主 2022-09-10 09:41:32 |
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>アーカード
(彼の言葉にまさか湯上りの女の匂いに反応した訳ではないだろうと思い、何を思ったのか自身の手首を口に持っていけばグチッと皮膚を噛みちぎり鮮血が溢れ出した腕を彼に差し出し)
おやつにする?
≫閻魔あい
?…気前の良いものだな、ならばその血に甘えて
(差し出された鮮血の滴る華奢な手首を前に一瞬目を丸くした吸血鬼だったが、曰くおやつにすると良いという少女の提案に怪しげな笑みを浮かべたまま頷き、彼女に跪く様な姿勢で滴る血を舐り、飲み下す。)
じゅる…ずる■■■■
面白い味だ、お前の血は……
>アーカード
そう?
穢れているから不味いと言って逆上するかと思ったけど…意外ね
(血を啜る彼の反応は少女の想像していたものとは違うらしく、しかし啜られようと舐められようと眉ひとつ動かず)
≫閻魔あい
簡単な事、血の嗜好の類も関係するが…それ以上に血は雄弁に物語る。血は魂の通貨ーーお前の見て来たモノを垣間見た。
つくづく、ガワは似ていても中身は正反対の様だな。私とお前は
まぁ所詮は他人の戯言に過ぎん…血の礼はいずれ
(一通り啜った後、血で染まった口元を歪めて笑いながら、相手の手を丁重に放す。不思議な事に血の流れていた手首の傷は最初から無かったかの様に消えている。)
>アーカード
どう違って見えた?
(相手のことをよく分かってないからこその質問を投げて、お礼をすると言われれば首を振り)
お礼?そんなの要らないわ。私の気まぐれであげたのだから…
≫閻魔あい
一つ、私はお前ほど辛抱強くない。
二つ、私はお前ほど律儀でもない。
三つ、私はお前ほど往生際も良くない。
挙げればキリがないが、共通点もあるにはあるな。
お前も私も(待ち人)だという点だーー途方も無く当てのない物事に対するな。
(地獄少女とは異なる濁り澱んだ黒混じりの紅い双眸を炯々とさせながら偽りの姿のノーライフキング"不死の王"はそう言って笑う。)
>アーカード
……
(彼が挙げた中でも心当たりはあるがあえて触れず)
待ち人……、何の事か分からない
(否定しながらも心の奥深くにそういった感情があるんだろうかとも思って視線を落とし)
【絡み文上げます。お好きに絡んでください】
………
(黒いセーラー服姿の少女は何故かクマのぬいぐるみを抱いていて、エントランスの1人用ソファに腰掛け座りながら大きな窓の外を眺め)
≫閻魔あい
ぷすぷすぷす…
うーむ、時間を間違えた様だな。迂闊!
む?おお地獄の者か、そんな所でぽつんとしてどうした?
(何か繊維が焼けた様な臭いと共に背中を煤けさせた件の蜘蛛頭の巨漢が、浴衣どは無く普段の黒装束(学ランにも似ている)姿でエントランスに姿を現し、ソファに座って外を眺めている少女に声を掛けて…)
>ゲダツ
……?
………。どうしたって台詞は今は私が貴方に使うのが相応しいと思う。
(スンスンと焦げくさい臭いが気になって拳を鼻に近づけて、聞き慣れた声がすれば振り向き少しの間無言の空気が流れ、彼の現状の説明を求めて)
≫閻魔あい
むっ?
服を洗濯した後、乾くのを待つのが億劫なので(着てから)乾燥機とやらに入ったのだ。ー結果として乾きはしたが、時間設定を間違えて熱を持ち過ぎて多少焦げたみたいだな。へそ!
(常識的な安全性云々を遥か彼方に置き去りにした様な有様の経緯だが、火傷待ったなしな高熱も修行感覚で気にもしてないらしい。)
しかし暑くてたまらんな、庭先でも歩いて涼もうと思うのだが一人では退屈だ。ちょっとばかし散歩に付き合わんか?地獄のものよ。
>ゲダツ
貴方の行動ってろくでもない方向に転がっていくけど、ただのバカなのか、バカの振りをしてるのか、或いはただのドMか…分からなくなるわ
(天井に頭を突っ込んだり乾燥機に自ら入ったりと意味の分からない行動が多く、人のことは言えないが全く読めない男だと思い)
構わない
(彼の誘いに二つ返事で返しながら、クマのぬいぐるみを抱いたまま彼の元へ)
≫閻魔あい
ふん!相変わらず歯に衣着せぬ物言いだな貴様は、おれは馬鹿でもそんな振りをしてる訳でも受け身が大好きな訳でもない。これが素だ!へそ!
ドン!
(それはそれで色々と問題しかないが、当の本人は堂々と開き直ってしまった。)
うむ、では行こうか!
(二つ返事でOKを出し同行した地獄な少女とエントランスから庭先へ出る。少しばかし曇り空で、微かにヒンヤリした風が吹いて夏の終わりを感じられる。)
>ゲダツ
ドMでバカって個性があるわね、貴方にピッタリ
(無表情で彼を見上げ、クスとも笑わずじっと見つめ)
………ぁ、…居なくなった
(歩いていると腕に抱えていたモフモフの感触が無くなったと思えば彼の肩にしがみつくようにクマのぬいぐるみが乗っかっていて)
≫閻魔あい
真顔で言うな真顔で!まったく!
(やはり容赦の無い指摘とも何とも言えない言葉に白目を剥いてムキになる蜘蛛頭だったがーー)
ぬ!?何奴!
(いつの間にか相手が抱いていたクマのぬいぐるみ、大男の肩にしがみついており、本人は捕まえようとするが上手く行かずバタバタしている。)
>ゲダツ
その子寂しがり屋みたい
何故か私についてきた
怖くないならそのままにしてあげて、べつに害は無いわ
(男が動こうがしっかり引っ付いてるらしく離れず、ぬいぐるみの肩を持つような言い方をして)
≫閻魔あい
勝手に動くぬいぐるみとは面妖な…べっ…別に恐れてなど無い、伝説の土番長や森番長を従えたこのおれがたかだかクマのねいぐるみの一体や二体…舎弟にしてくれるわンンンーンン!ンンー!
(どうやっても己の肩にしがみ付くぬいぐるみに若干諦めの表情とうっかり上唇と下唇を噛み締めたまま喋ってしまいながら好きにしろと言う態度を取りつつ)
まぁよい。
しかし外は丁度良い気温だな。
(と、片肩にぬいぐるみを載せたまま一先ず移り行く季節を楽しめる程度には落ち着いた。)
>ゲダツ
そうね、日本では今は天候が荒れる季節でもあるわ
(彼が落ち着いた為マトモに話せるようになって、此方もしっかり受け答えし)
≫閻魔あい
――出来れば青空でも拝みたかったのだがな。
むっ…うっかり――やろうと思えば出来るんだった。
(曇り空を見上げて何やら不服そうなそんな台詞を吐くが…急に思い出したように一人で勝手に納得して、右肩のぬいぐるみと傍らの少女を其々一瞥し)
お前達、雲の上から空を見下ろした事はあるか?
(と何やら意味深げな質問をする…不敵な笑みを浮かべながら白目を剥いているが何やら企んでいる様だ。)
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