学園長 2022-08-05 14:56:45 |
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▼ 凉 ( >57 )
……今日は比較的過ごし易い。
( 此の天気だからこそ中庭を選んだが、太陽が出ていたら他に日陰のあるサボり場所を探し求めていただろう。今日も彼は遅刻して今登校して来たのだろうか、其の道中に野良猫とか見掛けてたら是非逢いに行きたいな、癒しだ癒し。なんて痛む頭を紛らわせるかの様に大好きである猫の事を考えて「…凉今来た?」と急に問い質し。隣に座った彼からの思わぬ言葉と視線を感じればちらり、と其方に眼を向け「…何故そう思った?……頭は御花畑だな。」と何故体調が悪いと思ったのか疑問に思い僅かに首を横に捻り。頭痛が酷く身体が重たいと素直に吐き出せば良いものの分かりづらい言葉で述べ。 )
▼ 晴臣先輩 ( >58 )
……大丈夫。
( ウトウトとしていた意識の中、此方へ向かって来る足音が聞こえて意識を浮上させて。小さな声量で気を遣ってくれている聞き慣れた人物の声で、眼の上に置いた腕を退かしパチッと瞼を開けば見下ろす彼と視線が交じり。ゆっくりとした動作で身体を起こせば背凭れに深く凭れ掛かって「……今来たんすか?」彼の手には鞄を持っていてもしかして今登校して来たのだろうか。俺も今日は家でサボれば良かった。少し休めばマシになるだろうと踏んだ頭痛は変わり無く酷く気を抜けば眉を顰めそうになる。親指でクイッと隣を指差し「……隣、座ったらどうすか。」と声を掛け。 )
▼ 東雲先生 ( >61 )
……ちょっと顔色悪いすかね、結構普段通りですけど。
( 流石養護教諭で保健医。我慢強く滅多に表情にも出さないタイプの人間だと自覚していたが、養護教諭の彼から見れば顔色悪く見えるらしく。無表情の侭ぼんやりと彼を見上げる様に見詰め、気を抜けば酷い頭痛で眉を顰めてしまいそうになるのを堪え。吹き出す彼を只管無表情で見て「……ふーん、休憩か。てっきり辞めたのかと。」と真面目にそう思ったらしく。ゆっくりとした動作で身体を起こせば肘掛けに座っている彼と眼を合わせ。 )
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