匿名さん 2022-09-16 20:57:05 |
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…はぁ?お前みたいな変わりモン、いなかっただろーが
やっぱりお前は信用出来ねぇ(相手の普段はと言う言葉に、怪訝そうに言いながら、ベッドに置かれた服を取ると部屋の隅へ行き、壁に背を向けて着替え始め)
まぁ半分嘘です(そう言いながら自分は紅茶の用意をして。今の相手に朝食を食べてと言っても作ったのが私だと知ると吐き出しそうだと思ってしまいせめて紅茶だけでもと思い用意して)
ほら見ろ、できんだろ(相手が紅茶を用意している間に着替え終わると、相手に見せるものの、ボタンを掛け違えている上に順番も違えていて)
普段から思っている事を言ってるだけですよ(それだけ言って相手にあまり普段通りに接しすぎると困惑するだろうと思いキスするなどは辞め「では、朝食をお持ちしますのでお部屋でお待ちください」と食堂で食べなくていい事を軽く伝えて部屋を出て)
あいつが勝手に執事だって言ってるだけで、オレは認めてねぇし(相手には待ってるように言われたが、聞く義理はないと判断し、部屋の入り口に悪戯を仕掛けたのち、そう言っては部屋を出ては屋敷内を彷徨いて)
…まぁ、そうだよな(相手が言う事を聞くなんて最初から思っていなかったので部屋の入り口の前に立ち、どんな悪戯かは分からないが経験上なんらかのトラップを置いてるのだろうなと思いながら部屋を見つめて)
…うるさいなぁ、俺が何しようと勝手でしょ
嫌いなら俺なんかに構ってないでさっさと行きなよ、王様?(そろそろ部屋に戻ろうと廊下を歩いていれば父と会い、絡まれると挑発するようにそう言っては、すぐに別れ、部屋の近くまで行けば入り口に相手がおり、物陰に隠れて様子を伺い)
…やっと両思いになれたのにこれか
やっぱり僕じゃふさわしくないのかな…まぁちょうどいい機会かな(部屋の前で段々と自分のことを相手が忘れていると理解してきて持っていた料理を相手の部屋の前に置くとそう呟き、踵を返して)
りょう、おもい…?(相手の呟きが聞こえ、彼は誰なのか、思い出せるはずもないのに考えながら呟いて、その場に蹲りながら「わかんないよ…」と蚊の鳴くような声で呟き)
…掃除、あぁそうだ服も作って…(食事も喉が通らず、相手の分を作った後に自分の分を作る気にもなれず執事としての仕事をしながら可愛い服も作らないといけないけどその約束も忘れたのだろうと思うと廊下だがしゃがみ込んで泣いてしまって)
…これ、いつもと違う…(相手が部屋を離れたのを見計らってから部屋に行き、前に置かれた料理を見ては、料理人の作るものとは別のものだと気付き、「まさかこれ、あのお兄さんが?」と呟くと、それを持ってトラップを難なく超えて中に入り)
…もういいか、別に(掃除が終わってから服を作ろうとも思ったがする気にもなれず、布を放り出すと無心になれると思って相手の部屋もある廊下の窓の掃除をして)
!美味しい…(ソファーに座って食べれば、自然と涙が溢れ、完食するとメモ用紙に『すごく美味しかった。俺の為にありがとう、かっこいいお兄さん』と書いてそれを皿と一緒に廊下に置いておき)
…ん?(無心で掃除をしていると相手の部屋の前に食べてくれた事が分かる空の皿とメモに嬉しさが隠せず、部屋の前でメモ用紙を見てにやけてしまって)
お兄さんはいい人、なのかな…(ただ呆然と窓の外を眺めながら呟いて、自分を知っているような相手と話してみたいと思い、探すために扉を開ければ相手がおり、驚くも「お兄さん、俺の事知ってるんだよね?」と突拍子も無いことを言い)
!はい…えっと、真琴さん…はまだ名前僕が知らない頃でしょうか(出てきた相手に驚いてしまいながらも頷き、名前を言ったが相手は最初の頃中々名乗ってくれなかったしこの名前は自分が考えたものだから分からないかと思い悲しげな顔見せて)
俺の名前は、俺も知らないよ
だって興味無いもん(名前を知らない頃と言われ、きょとんとしながら、名前は存在しないと言い、「もしかして名前なかったら、お話も嫌?」と尋ね)
いえ…逆に、私と話していいんですか?(少し首を振ってから、自分のことを嫌いで話したくもないのではないのかと思ってそう言って)
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