仮面の裏を召し上がれ 〆

ふふ、ありがとう。僕も大好き。
(夜の姿でもかっこいいと、今の姿でも好きだと言われると頬に赤みがさしてしまって。夜の姿なら自制が効くのに昼は素直に顔に出してしまうから大変だと思いつつ柔らかく笑みを浮かべて。手元ではオレンジが切り終わっていて、行儀は悪いが1つ摘むと相手に近づけて)
つまみ食いする？

つまみ食いしちゃおうかな
（相手の照れた様子に嬉しそうに微笑んでから、オレンジが自分に近づくと頷き、受け取るのもいいがそのまま食べてもいいかと思い、そのまま食べると嬉しそうに笑顔を見せてからお礼を言い、次に来る時のスイーツも楽しみだと言って）
こんなに美味しいフルーツも使えるし、今度のスイーツも楽しみだなぁ

暖かくなり始めたから美味しいの使えるからね。次は…いちごか林檎でも使おうかな。
(相手が摘んだオレンジに近づきぱくりと食べれば微かに唇が指に触れて少しどきりとしてしまって。キスがしたい欲が少し湧き出るも、やることが残っているし明るい日差しがある店の中なため諦めつつ、汚れた手を拭いて冷蔵庫から牛乳を取りだし鍋の中でゼラチンと混ぜながら温めて。次のスイーツについて言われると朝一で見た果物からどれを使おうかなんて考えて)

いちごとりんごって良いね、好きな組み合わせ
（少しわざと唇に相手の指を触れさせてみたが、相手が特に反応していないように思えてそのまま普通の様子を見せて。相手がスイーツを作ってる様子を見ながら、次のフルーツの組み合わせに笑を見せ、また次のスイーツも２つと言ってしまいそうだと苦笑を浮かべて）
このままだと太りそうだなぁ

他のフルーツも乗せて色とりどりにしても楽しそうだね。
(牛乳が温まると火を消し、そのまま放置して粗熱をとって。いちごの赤と林檎の白、あとはキウイの緑やぶどうの紫で色とりどりのタルトなどはどうだろうかと頭の中に思い浮かばせてみると、楽しそうだと零して。また、太りそうだと苦笑いする相手にははっと笑うが、ほかのお客も同じようなことを考えるのかと気にして)
カールは大丈夫でしょ。でも女性客とかは気にするのかな…カロリー低めになりように作ってみようかな。

色とりどりか…絶対美味しいよ
（相手の作業は自分が知らないようなものだが見ているのは楽しく、その様子を見ながら少し想像してみて。大丈夫と言われると少し首を傾げながら、女性は特に気にしそうではあるなと思って同意して）
確かによくぼやいてるし、いいアイデアだと思う

ふふ、ありがとう。それならできた時また試食頼もうかな。
(時折鍋の中身をかき混ぜて冷ましながら、褒められたことへの感謝を述べて。アイデアは浮かんでいるものの試したことはなく、味はどうなるんだろうと考えて試食を頼もうかなと告げて)

試食係ならまかせてね
（試食を頼むといった相手に満面の笑みで試食なら任せろと言って。一応今度朝にランニングでもしてみようかなと考えながら、明日のアルバイトもこの間の時間で大丈夫かと思い、尋ねて）
そういえば明日のアルバイトもこの間の時間でいい？

そうだね、同じ時間で頼むよ。バイトの報酬は同じフレンチトーストでいい？
(時間について尋ねられると少し考えてから頷いて。制服も買ってロッカーに入れてあるため、特に問題はなく。また、バイト終わりの報酬は同じでいいかと聞いて)

うん！シアの作るフレンチトーストが好きだからね
（嬉しそうにそう答えてから、少し思いついたことがあって言おうか迷って。断られたら少し悲しいが少しくらいなら我儘を言っていいだろうかと考えて相手の目を見て、断られても冗談と言えるように少し笑みを浮かべながら尋ねて）
あと、キスも頑張ったご褒美にしてほしいなぁ、なんて

ふふ、いいよ。他にもして欲しいことあればやってあげるけど？
(嬉しそうに言われ思わずふふ、と笑みを浮かべて。続けざまに言われた言葉にサングラスの下で目をきょとり、と丸くするがガラス越しでも合う視線に目元を柔らかくするといいよ。と述べて他にして欲しいことは無いかと尋ねて)

他…はないかな、シアは何かない？
（いいよと言われると少し驚いてから嬉しそうに柔らかい笑みを見せて。他にないかと尋ねられたが思い浮かばず、逆に仕事を頑張った相手に自分が出来ることはあるかもと思って相手には無いのかと尋ねて）
シアも仕事頑張ってるし、私が出来ることならしたいなって思って

んー…そうだね…。
(牛乳がある程度冷めると剥いたオレンジを落とし、軽くかき混ぜてからお玉を使いタルト生地の上に静かに流していく。零れないように、オレンジがしっかりと入るように気をつけながら、相手が言う自分がして欲しいことを考えるが頭に浮かぶのは相手の笑顔で、それが見れるだけでいいと述べて。きっとシアとしてなら色々と浮かぶのだろうが、どうしても昼の姿では思い浮かばずにいて)
僕はカールが僕の料理食べて、美味しいって笑顔を見せてくれるだけで満足かな。

そう？じゃあ満面の笑顔に絶対なってしまうから大丈夫だ
（意外と無欲だなと思ったものの、今の相手だったら確かに笑顔が一番だと言ってくれそうだなと思って今度電話などで話すときにでも同じ質問をして反応を聞くのも面白そうだと思って。相手の手際の良い作業をじっと見つめるだけでも楽しいため少しその様子を見て）

なら一安心だね。
(自分の料理を食べて笑顔になってくれるのはいつもの事だが、相手から断言されるとより安心感が募って嬉しそうにして。タルトに液を流し込んでいるのを見られていることに気づきつつ、声をかけることはなくその時間を楽しんで。タルト2つ分に流し込み終わると、残りの液はタッパーの中に入れタルトとと共に冷蔵庫の中に入れて)
…よし、これでおしまいっと。

ふふ、こうやって作ってる様子を見るのもなんだか楽しいね
（少しの間静かな時間が続いたがそれさえ相手といるからか心地良く、おしまいと言った相手の言葉を聞いてから楽しいと言って。相手以外との無言の時間は気不味く感じてしまっていたが相手の手際の良さを見ている間にも、相手のことを知れている気がして笑みを浮かべながら、相手も昼食だろうかと首を傾げて）
そういえばシアまだ何も食べてないんじゃない？

え、あー、うん。今日は残りが少ないから増やさないとって思って…お昼は無理かも。まぁでもこういう日はたまにあるし、慣れてるから大丈夫だよ。
(相手も自分との無言の時間を楽しんでくれていることが分かり嬉しく思って。冷蔵庫にタルトをしまい、カレーに使っている野菜の皮を剥こうと手に取っていれば、昼食について聞かれ少し気まずげに述べて。腹が減っていない訳では無いが、食べない日はたまにあるので大丈夫だと告げて。お客を長く待たせる訳にもいかず、先に作ってしまえばかきこんで食べれることもあるので苦笑いして)

そうなんだ…じゃあ夕食とかはちゃんと食べてね？
（慣れているから大丈夫と言われても少し心配したが、下準備などが大変だと自分が何と言おうと難しいのだろうと理解をして、夕食はちゃんと食べるようにと言って。本来なら夕食を一緒に食べないか誘いたいところだがお互い夕食の時間は仕事があるだろうと思いやめておいて）

もちろん食べるよ。流石に一日一食にするのは慣れてないからね。
(昼食は見逃されたが夕飯はしっかり食べてと釘を刺されると頷いて、しっかり食べるよう返して。カフェが終われば暇もできるので食事をとることも可能であるので問題はなく。そこでふと、悪戯を含めて自分を見張ってはどうかと尋ねて)
心配なら僕のこと見張る？

見ていてもいいけど仕事もあるから…あ、夕食一緒にどう？
（見張るかと言われ、相手がちゃんと食べるのをずっと見張るのもそれはそれで楽しそうだが生憎このあとは仕事もあるなと考え、先ほど自分が考えた夕食を一緒に食べることを今ならさり気ないかもと思って提案してみて）