学園長 2022-08-05 14:56:45 |
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>248 | 東風谷 凉
否定されたらされたで嫌だけど、認められんのもなんか少し擽ってえな。へえ、あんたに気い許してもらえた奴なんて結構貴重なんじゃねえの?そりゃあ見たいに決まってる。……無理してねえ?って此処は気遣うべきなんだろうけど、凉がこんな近くに居んのに簡単に手放してあげられるほど俺も余裕ねえんだわ。──っあ、あんたが変なこと言うから…!( 時間が経つに連れ赤みの引く頬と共に認められても否定されても引っ掛かるという相手を困らせるような発言を平気で溢し。嬉々たる表情を浮かべ乍らふと湧き出た疑問をぶつけて。彼からの問い掛けには当たり前だと言わんばかりに即答を。必死で保っていた理性を壊すような彼の発言に深い溜息を溢した後、近付いた距離感は其の儘にそっと指の背で彼の頬を撫でてみて。指摘を受け慌てて自身の口許を抑えれば誰のせいだと睨みを利かせ。受け取った彼の黒いハンカチを大事にポケットへと仕舞えば、明日も彼に会える口実が出来たことに内心嬉しく思い。 )…だろうな、じゃあまた明日返しに来るわ。明日も此処に来たらあんたに会える?
>249 | 千代森 莢
それならいいけど、つうか誰に対しても心配性って訳じゃなくてあんただから心配してんだわ。──…そんなんで凄えなんて思う訳ねえだろ、阿呆。( 彼の人一倍無理をしてしまう性格上、大丈夫だと言われても納得はいっていないし心配だって消えてはいないが此処で兎や角言っても鬱陶しいと思われるだろう予測もあり今回は大人しく引き下がり。そんな彼の性格を分かっていれば心配性じゃなくとも誰だって心配するだろうと言い返して。真っ赤に腫れ上がる足首から無理して明るく振舞おうとしているようにも見える彼へと視線移動しては何時もより幾分か低い声色で否定を述べた後、痛くない程度に彼の額へ軽く指を弾きデコピン食らわせ。普段の様子とは違い強く厳しい口調ではあるものの、彼を移した瞳は揺らぎ眉尻垂れたその表情からは不安が読み取れ。半ば強引に彼の手の内にあるバスケットボールを奪うように引き抜けば手当をして貰うべく保健室へと誘い。 )あんたも馬鹿じゃねえだろ?動けば動くほど余計悪化していくのなんて当たり前だし、無理して練習した所為で暫くバスケ出来ねえことになったら意味ねえじゃん。……つうことで、これは没収な。そんで保健室行くぞ。
>251 | 諏訪 晴臣
あんたの表情は全部知っておきてえけど、貴重な喜ぶ顔が見れたしもういいや。うるせえな、俺が良いって言ってんだから良いんだよ。俺のことそんなに好き?──…はは、やっぱ格好良いわ晴臣。そこまで言ってくれたら俺もこれから先安心してあんたの隣に居れる。…なあ、晴臣にはそんなに俺が可愛く映ってんの?御礼言っただけで可愛いなんて意味分かんねえから。今でも十分懐いてるつもりだけど、俺がデレ始めたらそれはそれで気持ち悪くねえ?馬ー鹿、教える訳ねえだろ。あんたの魅力を他の奴が知って好きになられちゃ困るし。( 全く見当が付かない彼の怒らせ方に潔く断念して頬から手を離し。真っ直ぐに見据えた儘、強い口調で即答しては繋いだ手を半ば強引に引き一気に距離詰めて。思い当たる節があったのか甘いと認める彼にくく、と笑い堪えては揶揄のつもりで問い掛けて。彼の言葉はどうしてこんなにも心に響くのだろう。先程まで不安だらけだった筈が一瞬で吹き飛んでしまったようで雑念のないすっきりとした感情に変わり安堵感を覚え。引き戻されるように彼の両手により頬を挟み込まれれば驚いたように双眸瞬かせるも、彼の笑顔につられるように表情緩ませて。彼を撫でることには全く抵抗はないが更に欲が出てしまうのは此方も同様で『次は撫でるだけじゃ済まねえかも』と冗談っぽく笑って見せ。御礼を伝えただけなのに可愛いと口にする彼に訝しげな視線を送りつつ愉しげに声弾ませ乍ら問うてみて。基本的に何事にも無関心な自身が彼にデレる未来があったら、と想像するも違和感しか無く眉間に皺を寄せて。他の人に教えるなと言う指摘には当たり前だと言わんばかりに即答を。何回言われても軽い気持ちだなんて受け取ることは断じて無く左右に首振り否定の意を示して。ただ言われれば言われるほど反応に困るだけでなく言葉に出来ないほどの羞恥心に苛まれることが容易に想像でき。頑張ると意志を告げた後、離れようとする彼の首へ腕廻し強引に引き戻しては其の儘こつんと額合わせ自ら至近距離で見詰め合う形を取り。冗談のつもりだった一言を肯定され一瞬戸惑い乍らも餓鬼要素だらけの自身とは比べ物にならないほど彼は大人びており。先程彼の家庭事情を聞いた所為か羨ましがる彼に何処か哀愁を感じ、特に深い意味は無いものの突拍子も無い提案を。彼を困らせていることは十分伝わっているが引く訳にもいかず。彼の言葉を全て聞き終えれば安心して小さく息を吐きつつゆっくりと視線上げ。感謝を述べた後、緩慢に今心の内にある本音を紡げばそんな初めての感情に戸惑い乍らもこれが恋愛感情なのかどうか彼は知っているだろうかと尋ねてみて。彼の手をそっと掴み自身の心臓辺りへ誘導しては鳴り止む気配の無い煩いくらいの心臓の音を聞かせ。何でもと言われれば躊躇うように暫し沈黙の時間が流れた後、控えめに腕を広げ抱擁を要求して。彼に撫でて貰えたことで満足気に表情綻ばせて。眉尻下げつつ笑って見せては額へ触れるだけの口付けを。 )そんなことねえよ、そんだけ想ってくれてるって伝わるし。でももう十分伝わってるし俺そういうの慣れてなくて免疫ねえからさ。そうだな、すげえやられる。でもずっと此の儘って訳にもいかねえし俺も早く慣れてえから頑張る。晴臣の方が俺みてえな餓鬼より全然大人だよ、現にすげえ頼ってるし甘えさせて貰ってるし。…晴臣も俺の家族になる?あんたと一晩過ごせることが俺にとっては御礼みてえなもんだから。有難う、あんたとは何があっても絶対離れたくねえしもし晴臣に俺以外の大切な人が出来たらって思うとすげえ嫌。──なあ、これが恋愛感情?聞こえる?俺の心臓の音。晴臣と居るとずっとこんな感じ。……ん。そんだけ一緒に居る時間が長えってことじゃねえ?ごめんごめん、少し意地悪したくなった。あんたがそんなに取り乱すなんて予想してなかったわ。
>253 | 檜垣 睦
おう、面倒な奴で御免な。まじ?少しは俺に興味持ってくれてるってこと?…余裕で。照れてるとこも含めて俺にとっては可愛い要素になるから大丈夫。だから本当の睦を知りたい。──…っ、否定しねえと本気にするよそれ。猫より構ってくれる?一日一食でも少ねえけどまあいいや。ちゃんと飯食え、お菓子とかは無しな。睦って小柄なイメージあるけど案外そうでもねえのか。あー確かに、でも猫好きとか関係無く会った時から睦って猫感強いんだよね。少なくとも俺にとってはすげえ魅力的だよ、俺には手が届かない存在って感じ。……はは、何それ。でもすげえ嬉しい。( 何処か哀愁を漂わせ乍ら目を伏せては困ったように控えめに笑って見せ。自身と同様の思いでいてくれたことに吃驚したように瞠目して。耳打ちに少々反応を見せた彼に気付くも敢えて言及せず、普通に生活しているだけでも自身にとって彼は可愛く映っているため問題無いと告げ。真っ直ぐに見据えた儘素の彼を知りたいとお願いして。深い意味の無い言葉だと心の中では理解しているものの勘違いしてしまいそうになるような口振りに息を呑み。彼の好きな猫に勝てる筈が無いと分かってい乍らも冗談っぽく笑いつつ問うてみて。納得はしていないが一日一食でも僅かな進歩だと自分に言い聞かせては、お菓子やアイスでは駄目だとはっきり伝えて。食が細いという話を聞いたり平均より少々小柄なイメージがあったりしたがこうして掌を合わせてみると同じ大きさのようで、そうでも無いのかと首を捻りつつじっと重なった掌を見詰め。彼特有の雰囲気の所為なのだろうか。愉しげに笑い声を溢しつつ出会った時から何故か猫のようだと感じていることを明かして。彼の言葉を否定するように緩く左右に首を振っては何処か恥ずかしそうに本心を溢して。彼の温かい掌に安心感を覚え嬉しそうに表情綻ばせては更に求めるように上から自身の掌を重ねてみて。ぽつり独り言に近い呟きを残した後、飛んできた質問に暫し思案しては彼の不安を煽るような発言を残して。悪夢でも見ているのか苦しそうな表情を浮かべる彼に少しでも安心して欲しくて優しい手付きで頬を撫で続け。 )克服しなくていいよ、其の儘でいい。優しいなんて初めて言われた。……ん、面倒だと思ったら離れるかも。──大丈夫。
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