学園長 2022-08-05 14:56:45 |
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▼ 凉 ( >97 )
……全く出来た人間では無いけど。…凉、離れんなよ?もう俺達友達だろう?俺の事を嫌いになって離れるならまだしもそうじゃないなら離れんな。
( 出来た人間だったとしたらもっと真面目な人間になっている筈で。彼の方が俺よりも出来た人間だと思いつつも眼を細め、何故か若しかしたら彼が離れて行くかもしれないと思ったのか言葉を紡いで。くしゃくしゃと髪を撫で回した後、そっと優しい手付きで髪を梳かす様に撫でて「…ちゃんと綺麗に直してやるから安心しろ。……嬉しい事言ってくれるんだな、普通に嫌がられるかと思ったけど安心した。」と仏頂面に眉間を顰めてツンツンする彼の態度とは裏腹に拒否されなかった事が本音だと思い、嬉しい言葉を伝えてくれる彼に安堵した様に息を吐き。「…可愛くはないだろ、誰も知らないから凉此れも内緒な。甘い物の差し入れ楽しみにしてる。……俺も人前で歌うとか苦手だけど、凉の歌声は聞いてみてぇな。二人きりで今度暇なら一緒にカラオケ行くか?」と甘い物の差し入れと聞けばとても其の時が楽しみで。人前で無く自身と二人きりならば一曲でも歌ってくれるのだろうかと思い誘ってみて。僅かだが少し聞こえた歌声に心地良さを感じ、ふわりと欠伸を零して「……おはよ凉、俺結構寝た?…足痺れてないか?重かったろ。」と挨拶をし彼を見上げる様に下から見詰めればどれくらい眠れただろうかと聞いてみて。 )
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