匿名 2022-08-17 19:04:14 |
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おいフィリップ、飯…って、なんだこれ?
(フィリップの食事を持ってガレージに顔を覗かせれば、ボードの外にはみ出して壁に書かれた文字。相変わらず何を調べているんだか分からないが、字を書き続ける相棒に声を掛けて)
(大丈夫ですよ。)
翔太郎、恋というものは難しいんだね
抽象的なものが多い(相手の声が聞こえると、そちら振り返り、白紙の本を指で追いながら言っては、「君には分かるのかい?その恋というものを」と顔を上げ、相手を見つめながら言い)
恋?
(相棒の言葉に驚いて思わず聞き返す。こいつが、誰かに恋をしてるのか?そう問いかけたくなる気持ちを抑えて「さあな。…飯、置いとくぜ。食っとけよ。」とだけ言って食事を置いて)
ああ、ありがとう(相手も知らないとなるとすぐにまた本に目線戻し、読み始め。それから数分すると全ての恋に関する本を閲覧し終えたらしく、相手が持ってきてくれた食事を食べ始め)
…あー…くそっ。
(相棒にはああ言ったものの、心の中では妙に感情が燻っていて。言葉に表しがたい感情を誤魔化すように頭を抱えて呻き)
翔太郎、どうしたんだい?
なんだか浮かない様子だが(食べ終わり、食器を戻しに務所へ出ると、頭を抱える相手にそう言い、「何か悩みでも出来たというのかい?」と尋ねて)
……言いたくないならそれで構わないけど、ちゃんと解決しなよ、相棒(自分の顔を見ないようにする相手に、小さくため息をついて、相手の様子からきっと自分関係だろうと思い、追求することなくそう言い)
……考えてても仕方ねえか。
(風に当たっても気持ちは落ち着くどころか余計燻るだけで、溜め息を一つ漏らした後再び事務所に戻って「おい、フィリップ…」と呼びかけるがラジオに夢中になっていることに気付けば途中で声を引っ込め)
…どうして僕は彼女に惹かれるのだろうか(相手が戻ってきた事に気付かず、ラジオから聞こえる若菜の声にワクワクとしながら呟いて)
……あ、翔太郎、帰ってたんだね(それから数分するとラジオが終わり、相手の存在に気付き、ラジオを止めつつ言うと、「悩みは解決したの?」と聞いて)
…大したことじゃなかったからな。
(そう言ってしまえばちくり、と心が痛むような感覚を覚える。相棒の真っ直ぐな視線から逃げたくて、顔をふいと背け)
…解決したなら、僕から顔を逸らさなくてもいいんじゃないのか?
大方、僕関係で悩んでいるのだろうけど(相手の様子から察するとそう言うと、「本当にわかりやすいね」と言い)
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