始まりはいつだって 〆　

（/承知しました。ではお隣さん同士で何か懐いてくる大学生みたいな扱いで接していただけると助かります。複数回若干夏目が強引に押しかけて絡んだことがあるみたいな距離感でも大丈夫ですか？問題なければロル回させてもらいます。）

そちらの距離感で大丈夫です。

（/じゃあ始めるのでなにかあったらお声がけください。）

…今日は居るかな
（部屋から鍋を片手に持てば隣の部屋を訪れピンポンとインターホンを鳴らし）

（了解しました。）

はい…って、なんだ、君か。
（インターホンの音に反応し、モニターを覗けばそこには見知った顔になってしまった隣の大学生。これが女性ならば嬉しい限りなのだろうが、などと考えながら扉を開けて）

良かった…。あの、カレー作ったんですけど一人で食べるの寂しいんで一緒に食べません？
（彼の姿観れば安堵したように息を着き、手もとの鍋見せながらもへらりとした笑と共に食事誘ってみて）

…まあ、良いが…俺なんかと食べるより、友達と食べたほうが楽しいんじゃないか？
（一旦彼の手元の鍋に視線を移し、彼の方に目線を戻してから苦笑いする。これはもちろん本心だ。仕事ばかりしている自分では彼の話題には着いていけないだろうし）

俺は箕輪さんと食べたいんですよ。俺ん家来て食べます？それともお邪魔しても大丈夫ですか？
（了承を得られると分かりやすく表情明るくして彼が良いと応え。早速どちらの家で食べた方が良いかと窺い）

そうだな…立ち話も何だし、綺麗な部屋じゃないがどうぞ。
（玄関先の靴を雑に端に追いやり、彼を部屋の奥へ招き入れる。そういえば昨日のカップラーメンのゴミは捨てただろうか、缶ビールの空き缶は…なんてくだらないことが脳裏をよぎる）

やった、お邪魔しまーす。
（成人しているとは思えぬほど無邪気な笑み見せると招かれるまま部屋の中に入り、少し興味深そうに部屋の中見渡し）

さっきも言ったが…綺麗な部屋でもないから、あまり見ないでくれよ。
（やはりカップラーメンのゴミは片付けていなかったか、部屋の端のゴミ袋をそれとなく片付けつつ彼を椅子に案内して）

男の一人暮らしって大体こんな感じじゃないですか？ これご飯とカレーなのであっためましょう
（特にドン引く訳でもなく私生活見れたことに楽しげで、案内された椅子の前のテーブルに鍋とタッパーに入ったご飯置き）

あー…俺が温めてくるよ。ちょっとテレビでも見ててくれ。
（テーブルに置かれた鍋とタッパーを両手に抱え、キッチンの方に下がってはタッパーをレンジにぶち込み、鍋をコンロに掛けて火を点ける。火加減を見ながら俺は何をやっているんだ、と今更ながら思う）

はーい。
（キッチンに向かった相手見届けつつも大人しく椅子に座り。隣の部屋でなくては接点もない相手に受け入れて貰ってる擽ったさに若干落ち着かないように待ち）

…まあ、これくらいだろう。
（いい感じにカレーが温まり、スパイスの匂いがほんのりと漂ってきたところで火を止めるとレンジからタッパーを取り出し、大体一人分を器に盛る。その器を二つ持ってキッチンから戻ってくるとテーブルに置いて）

ありがとうございます。一人暮らしだとどうしても鍋物余っちゃうんですよね。
（皿に注いで持ってきてくれると素直に礼を伝え、一人暮らしあるある言いながらも相手も座るの待って）

ああ…そういうものなのかな。俺はインスタントばかりだからなんとも…
（自分も椅子を引いて座りつつ、苦笑しては不健康極まりない自分の食生活を少し悔んだりして。インスタントじゃないものを食べるのはいつぶりだったか。そんなことを思いながら）

そんな生活してたらホント身体壊しますよ。今日のカレー野菜結構入れたんで食べてみてください
（想像通りの反応に心配そうに呟きながらもだからこそコレを持ってきたのだと何処か自慢げにカレー紹介して）

ああ、ありがとう。…うん、美味しい。料理得意なのかい？
（こんな年下の子にも心配されるのはさすがにマズいか、冷蔵庫に野菜はあったかな、なんてとりとめのないことを考えながらカレーに口を付け）

良かったです。得意というか趣味みたいな物ですね。節約にもなりますし
（お口にあったようなら安堵して頂きます、と手を合わせると自分も食事はじめて。問いには少し悩んでから微笑とともに答え）

そうか…趣味、ね。
（カレーを食べながら彼の返答を聞いて考え込む。自分にはそう呼べるものなんてあっただろうか、なんて）