名無しさん 2022-08-02 12:26:43 |
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……キツイので普段通り男性の服にしてください、あなたのような背が高い男性が女装しても、ちゃんと女性に見えても歩いていたら目立ちます。ところで…それらの衣装が私に着て欲しい服なんですか?よければ一着、私に絶対に似合うと思うものを選んでくれたら着てあげなくもないですよ
(少しだけ想像し、無理ではないかもしれないけれど、お祭りの日に180cm超えの女性がいれば嫌でも目立つと思いその提案は却下して。そこから、と言われて視線をそちらに移せば女子の服でフリフリだの体のラインが見えやすいのだの…アルフレットの趣味なのだろうかと首を傾げながらそれらを眺めて選ぶのではなくこの中でどれが相手は喜ぶのかが知りたい為尋ねて)
「どうしても駄目なのかい!確かに目立つだろうけど…………。…えっ…ほんとうかい………?ならケネス、俺はこれをケネスに着て欲しいなぁ……。」
(ぶーぶ~、と駄々をこねるが、駄目な事はわかるため諦め、見せてと言われた服をアルフレットが服の山の中から一つ取り出してケネスに見せる。無地の白のワイシャツに青リボンが結んであって、素朴なカーキー色のスカート。この城下町では普通の村娘の服だ。よく似合うようにサイズはアルフレットが頑張って調整したのだが。ケネスに服を差し出しながら、着てみてよ。と云って)
……可愛らしいですね、サイズや似合うかを確認したいので少しお待ちください
(シンプルだが可愛らしく、派手なドレスやらスーツよりもいいな…と思いながら手に取ると部屋に一度戻って着替えてみて。自分の身長と顔立ちも相まって女性っぽく見えるがもう一工夫しようと思い、髪を解いて少しだけ幼そうに見せ、化粧をして女性っぽく、から本当に女性のように見せることが出来たものの、自分に可愛いものが似合うのか分からず少しため息を吐いて自信なさげにアルフレットの元に戻って)
どうでしょう、衣装がシンプルなので髪はおろしてみて化粧も控えめではありますけど私だと気付く人が少なそうにはしたのですが
「ひゃあぁ………綺麗すぎるんだぞ!別人に見えてしまうんだぞ………。」
(化粧までしてめかしたケネスを見て、感激して。あほ毛がくるんとハート型になって好感を表して。)
「ケネス!じゃ俺の、俺の服選んでよ!」
(といい、今度は様々な男性用の服を取り出して…。)
別人とは失礼ですね
(相手には常に綺麗だとか美しいだとか言われたいと思い、誉められたけれどそう言って)
……そうですね、これでしょうか
(茶色のズボンに自身の好きな紫色がメインになったシャツを差し出して)
「似合うかは解らないんだぞ………。失望しないでくれよ………?」
(そういい、小さな着替え室に入り着替える。シャツは肘までまくりあげて、あほ毛は黒いピンで留める。そして、最後に血色が悪いように見えるよう(少しアルフレットは血色の元気が良いのだ)に、昔ケネスからちょっと教えてもらったメイクをして)
「…ケネス、どう?似合う………?」
(と恐る恐るケネスに聞いて)
……メイクが少し甘いですね、もう少し…これくらいでしょう
(戻ってきたアルフレットが血色が悪く見えるメイクをしているが少しだけメイクっぽさがあったため少し手を加える。彼のチャームポイントのような髪の毛をピンで留めるのは少し残念だがそれがあったらバレてしまうから仕方ないだろうと思って)
似合いますよ、明日が楽しみですね
(少し微笑んでからそう言って)
「うん、ありがとうケネス!これで使用人たちにもばれないね!」
(似合ってる、とケネスに言われてとっても嬉しそうにくるくる回りながら、にしし、とケネスに向かってあとげない笑みを溢して。)
(/場面転換します!)
_____
「ケネスぅ。そろそろ、祭りが始まっちゃうぞー!準備はバッチリかい?俺の王妃様。」
(ケネスの部屋の前で、ドアをココンと軽やかに鳴らして、ケネスを呼ぶ。アルフレットは昨日、ケネスが褒めた服装そのままでメイクはちょっとまだへたっぴだったが、まぁ昨日よりはメイクぽさは無くなっていて。昨日のあの服のケネスと、使用人たちも無しで回れるなんて本当に___いや………せめて俺が王さまじゃなかったらそうなってるのかな?などと思いながら、最後に少しからかいを入れた言葉をケネスに放ってドアの前で待ちながら)
それ…人前で言わないでくださいね?私の王様?
いきましょうか、これは仕方なくですからね、アル
(化粧も終えれば、アルフレットの呼ぶ声が聞こえて扉を開けて外に出る。昨日とほぼ同じように着飾って軽く注意をして。相手が血色の良さを隠すメイクをしているが、よくする人や詳しい人が見ない限りバレなさそうにはなっている。アルフレットの腕に自分の腕を通して体をくっつけてから、行こうと言って。恋人とかそういうふうに見せるにはこうするのが一番だろうから、別に私がしたいわけでは無いから、と自分にも言い聞かせながら、アルフレットと呼んでバレる危険性を避けるために愛称で呼んで)
「…わかっているよ、ケネス。………よし、使用人に見つかる前に出ちゃうんだぞ!」
(愛称で呼びながら、腕を通してきたケネスを見て、嬉しそうにリードして。多分、愛称で呼んだのはバレにくくするため、腕を通してきたのは、ラブラブを演出するためだろう。途中途中、知り合いの女中と鉢合わせた時には気まずかったが、バレずに案外スムーズに門までついて、外へ出て。)
「わぁ……!け………ケネス、スゴいんだぞ!熱気がすごい!!ほかほかでピカピカなんだぞ!」
(門から出て少し駆け足で、町まで向かうとなんとも華やかな飾りや売店が沢山あって商店街の回りはお祭り気分で。幼い頃、おじぃさまに連れてってもらった祭りにそっくりだな……と思いつつ、売店を眺めると、りんご飴があって「ケネス買って!」と無邪気に笑いながらケネスにねだって)
……もう、こういう時はアルが買うべきなんだよ
(りんご飴にはしゃいでいるのを見ていると、無邪気に買って欲しいと言われて思わず苦笑する。今日は、王妃じゃなくていいと思って口調も少し砕けた感じで、けれど女性のように少しだけ声色を変えて話しながら一つ買うと「お嬢ちゃんの分じゃ無くて彼氏のか?なら別嬪さんにはサービスだ。気にすんな!」と豪快に笑うりんご飴の主人にもう一つ貰ってしまったがありがたく受け取って眺めてみる。こんなお祭り…あまりきたことがなかったためこのりんご飴も初めて見る。恐る恐る食べてみると美味しく、少し口角が上がって)
「甘酸っぱくて美味しいね~!ケネス買ってくれてありがとう!!」
(ケネスが買ってくれたりんご飴を舐めながら、辺りを見回して。きっとケネスは祭りに来たことはないはずだ。俺だって子供の頃、おじぃさんと一緒に何回かいったことしかないからな……。次は輪投げでもいいな……、射的も。型抜きもまたいいなと祭りの中心に行く途中に、俺の手からケネスの手を振りほどこうとし、大きく後ろに跳躍して祭りのステージに立ち、ケネスの首にナイフを突きつけて。『おい、アルフレットの坊っちゃん。お前の大切な王妃様が怪我してもいいのか?』と煽ってくる口調で、それを見た村の人々はざわつき始めて)
「あ………ケネス…!!お前の用件は何なんだよ!なんでもする、なんでもするから!」
(と泣きながら聞くと、奴は『お前が持っている時計をくれ』と要求し)
っ……渡しちゃだめ…
(急なことで驚いて対処ができない。ここで能力を発動させても本当は完璧にコントロールできないから市民を巻き込んでしまうかもしれない。それに私が怪我してもいいが、アルフレットの時計を渡したら最悪なことが起こるかもしれない。首を振ってダメだと言って)
「………え、じゃ俺は見て見ぬふりをしろってことかい?……………そんなのは…、俺には………。」
(そういい、胸のポケットの中にある時計を握ってケネスを見つめながら。男は『けけけ、滑稽だなアルフレットの坊っちゃん、時間をやるよ。明日ここにこい。時計を持ってなぁ…?』とケネスを抱えあげて、ワープをしようとして。)
な、離せ!
(抱えられて、能力を使おうとしたものの今日は調子が悪いのか冷気しか出せない。男はそのままワープしてどこか知らない、暗い場所に連れて行かれてしまった。なんとか逃げようとしたが、縄で腕を固定されて柱にくくりつけられてしまって)
「け………ケネス!ま、待ってよ。」
(駆け足で壇上に登るが、其処には、魔力の残滓のみが残っていて。自分の不甲斐なさと相手に気付けなかった自分に嘆いて。一方、男はケネスに近づいて『お嬢さんには手を出さないよ。俺らが欲しいのは時計とアイツだからな。そうだ、お嬢さんには教えてやるよ。計画をな?アイツが時計のなか持っている時繰りの魔石はな、めずらしぃ物なんだ。しかも、使える人は限られてる。まぁあれを使ってその坊っちゃんを人形みたいにするんだ。見てからのお楽しみにしてくれよ?』と邪悪な笑みを浮かべて、『邪魔したって無駄さ?君の魔法は無力だからね』とあざけて)
______
次の日
『___来たぞ。ケネスを出せ__!』
(昨日の全く同じ時間。アルフレットは、ケネスを拐っていったあの男を待った。側には側近のみの単純な構成。右手には時計を持ちながら、壇上から目を反らさないでおいて。すると、男は沢山の仲間とケネスと共に、ワープして壇上に立って。)
……
(言葉を離さないように、と口を塞がれたままアルフレットがいる壇上にワープで到着する。昨日は一睡も出来なかった、けれどわかった事はある、此奴らは私の能力が二つあることや詳細はきっとそこまで詳しく知らないし、なんなら男だと思って、ただの妃だと思ってる。それがわかった途中からは冷静になれた。作戦だって聞いた、その際には無力な女の子のように涙を流してみせたが、もし彼に万が一のことがあったら、その時は熱が出ようとも氷漬けにしてやると思いながら、男たちを睨んで)
(相手を視認しては、側に居るケネスを見て、男がなにかもらうように手を差し出したのを確認して、時計を放り投げて。)
「…ケネス!怪我はないかい?大丈夫かい?」
(と、怪我がないかどうか確認して。)
(/大変遅れましてすみません。)
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