懐 刀  〆

  懐 刀  〆

鍔  2022-09-23 23:31:31 
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  • No.21 by 鍔  2022-10-02 01:41:24 





***概要


とある本丸の、「監査官の創作男士×成績不振の審神者」の物語。

・戦闘における回復前提の負傷や、他所におけるブラック本丸・刀剣破壊の描写はOK
・当本丸における直接的な刀剣破壊(死ネタ)の描写、原作キャラの関係性の棄損描写はNG




***監査官「破敵剣」


「 破敵剣。時の政府より監査の命を受けて参りました。これより暫しの間、畏くも御身の御側でお仕えいたします 」
「 ったく、くだらねェ……寝てていいか? 」
「 主、そこに隠れてろ。__妖魔は俺が斬り祓う 」

*破敵剣( はてきのつるぎ )
*百済王が倭王に献じたとも伝えられている、古の護身剣。
一度は焼失し、その後安倍晴明の助力を得て甦ったが、再び火の中に姿を消した。
時の政府に信頼されているだけあって、主の護衛に際しては非常に高い能力を誇るが、素は粗暴でいい加減。
自分より遥かに若い歌仙兼定やへし切長谷部に、常々注意されている。

・刀種は剣。
・パッと見の印象は、鶴丸国永・一期一振系統の高貴さあふれる美青年。身長178cm、外見年齢は23~25歳ほど。銀髪のメッシュが入った鋼色の短髪。素の人格に反して存外綺麗に透き通った、薄紫の瞳の持ち主。右耳には北斗七星、左耳には南斗六星を象った金の耳飾りがぶら下がる。正式な服装は、四神の紋が銀糸で縫い込まれた白・黒・金の美しい狩衣。しかし本丸内にいるときは「動きづらい」の一言で脱ぎ捨て、黒のタンクトップにカーキ色のミリタリーズボンという砕けきった服装が多い。歌仙からは「いつもその姿でいるのは雅じゃない」と怒られている。

・容姿の初公開時、また最初に時の政府の配布により顕現した瞬間は、いかにも「凛とした忠臣」という印象。しかし現実世界の歴戦の審神者は「こういう男に限って全然見た目通りじゃない性格をしてる」と察知。予想は見事あたり、いざ蓋を開けてみれば、「俺の仕事は護衛と撃破だ。他のこたァ知らねえよ」と言い切る、荒っぽく慎みのない人格が露わになった。ゆえに、ついたあだ名が「適当監査官」。七星剣の評価によれば、「アレの本性は躾のなっていない犬」。明石国行とはやたら馬が合い、よく一緒にサボったり、内番をすっぽかす口裏合わせに協力し合ったりして、へし切長谷部に雷を落とされている。ちなみに好物は水餃子。
・しかしいついかなる場合でも、監査官として立場を弁える際は、丁寧な言葉遣いで物腰も丁寧。また、主に危険が迫った際には真剣に立ち回り、名に恥じぬ護衛と敵撃破を担う。要はやるときはやる男。この辺りは、節刀としての責任感の表れのようで、伊万里に関しても何だかんだ面倒を見る様子がある。
・一度は安倍晴明の手で甦った経緯から、①石切丸・にっかり青江同様にオカルト特攻持ち。②七星剣とは顔なじみ。③白狐の加護がついているらしく、小狐丸と鳴狐から仲間意識を持たれている。 といった関係図を結ぶ。破敵剣自身霊力に関する感度が高く、時の政府が派遣したのもその辺りに起因。実際、適当なことを抜かしながらも、伊万里の霊力の流れを注意深く観察している。
・政府により鍛刀された刀であるため、初期ステータスに異常はない。しかし、本丸での生活が長くなり、伊万里との絆が深まるにつれて、彼女の霊力の影響を受けるようになる。

・伊万里の本丸にやってきた初日のみ、真面目に任務を遂行。戦績や刀帳、本丸の手入れ具合、保有資源、所持刀装、所属する男士の様子などを確認。ところが二日目以降はさっそく素の砕けた雰囲気に。ついでに「監査のためにいくつか買い出しが必要」という名目で、伊万里を万事屋通りに連れ出す。その真の目的は高級油揚げを買うこと。それで伊万里の本丸のこんのすけを買収、政府に報告しないよう言い含めて、心置きなくだらける態勢を整える。
・監査にあたり、「政府配当の刀の練度を通常どおり上げる」「それでどれだけ強くできるかで審神者としての腕前を、また既存の刀剣男士とどれだけ成長速度が違うかで審神者の不調の原因究明を行う」という目的が一応ある。このためそれ以降は、既存の刀剣男士に交じって出陣や遠征を行う。しかし…

*「 態度を崩しすぎ?わざとだよ。堅苦しく見張られてちゃ、主も普段通りにできねえだろ 」(本丸ボイス)
*「 つまみ食いじゃないって。監査監査、超監査 」(厨番ボイス)
* 「のんびり昼寝したいから、重傷ってことにしといてくれ 」(軽傷手入れボイス)

・上記のような感じで、「こいつはまともに監査する気があるのか」と疑いたくなるような振る舞い。むしろ不真面目すぎて、監査する側のはずなのに、ちゃんと内番をしているかを逆に見張られるほど。しかしおそらく一部の刀剣男士なら、破敵剣があえて適当に振る舞っている面も察知し、主の為に警戒することもあるだろう。破敵剣自身は、本気で怠けているのが四割、本当に油断を引き出して監査しているのが四割。残る二割は無意識の、「真面目に働き使命を全うすれば、焼失するのではないかという恐れ」。

・「…まだ、燃えたくねェ……」というボイスがあることから、破敵剣として、その時々の役割を全うするたびに焼失してしまう宿命を背負っているのではないか・その後次の役目を授かる時に再鋳造されて甦るのではないか、という考察がある。その辺りの過去からか、骨喰藤四郎・鯰尾藤四郎のことを気にかけているらしい。このジンクスは多くの破敵剣が潜在的に感じているものだが、知っている審神者はごく稀である。政府そのものは破敵剣の性質を知っている可能性が高く、もしかすれば敢えて利用しているかもしれない。
・破敵剣は、現実のゲーム上の場合、「特命調査○○:審神者の霊力が突如低下した。政府の刀剣男士を補佐として派遣するので、各本丸の刀剣男士は原因を排除し、速やかに態勢を回復せよ」という体で、全審神者が強制的に霊力ダウンするイベントでの実装。この物語の世界においては、「霊力が不安定かつ、政府がきちんと育てたい審神者の元にのみ派遣される幻の刀剣男士」。都市伝説程度の知名度だが、審神者歴が長ければ、派遣対象ではなくとも実在を知る者もいる。他の審神者と交流があり、自分の腕前に不安がある人ほどその情報に行きついて、「破敵剣が派遣されたってことは、私は無能な審神者ってこと?」「本丸運営がこんなに上手くいってないのに破敵剣が来ないってことは、もしかして政府に期待されてないんじゃ…」という考えを持つことも。
・剣男士特有の特殊能力「神技」は、破敵剣の場合『殲滅の力』。味方に重傷以上の負傷が発生した場合、破敵剣の攻撃範囲が拡張し、打撃も大幅に上昇する。代償として、破敵剣自身の生存が一定数値分削られる。無理に進軍して神技を連続させた場合、最悪刀剣破壊もあり得る。
・ゲーム上の破敵剣が刀剣破壊に至るとき、特殊演出として炎が爆ぜる効果音がバックに流れる。





***審神者「卯ノ花」


「 心機一転、粉骨砕身!身命を賭して尽力すること、此処にお誓いいたします! 」
「 父や、兄の本丸で触れ合った彼らとの差異を感じる度、ああ彼らは私の刀なのだ、と嬉しくなります。……浅ましいでしょうか 」
「 あ、あ、主であるわたしがっ、ただ隠れて震えてるわけにはいかな、ません!でしょ!? 」

審神者名 : 卯ノ花( ウノハナ )
真名 : 花登 伊万里( ハナト イマリ )
性別 : 女
年齢 : 19( 審神者歴半年ほど )

容姿 : 染めた痕のない緑の黒髪。肩甲骨辺りまで伸ばした髪を、黄の組紐で後頭部の高い位置で後れ毛一つないポニーテールに纏めている。結んでいると分かりづらいが少し癖毛気味で、下ろすと輪郭がふんわりと弧を描く。髪を上げた姿と下ろした姿とで受ける印象が違う。眉下に切り揃えた前髪は向かって右に軽く流し、その下にはややつり目気味の大きな梔子色の瞳。顔立ち自体は可愛らしい部類ではあるが、口がへの字を書いていたり眉根を寄せていたりと険しい表情をしがち。これは自分なりに威厳を出そうと考えた結果であり意図的なもの。気を抜いたり意表を突かれたりすると容易に素が出る。自覚はないが、喜怒哀楽が表情に出やすい。いわゆるもち肌で、姉によく頬を揉まれる。見目にはある程度気を使っているらしく、髪や爪などはしっかりと手が入れられている。
 身長は163cm。すっと背筋の伸びた立ち姿をしている。普段着は着脱のしやすさや動きやすさを重視し二部式着物を着用。執務のみであれば紺の女袴を重ねることも。正装はベーシックな巫女装束、または訪問着。基本的に華美なアクセサリーなどは好まない。

性格 : 真面目で堅物。向上心が強く、とにかく自分に厳しい。理想を高く掲げすぎている面も。努力家で我慢強いといえば聞こえはいいが、健全な厳しさというよりは、自分を虐げることで無理矢理自己肯定しようとしている節がある。手先が、という意味ではなく不器用な気性で、無理に頑張ろうとすればするだけ空回りしていく。本人としてはクールでスマートな主を演じようとしているが、当然ボロが出る。“理想の主”像についてもぼんやりとしか想像できていないため、次の言動に困りフリーズすることも多々。本丸の皆に対する愛情を伝えきれていないことが悩み。厳しいのは自分に対してだけで、他者について小言を零すことは滅多にない。
 素は穏やかで素直、少し小心者だが大事なもののためならば直向きに頑張ることができる。特に何もない時間を楽しめるのんびり屋。よくいる普通の女の子に過ぎない。自己肯定感の低ささえなければ、大らかな家族によく似ている。

備考 : 一人称は「私」、素の状態だと「わたし」。基本的には物腰丁寧な敬語だが、監査官や政府関係者を相手にする際、慣れるまでの間は緊張からか不自然なほど堅苦しい口調となる。趣味は日記をつけること。好きな食べ物は甘味全般。しかし主らしく振る舞おうと、甘味の類は全て男士たちに譲っている。代々続く審神者の家系で、名の通った名門の生まれ。花登の血筋の者は審神者名に必ず“花”の一文字を冠するしきたりがある。卯ノ花の由来は4月生まれだからという単純なもの。
 今年の春から本丸を受け持つことになった新米審神者。見習い期間はなかったとはいえ、親族の本丸を訪れ間近で本丸運営を見ることも多かったため、知識、経験共に問題ない…と思われたが、何故だか上手くいかず成績不振。この度監査が入ることとなった。政府から目を掛けられているのは血筋が理由だと痛いほど理解しているため、悔しかったり、自分に伸び代などないのではないかと不安に陥ったりと、色々と思うところがある様子。
 家族構成は父( 審神者名:花道 )、母、兄( 菊花 )と姉( 火花 )が一人ずつ。母は元政府職員。全員優秀な審神者であり、兄も姉も若いながらも目覚ましい功績を上げている。名門らしく立派な審神者になるよう厳しく育てられた……と思いきや、末っ子故に猫可愛がりされてきた。特に兄とは十、姉とは八つと歳が離れているため、会うと未だに子供扱いを受ける。審神者としての教育だけでなく、勉学や習い事に関しても同じ姿勢で、成功しても失敗しても愛でられる始末。自分に対して厳しいのはその反動であり、どの程度厳しく接するべきなのかが分かっていないきらいがある。隣の芝生が青く見えているだけという自覚はあるが、本人的には厳しく育てられた兄や姉を酷く羨ましく感じている。家族に対する気持ちは嫉妬や恨みの負の感情はなく、純粋なる尊敬の念を抱いているが、彼らに対する劣等感は確実にある。親類曰く、伊万里が生まれる前に亡くなった曾祖母( 万花 )の若い頃の生写し。曾祖母は家系の中でも特に突出した才を持ち、人柄も穏やかな女性だったため、中身はまるで似ていないと自他共に認めている。しかし、この曾祖母も実は若い頃に破敵剣を派遣されていた。伊万里に派遣された破敵剣がかつて目撃した「燃え尽きる同個体」は、実は曾祖母付きの破敵剣の最期であった。
 昔から本番に弱い性質ではあるが、要領が悪いわけではないため、習い事などで身に付いた教養は確かに根付いている。料理や掃除の腕も確かで、本丸の刀剣男士がごく少数だった頃は一人で食事を作ることもあった。特に赴任初日、初期刀と初鍛刀とで食べた初めての食事は今でも鮮明に思い出せる大事な思い出。

追記 : 花登家は代々初期刀に歌仙兼定を選んできた。このため、花登家の本丸に顕現した歌仙兼定は、審神者に流れる血に特別な忠誠心を抱く傾向がある。
 また、本丸内に目安箱を設置すると、最初は九割が主への感謝の言葉や中には恋文めいたもの、ほか一割は破敵剣への警戒やもっと働くように言ってほしいという嘆願書が入れられるなど、刀剣たちから大きな親愛・信頼を寄せられていることがわかる。
 破敵剣の態度から、「もしや見込みがなさすぎて投げられたのでは?」「怠ける刀剣男士に対する対応を見られているのでは?」などと、色々思い悩むことも。





***舞台となる本丸について


・初期刀は歌仙兼定、初鍛刀は五虎退。
・その他、当本丸に所属する主なメンバーは約40振、以下のとおり。
【短刀】今剣、平野、厚、前田、秋田、乱、五虎退、薬研、愛染、小夜
【脇差】青江、鯰尾、骨喰、堀川
【打刀】鳴狐、宗三、加州、安定、歌仙、和泉守、陸奥守、山姥切、蜂須賀、大倶利伽羅、長谷部、同田貫
【太刀】明石、燭台切、山伏、獅子王
【大太刀】石切丸
【剣】破敵剣 ←New!

・成績不振という問題を抱えている。
「刀剣男士たちが本領を発揮できない」
「レア4以上がなかなか鍛刀できない(皆無とは限らない)」
「通常よりステータスが低く生まれつくことがある」※実はこの場合、代わりに最高ステータスの数値が通常より高くなっている
「錬結がなぜかからぶりがち」
「練度上げ(レベリング)の数字が伸びにくい影響で、なかなかステータスが上がらない問題が発生している」
「打刀以上の面々がなかなか育たない影響で、出陣範囲が厚樫山で止まっている」
これらは、伊万里の霊力の乱れによるもの。

・間取りは「【フリー素材】本丸の間取り図【オリジナル】」を参照。
・刀剣の所持数が少ないため、基本的に大人組は一人一部屋。まだ幼い短刀たちは数人ごとに一部屋。その他、刀種・刀派・前の主人繋がりで同室になりたい者に関しては相部屋を許可する形式。刀種ごとに大部屋があり、冬には炬燵が設置されることも。空き部屋や使われていない小屋は、怪異の発生場所になることも。
・審神者部屋は屋敷から渡り廊下で繋がった離れに位置している。厠と浴室付き。

・食事は7時・12時・18時の三食。厨番は、5時・10時・16時には当番に入る。毎週日曜日はリクエストメニュー採用の日。
・起床時間は朝6時、就寝時間は短刀・21時、脇差組・22時、打刀以上・23時(なお、翌朝ちゃんと起きられるならうるさく言われない)で、これはあくまでも目安。
・本丸内では内番着を推奨。その他、寝間着として紺の着流しが各自に配布されているが、着用は任意。個人で好きなように寝間着を用意してもいい。

・当番は基本日替わり。遠征番、手合、馬番、畑番、買い出し当番、ゴミ出し当番、厨番、洗濯当番、拾得資源・拾得刀整理当番、掃除番(厠・蔵・厨・浴場・中庭・廊下・玄関先・広間・資源置場・書庫・稽古場etc)など。審神者・近侍には記帳番という仕事がある。
・不寝番は、最初のころこそ他の本丸の例にならって置いていたものの、たたでさえ人員不足なのにあまり効果が見込めないから……と取りやめていたところ、怪異発生に備えて復活させることになる。

*基本、刀が揃ってくるとこういった本丸維持作業も楽になっていくはずだが、当本丸の場合、霊力の乱れによってなかなか仲間が増えず、その結果本丸の運営に労力を割かれ、戦や遠征へ思うように出られず、出たとしても手入れが発生すればすぐ全体が滞ってしまい、鍛刀もドロップもなかなかできなず、その結果人が増えなくて……という悪循環に陥っていた。

*また、破敵剣が遣わされる前から既に、軽微な怪異が発生していた。伊万里の着任以来、不意にどこかから視線を感じる、誰もいない部屋で音が聞こえる…程度から始まっていたのだが、監査が始まるまでの半年で徐々にエスカレート。彼女を不安にさせないよう刀剣たちが対処していた。しかし、怪異特効持ちの破敵剣が来たことで、徐々に力を蓄えて潜伏していた怪異たちが、威嚇のために顕在化しはじめ、最初の「鏡」の怪異に至る。





***世界観


・本来刀剣男士は付喪神だが、人間同様の生活をすることで主との結びつきが強くなり、刀剣としての力が高まる。

*転送用ポッド:本丸から現世へ、現世から本丸へ、本丸から別の本丸へ、本丸から現世へ、自在にテレポート可能な装置。
*ID:住所のようなもの。転送用ポッドの入力画面に、他の本丸IDや審神者局のID、演練所IDを入力することでそこへ飛べる。
*審神者局:時の政府に直属している、審神者専用の役所。審神者に任務を課す。相談窓口などがある。ブラック本丸の通報はここへ。
*演練所:審神者とその刀たちが他所の本丸と手合わせする場所。複数存在する。
*万事屋通り:審神者専用の買い物ができる街。様々な店がある。
*現世:審神者の出身世界。審神者局、演練所、万事屋通りはこの世界にない。現世を行き来する場合は審神者局に申請する必要があり、護衛として随伴できる刀剣男士も一振りに限られる。
*担当:審神者局に直属する人員。時の政府と審神者を繋ぐ、マネージャー的な存在。霊力などは持たない。
*見習い:熟練審神者の元で審神者として修業する年若い者。すべての審神者が見習いからキャリアを始めたわけではない。ブラック本丸では、審神者による見習いいじめ、逆に見習いによる本丸乗っ取りなどの事件がしばしば発生する。




***本丸を襲う「怪異」たち/ストーリー


【鏡】(9月中旬~10月)
「鏡に映る自分を、『可愛い』と褒めていると、本当に可愛くなれる」。そんな話を同期の友人である審神者に聞いた伊万里は、ある日鏡に映る自分を、「いい主だ」「霊力の扱いが上手」「歴代一の才能」などと一人で褒めちぎってみる。何となく元気が出るような気がして、落ち込んだ時に時折鏡の中の自分を褒めるように。そんな中、時折本丸内でもう一人の伊万里を見る、という噂が流れ始める。不思議に思いながらも、報告自体はごく少数なため見間違いと思い気にしていなかったが、ある日いつものように鏡に向き合ったとき、鏡に映った自分に引きずり込まれ入れ替わってしまう。鏡の自分は言葉を掛けていた通りの理想的な主で、もしや戻らない方が本丸にも実家にも得なのでは、と思い始める。しかし、鏡の自分の進言が、効率的ではあるが刀剣男士を駒としか扱わないようなものへと変わっていき…
・まだ本丸に来て間もないため、伊万里の人物像を深く知らなかった破敵剣が、刀剣男士を駒としてしか扱わない偽伊万里を見ても「ここの主はああ見えてほんとはこういうタイプだったのか」と捉えてしまい、そのため怪異に気付くのが遅れる…というトラブル。
・その後初期刀の歌仙から、「僕らの主はあんなことを言う人じゃない」と、過去の伊万里の不器用ながらも刀想いなエピソードを聞いたことで破敵剣が認識を改め、偽物を打ち破ったことで解決。
・伊万里に対し、「気づけず申し訳なかった。これからあんたのことを、もっとちゃんと知っていく」と頭を下げ、彼女に仕える刀しての心構えを改める。



何らかのお休み日常パート。サボリ組の騒動等。



【樹海の積み石】
伊万里の指令でいつもどおり遠征に出陣した刀剣男士部隊。ところが、存在しない遠征先である富士の樹海に出てしまった。辺りには首を吊った遺体が鈴なりになっている。伊万里からの通信は届くので、連絡を取り合いながらどうにか帰還する方法を探す。しかし、「樹海の積み石は絶対に崩してはいけない。不幸な目に遭うから」という花登家に伝わる言い伝えを伊万里が教えた瞬間、遺体が襲い掛かってきて、戦闘を余儀なくされた。激しい刃を交えた刀剣男士たちは次々に辺りの積み石を崩してしまい、悪意があるかのような偶然の事故に襲われて銭湯不能に陥っていく。唯一まだ動ける破敵剣は、特別に神気を通わせ、伊万里の千里眼に自分の視界を共有しながら脱出方法を模索する。
・破敵剣と伊万里の、初めての本格的な連携。破敵剣は伊万里様を信頼して評価する。
・その一方、伊万里の心の中では、刀剣男士たちを危険な目に遭わせてしまったのは自分の霊力の乱れのせいだ…という自責の念が生まれ、それが次の怪異に繋がっていく。



【襖の怪】
襖を開けても開けても同じ部屋が続いていたら、襖の怪に取り込まれている。そのとき、絶対に後ろの部屋に戻ってはいけない、振り返ってもいけない。進み続ければいつかは出られる。その掟を知っていた伊万里は、だんだん恐ろしい光景になる襖の先に、それでも次々に飛び込んでいくが、審神者局の人間、同期の審神者、兄、姉、母、父の偽物が現れて審神者を無能だと罵るようになる。
・伊万里は怪異に屈さず、刀剣の助けなしに突破。しかし、破敵剣に守られず肯定されることもなく、既に済んでしまったせいで素を曝け出して泣きつくこともできず、更に一人でも何とかできた、という生半可な矜持を持たせた方が誰にも甘えられない精神状態に。
・このため平和に落着せず、伊万里のなかの劣等感がますます大きく膨らみ、それをどうにかしようとして次の怪異を招いてしまう。



【夢日記】
本丸の運営が上手くいかない心労からか日々の睡眠が浅くなり、近頃夢を見ることが多くなった伊万里だが、折角ならこの状況を楽しもうと思い夢日記をつけ始める。次第に明晰夢を見ることが増え始め、夢で自由に動けることを喜びストレス発散に繋がるが、反対に体は満足に休めていないらしく、明晰夢の頻度と比例して疲労を強く感じるように。その内本丸の夢を頻繁に見始めるようになり、段々と夢と現実との境界線が曖昧となっていき、現実での言動がおかしくなっていく。(すり抜けられると思って壁に突っ込む、宙に浮けると思って縁側から地面に顔から転ぶ等)ある日夢の中の本丸で、こちらこそが現実だ、ずっとここにいればいい、と言われ了承してしまい、それ以来現実で目を覚まさなくなってしまう。
・よろけた伊万里の腰をとっさに支えたり、助けようとして一緒に池の浅いところに落ちて、助け起こそうとする態勢がやけに色っぽくなってしまったり、そういう密着シーンも多発。今までそんなことなかったのに、途端に伊万里のことを意識しだしてしまう破敵剣。恋愛要素始動。
・現実世界で様子がおかしくなっていき、ついには目覚めなくなった伊万里を見た破敵剣が、彼女を失うことに初めて危機感を覚えるイベント。さらに伊万里の日記を見て、彼女が前回ひとりで怪異に対処していたこと、その胸の内には深い劣等感を煩っていることを知る。



【猿夢】
ある日おかしな夢を見る伊万里。寂れた駅にやって来た電車に乗ると、車両内には複数人の男女が列を作っている。不思議に思いながら自分も列の最後尾に並ぶと、何やら聞こえてくるアナウンス。その次には悲鳴が聞こえ、そこで目が覚める。翌日も、その翌日も、何日か同じような夢を繰り返した後、いつの間にか夢の中の順番は前から3人目ほどに。一体列の先で何が起こっているのか、と覗き込むと、そこにはアナウンス通りに殺 されている光景が目に映る。このままだと数日後には、自分もあの夢の中で死 ぬこととなる。たかが夢と思いつつ、念のためこのことを破敵剣に打ち明けてみることに。
・「夢日記」の件で夢の恐ろしさを学んでいた伊万里が破敵剣に相談したところ、「じゃあ俺も一緒にその夢の世界に行くわ」と言い出し、そのために同じ部屋で一晩を過ごすことに。
・いざ床に着くと異性と一つの布団で寝ている状態を意識しすぎ、一睡もできず朝を迎える伊万里。何の解決にも至らず次の晩も一緒に寝ることに。同様に落ち着かないとはいえ睡眠不足には勝てず眠りに落ちるが、なぜかその晩は猿夢を見ることはなく、ただ一緒に寝ただけとなる。
・実は猿夢は大したことのない怪異で、一日徹夜して夢の連続を途切れさせることが怪異の攻略方法だったのだ。しかしそんなことは露知らず。念のためとその後数日一緒に寝ることに。「主がもう何日間も破敵剣と臥所を共にしているぞ…!?」「落ちつけ、僕らは刀、主の刀だ、主の意向こそがすべて、彼女が幸せならそれでいい、そうだろう?」「そういう歌仙もすごい形相してる癖に!」と母屋の刀たちは大騒ぎ。



【逆メリーさん】
いつも通り机に向かっていると、執務室に通信が入る。政府からかと思い話を聞くも、聞こえてくるのは短刀の声。曰く、物置で古びた装置を見つけ、弄っていたら執務室に繋がった。すぐ側の物置にいるから主も遊びに来てほしい──、装置が古いせいか、誰のものともつかない短刀の声を聞き、息抜きも悪くないかと思い物置へと訪れる。しかし物置には誰もおらず、「次は広間にいるよ」と書置きが残されているのを見つける。きっとこういう遊びなのだろう、と付き合い、書庫や鍛刀部屋、稽古場など、徐々に執務室から離れた場所へと転々とし、最後は私室である離れにいるとのこと。無論相手は短刀などではなく、悪意を持った怪異。何度も自ら願いを聞き入れさせることで伊万里の持つ抵抗力を落とし、母屋から離れた私室に誘き寄せるための罠だった。
・この事件がきっかけで、より万全な護衛のため、審神者部屋を母屋に移転させることになる。この後の日常パートに相当か。



【噂】
夜更かしの楽しさを覚えてしまった短刀たち。朝寝坊が増えたり、当番中に昼寝をしてしまったりと問題行動が増え、対策を考える伊万里。結論は「ありもしない噂を流して早寝を促す」ということに。霊力の乱れの影響で、深夜に化け物が廊下をうろつくかもしれない。夜更かししている短刀なんかもってこいの獲物だ。そんな話を教え、演出として深夜に短刀部屋の前を裾を引きずって徘徊してみたり、部屋の襖をカリカリと引っ?いてみたり。伊万里の睡眠時間と引き換えに短刀の夜更かしは激減するが、怯える短刀とそれを面白がる長物たちのせいでいつの間にか怪談に尾鰭がつき、いつの間にかおぞましく残酷な噂となっていた。多くの神に信じられた怪物は、やがて実態を伴って夜の本丸に現れてしまう。
・伊万里も母屋に移った生活の変化から、短刀たちに怪異ごっこを仕掛けやすくなっていた。
・長物たちが見守っているので、怪異が生まれるまでの間は結構コメディっぽいかも。
・神々が噂に尾ひれをつけたせいで力を得た恐ろしい怪異も、逆に可愛らしい噂をつけ足せば上手く飼い慣らせそう。ワンチャン、今回の怪異はペット可もアリ…??



【神成様】
「 神成様 」という付喪神の種類がある。多くの付喪神は、人に大切に使われることでそこに魂が宿るが、人の作ったものに雷が落ちることでそうなる場合もあるらしい。刀剣男士から聞いたその話を、その日審神者はすっかり忘れていた。稽古場そばに落ちていた古い鈴を、その場にいた誰の物かもわからなかったため、落とし主がいずれ戻ってくるだろうと思って切株の上にのせてやった時には。その晩、その切株に雷が落ちたかと思うと、鈴の頭をした怪物が誕生し、本丸に侵入する。「やさしい、むすめよおまえはやさしい、われとめおとになるべきだ」その伊万里への執着は、刀剣たちに牙を剥く。
・「めおと」発言にカチンとくる破敵剣。伊万里への独占欲はここからさらに強まっていく。
・本丸半壊。この後、新本丸にお引越しすることになる。この後日常パート大型引っ越し編?


【赤い部屋】
「 赤い部屋 」というインターネット怪異。このサイトを見てしまったものには死が訪れるという。いかにもありきたりな怪談に、本丸内では笑い話になっていたが、コンピュータールームを利用した獅子王が〝見て〟しまい、その後どんどん様子がおかしくなっていく。さらに、本丸内の壁や障子に指で開けたような穴が出現し始める。そこを覗くと向こうの部屋が赤く見えるのは、実は血走った目の女にこちらを見つめられていたからで…
・新本丸にはPCルームが存在し、物珍しさにネトゲを始めて見事ハマった獅子王。そのせいで怪異にかかりやすくなっていた。すべてが解決した後、「ネトゲはしばらくこりごり」とのこと。



【紫鏡】次年度4月
「 紫鏡 」という言葉を20歳まで覚えていると、鏡の世界に取り込まれるという都市伝説がある。演練所で他の審神者からその話を聞いたのが、伊万里がはたちになる誕生日のわずか数日前だった。気に留めないようにしていたが、はたちになるまでの数日の間に、ふと鏡を見ると異変を感じることが増えていく。さらに、自分の利き腕が急に反対になったり、着物を左前で着てしまったりするようになる。このままでは鏡の世界に取り込まれてしまう、と感じた伊万里は、破敵剣に助けを求める。
・本丸の刀たちの多くは「主様の成人の祝いだ!」とうきうき浮かれてて気づきにくかった、とかだと可愛い。
・無事に解決した後、破敵剣とふたりでお疲れさま&祝いのお酒を楽しむオチに。酔ったふりをした破敵剣がいつもより大人な()ちょっかいを出すオチも。



【スイカ】
「 スイカを見たら振り向いてはいけない。自分もスイカになってしまう 」という都市伝説がある。この場合のスイカとは、山岳部で滑落した登山者の割れてしまった頭のことで、刀剣男士たちも前の主に仕えていた時には山中で普通に見かけたという。しかし本丸近辺では、遠くに山が見えるだけ。関係ない話だと思っていた伊万里が、夏空の下ひとりで畑仕事をしていた時に突然、「果物のスイカ」の頭をした、見知らぬ野良着姿の、くねくねと揺れる男が目の前に立っていた。しかも奥から、まだ次々と現れる。不気味な異形頭たちの出現に怯える伊万里様のもとに、破敵剣がやってきて、「絶対に振り返るな」と言い聞かせる。しかしスイカ頭たちは、伊万里を振り返らせてその頭を破裂させるため、あの手この手で襲い掛かってきて…
・この事件の後、歌仙さんや燭台切が何の気なしに「主、暑いだろう。これを食べるといい」って切ったスイカを善意100%で出してくるコメディチックなオチ?
・怪異自体はシンプルなので、水遊びや魚釣りなど、夏っぽい平和なお話をメインにした中でのホラーな一幕、という扱いも良さそう。


*その他日常パートの例

「襖の怪以降家族と会うのが怖くなった伊万里が、破敵剣同伴で実家に顔を出す話」
「伊万里が風邪を引く話」→「風邪を引いた影響で霊力が乱れ、本丸の何かがどうにかなる話」
「何らかの原因で伊万里と破敵剣が恋仲だという噂が本丸内に流れる話」
「伊万里の様子がおかしく怪異かと警戒するが、ただ恋煩いでぼんやりしてるだけたった話」

「破敵剣と明石が全力でサボろうとして歌仙と長谷部に死ぬほど怒られる話」
「破敵剣と同田貫が突然湧いた時間遡行軍相手に『戦だ戦だァ!』と大盛り上がりして突っ込んで大怪我して歌仙と長谷部に死ぬほど怒られる話」
「万事屋通りへの買い出しにかこつけたデートに破敵剣が誘う話」
「小夜の楽しみにしていたプリンが何者かに食べられてしまう話。部屋の隅っこで泣きだす小夜、微笑みながらも物凄い怒気を放つ宗三、顔を真っ青にする歌仙、『俺じゃない!』『だけどあのときあんたは厨に!』『兼さんがそんなことするわけないじゃないですか!』『こんなところにいられるか、俺は稽古場に戻らせてもらう!』__疑心暗鬼と弁明で阿鼻叫喚となる刀たち。しかし翌日、第一容疑者だった和泉守が無残な姿(※ギャグ方面)で見つかったうえ、今度は五虎退の大事なみたらし団子のパックだけが発見された(ここまでに一期一振を仲間に加えていた場合、微笑みながらも物凄い怒気を放ついち兄が降臨)。このままでは短刀たちが次々に悲嘆の涙を流しかねない上、容疑者に上がっている大人組は恐ろしい目に遭わされてしまう。__本丸という密室内で、凄惨な大事件の犯人探しが始まった…!」※つまみ食いの真犯人候補()として、【噂】回でペット化した怪異をイメージしています。また、大人組を襲った犯人は「復讐」をモットーとする小夜。「皆を怖い目に合わせれば、そのうち真犯人が名乗り出ると思ったんだ…」
「初めての2月を迎える刀剣たち。季節の催しとして豆まきをするつもりでいたが、演練所で他所の本丸の刀剣から『ばれんたいん』なるイベントを聞く。さらには主がちょこれいとを使って菓子作りを始めた気配を察知。『まさか主に好きな男が…!?』『演練所で主に慣れ慣れしくしていたあの男審神者か!?』『いや俺宛じゃないか!?』と盛大にそわそわし、破敵剣に至っては嫉妬や期待で何も手につかずポンコツになる話」






  • No.22 by 破敵剣  2022-10-02 01:58:34 



( 鋼に満ちたこの身は嘗て、至尊に、陰陽師に仕え。三度目となる此度の生では、時の政府の刀となった。即ち護衛対象は、潮海に浮かぶ我が八島。然りとてそれに異存はない。人であろうとなかろうと、己の使命は主の護衛。敵を撃ち破るための刃を、また振るわせて貰えるのなら。他の男士と隊を組み、時渡りの逆賊を見つけ出しては殲滅し。斯様に、政府直属の付喪神として、戦に明け暮れ三百年。
ある日、戦場で声を聞く。
__破敵剣、と呼ぶ声を。
同じ名前を持ってはいても、叫ばれたのは別の己だ。無惨にも地に倒れ伏し、折れそうなほどの深手を負った、別の部隊の破敵剣。その傍に、近侍歌仙の必死の制止を振り切ってまで、若い審神者が走り寄る。声の主は彼女であろう。しかし剣はそれを留めた。主、俺はここまでだ。ごぼりと大きく喀血し、哀然と微笑んで。
__ちゃんと使命を、果たせただろうか、と。
審神者にそう伝えた瞬間、己と瓜二つの顔の男士は、ごうと炎に包まれた。赤く明く赫い炎。引導を渡す無慈悲な炎。刀身が黒く焼け落ちる。審神者の泣き咽ぶ声がする。近侍が必死に押しとどめ、己はそれを、血の滴る刃を下げたまま、呆けたように眺めていて。
それから更に幾年月が過ぎた後。時の政府より、己ひとりに命が下った。
__花登の娘を監査せよ、と。





審神者の霊気が控えめに触れた途端、抜き身の全身を大きく震わせ、桜がぶわりと舞い上がり。
見知らぬ本丸、燭の焚かれた飴色の部屋。その中をひらひらと降る薄色の雨が止むころには、狩衣にきちんと身を包んだ己の姿をついに御前へ顕現し。少女の向ける梔子の瞳を真っ直ぐに見つめ返せば、居住まいを正し、鋼色の頭を垂れて口上を。
生憎と、剣を抜かりなく届けたか確かめる目的で、まだ政府の監視が切れていない。だから今のところは、新たな主にも恭しい忠実な男士を演じようか )

破敵剣。時の政府より監査の命を受けて参りました。これより暫しの間、畏くも御身の御側でお仕えいたします。




(/大っ変長らくお待たせしましたすみません、初回ロルです!冒頭に引っ付いている文章はOPムービー的な前座として軽く見ていただければ幸いです。募集板に500字くらいとしましたが、最短だとこのくらいになります。通りすがり様の好みに合わせたいので、描写に関するご要望はたんとお聞かせくださいませ◎改めて、ここまでとってもご丁寧に打ち合わせしてくださったのにいよいよの段で遅くなりましたこと、重ね重ねお詫びいたします…!よろしくお願いします!)



  • No.23 by 花登伊万里(卯ノ花)  2022-10-02 13:37:34 




( 薄布を敷いた執務室の畳へと、傷が付かないよう細心の注意を払って、一振りの剣をそっと置く。もしも顕現に失敗したら。そんな考えが頭を過るが、顕現なんてこの半年で何度も行い、失敗の経験もない。そもそもこれはテストではない。一つの深呼吸を置いて、両手をそっと刀身へと翳す。少しの時間もなく、眩い光が部屋を満たした。
ひゅ、と息を呑む音を耳が拾う。舞い上がった桜の中で佇むその姿に目を奪われ、ここ数日で考え練った言葉は何処へやら。頭を垂れるその所作を見届け、畏れか怖じか、どちらにせよ情けなく「あ、」と漏れた小さな声ではっと我に返ると、その場に崩れ落ちるように膝を折り、然と畳へと掌を着け深く頭を下げて。息を吸いながら声を出そうとしたせいで、不恰好な呼吸の音が口火を切る。それを気に留める余裕すらなく辿々しく文言を並べ、全て言い終えると少しの間のあと、恐る恐ると言った風に顔を上げ居直り、見慣れないその姿に改めて向き合って )

──っ、お初に、お目にかかります。当本丸の審神者を務めております、卯ノ花と申します。不束者ですが、何卒よろしくお願いいたします!





(/ OPの雰囲気が最っ高すぎて若干たじたじしております…!!!作品の終盤に回収される系の冒頭だ~!改めまして、設定のまとめ、並びに初回ロルのご提出ありがとうございます。打ち合わせすら毎日お返事が待ち遠しいほど楽しかったので、これからの描写回しもとても楽しみです。主様と比べて拙い描写でお恥ずかしい限りですが、改めてよろしくお願いいたします!
描写についてですが、実を言うとこちらは少々ムラがありまして…。200を下回ることはないかと思いますが、上限については場面や相手の行動によって上下することが多いです。折角の心遣いに対して曖昧な返事となってしまい非常に心苦しいのですが、あまりお気になさらず、主様のやりやすいように描写してくだされば幸いです。こちらの行動を全て決め切ってしまうような確定でさえなければ基本は問題ありませんので◎ )


 

  • No.24 by 破敵剣  2022-10-02 14:38:19 



( 審神者の初々しい挨拶には僅かばかりの拍子抜け。時の政府の総本山を出入りしていた古つわものたちと違って、目の前におわす少女はあたかも咲き初めの花である。愛想めいて綻ぶ己の口許は、はたして不敬にあたるだろうか。
紫紺の瞳を薄く細めてその興を押しとどめれば、もう一度だけ礼をして、目の前に置かれた己の本体を朴の木の鞘にするりと収め。きりと相手に視線を戻すや、監査官の表情を醸す。
堅苦しいのは性に合わぬ、この重くかさばる狩衣とて。いくさ場であれば鎧となるが、本丸においては無用の長物。一切を早く脱ぎ捨るためにも、ただちに任務に取り掛かろう。卯ノ花殿、とすぐに主人の名を呼べば、凛とした声で要請を )

此方こそ、どうぞ末永く。
__早速ではありますが、まずは戦績の拝見を。卯ノ花殿から時の政府へ、月々の報告を欠かさず行っていることは承知しております。ですが私にも改めて、この六月に渡る御功績を今一度お見せいただければ。





(/拙いどころか大変に初々しい伊万里様にときめいております、これからよろしくお願いします!
ムラあり了解です、お気遣いもありがとうございます~!今暫くはやたらとお堅いロルが続くやもしれませんが、破敵剣が地金を出すにつれ普通の文体へとどんどん砕けていく予定ですので悪しからず**
閑話休題、先日10月の予定が発表されましたね!花集めの花札由来らしいシステムや慶長熊本の暗中模索するシステムなど、初見ばかりで早速大混乱しています笑笑とても久々らしい新極も、いったい誰が来るのかと楽しみで…!)


  • No.25 by 花登伊万里(卯ノ花)  2022-10-02 16:05:06 




此方に。

( 濡れた刀身が鞘に収まる様をはたと眺める。不躾にも相手の一挙一動をじっと観察していたせいで、視線が再び此方を向くと緊張感に身が強張り、自身を戒めるように内頬を噛んで顎を引く。
功績、と聞いて気分が沈む。果たしてこの半年で功績と呼べるようなものがあるのか。不出来な成績を、不出来と分かっている相手に見せるというのも酷く心地が悪い。すぐ側の文机に積まれた六冊の小冊子を手に取り、四月から順に相手との間に並べて終わると、冊子へと落とされていた視線を上げ、指し示すのは執務室の襖へと )

何分量がございますので、先に本丸の案内を、と考えている次第です。その場合、戦績は監査官殿のお部屋にご用意いたします。





(/ 文体についても把握いたしました。堅苦しい破敵剣さんを今の内に堪能させていただきますね~!
普段より随分と短い予定表で驚いています笑。実を言うとまだ最推しの極がまだでして、久々の極実装にとてもとても落ち着かない心地です…!早く推しの極をガンガン育てたい気持ちと、推しの変化を恐れる気持ちと、どうせ今回の極は最推しじゃないよと囁く客観的で冷静な気持ちが入り混じってどうしていいやら!!主様の最推しくんは既に極実装済みでしょうか…?)


 

  • No.26 by 破敵剣  2022-10-02 20:41:39 



( 主の意向は刀のすべて。ただ是と答えて従えば、袖を翻し立ち上がり、主に続いて部屋を出る。それとなしに目をやれば、主は緊張しているらしく固い面持ちをしていたが、この段取りの良さを見るに、己を迎えるための準備はきちんと考えていたのだろう。
__今宵より身を寄せる本丸は、初心者の調えるそれらしく、華美な改造など見当たらない。けれども手入れが行き届き、どこを見ても清潔だった。燭台の皿に濁りはなく、障子は張りがあり白く、桟には埃のひとつもない。しかしもしくは、この内観を維持するのに手いっぱいで、出陣がままならないのか。
観察を続けながら主の案内を聞いていると、ふと廊下の角からひょっこり、童たちが顔を出す。灰色の髪の少年に、桃色の髪の少年に、赤色の髪の少年が、団子よろしく連なって。ぱちりと目が合えば声を上げ、慌てたように引っ込んだ。どたどたと遠ざかる遠慮のない足音たち、襖を開ける音がして「こら!」と男の声がする。__以前、内部までは立ち入らぬ形の監査にて、他所の本丸を見たことがあるが、あれほど和やかにしていただろうか。
未だぎこちない主との会話の糸口にも良いだろう。振り向くと、如何にも温厚な笑みを浮かべて問いを。今もどこかの部屋にいるこの本丸の刀たちについて、どれほど情報を得られるだろう )

__今のは短刀たちですね。普段からあのように、皆仲良く過ごしているので?





(/ありがとうございます~!!サクサク進行にしたいと思い案内の方を進めさせていただきましたが、こちらやりづらい確定に入りますでしょうか??;;先々にもお楽しみが控えているので逐一ロルを割きすぎても…と思ったのですが、今一度そこらへんも確認させていただければ。
それは本当に心の臓が痛くなりますね…!!私もTwitter検索で「推しの極がどうしても受け入れられずに審神者をやめた」という悲しい呟きを見たことがあり、推しの何かしらが変わる以上、必ずしも朗報とは限らないのか…と学んだばかりでした。どうか卯ノ花背後様の最推しが理想の形で実装されますように…!予想で多く見かけたのは長義さん、待望の古参刀が数珠丸さん、そのほかたくさん名前が挙がっていましたが、これは背後様の推しを当てるゲームをしてみたいですねむむむ…!とはいえデリケートな話なので、こちら伏せたいお話でしたら遠慮なく伝えてくださいね。ちなみに私の方は、実はまだ最推しがこれと決まっていない状態です。たった一人に限らなければこの刀好き!というのはたくさんいて、その中で未実装なのは肥前君、泛塵さん、大包平さん、大典太さん、鬼丸さん、笹貫さん、大千鳥さん、白山くん…などなどでしょうか。どれもなんとなくまだ来なさそうな気はしてますが…!)



  • No.27 by 花登伊万里(卯ノ花)  2022-10-02 22:21:09 




それから、次に──っあ。

( 首を縦に振ってもらえたときの安堵たるや。態度に表れないよう気を払いつつ胸を撫で下ろし、襖を開けて移動を促す。道すがら見かけた男士を一人呼び止めると、戦績をまとめた六冊を手渡し、先んじて部屋へと届けるように、と指示を。
堅苦しく向き合って話すよりも、歩き慣れた本丸を案内することで過ぎる時間の方が何倍も気が楽だ。無論、訪れる部屋全てに監査の目が向けられているであろうことは理解しているが。一つ、また一つと部屋を後にし、静かに襖を閉め、さて次は、と前方へと視線を向けると、此方を眺める六つの目にびくりと肩が跳ね。監査官の前ともなれば咎めることもできず、言動に迷っている間に壁の向こうへと消えていき、加えて尖り声まで聞こえると軽く額を押さえて嘆きの声を漏らして。此方を振り返る穏やかな相合を見ると、緊張の面持ちを僅かに崩し、遠くに聞こえる足音を視線で追うように眺めながら、首肯に続けて申し開きを述べ──そこで己が発言の持つ危うさに気付くと半ば裏返った声で慌てて弁解を。彼らの好意を曲解させることだけはあってはならない。一度解けた緊張は再び表情に浮かび、懇願するように見上げて口の端を固く結んで )

初日くらい大人しくしていなさいと言っておいたのですが、……皆、監査官殿に興味津々なようでして。
あっ、いえ、決して奇異の目などでは!彼らなりの歓迎の気持ちに他なりませんので、どうかお気を悪くなさらないでください!





(/ いえいえいえ、全然問題ありませんのでお気になさらず!寧ろさくっと進めてくださってとてもありがたいです、私もどの程度割愛しようか考えていたところでしたので…!序盤の流れについては主様のご提案という理由で、我ながら少々様子を窺い過ぎている節もありますので、展開に対して受け身すぎると感じる場合はどうかご遠慮なくお申し付けください。調整いたしますので!
正直に言って推しの極が理由で離れてしまうというのは決して少ないケースではありませんね。まあそれも覚悟の上です~!散々待たされたので、どれだけ気に入らない極だとしてもカンストさせてから引退しますね!さて何年かかるやら。
何分キャラが多いですし、これといった推しがいるよりも箱推しの方が長く楽しめるかもしれませんね…!しかし推しが多い新米さんは修行に出す順番に相当悩まれそうです。大体誰からでも出せるのは羨ましいですね! )


 

  • No.28 by 破敵剣  2022-10-04 15:55:36 



興味を持たれて悪い気はしませんよ。

( 慌てて非礼を詫びる様は、この本丸の主がいかに素朴な心の持ち主であるのかを雄弁に語っていよう。無論、こういう風を装って監査の目を誤魔化すような稀代の女優を見た経験があるが、〝これ〟についてはまさかその限りではあるまい。目元を和らげ、ほんの僅かばかり謹みを解いた口調で、唇を引き結ぶ相手の緊張をほぐそうと。実際、あまり畏まられては〝監査〟に差し障るのも事実。以前監査した本丸では立場上勘ぐられてかことごとく距離を置かれましてね、それに比べれば、と肩を竦めつつまた先へ歩く。
さてはて、資源をしまい込んである蔵の中身も確認し、戦績表や刀帳は先ほど自室へ運んでくれた。となるといよいよ最後の確認、この本丸の男士たちとの顔合わせ。幾つかの隊は遠征に出ているというので全員はいないだろうが、主戦力の何人か、初期刀とは話せるだろうか。刀剣たちは得てして主の身を案じる者、できるだけ早いうちから良い印象を与えておきたい。それに備えて聊か探りを入れようと、広間に続く板張りの廊下を行きながら、その結びつきの強さのほどを聞き出そうと )

そういえば……私は政府の命で遣わされた立場ですので、卯ノ花殿の真名もお聞きしているのですが。一族代々、同じ初期刀を選んでいるそうですね。__此度の歌仙とは、いかがですか。





(/遅くなり申し訳ありません;;そういえばレスぺについてお話していなかったので共有なのですが、平日はこのように、二日三日間が開いてしまうことがあるかと思います。後からの連絡になってしまいお詫び申し上げます…!土日は比較的スムーズにお返しできる予定です。
良かったです…!今のところ全然問題ありません、伊万里様らしさが出ていてとっても良きだと思います◎それでは引き続き初日監査を簡単に進めますので、丁寧に描写したいポイントを過ぎそうになっていたら待ったをかけてくださいね!
tkrbは供給が少ない中で長年推しを愛でるジャンルですから、極の解釈が違った時のショックは相当なものになるのでしょうね…。極カンストとなると、と今調べてみましたが、例えば打刀だとLv98→99になるのにひゃくはちじゅうまん…_?レベリングは年単位と聞きましたがまさかこんなにもなんて、これは本当に推しをじっくり育てられますね(遠い目)そうなんですよ、まずは初期刀を修行に出してみたものの、もう一式の修行道具は誰に渡せばと悩んでいます。大阪城に備えて博多くんを出したい気持ちはあるし、でも初鍛刀の短刀くんを出したいのもあるし、イベ周回に向けて太刀や大太刀をランクアップさせたい思いも…!修行道具はイベントをこなして得入れば貯まるようになりますかね、今やっている天保江戸も3週目を征くにはレベルが足りず…報酬回収して強い刀を増やしたいのに、ともどかしくなっています…!笑)



  • No.29 by 花登伊万里(卯ノ花)  2022-10-05 12:23:17 




( 柔らかな色を見せる紫の双眸に今度は隠さず胸を撫で下ろして息を吐く。しかし得られた安堵に浸るよりも、肩を竦めた彼の発言に思うところがあったのか、背中を見詰めて一人思惟し。今回の監査は長期に渡る予定だ。政府所属の監査官と言えど本丸の一員となる。以前のように居心地の悪い思いをさせないよう、まずは審神者たる自分が彼を受け入れるところから始めなくては。一つの思いが纏まると、ぱたぱたと早足で後を追い。
次々と部屋を回り、そろそろ私室に案内すべきだろうか、と機を窺う中、相手から振られた話題に反応を見せ。真名を握られていると聞けば一瞬警戒の色が表情に表れ、すぐに非礼を自覚すると軽く頭を振って思考を質問へと切り替える。初期刀について──一体何と答えるべきなのか。〝主人思いの優しい良い子です〟〝大事な刀です〟浮かぶ本心はあまりに陳腐なもので、きっと相手の求めるものではない。だからと言って親類の本丸で見た初期刀と比較することも、主人の実力不足に対する初期刀の苦労を勝手に推し量ることも、自分にはとてもできない。いつの間にか足を止めて押し黙り、待たせた挙句に絞り出した言葉が「良くやってくれています」だなんて、自分でも呆れてしまう。自らの答えに納得がいっていないことを表情で語りながら、止まっていた足を進めて広間を通り過ぎていく。道すがら口にするのは言い訳のような補足。あんな言葉一つで説明を終えていいはずがない。幾つ目かの襖の前で立ち止まると髪を靡かせ振り返り、先程とは打って変わって晴れやかな面持ちを見せ )

……申し訳ありません。決して言葉を選ぶ必要のある刀ではないのですが、こういうのはどうにも苦手で。私の拙い言葉で先入観を抱くより、どうかご自身の目でお確かめください。
歌仙の個室です。お会いになりますか?






(/ ご連絡ありがとうございます。レスぺはあまり気にしませんのでご安心くださいませ!私生活最優先で構いませんので、土日もお疲れでしたら無理せずお休みしてくださいね◎楽しんでお相手してくだされば幸いです!
畏まりました!何かあれば随時お声掛けさせていただきますね。歌仙さんには会っても会わなくても構いませんのでお好きにどうぞ◎ちなみにご質問があるのですが、本丸の他の刀剣男士を出す際はどういった形で動かしましょうか。先日主様が短刀たちの描写を挟んだように、NPC扱いとしてロル内でお互いある程度自由に動かす方が扱いやすいと思うのですが、いかがでしょうか…?(相変わらず説明下手すぎて伝わっているか非常に不安です;)勿論伊万里不在で破敵剣さんが他男士と一対一で話す際などはこちらがCCする予定です!
2スロ打刀まではまだ上がりやすい方ですね!大太刀ともなってくると後半は最早賽の河原ですよ~!修行道具はその内余りますし、心に従って好きな子から極めていくのが一番……と言いたいところなのですが、何の面白みもない助言をすると博多くん含む短刀6振を極めるのがお勧めですね。イベ周回するにしても他刀種を育てるにしても極短刀は必須ですので、拘りがなければ最優先がいいと思います…!!ちなみに主様はお気に入りの短刀ちゃんはどなたでしょうか。私は包丁くんが可愛くて大好きです!)


 

  • No.30 by 破敵剣  2022-10-06 01:20:49 




( 返された人物評こそごく簡素。それでも、きゅっと寄せられた眉根の下、主の梔子色の視線は困ったようにさ迷う在り様。此方を警戒してわざとぼかした訳でもなく、どんなに考えても本当に、その感想に至るのだろう。もしくは、未だ確りとした信頼関係は築けていないか。いずれにせよ主の言葉に含み等見当たらないのは、素直に真剣さを描く表情を横目で見る事で確認でき。
この様子なら、互いに腹の探り合いをしなくて済みそうだ、と唇に淡く弧を描く。真名の件で身構えられたのは気づいたが、無論、立場上得ただけの情報を悪用するつもり等ない。それは本丸という自分の牙城で、自分だけに忠実な刀剣たちを好きに動かすことのできる主も恐らくは似たようなもの。互いに握り握られの関係、必要以上に警戒しあっては取り越し苦労に陥ろう。此方が狐狸の類でない事は、己の素を知るにつれて自ずとわかってくれる筈。しかしその様な細やかな演出の一切は、明日からの己に投げてしまえばいい。此れから仕える少女に対し、早速そこまで気抜けするのは、元々の性格か。それとも先ほどから見え隠れする主の裏表のなさに、抱いた覚えもない毒気をすぐさま抜かれているからか。
馬の尾に似た綺麗な結い髪をふわりと揺らして振り返った主が、にこやかに誘うのに乗り、そのまま初期刀の御目通りにかなう。襖の奥から出てきた紫髪の美丈夫は、書き物に勤しんでいたのか、後ろの風流な文机の上に硯と筆が見える。その不躾な目視はさりげない一瞬にとどめたつもりだったが、「__歌を詠むのが好きなものでね」と先方からさらりと触れてきた。「…失礼を」と詫びつつ思わず確かめた、孔雀色の目の奥に、__嗚呼、この男は主と違う__と、確信するものを見出して、双眸をすぅと細める。歌仙はその表情や声こそ穏やかそのものだ。しかしながら、今のところは牙を収めているだけの、目を光らせた虎がそこにいる、きっと此方に隠す気もない。主の前で堂々と、〝主にまで何か及ぼすようならただではおかないよ〟〝……ゆめゆめ忘れぬようにしよう〟と、視線や纏う雰囲気のみでの数秒の無言の会話。やがてす、と頭を下げて初期刀に一礼し、「次へ参りましょう」と、他の男士がいるであろう広間の方へ主をいざない )


(/ありがとうございます~!自分でやってみたいと言い出しておいて大変我儘なのですが、今の破敵剣のお行儀の良さに生みの親ながら物凄く違和感を覚えてたりします…今はもう一刻も早くこれを崩して伊万里様と仲良くなってほしい…!笑笑
歌仙さんとの対面は、そこで時間をとってもアレなのでさくっと処理させていただきました。う~っすら一色触発っぽい雰囲気が滲み出てますが、明日からは破敵剣のいきなりのだらけっぷりに「はあ???」ってなった歌仙さんが遠慮なく口出しして、破敵剣も破敵剣でふてぶてしく聞き流して、そうして素同士で揉める間に仲良くなってくれればいいなと思ったり。
NPCとして脇役たちを自由に動かすのは大賛成で、此方からもぜひぜひお願いしたいです◎◎◎場面転換を進めてもらうのにも便利ですしね!逆に破敵剣不在時の伊万里様と刀剣男士たちの会話では、此方がCCをさせていただきますね。もしくは伊万里様が怪異に直面する際、例えば「襖の怪」としてロルを紡ぐことも可能ですので、破敵剣×伊万里様縛りに限定せず、自由に楽しめたらいいなーと思ってます…!その辺りは逐一相談でもOKですし、流れで自然と役割変更しても、その時々の良いように。
ヒェッそうなんですね…今秘宝の里で蛍丸君急遽育成中ですが、今でもこんなにかかるのにこれからもっと…!?と震えております。短刀優先なんですね、情報感謝です!今回なんと3セット修行道具をもらえるようなので,博多くん以外にも初ドロップの短刀などをどんどん行かせてみようと思います。包丁君はほんとに無邪で気可愛いですよねえ、人妻好きなおませなところもわんぱくで…!私は前田君の優秀な側仕え感がとっても好きです。チュートリアル以外の自発的な初鍛刀で前田君とセットで来てくれまして、初期刀が遠征に出ているときは交代で近侍になってもらっています…!)


  • No.31 by 破敵剣  2022-10-06 01:35:13 

(/好きと言いながらいっつもごっちゃになってるのがバレる…!セットで来てくれたの前田君と平野君です!お恥ずかしい…
それとこの後なのですが…明日は万事屋通りへのお買い物を予定しておりますが、鏡の怪異に向けて、さっそく同期の審神者ちゃんを登場させてみても宜しいでしょうか??町中でばったり、恋刀と仲睦まじくしている彼女は伊万里様の記憶よりやけに可愛くなっていて、実は…とその秘密を教えてくるようなイメージです。そこから当座の内番や出陣で破敵剣が男士たちに馴染んでいくのと並行で、伊万里様の怪異案件も進めていけたらと…!)

  • No.32 by 花登伊万里(卯ノ花)  2022-10-06 14:31:45 




( 早速了承を得ると、室内の彼に対し短く声を掛けてから襖を開く。文机へと向かうその姿を目に留め、簡単に互いの紹介を、と口を開きかけたところで、割って入った声に慌てて口を噤み。会話の動向を見守ろうと身を引いたというのに、室内に静寂が訪れる。ただの数秒の間が酷く長く感じられ、視線を交える両者を軽く見遣り、主たる自分が取り持つべきなのかと気の利く発言を考える中、突如として挨拶の終わりを告げる監査官の一礼で考えを打ち止める。後に残るのは困惑ばかり。退室を一拍遅らせ、「挨拶くらいしなさい」と小さな声で初期刀へと小言を。返事代わりに何か言いたげな、呆れたような視線を背中に感じながら彼の私室を後にして )

……あ、主として、非礼をお詫び申し上げます。歌仙は少々人見知りの気がございまして、…監査官殿のお人柄に触れれば、きっとすぐに打ち解けられるはずです。

( 襖を閉めるや否や頭を深く下げるも、 未だ腑に落ちない心地を表現するように声音が揺れる。態度が柔らかかっただけに、互いの間に流れる雰囲気についての合点がいかず悩む内、もしや緊張していたのだろうか、と無難な考えに辿り着き。だからといって礼儀を欠いていいというわけではない。他の刀にも釘を刺しておくべきなのだろうか。だとするともう少し時間が欲しい。このまま広間に案内するのが憚られ、次に足が向かうのも個室の方向に。
剣用の大部屋と、彼の個室とを順に案内し、部屋の状態を今一度確認する。戦績は確かに届けられている、室内に汚れはない、布団も用意されている。問題ない。部屋を出る前にと振り返り、なるべく穏やかに、懇願するような素振りが出てしまわないよう努めながら、顔合わせを遅らせるべくそれらしい理由をつけた提案を述べて。言い終えると既に表情には緊張が滲み、どうか首を縦に振りますように、と念じながら返答を待ち )

ご提案なのですが、これ以降の顔合わせに関しては夕餉の際になさいませんか?夕餉の頃であれば遠征部隊も戻っていますし、何より今は監査官殿もお疲れのことと存じます。時間になりましたら私がお呼びいたしますので。






(/ 私も通常の破敵剣さんを早く見たいので少し巻きを入れますね~!私もこのままだとどちらが主なのか忘れそうです笑。この後の顔合わせは割愛で、このままさくっと一日目終了でも良いかと思います!その場合は次のこちらのレスで場面転換させていただきますね。
前々から何となく思ってはいましたが、歌仙さんと破敵剣さんの絡み好きかもしれません…さ、刺さる……。手っ取り早く絡みが見たすぎて今現在の近侍は歌仙さんということにしてもいいな~と思うくらいなのですが、他に絡みたい刀がいましたら是非是非ご希望をお聞かせくださいませ。
ご了承いただけて嬉しいです~!頻度は少なくなる気もしますが、勿論こちらが怪異などを演じることも可能です◎ちなみに同期の審神者ちゃんの出演、私も丁度同じことを考えていまして、こちらのロル内でさくっと描写してしまおうと予定していたのですが、折角のご提案ということで是非とも主様にお願いしたく思います…!ついでのご提案ですが、既に恋刀がいるよりも、本丸の男士に片思いしている設定にしてもよろしいでしょうか。中々想い人に振り向いてもらえないモブさにちゃんに何とか協力できないかと考えて、「長谷部(仮)ってどんな女性が好みなのかなぁ」的なことを伊万里がぼやいて破敵剣さんをぎょっとさせたい願望が!ございまして!いずれそういう流れを挟めればと思っています…!
ま、前田くん……!私も前平のお二人は大好きです。前田くんは放置ボイスでお布団敷いてくれるのが最高ですね。それから何気に軽傷時の「目が覚めました」という台詞が好きで好きで…どちらも極めると聞けなくなってしまうので、久しく聞いていませんが。平野くんは修行時のお手紙が大好きです~!素朴な気持ちをそのまま綴ってくれている感じで、普段の彼の雰囲気とは少し違った面が見られる素敵なお手紙だと思います。元から短刀は良いお手紙が多いんですよね!ほろりと来るものも多いので、是非ともお楽しみに。)


 

  • No.33 by 破敵剣  2022-10-07 00:21:52 



ああ、どうかお気になさらず。彼は近侍として遇して下さっただけです……私の方が、認めて貰える様に邁進しなければ。

( 本日何度目かの非礼を詫びる姿を前に、愛想の良い表情を浮かべ、心にもない殊勝な台詞を。真横の主御自身は、今の遣り取りの実態に気づいてはいない御様子。畢竟、何もあの初期刀と絆を深めていないわけではないのだと理解に至る。この少女は、良くも悪くも真っ直ぐすぎる気立てによって、物事に対し穿った目を向ける事などないだけらしい。近侍が無言の牽制に出るのも、主の人となりを踏まえれば、自然であると得心がいく。早速脳内に記しておこう__この卯ノ花という審神者は、その自覚のないままに、厚い忠誠を得ているようだと。
その主から、おそるおそるといった体で申し出を受ければ、今一度振り向いてそのおもてをじっと見つめる。薄っすら必死そうに強ばり、されど此方に気づかれぬ様気遣いのベールを柔らかに被せた表情。__成程、この少女が案外表情豊かなのも段々と学びつつある。刀剣たちにお触れを出すための時間稼ぎがしたいと見える。さりとて邪魔をする理由もないので、薄い微笑みを口許に乗せ、目を伏せて一礼、すんなりと承諾を示し。善は急げという、お言葉に甘えて一刻も早く寛ぐためにも、政府に送るべき初日の報告を取りまとめておくとしよう )

ご高配に感謝申し上げます、それではそのように。




(/誘導感謝です、かしこまりました~!今宵については破敵剣も一旦このまま部屋に下がりますので、さっそく二日目に参りましょう。破敵剣を出陣させるか、遠征に出すか、内番に回すか、等々はご随意に。
刀剣たちの中でも、特に歌仙と長谷部については怒らせてしまうことが多くなりそうで、卯ノ花背後様の解釈的に大丈夫かな…と内心心配だったのですが、そのように仰っていただけて良かったです…!【鏡】の解決のキーに破敵剣と歌仙の対話がありますので、最初は彼との交流を優先的にできたらいいなーと元々考えておりました。ですから近侍設定は是非歌仙さんでお願いします!
あっあっそれ最高です、健気なモブさにちゃん可愛すぎるし、こっちにも思いがけず被弾というのもおもしr__名案ですね!!片想いということでしたら、伊万里様の本丸と並行して、モブさにちゃんの片想いのじれったいストーリーもたまーに聞きかじることになる、とかだと面白そうです。向こうの本丸で何かあるたびに伊万里様が対応する言動をとって、それにまんまと翻弄される破敵剣…というお約束ができたら絶対楽しい、という願望なのですが…!
そうなんですよ、前田君は女性の傍に控えていたからか本当に物腰穏やかで優しいし、出陣時もきりっとしてかっこいいんですよね。極になるとボイス変わっちゃうのは惜しいものの、平野君のお手紙のお話もとても気になる…!お小夜も少しは心を開いてくれるかなあとか、楽しみにしています。ちなみに極になった後の包丁君でお好きなボイスは何がありますか??)



  • No.34 by 花登伊万里(卯ノ花)  2022-10-07 09:46:40 




( 望んだ通りの返事に思わず安堵の息が漏れそうになるのを無理矢理喉奥へと押し留め、「それでは後程伺います」と気持ち駆け足で言い切ると丁寧な所作で彼の個室を後に。その後は本丸を回り一人一人に釘を刺し、なぜわざわざそんなことを言いに来るのか、と問われることおよそ十数回。その甲斐あってか夕餉の前の顔合わせは恙無く終えることができた。無論、何口かの刀は初期刀と同じく疑いの眼を向けていたことなど知る由もなく。
一晩が過ぎ、翌朝。昨日は監査のことで朝から浮き足立ち落ち着かなかったものだが、今日からは変わらない日常が訪れる。とはいえ監査の目がある分自然と背筋は伸びているようで、平生よりも半刻早く目が覚めてしまった。襟を正す回数がいつもより多いことに気付く刀が何振りいることか。
朝餉を終え、遠征部隊を見送り、普段であれば執務室に向かうところを、本日限りはかの監査官の私室へと。用がある男士がいれば近侍にでも呼んできてもらうのが常ではあるが、昨日の両者の雰囲気が記憶に新しい今、どうしても気が進まず自ら訪れる運びとなった。襖の前で軽く身形を整え、声を調整するために幾つか咳払いしてから、頭の中で要件を反芻する。心が決まると襖越しに呼び掛け、彼の反応を待ち )

監査官殿、卯ノ花です。朝早くから申し訳ありませんが、少しご相談をと思いまして……





(/ 畏まりました~!一先ず翌朝にしておきますので、主様もお好きなタイミングで買い出しに連れ出してくださって構いません◎
そうでしたね!歌仙側からある程度の信頼がないと相談する流れにはなりづらいと思いますし、交流の機会を持たせるためにももう一つご提案を。本丸に初めて来た刀には、本丸に慣れるまでの期間、他刀剣男士がお目付役につく…というシステムがあれば幾らか接点も持たせやすいかと思いまして。お目付役と言っても簡単な後輩指導のようなもので、新人が本丸で迷わないよう付き添ったり、当番のやり方を教えたり…と、指導は勿論、本丸に馴染むための一助となる制度があるといいかな、と。初日の様子を見かねて、近侍の仕事は後回しでいいから!と伊万里が歌仙さんの背中をぐいぐい押しそうです。
相変わらず一を言えば十を理解してくださって感激です~!!まんまその通りです、大正解です!関係性が進んだら、今度は伊万里側の相談にも乗ってくれるといいですね。アドバイスを参考にした結果、ド下手なアプローチかけて破敵剣さん困惑させたいです。自然なボディタッチとか絶対できなさそうですね。
極包丁くんは主大好きでちょ~~~可愛いですよ~!人妻好きだな~人妻最高だな~…人妻のところ行っちゃおっかな~(チラチラ)的な態度取ってきてぎゃわいいね~!と未だ悶えております。あとは単純に台詞の面白さも大幅に上がりますので、愉快で可愛くて強くて文句なしですね!弊本丸では既にご隠居なのですが、久々に近侍にしてみようかな…。)


 

  • No.35 by 破敵剣  2022-10-07 17:52:42 



( 本丸赴任初日の夜は穏やかに過ぎていく。政府への通信も無事にしたため、それを以て漸く監視が切れたのを確認。一息ついて煩わしかった監査官の仮面を外し、くぁりと気の抜けた大欠伸。外の鈴虫の音に暫く耳を傾けてから、部屋の隅の行灯を消し、昼の内にお天道様に当ててくれたのであろう布団の中に潜り込む。あとは難しいことを考えず__数十年ぶりに、人の体で眠りのかいなに抱かれた。
数時間後のあくる朝。厳守ではないという起床時間を十分ほど過ぎ、一応着流しから軽装に着替えたが、頭はまだぼんやりしている。すると部屋の外よりから控えめな声。主か、と寝ぼけ眼を瞬いて立ち上がり、鋼色の髪の寝癖を適当に掻きまわしながら立ち上がる。何ら躊躇なく襖を開けよう__秋の早朝、かつ主の前にも拘わらず、黒の肌着に枯れ草色の下穿きという、昨日の正装の狩衣からはほど遠い出で立ちで )

ン………なんだ、どうしたよ。





(/お目付け役システム賛成です~!実態はそうであるとして、名目上はあくまでも「案内役」かもしれませんね。伊万里様の頼みとあればもちろん断る気にならないけれど頭を抱える歌仙さんが浮かびます笑笑モブさにちゃんの扱いも方向性が一致していてよかったです!便宜上名前など適当につけるかもしれませんが、ご構想の物があればぜひ教えてくださいね◎
背後様の包丁君愛がたっぷり伝わってきてほくほくしております、それはもうたくさん頭撫でたくなるやつ~!!あのおでこといいただでさえ母性擽るところあるのに、もっと可愛くなるんですね!きっと久々に指名したら膝枕をねだりにきたり…?大阪城の博多君みたいに、包丁君特攻持ちイベとか来るといいなあなんて思ってしまいました…!)


  • No.36 by 花登伊万里(卯ノ花)  2022-10-07 20:43:23 




…………わ。
あ、いえ。いえ……あの。ええと。

( 襖が開いてまみえる姿に思わず声が漏れる。昨日も顕現した際につい声を零したものだが、昨日のそれとは全く違う性質のもので。数歩後退り、少し離れてその全身を上から下へと確かめる。戦装束と室内着がかけ離れていることに言及するつもりはないが、掻き乱された跡の残る髪や、聞こえた言葉遣い、その身を覆う雰囲気そのものがまるで違う。用意していた言葉をまたしても失い、意味を成さない副詞が口をつく。とにかく何か言わなければ。おはようございます、お寒うございませんか、ぐっすり休めましたか……世間話のような文言ばかり浮かぶ中、ふと頭の中で電球が灯り、同時に表情の困惑が晴れ。慣れない人の身に振り回される刀剣男士は多い。きっと彼もその類だろうと踏めば、主らしく穏やかに口角を上げて気遣いを )

……あ!ご気分が優れないようでしたら、後ほどで差し支えありません。顕現したてはご無理をなさいませんように。






(/ ご了承ありがとうございます!本丸の皆さんに揉まれる破敵剣さんも存分に見たいので、CCのご希望がございましたらいつでもお申し付けくださいね。【鏡】の怪異の期間としては、伊万里が鏡と入れ替わるまでに2週間くらいかな~と何となくイメージしているので、その間は破敵剣さんが馴染んでいく様をのんびりと描けたらいいなあと思っています。モブさにちゃんのお名前については特に希望はございませんので、何かしらそれっぽい感じの……お花の名前とかいいんじゃないでしょうか……(すごく適当)
確かに特効ありのイベントはもう少し増えてもいいかもしれませんね~!ご新規さんたちのハードルも低くなるでしょうし。今回の里なんかも江一斉捕獲のチャンスですけど、ゴリらない審神者さんは玉集めしんどそうです。主様は里周回の方は順調でしょうか?)


 

  • No.37 by 破敵剣  2022-10-08 00:42:58 



何言ってんだ、俺ァこの通りぴんぴんしてるぜ。
今はまだ…………ふぁ……目ェ覚め切ってねぇだけだ…

( 明らかに狼狽する様子、かと思えばぴこん!と音の聞こえそうな得心顔、それから手重く労わってくる優しい声色を、いずれも「あァ…?」だなんて大変行儀の悪い返事ひとつで片付けてしまう。何も不機嫌というわけではなく、未だ抜けきらぬ眠気によって、丁寧な応対をとるのが面倒なだけの事。
杞憂を払うようにうっそりと答えながら横を向き、憚らぬ欠伸をまたひとつ。かろうじて顔を逸らしただけ自分なりの礼儀と言える。破敵剣はそういう刀剣なのだとそのうち主もわかるだろう、最初のうちにきちんと擦り込んでおくのが重要だ。
それで、ご相談ってのは一体…と、横の床柱にもたれながら眠たげな半目で問いかけたところで、床に就く前に考えていた重要事項を思い出し、突然しゃっきりした顔に。居住まいを少しだけ正し向き直ると、此方の方が肝要とばかりに気さくな声で質問を )

あ、そうだ、その前によ。
主、このあと十時くらいから夕方まで、どこか空いてる時間はあるか?





(/了解いたしました~!2週間くらいですね、ある程度本丸に馴染むのにも、偽伊万里が噂として出現し実態を得ていくのにも丁度良い時間だと思います。破敵剣と本丸男士たち、そして主の伊万里様のドタバタ劇が今から楽しみです!お花の名前わかりました、字面を少しだけ整えて綾女(あやめ)といたしますね。
玉集めなんですが、事前に「小判は確り貯めておく様に」との注意を聞きかじりちまちま貯めこんでおいた小判を思いっきりはたきまして、今7万5000ほど集まっています…!なので現状上々、江組全回収は今夜中に叶うとして、この先2周目まで走り抜ける体力があるかな…といったところです。初心者にとって経験値がおいしいイベントですが、修行道具の回収も済みましたし、冬の恒常景趣を買うのに小判を貯めたい気持ちも…でもそれはいつでも買えるしむむむ…!!となっています笑笑)



  • No.38 by 花登伊万里(卯ノ花)  2022-10-08 03:08:18 




は、はいっ。私はいつでも問題ありません。監査官殿のご予定にお合わせいたします!

( 返ってきた不機嫌そうな声には一瞬息を呑むが、内から湧くのは怯えではなく訝しさ。目が覚めきっていない、と鸚鵡のように彼の発言を復唱したかと思えば、め、め……と平仮名一文字を繰り返し、必死で言葉を咀嚼する。では目が覚めきったら昨日のあの態度へと戻るというのか。彼の一挙手一投足を無遠慮に見詰めていたが、軽くとはいえ姿勢を正す彼につられて肩が跳ね、体の横にぴたりとついた手が拳を作る。はきはきと返した言葉は半ば反射で紡がれたもので、実のところ午前中は、昨日バタバタとしていて後回しにしてしまった遠征の報告を纏めたいと思っていたのだが、既に出てしまった言葉は取り消せない。自らの落ち着きのなさを恥じながら、子供が親の顔色を窺うような様子で肩を竦めて )

……あの、何かご用事でしょうか?






(/ 認識に相違がないようで安心しました!出陣や遠征に内番などは勿論、交流のために大部屋に無理矢理連れて来られる破敵剣さんなんかも是非見たいですね~!本丸の子たちも監査に興味津々だと可愛いなと思います。主が暫くガチガチな分、他男士とのゆるい交流をお楽しみくださいませ。
余談ですが、2週間と具体的な数字を出してみてふと思い立ち計算してみたところ、紫鏡までの半年で大体3週間弱に一度怪異起こってますね!お前ん家お化け屋敷~!進み具合によっては紫鏡はいくらか前倒しになりそうです。
わ、順調ですね!素晴らしい進み具合です。特、極関係なく周回しやすい小判イベは江戸城がありますし、もしも厳しいようなら里は無理に周回せず、そこそこで切り上げて自然回復分だけ回るのも有りだと思います◎ただし江の誰かが好みに刺さってしまった場合は別ですが!!つつきすぎも聞きたくなってしまったら踏ん張るしかありませんね!)


 

  • No.39 by 破敵剣  2022-10-08 12:34:59 



ここには長居することになるからさ、必要なものを万事屋通りで揃えてぇんだ。
経費は自分で持ってるから、あんたもついでに買い物でもしてくれ。
ってなわけで、三時にポッド前集合。いいよな?

( 主のしゃちこばった気配に構わず、それは僥倖とばかりに気楽な声で説明を。己は監査という名目でこの本丸に貸与されたが、内部から実情を知るため、長義や則宗とは違って、最初から主の所有物の扱いとなる。となると、普通の刀剣同様に、一定以上の練度がなければ、戦場以外の場所を主なしでは出歩けぬ。あるものを手に入れるために、どうしても主が必要だ。
それを踏まえると、此方が主導権を握れるのは実にやりやすくて助かる。これは最早決定事項とばかりに、両手でびしっと指差しまでしての念押し。この気立ての主の事だから断るまいと、傲慢ににこりと笑めば、部屋を出て後ろ手に襖を閉め、朝餉の出ている広間の方へ、冷えた廊下を進んで行こうと )

んで主、そっちのご相談ってのはどんなよ。





(/ですです!自分が好きにだらけるために距離を置かれるのも歓迎していたはずが、じきに普通に身内として扱われて放っておかれなくなるのも見たい…!楽しみたいものが一致しているので、本丸の子たちは脇役なりCCなりで好きに動かしていきましょう。その目的で破敵剣の行動を自在に確定しても構いませんので、厨を手伝わせるなり、池に落ちる騒ぎなりなど、良ければお好きにしてくださいね。
3週間に一度は頻繁過ぎて笑いました、まがうことなき怪異本丸だ~!!でもそれはそれで、伊万里様の本丸はだんだん感覚が麻痺してきて、そのうち「あれ?暫く怪異を見てないな」なんて言い出すかもしれませんね。あとは綾女ちゃんと伊万里様がのんびり雑談でもした時に、「ふつうそんなに怪異出ないよ!?」って友達にびっくりされるのも見てみたい笑怪異の順番は適宜相談してまいりましょう!
大先輩の助言助かります……!そうなんですよね、稲葉江さんが思いのほか良い声をしていてムムムムム!という状態です。まだ最推しが決まっていないところからもわかるように、沼に落ちるのに時間がかかるタイプでして、もし稲葉江さんが遅効性の沼だったら後から悶えそう……自分の中でゆっくり検討しながら頑張ります!)


  • No.40 by 花登伊万里(卯ノ花)  2022-10-08 15:52:43 




お買い物、ですか。勿論お供いたします!お任せください。

( 遠慮のないあんた呼びに、向けられる二本の食指。その振る舞いを不敬と称する気は毛頭ないが、謹厚な振る舞いを知っている分困惑を禁じ得ない。戸惑いつつも当然首を縦に振り、どちらが刀かと言わんばかりの返答に胸を張ってみせる。
言うだけ言ってふらりと何処かへ向かう相手を見ると、ああ自分も執務に戻らなくては──と、本来の目的を忘れてぼんやりと踵を返しかけるが、彼の質問にはっと意識を引き上げられる。慌てて後へと続き、「ご相談の前にひとつ」と前置きしてから、あの、その、と幾つか言い淀み。歩調を遅らせ少し後方から彼の姿を眺め、折り目正しい昨日の姿と頭の中で重ね合わせる。…いっそ別人だったなら納得できるのに。有り得ない夢想すら浮かべつつ、遠慮がちに問い掛けて )

昨日とは、随分、……雰囲気が変わられたように感じるのですが……







(/ わーいお許しいただけました~!池に落としていいんですね!?() 伊万里本丸の何となくのイメージですが、伊万里が主らしさを求めて迷走していることは皆さん理解している気がするので、そのことで壁ができないよう全員若干お節介気質というか、個人差はあれど積極的な子が多いといいなぁとぼんやり考えています。執務室に篭りきりな伊万里の様子をちょこちょこ見に来たりだとか。つまり何が言いたいかと言うと、先レスの通り破敵剣さんが皆に揉まれてほしいだけです…池に落とします……。
恋煩いを怪異と勘違いするのも納得の頻度ですね笑 綾女ちゃんのお話を聞いていて思いましたが、その内万事屋通りで綾女ちゃんと破敵剣さんの交流なんかもちらっとあるといいなあと…。最近監査官さんの話ばっかりしてるよ~とかバラしたいですね!!破敵剣さん、その際は猫被るんでしょうか。
いえいえ、ゴリラ故にふわっとした助言しかできず申し訳ないです。私は根が小学生男子なので可愛い子は意地悪したくなってしまうため、新規の子はなるべくつつきすぎまでは解放するようにしていますね…!つつきすぎで鬱陶しそうにする子可愛くて好きです。なので破敵剣さんのつつきすぎ最っ高ですね!!! )


 

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