ビギナーさん 2022-08-20 17:26:05 |
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…何?
(抱き締められると自然と相手の胸元へ頭を埋める形になり、その匂いを吸い込んでいると心地が良いのか半ば微睡み始める。一応呼ばれた名前には返事を返すものの、その声もいつもの声ではなく、眠そうで怠慢なものへと変化しており)
すき …
(微睡み消えかかった声で本心が顕著に現れた、その二文字を返答する。すっかり眠りについたようで寝息を立てており、決して他人には見せない穏やかな寝顔を浮かべていた。相手の腕に手のひらが乗ったまま目を閉じており)
…言い逃げとかズルくない…?
(その言葉を聞くなり一気に眠気が覚めたようで、珍しく赤面しながら恨み言のようにそう呟く。何か文句を言ってやろうにも当の相手は既に夢の中、その後暫く一人で悶えていたが、やがて相手と同じように寝息を立て始め)
(早朝にふと目が覚める。視界の先は格子状に途切れた窓では無く、愛しい人。そして独りではないという現実を心の内に刻んだ。慈しむようなキスを額に贈ってから、満足げに笑い、うとうととしており)
…ん…
(先程までの悪態は何処へやら、すっかり心地良さげな寝顔で深く寝入っており、額に送られた口付けに小さな声を漏らす。相手の背へ回した手に無意識のうちに力を込めており)
お目覚めかい?…貴利矢。
(手の温もり、心地よい感覚が背中に伝わっていった。ゆっくりと瞼を開けて、普段に比べて抑え気味の声量をもって相手に話しかける。前髪をかき上げてこめかみの辺りを優しく撫でており)
…
(撫でられるとこそばゆいのか「ん、」だの「ぁ」だのと鼻にかかったような声を漏らしながら微かに身を捩り、薄っすらと瞳を開けて相手を見つめる。少しの間意識がはっきりせずぼんやりしていたようだが、やがて「…まあね。…おはよ、黎斗。」といつもの表情を取り戻しながら相手に微笑みかけて)
おはよう。
(態と手のひらを重ねてみせて、にこりと微笑む。一つ欠伸をしてソファから起き上がると、昨晩の戯れが烈しかったせいか体の倦怠感が抜けず、体の節々がひりひりとしていて痛い。溜息を零し、肩を回して首を傾げており)
…あー…腰痛い。
(相手に少し遅れて起き上がるものの、全身に走る痛みに眉を顰めながら腰を拳で何度かとんとん、と叩く。そう恨み言のように呟きながら相手の首辺りへ両腕を回してはだらりと凭れ掛かってみて)
(ご無沙汰しております、背後です。今度はパ.ラ.ド.ク.スを動かしてみたいと考えているのですが、動かしたいRiderなどいらっしゃいますでしょうか。此方としてはブ.レ.イ.ブとお話してみたいと考えておりますが、そもそもあまり絡みもない二人ですので…他のRiderでも大丈夫です)
いや、しかし。着替えをどうしたものか……
(取ってつけたような口調でそう呟いて唸っているが、昨晩羽目を外し過ぎたことを流石に自覚しているようではあった。両手首に手を添えて「私だけのせいでは無いぞ」と嬉々として相手に向かって言い返す。普段着ているVネックのTシャツはやめた方が良さそうだと思いつつも、首筋や腕に残った傷を隠すのは困難であるのは明らかで)
(/いつもお世話になっております。もちろんブ.レ.イ.ブで大丈夫ですよ。お好きなシチュエーションや関係性を教えてくださると嬉しいです。もしもバグスターさんと絡みたい場合、当方はグ.ラ.フ.ァ.イ.トでも提供可能です。)
…自分の着とく?
(相手の首辺りへ回した両腕に少しばかり力を込め、普段はほぼ使われていないクローゼットの方に目線を投げかけ、そう問いかけてみて)
(了承して頂き有り難うございます。ではパ.ラ.ド.ク.ス×ブ.レ.イ.ブのCPで進めていきたいと思います。シチュエーションはエ.グ.ゼ.イ.ドたちと対立していた頃のブ.レ.イ.ブに監視役としてパ.ラ.ド.ク.スが付けられたというものを想定しており、関係性はパ.ラ.ド.ク.スが一方的に興味を持っているところから少しずつ発展していくような形を想定しております。そちら側でも何かやりたいシチュエーションなどあれば遠慮なく仰ってください。)
良いのかい。君のを借りても。
(可不可に関わらず貴利矢の服を借りるつもりであったが、背後を一瞥し申し訳なさそうに訊ねている。体に標された無数の刻印を、さらに相手の所有物で覆い被せるという優越感を実感しているようであった。これは恋愛シミュレーションゲームでいう「彼シャツ」なるものか、と余計なことを考えながら、目尻を下げて微笑んでおり)
(/かしこまりました。外科医が研修医と対立関係にある頃でしたら、小姫の未練を未だ断ち切れずにいる、少々不安定な時期でしょうか。そこではブ.レ.イ.ブの繊細で不器用な感じを表現できればなと思います。なので個人的には、ブ.レ.イ.ブはやや受け気味になるかとイメージしております。)
それ以外無くない?
(大したことでもない、と言いたげにあっさり言ってみせると相手の首から両腕を放し、クローゼットの方へ歩いていく。その中から珍しくアロハシャツではない黒のシャツを取り出し、「これでいいんじゃない?」と問いかけて)
(了解致しました。ではゲ.ン.ム×レ.ー.ザ.ーのCPをキリのいい場面まで進めた後、パ.ラ.ド.ク.ス×ブ.レ.イ.ブのCPを進行する形にしても宜しいでしょうか)
ほう。中々洒落ているね。
(受け取った黒色のシャツへ早速着替え、上にジャケットを羽織る。まるで鴉のような色に全身を統一した本人のスーツ姿は、普段に比べてより気品のある印象を与え、様になっている。いつの間にか、持参していた銀色の腕時計をはめて、前髪はワックスで整えられており)
(/はい!そのような流れで大丈夫です。)
…結構似合ってるじゃん。
(ごく一瞬ではあったが、相手に見惚れていたことを認めたくないのか目線を逸らしつつ、棒読みで称賛の言葉を投げかける。自身も思い出したようにいつもの服に着替え、相手を振り返ってから「そろそろ行く?」と問いかけ)
(了解致しました。では背後はこの辺りで失礼させて頂きます)
そうかい?
(相手の顔を覗き込むようにして訊ねた拍子に艶のある前髪の一部分がはらりと揺れる。それから「折角顔は良いのに、素直じゃないね」と溜息を溢して目を背け、革靴を履く。咄嗟に相手に対する本心が口を衝いて出てしまったので、誤魔化すように態とらしく咳払いをしていて)
ふ~ん?
(その言葉を聞けば揶揄うように口元を歪め、屈み込んで革靴を履きながら今度は自分から相手の顔へ自分の顔を近付ける。「そんなに自分のこと好きなんだ?」といつもの調子を取り戻しては笑ってみせ、シューズボックスの上に置いてあったバイクのキーを雑に掴むと「早く来なよ」と呼びかけ)
まあ…ね。分かっているとも。
(軽く揶揄ってやったつもりが裏目に出て、結果的に翻弄されてしまっていることが面白くないようで顔をしかめて首の辺りに手を当てた。相手の方が一歩上手だと思いながら、ヘルメットを持ち出して背後をついて行き)
ちゃんと掴まっててよ。
(欠伸をしながらバイクへ辿り着き、ヘルメットを被ってキーを挿す。エンジンを蒸してハンドルを握り、後ろを振り向いてそう告げてから走り出すと暫し無言でCRまでの道のりを走らせており)
(失礼致します、背後です。失礼すると言った矢先から申し訳ありませんが、CRに到着した場面からパ.ラ.ド.ク.ス×ブ.レ.イ.ブのCPに切り替えようかと考えております。そちらの形で宜しいでしょうか)
……はいはい。
(バイクにまたがって後部座席にしっかりと掴まる。走行中は所在なしに、風で揺れている相手の上着をぼんやりと眺めていた。交通量が多い通りではエンジンやクラクションの音が鳴り響いているが、2人乗りが心地よくて朝の喧騒は然程気にならず、当の本人は意気揚々としており)
(/いえいえ、大丈夫ですよ。そのように致しましょう。)
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