仮面の裏を召し上がれ 〆

ころころ表情変わるしな、見てる限りでは分かりやすい。でも俺は悪くないよ、先に言ったのはカールだからな。
(目をそらされると心の中で少し勝った気分になれてふふ、と笑ってしまって。自分が見てる限りでは分かりやすいがほかの時はそうでは無いのだろうとも思っていて。頭を撫でられると嬉しそうに目を細め、絡ませていた指の腹で相手の手の甲を優しく撫でて甘やかして欲しいと述べて)
部屋の中で2人きりだからな。誰かに見られる心配も無いし、甘やかしてくれよ。

はぁ…シアの前では表情がゆるんじゃうんだろうな。ふふ、思ったことを言っちゃったんだよ
（目を逸らしたまま自分の顔が相手がいると緩むことに苦笑して。思ったことは言ってしまうが、他の場合はそうならないため大丈夫だろうと思って。相手が嬉しそうに目を細めている様子に可愛いなと思いながら頭を撫で続け、自分の手の甲を撫でる相手をじっと見ながら甘やかすために優しく撫でて）
確かにね、甘やかしてあげる…いつもお疲れ様

嬉しいな、それだけ気を許してくれてるってことだもんな。他の部下の前でかっこよくしてるところも見てみたい気はするけど。
(自分も前では気を許してくれていることが重々に分かり嬉しい、と素直に述べて。だがこうして自分に優しいところばかりではなく、たまにはボスとしているところも見てみたい気がしていて。ご機嫌そうに目を瞑り、もたれた肩に頬を擦り付けるとこちらを労る言葉に感謝を告げるとここち来れたのはラッキーだと述べて)
はは、ありがとう。にしても鞄届けにこれてラッキーだったな。ケーキは食べられるし、こうして甘やかして貰えるし…また間違えたり忘れたりしても良いぞ？

そういうことだね。見てみたいか…じゃあ今度見学にでもくる？カッコつけちゃうかもしれないけど
（相手の言葉に頷き、自分のボスとしての姿も見てみたいと言われれば少し考えてからボスをしているところを見学にでも来るかと言ってみて。敵対しているわけではないし別に良いのではと相手が基準だとボスとしての基準が緩んでしまっているのは自覚はあって。相手の機嫌良さげな様子に笑みを浮かべ、毎日忘れようかと冗談で述べて）
そんなこと言われたら毎日置いて帰ろうかと考えてしまうよ

そんな職場見学じゃないんだから簡単に言ったら駄目だろ。見てみたいのは本心だけど…周りが許さないでしょ。別の機会に見てみるよ。
(見学にでもと言われると少しそわっとしてしまうが敵対組織では無いにしろ、別の組織の人間がいたら周りは警戒するだろうと述べて。変にイチャモンをつけられ相手が被害を被るのは嫌で大丈夫他と述べて。相手の冗談にくすくす笑うと見張り付きで送迎される相手を想像して)
ははっ、そうしたら部下の人から釘刺されるな。鞄をちゃんと持ち帰ってるのか見張り付きになるかもしれない。

それもそうか、残念だ…いつかね
（相手なら別にいいかと思ったがそうにも行かないことに残念そうに肩をすくめて。相手とは組織は違うが前のように何かの会合があったりすることもあるだろうからいつかと言って。見張りがつけられると相手と一緒にいる時間が奪われそうだと思って嫌がって）
それは嫌だから時々、鞄置いて帰ろうかな

ん、そうだな。いつか。
(相手の組織となら会合やパーティーなどでも出会うことがあるだろうし、その時なら見れるだろうと頷いて。相手も想像をして嫌な顔をしているのが面白くてふふ、と小さく笑って)
それがいいな。不審に思われない程度に忘れていくといいよ。

シアの、女装じゃない姿も見てみたいしね
（会合やパーティーで、次は相手の女装以外と少し揶揄うように言って。ただ、相手の正装もただ見てみたいという気持ちもあるがそれは素直に言わずにいて。小さく笑ってる相手に少し笑みを見せてから頷くと相手の頭をまた優しく撫でて）
そうする、シアが来る時はケーキ用意するね

こら、からかうな。あれが特別だっただけでいつもはちゃんとしてるんだからな。
(女装以外のをと言われるとからかわれているのが分かり、眉を寄せむっとして。人と会う仕事に毎回あぁだと思われるのは嫌で拗ねたような素振りを見せて。ケーキは楽しみだが…と食べ過ぎないようにしないとと自分で自分を注意して。太った姿になるのは嫌で少し笑うと、相手に頭撫でられるのに満足したのか体を離して)
それならその日は制限しておかないと後々太ってしまうな。ケーキは楽しみだけど太るのは格好がつかないからな。

ふふ、じゃあ幸運だったってことだね
（特別だったのだと言われるとくすくすと笑いながら、あの時が特別だったのだと笑って。拗ねている相手の機嫌を取るように相手の頬にキスをして。格好がつかないと言われると太っても好きだけどストイックなのもいいなと思って離れた相手に微笑んで）
太ってもかっこいいとは思うけど…一緒に食べるから私も頑張るよ

ほんとだよ。知ってるヤツいたら見せないからな。
(ご機嫌取りで頬にキスをされたのが分かったがそれで自分の機嫌も直るのだから単純さに内心自分にため息をついて。お返しに自分も頬にキスをすると少し悪戯心が湧き、相手のシャツの襟を軽く引っ張ると首筋に唇を寄せて吸い付いて。シャツを引っ張っていた手を離して整えると自分がつけたキスマークは見えなくなったので満足気に微笑んで。一緒に食べるならと頷いて頑張れそうだと伝えて)
あぁ、そうしてくれ。一緒ならダイエットも頑張れそうだ。

っ、これ…キスマーク付けた？
（相手が機嫌を直したのが分かると少し微笑んでいたが、急にシャツの襟を引っ張られると驚き、首筋に吸い付かれ見なくてもキスマークをつけられたのだろうと分かると赤くなり、確かめるように尋ねて。一緒ならと言われると頷き、お互い頑張れるのは嬉しいと感じて笑みを見せて）
一緒にダイエットしようね、ふふ

あぁ、流石に本当にそろそろ帰らないとボスが迎えを寄越しそうだからな。これがあれば寂しくないだろ？
(キスマークをつけたのかと確認されれば頷き、つけた箇所を指さして。あまり遅くなるとボスが怒りそうで、だが帰るとなると相手が寂しがりそうだったので残したと述べると軽く頭を撫でてから鞄を取りに行こうと立ち上がって。言ったからには責任を取ってもらおうとまずは、と伝えて)
責任しっかり取ってくれよ。最初はランニングだな。

…まぁね、寂しくない
（相手が指差した箇所を少し確認するようにシャツの襟を引っ張ってから少し恥ずかしさで目線を逸らしていれば頭を撫でられ、もう帰るのだとわかると少し肩をすくめてから立ち上がった相手に続けて立ち上がって見送る準備をして。最初はランニングと言われると、頷いてから約束をして）
ランニングか、わかった…約束だよ

それなら良かった。ま、寂しくなったら電話していいからな。
(鞄を手に取り、自分の服装を軽く見直すと相手の方を見て寂しい時は電話していいと伝えて。最初から激しいものだと飽きが来てしまうので簡単なものから始められそうで良かったと安心して)
あぁ、約束。

うん、まぁ今日が寂しくないかな
（相手に電話をしていいと言われると少し微笑み、寂しくなくなったと言ってからキスマークの残っている首筋を指さして。飽き性ではあるが相手と一緒なら頑張れるだろうと思いながら、そろそろ帰るだろうと思い見送るために自分の部屋の扉を開けて）
じゃあ、約束もしたし見送るよ

はは、それなら良かった。
(今夜寂しくないのなら、消えるまでは大丈夫そうかなとも考えて良かったと伝えて。扉を開けてくれた相手の横に並ぶと外まで来て見送ってくれるのかと尋ねて)
ん、ありがとう。外まで来てくれるのか？

また明日には寂しくなって、お店に行くかもしれないけどね
（相手のよかったと言う言葉に少し笑みを浮かべてからそう言うと相手が扉から出る前に軽いキスをして。外まで見送るつもりだったため頷くと、案内するように相手の手を握って）
そのつもりだよ、一緒に行こう

お前、バイトのこと忘れてないか？ど忘れしてお客としてくるなよ。
(軽いキスに微笑みつつ、自分の店で働いていることを忘れていないかと指摘して。別にお客として来ても構わないが一緒に働ける楽しさも逃がしたくないためそう述べて。相手の手を握り返すと、こちらの人間に見られる可能性も否めないが何か言われても相手がどうにかしてくれるだろうと考えて一緒に歩き出して)
良かった。迷子になるかもしれなかったから有難いよ。

忘れてないよ、バイト後もってことだよ…忘れる分けないでしょ、一緒に出来て嬉しいのに
（相手に指摘されると少しきょとんとしながら笑い、バイトの時間が過ぎた後に客として行こうと言う意味だと言って。相手と一緒に働けるのに忘れるわけがないだろうと言って。一緒に歩きながら、途中まで特に何も面白いものはないので申し訳ないがその分迷路みたいだからと笑って）
ふふ、ここ特に何もないけど迷路みたいな通路だから最初は迷子になるもの多発するんだよ