ家族同然の存在と戦うのは辛い事のはず。面倒事には巻き込まれたくないが力を貸して欲しいのなら出来る限り協力しようと思いつつ翠星石と人工精霊を交互に見て)
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