匿名さん 2022-08-12 22:06:32 |
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>篠原様
「そんなことないですよ~、勝手に言われてるだけです。」
(その言葉は本心だった。だってテレビに映っている自分は本当の自分じゃない、作った自分だ。そう飛び出しそうになる言葉を抑えて笑って)
>篠原様
「いませんよ~。恋愛より仕事優先ですし。」
(隣人の言葉に答えながらそれとなく身体に目線を遣る。やっぱり会社を辞めさせて養ってあげた方がいいのかな…なんて思って)
_間宮様
「…ごめんなさい、ちょっと電話出てきますね」
(相槌を打とうと口を開いた時、自身のスマホから電話がかかってきて。スマホを出すと画面には上司と書かれていて。あからさま嫌そうな顔をすると一言言って席を外し)
>篠原様
「は~い。」
(隣人を見送って、姿が少し見えなくなると抑え込んだ感情が零れる。あんな表情をさせる会社なんて辞めてほしい。甘やかしたい。甘やかして甘やかして養ってあげたい。口には出さないが、内心は荒れ狂っていて)
_間宮様
(スマホ越しに上司からお叱りを受け何度か謝罪し。5分ほどで電話が終わると先程よりも顔色を悪くして出てくると急いで荷物を取り)
「すいません、急用が入っちゃって帰らなくては、また今度間宮さんのご飯食べさせてください」
_間宮様
「んー…」
(およそ5日後。飲み会で飲みすぎたのか深夜1時頃にフラフラとした足取りで自身の部屋の前で立ち止まり。しゃがみこむと限界だったのかそのまま横たわってドアの前で寝てしまい)
>篠原様
「…あれ?お~い、起きてますか~?」
(ドラマのクランクアップを終え、帰路について部屋の鍵に手を掛けたところで廊下に眠っている隣人の姿に気付く。しゃがみ込んで声を掛けながら肩を揺すって)
>篠原様
「…仕方ないなあ…」
(部屋に入れようにも鍵はまだ作れていない。それなら…不可抗力で、自分の部屋で休ませるしかない。そうだ、これは仕方ないことなんだ…と何度も言い聞かせながら隣人を自分の部屋へと招き入れ)
_間宮様
「ぁ…まみやさんだ」
(うっすら目を開けて彼のことを見詰めると彼の名前を呼び、また会えて嬉しいのか口角を緩め。酔うと誰か触れて密着する傾向があるのか彼の手を自ら掴み)
>篠原様
「はいはい、とりあえずお水飲みましょうね~。」
(密着してくれて嬉しい限りだが、とりあえずは酔いを覚まさなくてはいけない。手をやんわり振り払い、キッチンから水の入ったコップを持ってきて)
_間宮様
「まみやさん、きょうね」
(コップに入った水を受け取ると飲み始め。ひと段落つくと口を開き。その内容としては今日上司に会社を辞めることを伝えた、という内容だった。しかし結果は惨敗,そしてこの有様というわけだ。舌っ足らずな口調で話)
>篠原様
「…そうですか~、大変でしたね~。」
(口調は穏やかに、でも内心は怒り心頭で隣人の頭を撫でる。自分の人脈すべてを使ってでも上司を社会的に抹殺してやりたい衝動に駆られ)
_間宮様
「最近ずっと胃いたいし、仕事やめたい」
(酒が回っているせいか本音を吐き出し。先程の明るい表情とは裏腹にしょげた顔をして彼の手の温もりを感じ。)
>篠原様
「…辞めちゃっていいと思いますよ、そんな仕事。…俺が、死ぬまで養ってあげますから。」
(覚えていないことを期待してぼそり、心からの言葉を低く呟く。思わず隣人の頭に乗せた手に力が入りそうになるのを止めて)
_間宮様
「ほんと?じゃあボクもがんばって会社やめる」
(そういうとまた眠気がきたのか小さく欠伸をすると、彼に寄りかかってあっという間に眠りにつき。)
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