仮面の裏を召し上がれ 〆

そうだな…デザートにフレンチトーストを食べちゃおうかな
（デザートを尋ねられて少し考えて。食べ過ぎではないだろうかと思ったものの食べれるし、食べたいな…と思ったのでフレンチトーストを頼んで。ここ数日食べていないから体重も減ってるし少しくらいならいいだろうと自分を納得させてから今日はココアを頼んで）
あと、今日はココアでお願い

フレンチトーストにココアな。オプションはどうする？
(相手からの注文を確認するように繰り返すと頷いて。カロリーは多めだが一昨日まで食べなかったのだからちょうどいいのだろうと考えて。また、フレンチトーストのオプションが書かれている紙を渡しては付け加えるか尋ねて。オプションにはアイスクリーム(バニラ、イチゴ、チョコ)とソース(キャラメル、チョコ、ベリー)の種類と、ワンコイン程度で済む金額が書いてあって)
オプションなしの人もいるし、そこから1つとか全部なんて人もいるぞ

…なにこの誘惑全開のオプション…チョコアイスとベリーのソースでお願いします
（ワンコインで済む金額で美味しそうなそのオプションがとても魅力的で思わずニヤニヤしてしまって。少し考えてから個人的に好きなチョコとそれに合いそうなベリーをお願いして。きっと美味しいフレンチトーストがもっと美味しくなるだろうなと思うとまたニヤついて）

毎度ありー。じゃあ用意してくるな。
(さすがに全部のせはしないか、と注文をメモしながら分かりきっていたことを考えていて。全部のせするとしたら若い女性の2人組で来るような子たちなので相手が逆に全部のせしていたらちょこっと心配してしまう気もしていた。用意してくると相手に伝えると冷蔵庫からフレンチトーストの元を用意して焼き始めて)

流石に全部乗せは味が混ざるし…食べれる自信はあるけど３枚に分けるかも
（パスタを食べずにだったらきっと食べられるだろうなと思いながらも流石に全部乗せを今食べられるかと言われると絶対に無理な事と全部混ざっているとあまり食べたい気にはなれないと思い３枚に分けて食べるなら食べれそうだな…とも考えながら今度違う組み合わせて食べてみようかなと考えて）

はい、お待たせ。チョコアイスとベリーソース。
(焼くのももう手馴れたものでちょうどいい時間になるまでに皿やアイスの用意をし、焼き終わったフレンチトーストに盛り付けていく。フレンチトーストの熱でアイスが少しずつ溶けていく様子を眺めながら相手に渡して)

いいな、美味しそう…
（前に置かれたフレンチトーストは美味しそうで少し溶けている様子に何処かうっとりしたような笑みを見せて。早速一口食べてみるとチョコアイスの甘さと冷たさにフレンチトーストの温かさ、ベリーソースの甘酸っぱさに笑顔を見せて。この美味しい組み合わせを見つけた自分を内心で褒めながら夢中になりながら食べて）

…見るからに幸せって顔してるな。
(早速フレンチトーストを切り、アイスとソースを絡めて食べると笑顔が見える。一目見ただけで美味しい、幸せだと分かる笑顔にサングラスの奥で目を細めるとボソッと呟いて。自分の作ったものでこんなに笑顔になってくれるので自分も嬉しく、相手の邪魔をしないようにと音を立てないようココアの入ったコップを置くと、静かに次の料理を始めて)

……ん、もう終わっちゃった
（音を立てないように置かれたココアに、次の料理を作っている相手に話しかけない方がいいのかと思い食べ勧めているとあっという間に食べてしまい、ココアをゆっくり飲んで｡今日も忙しいのだろうと思いながら相手の店が人気になるの嬉しいので相手の手が相手そうなら何か話せればいいな…と思いながら少しだけ欠伸をして）

お、食べ終わったか。どう？満足した？
(料理作成の途中で相手が食べ終わっているのは確認できたが、途中で止める訳にも行かずお客に料理を提供してから相手に話しかけ。また、食べ終わったお皿を下げることを忘れずに行って)

すごく満足…最高だった
（相手が話しかけてきてくれたため笑顔を見せ、美味しかったと言って。相手の様子を見てから、周りには相手とのデートだとはバレないように誰と、とは言わずに相手にどんなところにデートで行きたいかと尋ねてみて）
そういえば、セクならデートどんなところ行きたい？

僕彼女居ないんだけどなぁ…参考程度にしてくれよ？
(味の感想を最高だと言ってくれたため、良かった、と微笑んで。オプションも成功だな、と考えていればデートについて聞かれ、周りに聞かれても不審がられないよう参考程度にして欲しいことを告げて。少し考えてから午前中お客から聞いた水族館の話を思い出すと、相手と共にゆっくり過ごせることを想像して述べて)
んーでもそうだな…僕なら水族館に行きたいな。どうせなら一緒にゆっくり過ごしたいし、近くに手頃で美味しいイタリアン料理のレストランがあるらしいんだ。

ふふ、僕だって彼女は居ないけど、参考に聞いてみたよ。けど セクらしくていいね、そのデートにお供したいくらいだ
（水族館なんて何年も行っていないなと思いながら、ゆっくりのんびり過ごせそうなデートが良いのだろうと頷き、手頃で美味しいイタリアンも相手らしくて少し微笑んで賛同して。ただ、参考程度とは言われているので少し考えてからその２箇所を調べておくと言って）
とても良さげだし、帰ったら調べてみるよ。教えてくれてありがとう

どういたしまして。逆にカールはどうだ？デートプラン聞かせてくれよ。
(自分らしいと褒められると悪い気はしなく、お礼を述べて。洗浄の終わったコップを拭きながら相手はどんなデートプランを考えるのか気になり聞いてみて)

私は…普段私が行ったことがない場所に行きたくて。店がいっぱいあるところで服を選んだりアクセ選んだり、本屋に行ったりカフェでのんびりって感じで…私は結構ノープランかな
（デートプランを尋ねられ、買い物をしたいと言って｡相手の服を選んで、ペアリングか相手に似合うネックレスを買ったり、自分の好きな本を見に行ったり、相手のカフェが一番好きだがクラシックなカフェに行ったり…と言ってからノープランな自分に苦笑しながら、相手の好きな場所にも行きたいと言って）
まぁ、こんな感じだけどデート相手の行きたい場所にも行きたいって感じかな、参考にならない気がするよ…

ノープランでもその日の気分によって色んなところに行けるって事だろ？それはそれで面白そうだよね。
(服屋やアクセサリー店、本屋など色々なお店を相手と回れるのはワクワクしそうで楽しそうだと思って。お互いに服やアクセサリーを選ぶのは楽しそうだし、カフェで気ままに過ごすのもいい。自分がカフェを経営してるだけあって、他のお店も気になることがあるので良いプランだと頷いて)
十分参考になるよ、俺も彼女が出来たらそのプランを提案させてもらおうかな。

ふふ、よかった…いつか参考にしてね
（相手に賛同をもらうと嬉しく、微笑みながら安心して。一緒なら何をしてもきっと楽しいのだろうなと思いながら、１日で足りるかなと少し考えながらココアを飲み干すと安心感からか少し欠伸をして。そろそろお会計を済ませようかなと考え、あとでデートのプランを考えようと思いながら身支度をし始めて）
そろそろお会計お願いしようかな

もちろん。じゃ、レジにどうぞ。
(今日の夜ぐらいには電話をかけてみようかな、と考えながら相手のことを少し眺めていれば身支度をし始め、お会計をすると言うのでレジへと促して。今日相手が食べた料理の代金を打ち込むと、画面を相手に見せて)
はい、今日の代金。

ありがとう、あ…今日の夜、私は仕事ないから
（代金を払いながら周りの視線はこちらにない事を確認すると相手の耳元でそう言ってから微笑み、代金を払うとそのまま店を出て。相手の仕事の手が空いたら電話が来るだろうかと思いながら組織に戻るとウキウキしたように仕事をして）

……不意打ちすぎる。
(トレーに入れられたお金を数えていれば耳元で囁かれた声に驚き顔を上げて。相手を見れば微笑んでおり、別れの言葉を告げて去っていった。不意に囁かれた言葉を思い出しながら呟けば、薄ら赤く染った頬を隠すように仕事に戻って。今夜の仕事はどうだっただろう…そんなことを思いながら料理を再開して。
その日の夜の仕事は組織の息がかかっている店から上納金を受け取ることで、店長から金の入ったアタッシュケースを受け取ると会話もそこそこに店を出た。お互い忙しい身分なことは承知の上での短さなので気分を害することなく、部下にケースを預けると送迎を断り、先に帰らせて。少し歩き、時々通っているバーに入ると奥の個室に足を進め酒と軽食を頼むとスマホを取りだし相手に電話をかけて)