学園長 2022-08-05 14:56:45 |
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▼ 凉 ( >95 )
…届いてなかったら気ぃ許さないからな俺。……如何致しまして、…聞きたきゃ何時でも聞いてくれれば良い。凉が俺の事を受け止めてくれる覚悟が出来たら何時でも、…俺は何時でも凉の話聞きてぇけど。…大丈夫だ凉。
( 喩え言葉は刃だとしても伝えなきゃいけない時は言葉じゃなきゃどうにもならないから、傷付けて傷付けられる覚悟も必要だと思っていて。失うのはもう懲り懲りで両親も友人も此の手からぽろぽろとすり抜けてしまっていて。手を伸ばし頭に優しく触れればくしゃくしゃと撫で回し言葉を紡ぎ。「……お互い様だし、初めて知れる事は驚きの連続だからな。…じゃあ1つ教えてやろう、誰にも言ってねぇけど俺かなり甘党。」と初めて話した隠れ甘党男子だという事を知り、彼は嬉しいと感じただろうか。触れた手に一瞬ピクリと反応したが、毎日嫌な夢なのに初めてこんなに優しく触れらた、こんな事無かったなとスっと眉間の皺と制服の裾を掴んだ手の力を緩め。数分すれば瞼をゆっくりと開きまだ寝惚ける視界とぼんやりする思考、普段より目覚めが良いのは初めてだなんて思い「……りょう。」と寝起きから少し掠れた声で名を呼び。 )
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