学園長 2022-08-05 14:56:45 |
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▼ 奈月 ( >99 )
…喩え値段が安かろうとプレゼントはプレゼントだから。こんな風にプレゼントとか貰う事が無かったから嬉しいんだ俺。……此のくそ可愛い猫のキーホルダーを俺にくれて有難う奈月。
( 手渡された猫のキーホルダーを大事そうに受取りぎゅう、と手の中に握り締めて無表情だが何処か表情も嬉しそうに言葉を紡いで。猫のキーホルダーというのも嬉しいし、贈り物と言いプレゼントしてくれた事も嬉しく御礼の言葉を伝えて。何故かじっと見詰める彼を此方も思わず真似する様に見詰め返して不思議そうに首を捻ってみて。スマホをズボンのポケットから取り出し早速貰ったキーホルダーを付けて自慢するかの様に彼の方へスマホを見せ「……どう?俺のスマホに似合ってるか?…奈月も此の猫のキーホルダーも喜んでくれるならすげぇ大事にすっから。」と大好きな猫を普段は写真で眺めているが、スマホに付いたキーホルダーを見る度に眺める事が出来るのはとても満足出来て。体調が悪いのかと思い頬へ触れたが身体を反らしてしまった彼の反応には思わずぱちぱちと目を瞬かせて。嫌われたのかと内心不安に思いつつ顔を背け心配無いと伝える彼に納得はしていないが取り敢えず頷いて「…無理すんなよ奈月。」と一言伝えて。心配してくれているのか反応を窺う彼ぼんやりと見詰めて「……薬は嫌いだから普段から飲まないけど。邪魔な訳ないだろ、馬鹿奈月。……なに、助けてくれんの?」と首を少し捻り酷くなる頭痛に眉を顰めそうになるも堪えて。 )
▼ 晴臣先輩 ( >100 )
……受験生だから煩いのは有るっすね絶対。だって晴臣先輩出サボってばかりで授業に出てないからでしょ。…成績良くても教師は色々心配してんですよ。
( 受験生で成績は良くても流石にサボりは駄目なのだろう。自身が3年になった時にサボりが出来なくなるのは嫌だなと思い、彼の担任が俺の担任にならなければ何も問題無いなと一人解決して。「……頭良くても口が緩いのは普通に駄目じゃねぇ?………別に、普通っす。嗚呼でも頭が御花畑で身体がバラバラになる。」と引き出そうとしているらしいが吐き出す事は得意では無い為強がる様に普通だと言ったが、其の後少し考え込めば遠回しに突拍子のない言葉で伝えて。 )
▼ 凉 ( >101 )
…俺よりも凉の方が出来た人間だと思うけどな?……否、何か凉が俺から離れて行くかもしれないってふと思って。そういう風にちゃんと言葉で吐き出せ馬鹿凉。…じゃあ俺の事どう傷付けてしまうんだ?……俺きっと凉が俺から離れた時の方が傷付く。
( 彼の言う出来た人間がどの様な人間なのか分からないが、彼の方が出来た人間だと思い。思いを吐露する彼の言葉を聞けば僅かに心拍数の上がる鼓動に気付かない振りをして、彼が俺から離れて行く時の方が傷付くかもしれないと告げて目を伏せてしまった彼の顔を覗き込む様に見詰め。「……俺も分かんね、凉の事撫でたいっていう衝動的行動。」と丁寧に髪を梳かす様に撫で乍ら、確かに何故撫でたいと思ったのか自分自身でも理解は出来ておらず思わず首を捻り。「…特別、凉しかしらねぇんだ。……歌声的にラブソングな。…俺は歌声的にとかそうじゃなくて凉が好きな曲を歌っているのが聞きてぇんだけど?ラブソングが好きなら俺は其れを聞きたいし、気まずいとか思う訳無いだろ。」歌声的にラブソングならば彼は好きな曲を歌う事も出来ていないのではと思い。二人きりの時位は好きな曲を歌って欲しいと。「……何時ももう少し早く目が覚めるけど、普段よりは長く寝れた有難う。…触れたの凉だったか、夢であの人だと思ったけど無いな、凉なら納得。…あんなに優しく触れられたのは初めてだな。」とふわりと欠伸を零し彼の腹の方へ顔を向ければ、彼の腰へ腕を回し感謝の言葉を述べ乍ら抱き着いて直ぐに離し。夢の中で母親に優しく触られたと思ったが、彼に触れられたのなら納得が出来て触れられた箇所にそっと触れ。 )
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