赤と紫と。/火野映司募集

…俺、アンクのこと好きだよ。アンクは？
(普段とは違う、真剣な表情でそう囁いた途端にころりと普段の笑みを湛えた表情に戻ってはそう問いかけ)

…す、…好きだったら、どうするんだ(いつにも増して真剣な表情。戦闘時の表情みたいだと1人思い返しながらもその気持ちへ自分なりに答えて見せては反応を見るようにその瞳見据えた)

…好きだったら嬉しいよ。
(へにゃり、そうだらしなく笑うとすり、と相手の頬に愛おしげな手を滑らせて)

…も、物好きな野郎だな、…(ほんの少し安心感のある手のひらに僅かに表情緩ませ、無意識に擦り寄りながらも"好きかもしれねぇな"なんて呟いた。)

うん、そっか。…嬉しい。
(相手の言葉に瞳を伏せて頷くと、顔を近付けてじっと相手の瞳を見つめ)

ン…なんだよそんなに見て。俺の顔になにかついてるか(じっと見つめられては気恥しさからか、眉を下げながら見つめ返して。)

ううん。やっぱり綺麗な顔だなあ、って思って。
(緩んだ表情のまま「もちろん刑事さんの体なのは分かってるけど」と前置きをしつつ、もう片方の手も相手の頬に滑らせては「…キス、したい…かも。いい？アンク。」許可を求めるような視線を向けて)

何馬鹿なこと言ってやがる。お前だって整った顔してるだろうが。(それでも満更ではないようで頬を緩めていて、次いで問われた言葉に対しては「好きに…したらいいじゃねぇか、」と顔を真っ赤に染め俯き気味に答えた)

…じゃあ、好きにするね。
(相手の了承を得られると何故か表情を引き締め、相手の唇に口付けをひとつ落とし)

ン…。…変な気分だな、グリードの体の時はこんな感情はなかったはずなんだが。(口付けをされると赤い頬のまま、相手の唇が触れた場所をそっと手で触れながらぽつりと零した)

…好き。好きだよ、アンク。
(相手の耳元で繰り返しそう囁きながら尚もキスの雨を落とし、「…アンクは？」と小さく呟いて)

ン…、ン…。…俺も、お前の事が好きだ、えいじ。(何度も繰り返される口付けに絆されてしまったようで、彼に問われたことを素直に受け止め返す。特に用があった訳でもないがほんの少し舌っ足らずに彼の名を呼んではふっと小さく笑って)

…うん。
（呼ばれた自身の名前に、愛おしそうに笑っては相手の髪に触れ）

なんだよその顔。…緩みきった顔を晒しやがって、(相手の頬に手を添えるものの、いつものような乱暴な手つきではなく、できるだけ優しく、丁寧な手つきで)

…そうかな？変な顔してる？
（頬に手を添えられればきょとん、としたような表情に戻って首を傾げ）

いや…嫌いじゃねぇ。その顔。(其の儘指先で彼の頬を撫でるように動かし、改めて相手の瞳と合わせるように視線を向ければふわりと柔らかく笑って見せた)

…俺もアンクのその顔、好きだよ。
(柔らかな笑みに一瞬動きが止まり、一層締まりのない表情を浮かべては擦り寄るように頬に添えられた手にもたれかかり)

ン…犬みたいだな(全く、とでも言いたげに笑いながら撫で続け、意を決してもう片方の手で相手の腰に腕回して抱きしめてみた)

…
(何も言わずに相手を両手で抱き締め返したところで「…あ、そうだ。アイス…」と呟く。冷蔵庫に突っ込んだままのアイスを思い出したようで)

…持ってきてくれるのか？アイス。(パッと腕を離すと相手の顔見遣り、どこか期待したような眼差しで問いかけた)

うん、ちょっと待っててよ。
(いつもの表情に戻って頷くとアイスを取りにソファを降り、冷蔵庫からアイスを二本持って戻ってきては「一緒に食べる？」と首を傾げてみせ)

食う。よこせ(相手の言葉に素直に頷き、手を相手に差し出しながら嬉しそうな表情で)

はいはい、どうぞ。
(手に持っていたアイスを一本相手に手渡し、自身はもう片方に齧りつき）

…あり…がとう。(感謝をする時は伝えるものだったか、と思い直せばぎこちなくも相手に礼を伝え、その気恥しさから逃れるようにアイスへ齧りついた)

どういたしまして。
(アイスを齧りながら笑顔で答え、ぼんやりとした様子で相手を眺めており）

つめてぇ。(そう呟くも矢張りちゃんとした感覚があるのは嬉しいのか、頬を緩めたまま呟く。其の儘二口三口と齧り)

うん、美味しい。
(視線は相手に向けたまま、アイスを最後まで食べ終わると棒だけになったアイスを弄んでいて）

…美味かった。(相手の言葉肯定するように呟き、全て食べきってしまえばアイスの棒をゴミ箱に捨てようと立ち上がり)

あ、俺も捨てなきゃ。
(しばらくアイスの棒を所在無さげに弄んでいたが、相手が立ち上がるのを見て同じようにゴミ箱へアイスの棒を投げる。投げられたアイスの棒は綺麗な軌道を描いてゴミ箱の中へ）

…(相手の行動を見てか自身もそこからゴミ箱目掛け、メダルを投げるように棒を投げる。そのままゴミ箱の縁に当たりそのまま中へと落ちて)

…あ、ホールインワン。
(そう一言呟いて相手を見つめ、「アンクも。」と緩やかに微笑んで）

常にお前にメダルを投げてるからな。これぐらいのコントロールはある。…多分。(相手につられるように僅かに頬緩めながら嬉々として語り)

…うん、いつもありがとう。
(普段通りの表情ではあったが目線は柔らかく、胡座をかきながら笑って）

…その分お前がメダル集めをしてるから良いんだよ、礼は。(ソファーに腰おろし、足を組めば相変わらずの笑顔と言葉にやれやれと口の端上げて笑った)

…
(急にひょい、と立ち上がると相手の座るソファへと戻り、相手の頬に手を添わせて）

ン…なんだよ？(手の温もりに頬緩めつつ、突然の事故首を傾げてあなたの方へ視線を合わせた)

いや…なんとなく。
（視線を合わされるとばつが悪そうに、視線を逸らしながらそう返して）

なんだよ、はっきり言え(むんずと両手で頬を掴むとこちらを向かせ、じっと相手の両目見つめた)

本当に何でもないんだって…！
(耐えきれなくなったのかソファを降り、赤い顔のまま走り去ってしまい）

(背後です！ご都合グリードに映司くんが子供にされてしまう…のようなイベントを起こしてみたいのですが大丈夫ですか？）

なんだ、あいつ。急に積極的になったり照れたりしやがって。(走り去っていく相手を特に追うことも無く、その背中を眺めながらぽつりとぼやいた。)


(ぜんっぜん大丈夫です！何かこちらに希望がございましたらお申し付けください！)

…グリード！？
(照れ臭さからクスクシエを飛び出して道路に出たが、手持ち無沙汰で戻ろうとしたところ奇妙な姿をしたグリードに襲われている小さな子供を見つける。そのままそちらに走っていくが運悪くオーズドライバーは向こうへ置いてきてしまっており、「危ない！」と子供を庇ってグリードの放った毒々しい色の光線をまともに背中に受けてしまう。グリード自体はたまたま近くに来ていたバースが撃退したが、子供を庇っていた自分の姿に気付くー普段より一回り以上小さくなった手、妙にハリのある肌、5歳か6歳程度の子供の姿になっている。その姿のまま一人で帰るのはあれだろうということでバースのバイクに揺られ、元いた部屋へと戻ってきて)

(ご了承いただきありがとうございます！このような感じで大丈夫でしょうか？)

おい映司、さっきのはなん……………は？ガキ？(扉が開くと同時に呆れ顔で彼に事情を聞こうと口を開く。しかし目の前にいたのは見慣れた姿の男性はおらず、己よりも遥かに身長差がある子供。開いた口が塞がらないとはこの事か、なんて改めて実感をしつつも目の前に居る少年に戸惑いを隠せないようで"なんだガキ、アイスはやらねぇぞ"なんて威嚇して)


(長文ありがとうございます！とっても良い…大丈夫です！こちらもこんな感じで大丈夫でしょうか…？)

ちがうよ、アンク…おれ、おれだってば！
(いつもより舌っ足らずな口調ではあったが、記憶は残っているのか必死になって相手に弁解し)

(大丈夫です！)

あ…？映司？…なんだってそんな格好…いや待て、お前からグリードの匂いがするぞ(相手と気がつくと警戒を解く。しかし鼻につく"仲間"の匂いを感じ取ると眉間に皺を寄せて。)

うん、こどもが襲われてたから助けようとしたんだけど…かわりにおれがくらったんだ。
(相手の言葉に頷き、不注意だったと言わんばかりに項垂れながらもオーズドライバーに小さな手を伸ばし、腰に装着してみると「…うん、変身はできると思うからしんぱいしないで。」と普段よりいくぶんか幼いもののしっかりとまた頷いて)

ったく、…バカ映司。前も同じようなことでヘロヘロになってたじゃねーか。(学ばないやつだ、と呆れ顔をしながら相手を見つめ、安心させるために言ったであろう相手の言葉に訝しげな表情浮かべると「そんな弱っちい体で戦うってのか」なんて軽く揶揄い)

ったく、…バカ映司。前も同じようなことでヘロヘロになってたじゃねーか。(学ばないやつだ、と呆れ顔をしながら相手を見つめ、安心させるために言ったであろう相手の言葉に訝しげな表情浮かべると「そんな弱っちい体で戦うってのか」なんて軽く揶揄い)

…うん、たたかうよ。おれは仮面ライダーだから。
(相手の揶揄いにも真剣な表情で頷いてみせるとにっ、といつもより幼く見えるいつもの笑顔を浮かべていたが突然イタズラを思いついたように「そうだ。だっこしてよ、アンク。おれは弱っちいんでしょ？それなら守って。」と両手を広げながら首を傾げて)

ったく…仕方ねぇな、お前が大人の姿に戻るまでだぞ。(相手の言葉に頭を掻くも、やむを得ない場合だとひとり納得すれば相手を乱暴に抱き寄せるとそのまま抱っこした)

ったく…仕方ねぇな、お前が大人の姿に戻るまでだぞ。(相手の言葉に頭を掻くも、やむを得ない場合だとひとり納得すれば相手を乱暴に抱き寄せるとそのまま抱っこした)

ありがと。
（ひょい、と抱き上げられたことに自身の体重の軽さを改めて理解しながらも相手の首に手を回す。「…おれ、なんだかねむくなってきちゃった。もういっかいいっしょにねようよ、アンク。」と色々あって流石に疲れているのだろう、うとうととした目線を向け)

はぁ、俺も疲れてたところだ、仕方ねぇから寝てやる。(子供を邪険にするものでは無いと分かるようで、相手の言葉を素直に受け入れると抱きしめたまま寝室に向かい、ベッドへ一緒に寝そべった。)

…おやすみ…
(小さな体には相手の体温が心地良いのか、すぐに瞳を閉じてしまうとそのまま眠りに落ちる。その本人は穏やかな寝息とあどけない表情を浮かべていて）

あぁ。…(相手が早速寝たのを確認すると暫く寝顔を眺め、「寝てるとただのガキだな」なんて笑いながら頭を撫でてやり。)

…んん。
(頭を撫でられると身をよじり、声を出すが表情はあどけないままで）

こうして見りゃ可愛げのある顔だな。全く、グリードの俺に油断した顔見せやがって(頭を暫く撫でた後、満足したのか手を離すも警戒心のない寝顔を見てしまうと深く息を吐き頬に軽く口付けを落とした。)

ん…アンク…
(口付けにはくすぐったそうに身をよじるものの、夢うつつのまま相手の名前を呼んで手を伸ばし）

なんだ、(夢だとはわかっていても呼ばれると返事を返し、そっと相手の手を握ってやると指の腹で優しくなぞってみて)

…ふふ。
（相手に手を握られると安心したように笑い、また静かな眠りに落ち）

…ちいせぇな(簡単に包めてしまえるほど小さな体と手に戸惑いながらも撫で続け、暫くすると睡魔が襲ってきたようでゆっくりと瞼を閉じて夢の中へと沈んでいき、)

…ふあ…
（しばらく寝ていたが、ややあって大きく伸びをして起床する。まだ元に戻らない体に眉を顰めながら、「…このままだとこまるんだけどなあ。」と呟いて）

……(相手と裏腹に、眠りが深くなって行くようで規則正しく寝息を立てながら無意識に相手を抱きしめて)

…もうちょっとだけ、このままでもいいか。
（心地の良い相手の体温に表情を緩め、自分を抱きしめる相手の頭に小さな手を置いて）

えいじ、(寝言なのか、ぼやけたような声で相手の名を呼び、苦しくない程度にぎゅっと腕の力を強めた)

…どうしたの？アンク。
（名前を呼ばれれば緩んだ表情のまま、相手の頭に置いていた手を緩やかに動かして撫で始め）

…どこにも、行くな、(夢の中では何を見てるのか、少し苦しげな表情浮かべ相手の首筋に顔を埋めては小さく呟いた。)

…だいじょうぶ、ここにいるよ。
（相手の言葉に一瞬目を見開き、頭の上に置いていた手を引っ込めて相手の背に回す。そのまま子供をあやすように優しく何度か背中を叩き)

ン…あ…？(目が覚めたのか目を開けると相手の方をぼんやりと眺め、どうしてか胸が暖かかくなる感覚に戸惑いながらも相手の肩口に頭押し付けグリグリとして)

…ふふ、くすぐったいよ。
（相手の髪が首筋を撫でてこそばゆいのか、背中をぽんぽんと叩きながらそう笑って)

ン……相変わらずちいせぇな(撫で受けては満更でもない表情浮かべ、顔を上げると改めて相手を見つめ柔らかく笑った。)

うん。…早くもどってくれないと、こまるんだけどなあ。
（笑顔のままそう答えるものの、きゅと表情を歪めては「だてさんたちが戻し方をさがしてくれてるみたいなんだけど、まだ分からないんだって。」と呟くように)

……そうだな、大きくなってもらわないと戦うにも不便だからな(ぶっきらぼうな言い方ではあるが心配しているようで、相手の表情につられるように僅かに表情曇らせながらも相手の頭に手を伸ばし乱雑に撫でた)

わっ…なに？
（乱暴な手付きに驚いたのか、びくりと身体を震わせながらも相手を上目遣い気味に見上げ)

今は俺が保護者みたいなもんだなぁ(上目遣いに見つめる相手愛おしげに見つめながら笑み浮かべ、そっと額に口付けた)

そうだね。
（頬をうっすらと赤くしながら相手につられるように笑うと、お返しと言わんばかりに相手の額にも口付けを)

ここも柔らかくておもしれぇ。(に、といたずらっぽく笑うと相手の頬を指先でつまみ、むにむにと優しく弄り始めて)

む…
（頬を弄られると不貞腐れたような表情を浮かべ、同じように相手の頬もつつき始めて)

ふ、なんだ。やり返してるつもりか？(相手があまりにも可愛らしく、少々やりすぎな程度に揶揄いながらも相手の好きなように触らせていて)

う…
（しばらく黙って相手の頬をつついていたが、急に小さく呻くと頭を抱えて「…おにいちゃん、だれ…」と困惑したような表情を浮かべる。ちょうど入ってきた後藤がその様子を見ると「遅かったか…」と呟いた後、「あのグリードの光線は幼児化に加えて記憶障害も発生する、という結果が分かったから火野に伝えようとしたんだが…」とアンクを見やり）

…あ？…なんだと、…？おい、映司、俺が分からねぇのか！(すかさず現れた後藤見遣り、その言葉を聞くと分かりやすく戸惑いの表情浮かべ、相手を揺さぶると必死に声をかけて)

だ、だれ…？
（揺さぶられるとますます困惑したような表情を浮かべ、微かに瞳に恐怖を滲ませながらも声だけを持ち直すと「おれの…しってるひと？」と相手の瞳を見つめて）

……知ってる、知ってる奴だ、思い出せ映司アンクだ、アンク。(相手が怖がっているのを見ると本当に覚えてないと実感すれば、やんわりと手を離し、もどかしげに頭を掻きながら自分なりに優しい声色で相手に声をかけて)

……知ってる、知ってる奴だ、思い出せ映司アンクだ、アンク。(相手が怖がっているのを見ると本当に覚えてないと実感すれば、やんわりと手を離し、もどかしげに頭を掻きながら自分なりに優しい声色で相手に声をかけて)

アンク…
（相手の名前を繰り返し呟くが、心当たりはないのか首を傾げながら困ったような表情のまま「…ごめんなさい…」と泣きそうな声を上げ）

チッ……クソ、なんでこんなことに……！(相手が本当に記憶が無いと分かれば苛立たしげに地団駄踏み、改めて相手の方向けば"覚えてねぇなら仕方ないな、これから覚えて行け"なんてぶっきらぼうに言い放った)

…えっ、と…
（表情は怖がったようなままだったが、おずおずと相手の近くに歩み寄っては「おぼえてない、けど…おれのしってる人、なんです…よね。…じゃあ、おもいだせるように…がんばります」と口を開いて）

お前が俺に敬語とか変な感じするな、……タメでいい、タメ口にしろ。調子狂う。(相手の丁寧口調に違和感とほんの少しの寂しさを感じると、じっと相手の目を見れば強い口調で告げ)

…う、うん。
（相手の口調に少し驚いたようだったが、すぐに聞き分けよく頷く。そんな様子を見ていた後藤は「…あまり脅してやるなよ」とだけ言い残して出ていき）

俺は、アンクだ。いいな。覚えておけ(まずは名前からと、何度も自分の名を繰り返しつつ「俺はお前の…こ……友達だ」と口篭りながら告げて)

アンク…うん、わかった。
（相手の言葉に頷くと微かに笑って「ともだち…だね。」と相手の手を握り）

そうだ、忘れるんじゃねーぞ、絶対だ(相手の手を両手でしっかりと握り返すと、相手と視線合わせるようにしゃがんで)

うん、わすれないよ。
（手を握られると嬉しそうに笑い、また大きく頷いて）

なら良い…。おい映司、外行くぞ。(相手の笑みにひとつ頷きつつ、ふと思い立ったのかいきなり立ち上がると説明もなしに相手の手を取り部屋から出ようとして)

…？うん。

（少し驚いたようだったが、大人しく相手に手を引かれるまま外へと)

こんなところでずっと居たら気が滅入っちまう。(手を引いたまま外に飛び出すと、自信がいつも通っている場所へと一直線に向かって)

どこいくの…？
（その場所にも見覚えがないらしく、きょろきょろと不安げに周囲を見回していて)

俺のサボり場だ。そこでなにか思い出すかもしれねぇしな(ふ、といたずらっぽく笑えばその目的の場所へと着く。海風に当たりながら相手をちらりと伺うと、そっと手を離してみて)

アンクの…？
（少しだけ周囲を見ていたが、手を離されると不安なのかすぐにじっ、と相手の横顔を見つめて)

たまに、ここに羽を休めに来てる。…お前と俺が出会って直ぐに通った道でもある(そっと相手を抱き寄せながら周り見渡すようにさせて)

…なんとなく、なんとなくだけど…おぼえてる。
（記憶の引き出しの奥に何か引っ掛かるものがあるらしく、少し険しい表情でそんなことを)

思い出せ。あのアイス屋。見覚えねぇか(視線の先にある小さなアイス屋。それへ視線をやると改めて相手へ視線を移せば表情伺うようにして)

……ある、ような…
（きゅ、と眉を顰めて相手の観ている方へ目線を投げ、不安げにそう呟いて)

……今直ぐにとは言わねぇ。少しずつ思い出していけ。じゃないと俺が困る。(相手を安心させるように雑に頭を撫でてやりつつ、自身なりの精一杯の笑みを浮かべた)

…うん。…やさしいね、アンク。
（頭を撫でられると表情を崩し、「ほんとにおともだち？…なんだか、変な感じ。」と少しだけ普段を彷彿とさせるような表情を）

とも……だち……今はそう思ってくれ。(相手の言葉に僅か頬を染め、顔を逸らすとぽつりと呟いた。)

…？うん。
（含みを持たせたような言動に少し首を傾げつつも、大人しく頷いて)

お前が元に戻ったらわかる事だ。ガキのお前はわかんなくていい。(相手の手を取れば優しく握り、頬が赤く染まったままポツリと呟いた)

？わかった。
（返事をすると退屈そうに足をばたつかせ、どこかを眺めていたが尻ポケットからはみ出した携帯にメールが受信される。タイトルから伺うにそのメールにはあと少しすれば元に戻す方法が分かりそうだ、との内容が書かれていて)

…そろそろか。全く待たせやがって、(携帯を取ればその内容に目を通し、小さくため息を吐くと勝手に分かったらどこに行けばいいのか、等の内容を返信して)

？
（ぼんやり向こうを眺めていたが、携帯を取られたことに首を傾げつつもまた視線を戻す。少しして返ってきた返信にはクスクシエで待っていてくれればいい、との内容が）

映司、戻るぞ(相手の手を取ると説明もなしにクスクシエへと戻ろうと来た道を帰って)

…？うん。
（まだよく分かっていないらしいが、手を引かれるまま相手へ着いて行き）

（先展開まで書いておくのを忘れていました…すみません！こちら修正版です)

…？うん。
（まだよく分かっていないらしいが、手を引かれるまま相手へ着いて行く。店内に戻って椅子へ飛び乗り大人しくしていれば、暫くしてやって来た後藤が二人の顔を見回しながらアンクに「…これを火野に。」と薄緑に光る液体が揺れる小瓶を差し出し)

(あ！ありがとうございます！！)

なんだ、この辺な液体は。(帰るなり連絡した当人であろう後藤からそれを受け取るとじっと眺め、左右に揺らして見せながら"これが解決策ってやつか"なんて問うた)

…？
（後藤にもその小瓶にも見覚えがないらしく、首を傾げたまま二人を交互に見つめている。後藤は軽く頷いただけでそのまま立ち去ってしまい)

おい映司。これを飲め。ジュースだ。(相手が立ち去るのを無言で見送るなりその瓶を相手に差し出し、飲むよう促して)

…？うん。
（特に不審がる様子もなく、その瓶を受け取ると小さな手で蓋を開けて中身を喉に流し込む。少ししてから「う…」と少し呻いたかと思えば普段の姿に戻っていて)

（また中途半端なところで…申し訳ありません)

…アンク？
（普段の姿に戻ると周りを見回し、見知った相手の姿を目に留めるなり普段通りの調子でそう呼びかけ)

…！映司、戻ったか(相手が元の姿に戻ったのを見れば相手にしがみつき、ゆらゆら揺らしながら安否確認を)

…え？うん。
（少し困惑したような声を漏らすが、相手の妙に必死な反応を見て気が付いたらしく「…大丈夫。ちゃんと俺だよ。」と安心させるように微笑んで)

…良かった、…心配かけやがって、(相手の声と見た目に安心すれば頭を胸板に押付けぐりぐりとさせて)

…ごめん、もう大丈夫だから。
（押し付けられる相手の頭を優しく撫で、安心させるように微笑んだままもう片方の手で相手の背中を軽く叩いて)

次からは気を付けろよ、バカ映司(相手の言葉に安心したようで表情緩ませ、それとは裏腹に少々強気な言葉を述べて)

…うん。
（相手の態度に少々苦く笑い、その頬に軽い口付けを一つ落とし)

…それで、…お前、ガキになった時の記憶は、今あるのか。(相手に口付けされては返すように唇押し付けた後、そう言えばと思い出したかのように問うて)

…ないことはないんだけど…
（相手の言葉にそう答えて首を捻り、困ったように微笑むと「何か変なこととかしてた？」と聞いて)

してねぇ！…ただ、なんつーか、……やっぱなんでもねぇ！(別段なにかしていたわけでは無いが、特に理由が浮かばず無理やり話を終わらせるように叫んで)

…そう？
（妙に必死に見える相手の態度に首を傾げつつ、一応はそれで納得したように「…心配かけてごめん、アンク。」と柔らかく微笑んで)

お前が無事に戻ってきたからそれでいい(相手の言葉に首横に振りながら答え、次いで「安心した、二度と戻らねぇのかと思った」と心の内を零して)

…大丈夫、アンクを置いていったりしないから。
（安心させるように微笑むと相手の髪をくしゃりと乱してその頭頂部に顔を埋め、相手の匂いを吸い込むように息を吸う。その後は同じ場所に何度か優しく口付けを)

ン…それは、信じてる。(相手の言葉に小さく返答ひとつ、口付けをされては顔には出さないものの心地良さげに呼吸を繰り返した)

…ありがとう。
（ふわり、と一際穏やかな雰囲気の漂う笑顔を浮かべると「…好きだよ」そう口にして強く相手を掻き抱いて)

俺も…好きだ。(相手の言葉を素直に受け止めると、珍しく素直に返答し、応じるように背へと腕を回し身を寄せた。)

…！
（いつもより随分と素直な相手の態度に少しばかり驚いたらしく、きょとんとしたような表情で何度か瞬きをするもののすぐに緩んだ表情に戻る。その後は態度こそおずおずとしたものだったが、相手の首筋へ優しく歯を立ててみて）

っ…！な、…(相手の表情に何処か満足気な顔で見つめるも、突然首筋に歯が当たれば驚いたように肩を揺らす。それでも抵抗はせずどうするのかと言う好奇心からじっとしていて)

…俺の欲望、なのかな。
（深くは痕が残らないように注意を払いつつ、軽く相手の首筋を噛んで薄い歯型を残す。うっすらとではあるが自分の歯型が刻まれた相手の首筋を見つめ、そう呟いて）

お前の欲望、か。…悪くない、その欲望…もっと見せろ。…なんてな。(相手の言葉に目を細めると片手を相手の頬に添え、優しく撫でるように動かしながらぽつりと告げて)

…うん。
（愛おしげな手付きで今しがた付けた歯型をなぞり、今度は相手の耳を柔らかく噛み始める。唇で優しく挟んでみたり、小さく音を立てて歯を突き立てたりと）

ん、…くすぐっ……てぇ、…(相手のする行動一つ一つは嫌な気がしないものの、今まで感じたことの無いこそばゆさと胸の高鳴りに小さく身を縮こまらせながらも相手からの行為を受け入れて)

…アンクも痕、付ける？
（暫くは相手の耳を甘噛みしていたが、ふと思い付いたようにそう首を傾げては随分と無防備に首筋を相手に向けて露出し）

…俺の印か、…悪くねぇかもな(相手の肌が見えると僅かに戸惑いの表情を見せるも、自身の証を刻むことに関しては満更でも無いようで肯定の言葉を告げては相手の首筋へと顔を近づけ、そっと歯を立ててみて)

…もうちょっと強くてもいいよ。
（軽く噛まれるのはこそばゆいのか笑い声を漏らし、相手の髪をくしゃりと乱してそう促す。「俺、ちょっと痛くても大丈夫だからさ。」と強がるように柔らかく笑って）

痕、残っちまうぞ。(相手の言葉に多少の気遣いを見せつつもほんの少しだけ力を入れる。反応を伺いながら"ほんとにいいのか？"なんて問うて)

…うん、アンクにならいいよ。
（こちらの反応を伺ってくる相手を安心させるようにそう笑い、相手の頭に置いたままだった手を優しく動かして）

じゃあ、…つけるからな。(相手の言葉を改めて確認すると一言告げ、そのまま痕を付けるために肌に歯を食い込ませていき)

…っ、
（歯が食い込むことによってぴり、と肌に走る痛みに少しだけ表情を歪めるが相手の頭を撫でる手は止めることなく、いつもの表情を取り繕いながら真っ直ぐに相手を見ていて）

ん、…(相手の様子を伺いながらもしっかり跡をつけるように歯を立て、暫くして口を離すとくっきりとついた噛み跡を見つめ満足気に目を細めた)

…ふふ。
（まだじわりと痛みの残る噛み跡を指でなぞり、薄く笑うと相手を見つめて「…ありがと、アンク」と改めて柔らかな笑みを浮かべ）

…俺も、いい？
（自身に付けられた噛み跡を見ていたが、相手に付けた自分の噛み跡に目線を移すとそう問いかけてみて）

ん...(相手の言葉に小さく頷くと、自身から首筋あたり露出させれば見つめ、気恥しさ紛らわすように「さっさとしろ、」なんてぶっきらぼうに言い放った)

…ん。
（相手の了承を聞き、先程付けた噛み跡の上にもう一度歯を立てると力を込め、相手の反応を伺いながら暫くそうしていたが跡が付いたことを確認すると歯を離して）

は...、お前の欲、中々悪くないな(ほんの少しの痛みとくっきりと刻まれた痕をなぞると僅かに笑み浮かべ)

…そうかな。
（相手にも刻まれた噛み跡をじっと眺めていたが、相手につられるように柔らかい笑みを浮かべ）

お前の痕は俺のものって証だし、俺のこれはお前のものって証だ。こうして見えるのは悪くない。(指先で痕をなぞりながら心底幸せだとでも言いたげに笑み浮かべ、「戦う時に他の奴らに見られちまうかもな、その痕」とからかい気味に言った)

…いいよ、見られたって。
（此方も自分の首筋に刻まれた噛み跡をゆるくなぞり、そう嘯いてみせ）

...良いのか、(相手の言葉に頬を赤く染めると、顔を逸らし、「お前のことだ、見せつけたりしてな」なんて冗談をつぶやき)

俺はそんなことしないけど…
（言いかける途中で言葉を切り、相手の方に顔を近付けては「アンクの方こそ、見えちゃうんじゃないの？」と相手の耳元へ顔を寄せて囁き）

...見えちまうかもな、だがまぁ、どうせ俺の事を見るのはお前ぐらいだしな(擽ったいと言いたげに肩を揺らしつつ、相手に聞こえるか否かの声で呟いた。)

ふふ、そうかもね。
（相手と同じように小さな声でそう笑い、眠くなってきたのか微睡むように瞳を細めていて）

...眠いのか。(相手の雰囲気を感じ取るとそう声をかけ、相手に身を寄せれば顔を覗き込んで)

うん…ちょっと。
（側へ寄ってきた相手の体温を感じて更に眠くなってきたのか、「寝かせてくれる？アンク」と伺うように相手の膝に手を触れ）

ん、...仕方ねぇな。...ほら。(しっかりと座り直すと膝をパンパンと叩き、「乗せたきゃ乗せろ」なんてぶっきらぼうに告げて)

ありがと…
（遠慮がちではあったが相手の膝に頭を委ね、瞳を伏せると暫くして寝息を立て始め）

...ふ、無防備な顔晒しやがって。(相手が寝たのを確認するとしばらく相手の様子を観察していたものの、悪戯心からか顔をゆっくり近づければ額にそっと口付けた。)

…ん…
（小さく声を上げ、身を捩るものの心地良さげに眠っているらしく）

間抜けな顔。(そう小さく笑うと今度は頬へと口付け落とし、愛おしげに相手を眺めていて)

…
（無意識か相手の方へ擦り寄り、また小さく声を上げると子供のように身体を丸め）

…本当は、こうして甘えたかったのか。映司。(相手の様子を見るとまるで赤子だと苦笑しつつも、今まで心の内に秘めていたものが表に出ているような気がして聞こえていないであろう相手に小声で尋ねた)

…ん、
（まるでその言葉を肯定するかのように、増々相手の方へ近寄っては尚もうっすら微笑んだまま眠っているようで）

…可愛らしい顔しやがって、(相手のそれを肯定と受け取れば小さく笑み漏らし、愛おしげに目を細めては頬をそっと撫でた。)

…う…？
（暫くは機嫌良く眠っていたようだが、やがて意識がはっきりしてきたのかうっすらと目を開けては「…あれ…寝てた？ごめんね、アンク」と大きな欠伸を一つしながらも相手の膝から頭を起こし）

…もう少し寝てもいいんだぞ。相当疲れてるみてぇだったしな。(相手が体を起こすと相手の体気遣うように声を掛け、それはそれとして甘えるように身を寄せた)

…いいの？ありがと。
（身を寄せてきた相手の身体を控え目に抱き寄せ、「…じゃあ、アンクも一緒に寝直そうよ」と表情を崩し）

…寝る。お前となら幾らでも。(相手の言葉素直に頷き、大人しく相手の腰へ腕を回して密着し)

…おやすみ。
（ソファに身体を委ね、相手を更に抱き寄せると二人分の鼓動の音をぼんやりと聞きながら、体温に促されたように瞳を閉じ）

ン…(相手の声をぼんやりした声で返し、其の儘ゆっくりと眠気に身を委ねていき。)

…ふふ、
（程よく暖かい相手の体温に小さく笑い、相手の癖のある髪を優しく撫でてみて）

…ンん…(なんの夢を見ているのか、いつもの強面が柔らかく崩れ、口元は薄らと笑みを零していて。)

…本当、可愛いんだけどなあ。
（可愛い、なんて口に出してしまえば拗ねてしまうのは理解しているらしく、小さくそう呟いて額に口付けを）

…あいす…よこせ、…(夢の中ででも好物を欲しているのか、ぼんやりとした口調で呟きながらこそばゆそうに身動きした)

…アンクらしい。
（ぶれない相手の寝言に思わず笑みが漏れ、相手を抱き締める腕に少々力を込めて）

…えーじ…それは…アイスじゃない…、だろ…(抱き締める力強まるとそれに合わせて此方も無意識に身を寄せながらも寝言呟いて)

…夢の中の俺、何してるんだろ。
（もう一度聞こえてきた寝言に次は噴き出し、そう呟いては今度こそ自分も瞳を伏せ、眠ってしまおうと）

ン…好きだ、…えいじ、(起きているのか居ないのか、タイミング良く愛を呟くと、すぐに規則正しい寝息を立て始めて)

…うん。
（寝る寸前、ぼんやりと聞こえた相手の言葉に溶けかけた意識でそう返答を返し）

（背後です。主様は今後何か起こしたいイベントなどありますでしょうか？）

…(段々と目が覚めてきたようでゆっくりとと目を開くと相手の方をちらりと見る。寝息と腹の動きで寝たのを確認すると起こさないようにゆっくり起き上がって)



(こんばんは！そうですねー、アンクが酒を飲んで酔ってしまう…なんてシチュエーションいいなーなんて思ってます！其方はなにかご希望御座いますか？)

…
（相手が起きたのも気付かず寝入っており、時折寝返りを打つだけで）


（此方からの希望は特にありませんので、そちらのシチュエーションを行う形で大丈夫ですよ）

あぁ…クソ、喉乾いた…。(起きると喉の乾きが酷かったのか、そのまま相手を起こさないようにベッドから降り、そのままキッチンへ向かって)

(ありがとうございます、こちらからロル回させて頂きました！)

…ううん…アンク…？
（暫くして目を覚まし、寝ぼけ眼のまま相手を探すように声を上げ）

（了解しました）

…なんだこれ、ジュースか？(キッチンへと着くと我が物顔で冷蔵庫を漁る。ぶどうのイラストが書かれた可愛らしいワインを手に取ると、其の儘栓を開けラッパ飲みをして)

アンク～？
（だんだん意識がしっかりしてきたのか、身体を起こすと声を上げながら相手を探すかのように店内を歩き回り始め）

ン…ぐ、…マッズ…(思った通りの味ではなかった為か少し飲んだあとに乱暴な手つきで瓶を戻し、相手の声が聞こえたは其方の方へ歩み寄っていき)

あ、いた。何してたの？
（近寄ってきた相手に表情を崩し、首を傾げてみて）

喉が乾いたからジュースを飲んだ。…が、クソまずかった。なんだあれは。(近寄る相手と同時に此方も歩み寄り、キッチンの方指さすと先程口にした物について説明をして)

うん？
（相手の言葉に首を傾げたままキッチンの方へ向かい、蓋の開いたワインボトルを見つければ少々慌てた様子で相手の元へ戻り、「あれ飲んじゃったの？お酒なんだけど…」と）

…分かりにくいんだよ！ぶどうのイラストが書いてあったらぶどうジュースかと思うだろうが！(相手の慌てた様子で此方も僅かに動揺し、明らかに理不尽な怒りを相手にぶつけて)

ま、まあ飲んじゃったのは仕方ないし…
（憤った様子の相手を宥め、相手の顔色を窺いながら「とりあえず水、飲む？」と問いかけ）

ん...ああ。...貰えるなら(1歩歩こうとしたものの、少しふわふわとしてしまえば相手にもたれかかって。)

じゃあ待ってて。持って来るから…
（自身に凭れ掛かってくる相手をとりあえず座らせ、コップ片手にキッチンの方へ向かって）

...あぁ...、(相手の言葉に小さく頷き、大人しく椅子に腰かけると相手が来るのを待っていて)

お待たせ。はい、水。
（暫くしてコップに入った水を持ってくると、相手の方に差し出しながら「気分、どう？」と心配そうに聞いて）