セイチャットファンさん 2022-08-02 07:04:33 |
通報 |
『これより運動能力検定を開始する。
判定はAからEの判定となるが
一年に一人程度でA判定の奴が出るらしい、楽しみにしている。
グラウンドに集合!』
……つまんなそー。
(教官より説明を受けるも明らかに堅苦しい検定だろと思い乗り気にならず文句を漏らすと穂波に「こら。」と喝を入れられた為黙って。
最初は長距離走らしい、最近忙しくまともに運動してなかったので少し不安だがまぁA判定出すか、と軽い気持ちでスタートラインに立ち一斉に生徒がスタートして。)
A判定……か…
(一斉にスタートして、走り出す。1人2人と追い抜いて順調に最初の方に走り出る。自分に無理のないペースで走りながら、自分のバディは少々後ろにいるのが視野に入りながらも、これは個人競技だし…と思って走り続け、もちろん、主席と期待されているからにはA判定を取るために、正直運動は然程得意ではないため終盤になると呼吸が少し危ういけれど着実にトップ辺りには行こうと思って)
……はぁ、もう残り一周かよ。
(早々に穂波を追い越し自分の好きなペースで走るが、普通に全ての生徒を追い越してしまい。かなり差がついてしまって気まずい所だが一周のところまで来ると段々とまたペースアップをし、結局1位でゴールして。息切れは全くしておらず深い息をしているだけの状態で皆を待つとすぐ息は元通りになり。)
『…速くないか?鍛えてたのか?』
まぁ、それなりに。必要だったんで。
はぁ……っ、はぁ
『大丈夫か』
…はぁ、…だい、じょうぶです…
(ペースはさほど崩さずに走ったが鍛えているわけではなく若干無理をし、距離はあったが2位でゴールすると息切れし、教官にも心配されるが首を振って。しかし、その場にしゃがんでしばらく息を整えようとしているとまばらにだがゴールしてきた人も増えてきて)
深呼吸しろ、無駄に呼吸すんな。
………
(二位になったのはあの主席サ…槇原で。今流石と言ったら面倒臭いだろう、そう思いながら息の切れているしゅせ…槇原に呼吸を速く整える為に助言して。ぞろぞろとゴールしていった生徒を見て、穂波がゴールすると「お疲れ、」と一言だけ言って。その後全ての生徒が走り終わって。)
わかってる…っ
(深呼吸をしながら、一位じゃなくて悔しくて思わずそう言い返してしまって。悪いとは思いつつも深呼吸するのに必死でやっと落ち着いた頃には佐々木も既にいて『2位ってすごいね、さすが』と言われて八つ当たりだと理解しながらも一瞬睨んでしまう。「…ありがとう」と小さく呟いてから列に戻って)
「なんでっ…そんなはやいの…疲れた……。」
逆に聞く、なんでそんな疲れるんだ?
「うわ、やだわぁこの人。まぁ天然って事だよね!」
……?
(穂波が息を切らしながら辛そうに何故糸月の足がそこまで速いのかと聞くと糸月は穂波の体力のなさに疑問を持って。穂波は嫌味に聞こえたのだろうが糸月の場合本当の本心で言っているただの天然なんだろうと言うが意味が理解出来ず。教官が『次!ボール投げ!』と言い、その場所に向かって。)
ボール投げならなんとかなるか
「スポーツそんなに得意じゃないんだよね…」
…警察になったら何したいの?
「爆弾処理かな、そういうの好きで」
ふーん
(ボールを順番に投げていってる中、バディと少し話すものの中々危ないところを志望するんだな…と思いながら少し肩を慣らすように腕を回しながら深呼吸をして他の人たちのが投げているのを見て)
『次!糸月!』
はい、………よい……しょっ。……と。
あれ、飛ばし過ぎたか。
(教官に呼ばれ返事をしてボールを投げると、少し力加減を間違えたのか遠くに飛ばし過ぎてしまい。でも最高の線より少し前ぐらいで止まったのでぎりぎりもう一回やらずに済み。穂波が次に投げると糸月の半分くらいの距離でボールが止まって。)
「僕への嫌がらせかも…これ…」
検定に嫌がれせも何も無いだろ。
『次!槙原!』
……えい…っ
(教官に呼ばれると、思いっきり投げてみて。佐々木さんや穂波さんたちより少し遠くなったものの、最高線には遠く及ばず悔しげに唇を噛みながら足早に列に戻って)
「わぁ、槇原君すごいなぁ。
……ねぇ晴也。晴也だけなんかおかしくない…?」
俺には分からねぇ、其奴の努力の結果だろ?
「ごもっとも…僕は勉強ばっかしてた……。」
俺は勉強もある程度やったけど全然分かんなかった。
「確かに…晴也脳筋そうだもん。」
………
(槇原の一投を見て目をキラキラさせている穂波が糸月を横目に見て質問すると、淡々と理由を答えて。元々勉強があまり好きではないので運動面で優れていたのにもっと努力した結果こんな風な能力になっていて。脳筋という言葉は意外とショックだったのか黙り込んでしまい慌てて「ごめんって!!」と穂波が謝って。)
「ふーん…見かけ通り少し子供っぽいの?」
どういう意味?
「悔しそうな顔してるから、負けず嫌いなのかと思って。全科目トップの成績で入学しただけですごいのにそれ以上を求めるとか…すごいね」
……頭を使う方が得意なだけ、スポーツだって練習しただけ、まだ足りなかっただけだと思う
(見かけ通り子供っぽいと言われて不満げな表情をするが相手は嫌味ではなく、図星だったため少しそういえば『そっか』とだけ言うとしゃがんでいたけれど立ち上がって)
『これより判定結果を配布する!名前を呼ばれたら前へ。
玉木!
C判定、次に期待している。』
……
『穂波!
「ひゃい!」
C判定、Bに限りなく近かった。次はBを期待している。』
「ありがとう御座います!!」
(順調に検定は進んでいき教場に戻ると、結果が出たらしく一人づつ発表されていき。穂波はC判定か、と盗み聞きの趣味はないが聞こえてしまったのは仕方無いと思い。次は誰だろうと生徒を見渡して。)
『佐々木!
C判定、次に期待している』
「…まぁ、そうか」
『槙原!
B判定、もう少しでA判定だった。次はAを期待している』
……はい
(バディは分かっていたというように戻ってきた。自分はAじゃなかったと告げられると唇を噛んでから返事をするものの悔しく、拳を強く握って少し拳が震えていて。『すごいな』とバディに言われるが黙って首を振って「後少しだったのに…」と悔しそうな声色で呟いて)
『最後、糸月!』
……はい。
『満点にかなり近いA判定だ!おめでとう。
次も引き続き頑張ってくれ。』
ありがとうございます。
「晴也凄っ……相棒ながら鼻が高いなぁー!」
お前が鼻高くしてどうするんだよ。
(最後に呼ばれ椅子の音が教場に響き渡り、皆無言の中A判定を言い出され生徒のざわめきが耳に入って。貰えて嬉しい気持ちはあるが無表情でお礼を言い椅子に座って。穂波に自慢げに言われると苦笑しながらツッコミを入れて。)
……
「…まぁ気にしすぎないで、槙原の人間らしい面が見れてよかったと思うよ」
(ただ純粋にすごいな、とも思いながらざわめきの中で自分のことが嫌いなのか後ろや横の方から「主席が負けてたな」というような発言も聞こえて少し黙って。悲しいというよりは悔しく、椅子に座りながら少し下を見て拳を強く握りしめているとそうバディから声をかけられて少し俯いたまま頷くと「でも苦手だという言い訳はしません」と言って少し後ろを睨んで黙らせて)
お"い"…柊……江間………
捻くれた真似すんじゃねェぞ…
『『ひいっ…御免なさい……!』』
…謝るならソイツにしろ。
『『ご、ごめん槇原……』』
「ちょ、晴也…!」
(授業が終わった後、1番に立ち一目散に「主席が負けてた」なんて言う輩に上からヤバイオーラを纏いながら睨むと青い顔をした柊と江間が槇原に謝って。一歩出遅れた穂波が牙を剥いている糸月をなだめて眉間に皺を寄せながら不機嫌になりつつ教場を出て)
え……あ、うん…
……待って、糸月
(睨んで黙らせたから気にしないようにしよう、と思っていたら自身のことをおそらく嫌っているであろう糸月がそう言って2人に謝罪をさせて。驚いてしまったが、曲がったことが嫌いなのだろうか、と考えながらもお礼を言いたい、と思って教場を出た相手を追いかけて)
「…僕ちょっと忘れ物した!行ってくる!」
……んだよ。
(足音に気づき穂波は振り返ると雰囲気に気付き教室にスタスタ戻って。糸月は少し経った後振り返りあまり会いたくなさそうな顔で槇原を見て。)
べ、別に糸月が言わなくても良かったし傷ついては無かったけど
……その、ありがとう…嬉し…かっ、た
それだけ!じゃあっ
(会いたくなさそうなのはなんとなく分かるため意地を張ってしまい中々本題であるお礼が言えず、一度深呼吸をすると嬉しかったと素直に言い、馬が合わないと思った糸月にお礼を言うのは恥ずかしさがあり、言葉も詰まったり赤くなりながら伝えるとスタスタと糸月の横を足早に歩いて)
………調子……狂うわ………くそ。
(言葉が詰まっていそうな槇原を見て少し耳を澄ませると、槇原とは思えない様なお礼と発言をされ、固まってフリーズしてしまい。横抜けてった槇原を振り返って見ようとするともう遠くに影があり、独り言を漏らして。)
……スポーツ以外はAを取ってみせる、絶対
(お礼を言って足早に駆け抜けるとそう呟き、さっそく法について書かれた本で勉強を始めて。努力はするつもりだが、糸月のように体力があるわけでもないなら、せめてそれ以外は…というどこか糸月をライバル視しながら、休憩の合間に予習をして)
「はるやー!え、大丈夫?」
…何でもねぇ。外行ってくる。
「僕は勉強しよっかな!自習室で!」
(独り言を呟いた後穂波が来てフリーズしている糸月を心配していたが、混乱を解く為に外に行くと言って。穂波は自習したいことがある様で「じゃ!」と言いながら槇原の行った自習室の方向へ向かって。糸月が下駄箱に向かうと………)
………とんでもねぇ捻くれた野郎共だなァ
(………糸月の運動靴に土や泥が詰まっていて。一方その頃穂波は自習室で槇原を見つけていて。)
「あれ、槇原君。」
……穂波さん、こんにちは
(予習に集中していると声をかけられ、糸月のバディの穂波さんだとわかると少し振り向いてどうかしましたか、と言いたげに首を傾げる。机の上にはぶ厚い本や教材が積まれており、ノートに自分で要点を纏めたノートが広げられていて)
「えっ…凄い分厚さ……
あ、僕も勉強しに来たんですよ!晴也には運動では勝てないなーと思って!」
(本の厚さやその本数に驚くも自分がここに来た理由を話すと糸月に運動では勝つことが出来ないだろうと槇原と同じ様な境遇で。苦笑いをしながらそんな事を言っているが本や明らかに努力の詰まっているノートを見て槇原君にも勝てそうにないな…と思って。)
…悔しいけどそう思う、けど彼とバディならその心掛けはいいと思う。
頭脳の方で彼より上になって手綱を引くのがいいだろうし
……僕でよければ勉強なら教えてあげる、君ならまだ真面目に聞いてくれそうだし
(穂波さんの言葉に頷きながら自分の考えを言うと、座るだろうかと思って本を少し移動させて横の席まで侵入していた本などを自分の方に寄せて横を開けて)
「へっ、いいの!?
ラッキーだなぁ僕……よっしゃ!
晴也、何か恨み買いそうだなぁ…大丈夫かな。」
(槇原君の考えにうんうん、と頷くと勉強を教えてもらえるという事で大喜びして。主席合格者に教えてもらえるのはこれ程にない幸運なので小さくガッツポーズして喜ぶも、先程の糸月の行動から柊と江間に恨まれてしまうのでは無いか不安になって。)
……さぁ
そういえばこれ見て
(ガッツポーズをして喜ぶ姿に少し微笑んでから、恨みを買いそうと言う言葉に少しだけ考えるような間があったが、どこか悪戯を考える子供のような表情で一言告げてから自身のスマホを取り出してある動画を見せる。そこには柊と江間が糸月の運動靴に態々土や泥を入れている動画で)
こう言う時はすぐに行動するだろうなって思って、こういう、人ばかり妬む人の行動は読みやすいよね
これで犯人を揺さぶったら悪徳警察官だから、教官にさっき見せといた
…別に、糸月のためとかじゃないけど……
(見せ終えると、悪い笑みを浮かべた後、糸月のためではないと言って少し顔を赤くしながら否定していると、大きく教官が柊と江間を呼ぶ声が聞こえると、ね?と言いたげに微笑んで)
「柊君と江間君……。
…もしかして、仕掛けてたの…?」
(まさかとは思わなかったがそのまさかの事が動画に映っていたので苦い顔をすると、槇原君が仕掛けていたのだとしたら相当槇原君は頭が切れるのだろうと思い少し恐怖を覚えて。教官のお怒りの声が聞こえると糸月の精神状態が心配になり、自習室を出ようとするがその前にガチャリと扉を開けたのは穂波を連れて行けばキレなくて済むだろうと思った糸月で。)
ッチ。時間の無駄が過ぎた……、おい穂波!
……あ。
あ、その、……
さっきの、お前の為じゃねぇ、から、
…礼とか、…いらねぇから。
……別に、僕は何もしていないし
(お礼も兼ねているが若干馬鹿にされるのも嫌だったからしたのも理由で。特には穂波さんに黙ってとは言わないが、相手もそれくらいは判断するだろうと思って何も言わずにツンと冷たく言うと本を広げて)
……素直じゃねぇの。まぁいいけど。
「晴也!どうしたの?靴大丈夫だった?」
…………何でお前が知ってんの?
「あ、いや、なんとなく?晴也の運動靴意外と使い古されてそうだったし…?」
…絶対嘘だろうけどまぁいいや。勉強中失礼しましたー、穂波も頑張れよ。
(言い放つ様に返答をして穂波が心配そうな表情をするがへマをするが糸月は別の用事があるので特に気にしていない為危機一髪で。穂波を連れて行こうとしたが勉強中らしいので穂波だけ応援してその場を去り。
教官と柊、江間と糸月の話し合いの結果は柊と江間が糸月に謝る形で終わって。運動靴は糸月が洗うという事だったが既に洗って干してあるのでその心配はいらず。話し合いの中で槇原が撮った動画を見たが教官は発信元を言わなかったので不思議に思って。)
教官。この映像を撮ったのは誰かご存知ですか?
『……言わなきゃダメか?』
ええ、出来れば。
『…………槇原だ。』
……え……?あ、え、ぁ…
…有難う御座います。失礼します。
……佐々木、そこはそう覚えても効率が悪いよ
「え?あ…そうなんだ、じゃあどう覚えるの?」
ここに大体書かれてる
(しばらく勉強していると、バディがやってきて「バディの自分にも教えて」と言ってきたので教えて。3人で勉強しながらこう言う教え方でわかりやすいか尋ねたりしつつ、自分も勉強を進めていく中で「そういえば糸月とあの2人は今教官とお話し中かな、教官室から声聞こえてた」と言う話を聞いてどこか他人事のように頷いて)
おい、しゅせ……槇原。
(話し合いも終わり足早に自習室に向かうと怒っている訳ではないが睨みを効かせた顔で扉を開けて。なぜか二人から三人に増えてるが気にせず主席とつっかかるも辞めて欲しそうに昨日言っていたので槇原と呼び。)
……?なんでしょうか
(主席ではなく名前で呼んだ相手に振り返ってから、少し怒ってるように見える睨みを効かせた顔にあぁ、バレたな…いらん事するなとか言うのかな、と思いながら糸月と目を合わせて)
悪い!!
お前が動画とってくれたんだろ?
手間かけさせちまった…。
(その場でバッ!と上半身を下げて謝り、少し上げると動画を撮ってくれた事は手間を掛けてしまった事だと思い申し訳無さそうな顔をして。段々子犬の様な顔をして「ごめんな…?」ともう一回謝って。)
……は、はぁ!?別に、お前のためじゃないしっ
…と言う、か…僕の方こそ、あいつら注意してくれてあり…がと…
別にあれは、お前のためじゃなくて僕が言われっぱなしが嫌だっただけだし
(子犬のような顔をみた瞬間、顔を真っ赤にして気が動転しているかのように糸月のためじゃないと言い、自分が悔しかったからだと言うふうに告げるものの、側から見れば素直に言えないのだろうと言うことが分かりやすく、少し落ち着くと、もう一度念を押す様に糸月のためではないと言うと顔を背けて)
そ、そうか……
でも、俺も、その、大丈夫だ…から…な……
貸し借りは…なしな?
「ねぇねぇ佐々木くん…これってそういうことで……」
(顔の赤い槇原を見て此方も移ってしまい、取り敢えず問題ないからお互い借りを作るのはやめようと言い。穂波はそれを見て佐々木にコソコソ話をする様に耳打ちをして「いいですね」という悪ノリのセリフを待って。)
そ、そうだね
これで貸し借りはないから、この件はこれでおわ__
「あぁ、好きなのかもしれませんね」
……佐々木?今なんって?ん?
(相手に賛同するように頷いていると耳の端で遠慮するという言葉を知らない佐々木が容赦なく大きい声で自分の考えを言うとそっと近寄って顔が赤く、しかし笑顔のまま佐々木に詰め寄ると「…ほら、穂波さんが先に聞いてきたので」と佐々木は視線を穂波の方に向けて)
「へ、……僕はその…なんでもないよ……はは。」
好き…?槇原が俺を?俺が槇原を?
…片方は合ってるかもな。
(僕に罪を着せないでよ!!!、と心の中で叫んだ穂波はどう言い訳をしようと迷ったが言葉が詰まって、結局苦笑いになってしまって。糸月ははてなでいっぱいだったが真顔で爆弾発言を落とし。)
は……?
……僕は違うからっ、バーカ!!
(糸月の発言に佐々木から離れ、混乱するように相手を見て。頭の中では「…こう言うやつは揶揄うためなら大体ニヤニヤしそうなのに、首を傾げて真顔で言ってる、どう言う意味?どっちが合って売って言う意味?僕…違う、絶対違うし!」と約1秒で考えると顔を真っ赤にしながらそう叫んでから少しパニックになったせいでノートなどの私物を全部置いて行って何処かに逃げて)
何だアイツ。
「晴也……どっちの意味!?」
……後者。
「え………あ、おめでとうございます。」
(何処かに慌てて逃げたのを見て文句を漏らすが、穂波が混乱してしまい糸月に聞くと、なんと「俺が槇原を好き」という意味だと先程言った時に赤くならなかったせいか物凄く頬が赤くなりながら言い、穂波は一瞬ポカンとすると何故か祝って。)
「……いた、忘れ物してたよ」
…どう、しよ…もう顔見れない…
「……大丈夫でしょ、がんば」
(糸月の衝撃の告白を聞いてから相手のノートなどを手荷物を持って行くと、部屋の隅で蹲っている槙原に渡すとどう見ても意識している表情で顔を見れないと言っているのを少し呆れらようにそう言うと『じゃあ渡したから』と言ってそっとしておいてあげるために自習室に戻ってから部屋にいたと言って)
「槙原、部屋にいたから置いてきた」
「おー…こっちはずっとフリーズしてるよー」
…………勉強、するか。
「はっ、!?やばいちょっと晴也大丈夫!?」
(佐々木の報告を聞くと穂波は糸月の現状報告をすると糸月は先程からフリーズ状態で何も出来ずに居て。糸月とは思えない発言をしたせいで穂波がもっと心配してパニック状態になり。)
「この年で初恋みたいな初心な驚き方だよね、
糸月、槙原のどこが好きになったの?」
(パニック状態になっているけれど、気になる事は聞いてしまいたいのか、佐々木は糸月が初恋のような反応することが面白く、少し笑いながら質問をしている最中、槙原はやっと落ち着いて筆記用具が無いことに気付いてゆっくり立ち上がって自習室へ戻ろうとして)
初恋…だが。悪いのか…?
なんか、平気な顔で何でも出来るから…?
でも、広げてた分厚い本もノートもB判定も全部…
アイツの努力の結果って考えると…俺には出来ない。
俺にはないものをアイツは持ってる。
「………」
(特に学生時代も色恋沙汰は興味なかったし、尊敬できる人も見当たらなくこの年で初恋は悪いことなのか不安になり佐々木に聞いてみて。好きな理由を聞かれれば素直に全部答えると「…これ恥ずかしいな。意外と。」と顔を赤らめながら言うと穂波が糸月を微笑ましく見て。)
「ピュアなんだ…あ、そうだ
それなら昨日穂波さんが恋バナしようとしてたし今晩してみたら?
昨日も案外乗ってくれてたし本気なら色々聞いたり出来そうだし」
……何の話?
「来たんだ、消灯までの暇つぶしに恋バナでもまたしてみたらって話」
ふーん、あと糸月…バカって言ったのはごめん
(頬を赤らめているのを見てから何か思いついたように提案していると、筆記用具を取りに来て。恋バナをするかもと佐々木が言っても特に嫌がる様子もなく返事をすると糸月の方を向き、少し頭を下げて謝って)
「確かにピュア…脳筋の癖に。」
ピュアも脳筋も余計だ。
うぉ、いや大丈夫。そんな悪口でへこまねーし。
(穂波が揶揄うと調子乗るなよとでも言いたげにおでこにデコピンをして。「あいたっ」と言う穂波を見ながら恋バナもありかもななんて思って。槇原が来ると問題ないと少し口角を上げながら答え。)
……そ、そう…別に心配してては無いけど
(糸月にデコピンされる穂波を見て、佐々木は内心で言いかけた「脳筋だからピュアなんじゃ無いか」と言う言葉を飲み込んで。へこまないと口角を上げて答える糸月から視線を外して手で口元を隠すように呟くと、「そろそろ寮に戻ったほうがいい時間じゃ無い?」と時計を指差して)
そうか、
ん、帰るか…。
「明日は学習能力検定って言うのがあるんだって!」
あ、俺何も勉強してねぇな。
(心配していないと言われると少し寂しい気持ちとあるが微笑みながら返すと、時間を見て目を伏せると一回伸びをして。穂波から明日の予定を聞けば何も予習すらしてないななんてぼやきながら自習室を出て。)
「だから3人とも勉強してたのに…」
…少しなら教えてあげなくもないけど
(自習室を出ながら、何も勉強をしていないと言った糸月に少し控えめに教えてあげてもいいけど、と少し口を結びながら言い、筆記用具と少し厚めの本を抱えながら同じように寮へ戻って)
まぁ、大丈夫だろ。
お前に教えてもらわなくても別に問題ねぇ。
「素直じゃないなぁ、もー。」
(軽い気持ちで言っているが当然このままではA判定を貰えるはずもなく、教えて貰えるチャンスがあるというのに意地を張り、べー、と舌を出して。穂波が少し叱っても動じることはなく寮について。)
あっそ、別にいいけど
「…中々素直にならない同士って面白いな」
は?僕は素直だし
(ベーっと舌を出されると、提案したのに断られて少し不満げに呟いて。佐々木の言葉にも少し牙を剥きながら、寮につくと自分のスペースに座り、明日の検定に向けて自作のノートを広げて勉強を始めて)
「やーいやーい、ツンデレめー!」
………ぁ"?
「ご、ごめん…晴也、本当に勉強しないの?」
…まぁ穂波よりかはいい点取れるって思ってるから。
「えぇ!?それは酷いぃ…よし!消灯時間まで勉強するぞー!」
(佐々木の発言にそうだ、とニヤニヤしながら悪ノリして布団に寝っ転がって本を読んでる糸月をに揶揄えば入学式のあの時と同じ目付きで穂波を見て。勉強はしていないが多少は心配ないという意味で言ったが穂波をやる気にしてしまいまぁいいか、と思って。)
「…僕も正直勉強は疲れた」
頭を使うからじゃ無いですか?
「全部平々凡々な僕には勉強も難しいから…ところで、糸月ってどんな子がタイプ?」
……結局恋バナするんですね、佐々木さん…意外とそう言うの好きなの?
「気になっただけ」
(糸月と穂波のやりとりを眺めていると、ふと何かを思いついたように布団の上に座り佐々木が質問をして。同じように布団に座りながらもノートを眺めていた槙原は少しだけ姿勢を正してそれを聞こうとしているように少しノートから顔を上げて)
俺は………タイプとか、分かんねぇ。
好きになった奴がタイプだ。
「へぇ…意外だなぁ。あ、やばやば勉強…」
(本を一旦閉じて寝たままの姿勢でよく考えてみて。タイプは全然今まで微塵も考えたことが無いので返答に困るが、正直に白状すると好きになった奴がタイプと言うと穂波が聞き入れてしまいニヤニヤするがさっと机と直ぐに向き合って。)
「一番困るやつだ、というか2人とも真面目だね」
…これくらい普通です
(好きになった人がタイプ、とこの間は恋バナに乗り気ではなかった相手の言葉は自分にとっては困るもので少し顔を曇らせて。佐々木も困るやつと言って匙を投げるように布団に寝転び、槙原の方に顔を向けてからノートを覗き込むように見ながら真面目だと称し、自分にとっては当然のことだと言いながら覗き込む佐々木に見せてあげて)
「消灯時間やばい…うぅ、勉強し足りないかも……。」
ほらな、俺より点数低いかもな。
(消灯時間まであと残りわずかで穂波が喚き、まだ起きていたのか糸月は穂波にドヤ顔でまだ決まりもしていないものを上から目線で答えて。穂波が「えぇ…それはちょっとやだ…」と本当に嫌そうにすると口を尖らせて寝返りして。)
……穂波さん、これ…覚えやすいものを纏めているのでどうぞ
(消灯時間が近づいたため布団を準備していると、穂波さんの声が聞こえて少しだけ迷ってから自身の一冊のノートを持つと穂波さんの横に座り、渡して。ただ単に、穂波さんは努力しようとしていて少し共感できたため協力しようと思って。)
お前も餌渡すんじゃねーよ。
「槇原君いいの!?やったー僕本当にツイてる!」
……こうやって調子に乗り始めるだろうから。
(槇原の声が聞こえて内容がかなり自分にとっては不利になりそうなものなので思わず口出しをするが穂波が本当に調子に乗って目をキラキラさせているので呆れてしまい。)
なら糸月もこっちくれば?一緒に見れば少しはマシになるんじゃない?
……まぁ、糸月が何点でもいいけど
(文句を言う糸月にそう言って自分の右隣は空いているためそこに来てノートを見ればいいと言って。ただ、少し糸月に対して好意を抱いてるため理由をつけて隣に座ってくれたら嬉しいな…と考えていたため慌てて首を振って来なくて良いと言うが少しだけ頬も赤くなって)
…………で?なに。穂波ノート貸せ。
「ん?…槇原君がいいならいいけど…はい。」
刑事法かよ、簡単じゃねぇか。
「え…本当に出来てるし……」
(のそのそと起き上がり槇原の隣に座ると穂波からノートを貰うとノートを片手で持ち足を組みもう片手で自分のシャーペンを唇に当ててその内容を見て。が、自分の得意な部分であった為すらすらと解いていき穂波がその姿にぎょっとして。)
……脳筋じゃないんだ
これだと穂波さん負けるかもね
(隣に座られて一瞬驚いたが、すらすらと解いていることにも驚き、思わず小さく呟きながらその様子を眺めて。スポーツも出来て勉強もそれなりに出来てすごいな…と心の中で思いながら少し欠伸をすると佐々木さんが『そろそろ消灯時間じゃない?』と言って)
…苦手な奴は分かんねぇよ。
お前には敵わんと思う、ノートの纏め方上手いな。
(刑事法だけが得意なだけであって苦手な分野は全然分からないと言えばノートをじっくり見て、纏め方や字の綺麗さなどなどこれは槇原には負けると思い苦笑いすると素直に誉めて。)
そ、そんなの当然だろ
……また、見せてあげても良いけど
(ノートを褒められ、口では当然だというが表情は嬉しげで、少し小さい声だがまた見せてあげてもいいと告げながらちらっと糸月を見て)
まぁ、もう借りねぇけど。
寝る。
「はは…やっぱり冷たい……おやすみ皆!電気消すね。」
(ノートを槇原に返すと素直になれずツン、として借りない宣言をすると布団に戻り高速で寝てしまい。そんな状況に苦笑しておやすみと穂波が言うとパチッと電気を消して。)
……べっつに!?いいし!
「うるさいよ、ほら寝て」
(電気が消えると糸月に聞こえるか聞こえない程度の声で言うと、隣で眠る予定の佐々木さんは苦笑しながら寝るように言って。少し経つと眠りについて)
「おはよー…ってまた晴也起きてない…」
………ん…………まき、はら…………………??
(起床時間になり電気をつけるとまだそこには朝が弱い糸月の姿が。寝相も昨日よりひどくなっておりTシャツが捲れて腹筋が少しちらりと見えるが、穂波を普段は槇原と苗字で呼ばないが槇原と勘違いして。)
「起きて、槙原…お呼びだけど」
んん…なにが……
(今日は昨日早く起きすぎてしまった反省からか起床時間に起きて。佐々木に揺らされて体を起こすと糸月の姿と、穂波さんを自分と間違えている糸月が視界の入って。ゆっくり立ち上がると糸月の方に行き「なに…?また頬抓られたいの?」と言って相手の方に手を伸ばして)
ん。…………はよ。
(槇原の顔が近くに来ると伸びてきた相手の手を掴んで自分の頬にすりすり、と擦らせて。寝ぼけているのかヘラヘラといつもの糸月では考えられない微笑み顔で槇原を見て。槇原にバレない様に佐々木さんに「これは…あっち向いときましょ。」と視線を逸らせるように仕向けて。)
っ…は?
……ね、ねぼけ…?起きろ!
(頬に自分の手を擦らせ、寝ぼけているのか普段見ない微笑みに耳まで赤くなり、言葉にならない言葉を発すると頬に触れてる自分の手で糸月の頬を抓って)
いった!
………顔近ぇンだけど。
(頬をつねられた痛みで寝ぼけが直るが至近距離にある槇原の顔を見て少し頬を赤くして。当然寝ぼけていた内容もバッチリ覚えているのにそこは無かったことにしようとスルーして。)
うるさいな、お前が僕を呼ぶし変なことするからだし
寝坊助な甘えん坊?ふふ
(顔が少し赤くなってしまったのは自分でも分かっていたため顔を逸らしながら、少し笑顔を浮かべながら相手を揶揄うと「そろそろ手、離してくれる?」と言って)
っち。言われなくても離すわ。
「……はい二人の時間終了ね?時間やばいから。」
恋人扱いすんな!「あいてっ」
(手をぱっ、と払うととても顔と口の治安が悪く朝からイライラしている様に起き上がり。穂波がもうそろそろいいだろと思い時間を確認するように言って。穂波のくせに生意気だと思いデコピンしてやり。)
……はっず…
「…好きなんだ?」
うるさい…分からない、人を好きになったことないし…
(相手から離れて、2人の時間と言われた上に恋人扱いするなと怒る糸月に背を向け、赤くなっていると佐々木さんに度直球に言われ、少し意識はしているようなないようなとあやふやに言うものの表情はどうしても好きと言ってるようなものだったため少し苦笑されて)
………
「はる………集中してんのね。分かった。」
(教場に着くと先程の出来事で頭がいっぱいになってしまい集中しなければと無言になってしまい。話しかけようとするが雰囲気的に理解して自分も目を瞑って問題用紙を待って。)
……ん、終わり
「はや…」
(頭の切り替えは得意な方で、問題用紙を広げて解けばあっという間に終えて。思わず佐々木が驚くものの時間までは大人しくしないといけないため、確認をしたりして)
…………っし……。
『そこまで!!問題用紙と解答用紙を前へ送れ。』
(見直しも何回かしてジャストタイムで時間が来て前の人に問題用紙と解答用紙を送って。ふぁーと伸びをして今回の検定もAからE判定となっていることを思い出して。結果は今日の最後の授業に返される様で。)
「満点の自信ある?」
……ある、かも…?でも凡ミスしてるかもしれないから少し不安かな
(テストを前に渡すと少し伸びをして。すると佐々木から質問をされ、何回も見直したが先入観を持って変えずに失敗…と言うのはあるためあやふやに答えながらもAは取れてるかな…と心の中で考えて。今日の最後に発表されるのは少し落ち着かず、何処かそわそわしていて)
「晴也ー!自信は!?自信は!?」
うるせぇ。…まぁ良くてBだろ。
(穂波がうるさくてそして顔が近いのでむぎゅっと手で押さえて遠のかせるとちゃんと返答はしてあげて。昨日の槇原を見たら当然A判定は行くだろうと思うが自分はケアレスミスが多くB判定になるだろと思い。)
………
「穂波さんは距離近くて良いなーとか思ってる?」
……少し、だけ
「それって好きじゃん、おめでとう」
……良くないよ、叶わないだろうし
(相手と穂波さんが会話をしている様子を少し離れた席から眺めていると、心の中を読まれたように言われて少し、と答えたものの自身は穂波さんのように人懐っこくないし素直じゃないし…と心の中で呟きながらじっと見て)
「ねぇねぇ晴也……ふふ、槇原君こっち見てるよ?」
み、耳元で喋るなあほ!!!
………っ
(穂波が視線に気がついたのかそちらに顔を向けるとニヤリとした顔で糸月の耳元に近づいてコソッと報告して。耳が弱いのかびっくりした顔で耳を押さえ槇原の方に向くと、小恥ずかしいのかすぐに違う方向を向いて。)
……あれだし
「あー、あれは…仕方ないんじゃない」
だから端から諦めてる
(少し遠いからか会話は聞こえないが、ニヤッと笑いながら耳打ちしたら赤くなって、こっちを見たと思ったらすぎ逸らされると嫌われてるのかなぁ、穂波さんの方がいいか、などと勘違いをしており、佐々木もそれは気付いてるが敢えて何も言わずにあれは仕方ない、といえばため息をついて見るのをやめ、表情も何処か冷めていて)
「ほらほら、行って来なよ!」
…うるせ。どうせアイツは俺の事が嫌いだ。
「もー…ま、急展開を期待してるよ。」
(悲しそうな顔をしている槇原を見て何かあったのかと思い慰めに行く様に穂波が糸月に言うが今までの感じから嫌いなんだと勘違いするが、まぁそれでもいいけど急展開になったらいいな、と穂波が言って。)
「ほら、来てるよ」
え?な、なんで
(ノートを眺めていたため、佐々木にそう言われて少し慌てるものの『じゃあ、お先に』と言って佐々木は席を外したため、慌てて知らないふりをするようにノートを見て)
お互い、いい判定貰えると、いいな………
それじゃ、トレーニング室行ってくるから。
(穂波が何もしない糸月にキレて「もー!行ってこい!!」とさっきは放っておいた癖に背中を押されてビビるが言う事が見つからず、取り敢えず槇原にそっぽを向きながらこう言って。)
……?うん?
…あれ何?
「…あ、あはは…トレーニング室行ってみたら?ほら、水渡すとかさ」
迷惑じゃない?まぁいいけど…
(そっぽを向きながら急に言われて数回瞬きをしキョトンとするが、佐々木が後押しのように槙原に水などを渡すのはどうかと言うと、確かにそれもいいかもしれないが迷惑だったり断られたら嫌だな…と少し思いながらもタオルと水を持ってトレーニング室に行って)
っ……
ん…?んだよお前か。
(トレーニング室で少し汗を垂らして筋トレをしている糸月。体力維持の為、身体能力向上の為、そう思いながら入学の前にもやっていたトレーニングはいわば習慣となりつつもあり。人影が見えればちらり、と見るがすぐにトレーニングを再開して。心の中では嬉しかったり。)
ね、熱中症とかになられたら困るから
……穂波さんのこと好きなの?
(筋トレをする様子に少しかっこいいな、と思いながらそっけなく返す相手に少しだけムッとしながら水をタオルを見せてから近くに座って。相手が隣に来ようが来まいがお構いなしに、少し下を向きながら気になったコオを訪ねてみて)
ん、さんきゅ。
ハァ??穂波はバディなだけだけど??
…なに。気になんの?
(なんだそういうことか、と思い隣にどかっと座り水を飲むと少しタオルで汗を拭いて。質問に対し愚問過ぎると思いながら穂波の事を言うと、なぜ聞いて来たのか気になりこちらも質問で返し。)
……距離が近いし、糸月が赤くなってたから
もし糸月が穂波さんのこと好きなら、手助けくらいはしてあげようかなと思って聞いただけ
…僕と違って素直でいい子だし、いいと思うし
(糸月の質問に一瞬戸惑いながらも、自分がそう思った理由を告げると、もし糸月が本当に好きなら応援するつもりだとあくまで自分は一切好きじゃないかのように告げながら横にいる相手から目を逸らしながら素直で表情豊かで距離も近い穂波と比べて自分じゃだめだな…と思いながら言って)
………あっそ。一個だけ文句言わせやがれ。
お前だって素直じゃねーけどくそ程気が効くし
めっちゃ気に食わないが俺より性格はひん曲がってねぇ。
お前は自信がないのか知らんが自分の短所しか知らないのな。
お前の長所も短所も含めてその…「いいと思う」。
(何言ってんだコイツと思いながら槇原を横目に見ると聞き捨てならない発言を聞いた瞬間槇原の方に向き肩を掴みこちらに向かせると、真っ直ぐに目を見つめながらこう言って。)
……1個じゃないし
あ、あり…がと……
でも、糸月だって努力しててすごいし、そうやって真っ直ぐ人にぶつかれるのは良いと…思う
(肩を掴まれて驚き、思わず目を合わせると真っ直ぐ言われるとドキドキとしてしまい、その目から少し逸らしながらお礼を言うとゆっくりと糸月の良いところを上げてから最後には恥ずかしくなって顔をまた逸らして)
ん、分かったならいい。
あと十分か、五分前に教場に居ればいいか。
(満足げににこりと笑うと時計を見て。授業…といっても先程のテスト返しだがその時間まで十分ほどあり。あと五分はトレーニングしてから戻ろうと思いそう呟いて。)
じゃあ、参考にするために見とく
(何故か満足げな相手に、気にするほど嫌われてはいないのかもと思いながら、十分前なら帰ってもいいが糸月がどんなトレーニングをしてあんな身体能力を手に入れているのか気になったこともあるので見ておく、と言って)
腕立て伏せ。
取り敢えず三十秒数えて。
(俺を見て参考になるのか…?と思いつつ、タイマー係としては良いかもしれないと三十秒数える事をお願いして。特にはそこまで難しい事はやっておらず正しいやり方で出来るだけ毎日続けてきただけであって。)
1、2、3……
(秒数を数えながら、矢張り習慣化してるからできるのだろうな…と思いながらスマホの画面で秒数を数えながらじっと相手のやり方を見つめて30秒経ったら声をかけて)
ん、あざー…。
まぁこんぐらいやっときゃいーだろ。
着替える、あちぃ。
(三十秒が終わればきつい顔することなく普通に起き上がりお礼を言うとふぅ、と息を吐き。先程貰った水を飲みながらタオルで汗を拭くとTシャツを脱いで上半身のみ裸の状態になり。部屋の角に置いてある替えのTシャツの方に向かい。)
30秒か…ありがと……っ
さ、さっさと着替えないと遅れるよ
(スマホのアラームを止めつつ視線を上げると糸月の上半身が見え、耳まで赤くし、声も若干上擦りながら時間を告げるものの、先に行かずに顔が赤いのは自覚しながらも相手を待って)
……ジロジロ見んじゃねぇよ…
言われなくてもそうするわ、行くぞ。
(かなり自分の上半身が見られているのでこちらも恥ずかしくなり違う方向を向くよう指示して。Tシャツを着れば文句を言いつつ持ち物を纏めて教場に向かい。)
見てないし、勘違いするな
(ジロジロ見ている気は無かったが糸月の言葉にそっぽを向き、誤魔化すと教場に向かい、自分の席に着くと嬉しさと恥ずかしさで顔を赤らめながらバディの横に座れば何も言われないがニヤニヤと見られて少し睨んで)
…っち。やっぱ気に食わねぇ。
「あらあら、作戦失敗?…いや、大成功かもね。」
『静かにしろ、これより判定を発表する。
昨日の検定と同じ形式で発表する!
江間!』
(教場にて席をつくと文句ったらしく愚痴を穂波に漏らすと、穂波が少し遠くの席の佐々木と槇原を見て。どうやらトレーニング室ではいい事が起こったのだろうと思い、微笑んで。「急に微笑むな気持ち悪ィ…」と隣で糸月が言うが教官が来て判定を待って。)
出た、糸月にちょっかいかけた奴
「正確には槙原にが先だけど…もう何も問題起こらないといいよね
仮にもお互い警察なんだし」
だと良いんだけど
(一番最初に名前を呼ばれた人物に、まるで猫のように睨みながらも発表されるのを見て。判定結果をバカにする気はないが糸月にしたことはまだ恨んでおり、佐々木に訂正されて。自分は良いが助けてくれた糸月にまた八つ当たりのようにしたら次はあの程度じゃ済ませない。と心の中で呟きながら名前が呼ばれるのを待って)
『…B判定、Cに近かったが次も期待している。江間。
〈…ありがとうございます。〉
次!穂波!
B判定、まぁ中ぐらいだ。次も期待している。』
「はい、ありがとうございます!」
(問題の江間が判定を聞くと少し教官の視線が冷たい為、江間は苦い顔をして。それを見て糸月は何も思う事はなく、穂波の判定も聞き。穂波はかなり満足しており糸月に「やったー!へへ、すごい?」とにこり、と笑いながら聞くが「知らね。」と適当に返して。)
『次!……糸月。
C判定、Bに近かったが惜しかったな。
次はBを目指せ、期待している。』
「………え…………………」
〈……ハッ。〉
………………ありがとうございます。
『佐々木!
B判定…まぁまぁだな、次はA判定を目指せ』
「まぁ妥当かなぁ」
『次!槙原…
流石だな、満点で文句なしのA判定だ』
ありがとうございます
(糸月の結果を鼻で笑った江間を鋭い目で睨みつけながら、佐々木は妥当な点数だと言いながら帰ってきて、呼ばれて言ってみれば満点だと言われて、お礼を言うだけにしているが嬉しそうに笑顔をみせ、席に戻る際も何処か嬉しそうに歩いて席に座って)
…………………
「待って!!晴也!」
〈まぁまぁ、落ち着かせてあげなよ。〉
(授業が終わり教官も教場を出て行けば、一番に席を立ったのは糸月で。教室に椅子の音を響かせながら教場を出てしまい穂波が追いかけるがニヤリとした笑顔の江間がそれを引き留めて。穂波は睨みたい気分だったが、確かに糸月に今は誰も近づいちゃダメかもしれない、けれど………一人だけ糸月の側に居てやれる人がいる、そう思い槇原に視線を送って。
_____どこかの空き教場。誰も居ないし見つかりにくいからここでいいかと思い、そこに入ると自分の教場と同じ位置の椅子に座って。少し前のめりになりながら先程の判定を告げられた時の自分を視線の先にリンクさせて。なんでB判定じゃなかったんだろう、何故C判定なんだ、そんな疑問を思い浮かべて。
そして俺は………………
泣いた。
思い切り、机がびしょ濡れになるくらいに。
こんな涙はいらないと思いつつ、どんどん溢れ出てくる涙を手で擦って拭いて。)
……
(自分のテストを眺めて、佐々木に頼んで判定をどう決めているのか大体計算する。佐々木でもB判定なのに可笑しいと言うのが少し感じた事で。凡ミスがあったとしても昨日ノートを見せ刑事法をすらすらと解いた相手が同じ範囲でミスを連発したとしても何度も恐らく確認しているからこそ驚いた声をあげていたのだろう。そしてやけに鼻で笑ったり穂波を引き留める江間のことも引っ掛かり素早く立ち上がると誰の静止も聞かずに歩き、一発で居場所を当てると、聞こえてくる泣き声を邪魔しないよう静かに入ると、相手の隣に座って)
……えっと、大丈夫?
(普段なら泣きそうにもない相手が泣くところを見ると、どうすれば一番相手が泣かなくなるか、と思っても今は浮かばず、少し黙ってからそう言ってハンカチを相手に渡して、心配そうな表情で優しく頭を撫でて)
……ヴ…………っ
…俺はっ…こんなヤツでも………警察官になれるって…
証明したかった……!!
その為に必死に運動勉強判断力思考力主体性全部努力した!!
嫌いな勉強だって普通になったし運動だってA判定貰えるくらいになった………
なんで……俺はなんで…………江間なんかに道塞がられなきゃいけねぇんだよ……。
〈気に食わないから?お前みたいな感情論で生きてる奴。〉
……江間。
(扉の音がして、どうせ穂波だろうと涙を引っ込めて顔を上げると槇原がそこにいて。隣に座られるのも頭を撫でるのも普段は驚いて恥ずかしいから拒否してしまうものの今は…今だけはずっとそうして欲しくて。一度引っ込めたはずの涙がもう一度零れ落ち酷い顔でハンカチを受け取ると目に当てながら嘆きの言葉を言って。
最後の部分だけ聞こえたのか騒々しい音を立てて扉を開けた江間を見て歯を食いしばりながら睨み。)
……よく言うよ、一番感情論で生きてるからそういうこと出来んだろ
(相手が努力しているのが分かるその悔しそうな言葉に頷きながらその気持ちもとても分かるため聞いていると、ムカつく彼奴がやってきた為、庇うように椅子から立ち上がって睨みつけて)
〈ソイツみたいな才能の塊みたいな奴ほど気に食わねぇ。
もちろんお前もだよ、槇原!
A判定すんなり貰えるとか気持ち悪ぃんだよ!!〉
…おい、今何つった?
〈は?〉
……何て言ッたか、聞いてンだよ
槇原が気持ち悪ィ?俺に向けてその言葉吐くのは勝手にしやがれ。ただ、槇原は気持ち悪くなんかねぇ。才能の塊でもねぇ、お前とは違って人一倍努力してるからな。お前に槇原の何がわかるんだ?
(江間が自分に対して吐く発言は目を瞑りそんなものかと思ったが、槇原を悪く言った瞬間バッ、と立ち上がり江間に近づきながら槇原をまるで守るような発言をして。最後はキッと睨み返して圧をかけると〈っ……〉と言葉にならないような悲鳴を出しながら青い顔をして。)
糸月、手は出しちゃダメだからね
それと江間さん…確かに糸月は才能の塊かもしれないけどお前は人がいないトレーニングルームで毎日トレーニングするの?自分用にわかりやすくするためにノートを作って勉強した?
それと…糸月のテストに何か細工でもした?
(自分を庇うように前に出て睨んでいるであろう糸月の肩を少し叩いてから言葉を放って。もちろん江間もしているかもしれないがこういう奴ほどしていないと思いつつ自分が感じた違和感について質問して)
……出さねーよ。
〈……!〉
「えーと、………連れてきました。」
『江間、話がある。来い。』
(確かに手が出そうになっていたのは事実で飼い主の様に自分を抑えられてしまいむす、となるが好意を持っているせいか嫌いにはなれず。扉の音がしたと思えば、穂波と教官の姿。江間は観念した様に教官と一緒に何処かに行き。)
「ちょっと悲しいニュース
と嬉しいニュース、どっち聞きたい?」
用件はよ"言えや「じゃ、じゃあちょっと悲しいニュース!
江間君と柊君は…退学処分っぽい。
で、でも嬉しいニュースね!!
晴也、B判定だよ。採点してた教官の採点ミスだったらしい!」
………っ…………それを速く言いやがれ…!
……なんだ、江間さんが細工でもしたのかと…
兎に角良かったね
(連れて行かれていく彼奴とそのお仲間退学だと聞いて下の辺りでガッツポーズをして。ただ、個人的に江間と柊が糸月のテストに細工でもしたのかと思っていたため(自分なら徹底的に潰すためならそうするから)少し残念そうな標準を見せてから、微笑んで糸月の頭を少し撫でてからすぐに離して)
っ、撫でんなや……
(コイツ多分自分が潰そうと思ったらその相手になんか不利になる様な細工とかするんだろうなぁ、と失礼な事を考えながら取り敢えずB判定を貰えて嬉しくて。撫でられると一瞬ビクッと驚くが照れてしまい目を逸らし。)
ごめん、なんかホッとして……
(目を逸らした糸月が恐らく慣れてなくて照れてるのだろうな…と思いながら手を離してから少しだけ安堵のため息を吐いて。ただもう少し冷静に考えれば糸月のところに行くのではなく、テストの採点の確認を自分もしてあげたりする方がよかったな…と心の中で反省をして)
取り敢えず、戻ろう
(そう言って先に戻ろうとして)
「そうだねー!今日の夕飯なんだろー?」
さぁ?俺は知らねェ。
「カレーとか?」
…それはありがてぇな。
(槇原について行くように穂波と糸月が歩き始め今日の夕飯の話をして。カレーが好きなのか糸月はまだメニューを知らないのにニヤニヤしながら穂波と話して。一件落着したせいかホッとして表情が緩んでいる糸月。)
カレー好きなんだ
…って表情ゆるゆるだね
(後ろから聞こえた夕食のメニューの話を聞き、振り返るといつもより表情が緩んでいるのを見て思わず少し笑いながらゆるゆるだと言うと、付け加えるようにカレーだといいねと言うと心の中でカレーくらいは作れるようにしようかな…と思いながらまた前を見て)
「ぶっ…ゆるゆる……」
あ"?
「ごめんって!てか僕だけ理不尽…」
(槇原の言葉に「だな。」と普通に返すが糸月の表情ゆるゆるを改めて槇原に指摘されると吹き出してしまいそれにキレた結果穂波が槇原との態度の差が凄いと半泣きになり。)
穂波さんは表情豊かだから、かな
僕はそう言う人の方が好感は持てるし糸月もなんじゃない?
(半泣きの穂波に少し苦笑しながらフォローをし、弄るところはさておき素直に表情をコロコロ変えているところは好感を持てると言って一度立ち止まって、あやすように半泣きの穂波の頭を撫でて)
……存在すら覚えてねェ奴に好感なんて持たれてたまるか。
穂波は別にいーんじゃねぇの?
「確かに僕はみんなと仲良くしたいしねー!」
(穂波はともかく自分は誰かの馴れ馴れしくするとか好感持たれるとかそういうガラじゃないので拒否して。撫でられてる穂波を見て少し羨ましい気持ちはあるが穂波はマスコットキャラみたいな愛嬌があるから仕方ないのか、と思い。)
糸月は、慣れたらいい奴だよ…多分
僕は僕を理解してくれる人がそばにいればそれでいいや
(撫でてから数回ぽん、と軽く叩いてから少し頬笑みながらみんなと仲良くしたいという穂波に少しだけ首を傾げるものの、きっと彼なら出来そうだなと思いながら夕食の香りがしてきて)
「そっかぁ…確かに、晴也はいい奴だぁ…!」
…むず痒い。やめろ。
………!、カレー………
(二人して遠回しにいい奴と言うので少し顔が赤くなってしまうが、表情は嫌そうで。野生的な動物の感が働いたのか今日の夕食であろう匂いがカレーの匂いだとすぐに察知して。)
……辛くないといいんだけど
(カレーのスパイシーな香りを嗅いで少し小さく辛いものは無理だと言うように呟きながら、辛かったら糸月にでもあげようかなとぼんやり考えながら食堂に入って)
…カレー中辛ありますか?
『あるよー!いっぱい食べてねぇー!!』
「僕も中辛で。美味しそうだね、晴也。」
カレーは大体美味え。
(食堂のおばちゃんらしき人物に話しかけると凄いおばちゃん特有の雰囲気に押されてしまいギョッとするがそれを横に穂波も注文して。席に着くと槇原が来るかそわそわして穂波はそれを見て内心微笑みを浮かべて。)
甘口ありますか?
『ごめんねぇ中辛と辛口しかないんだよ、甘口が良いって子は少なくてねぇ』
……じゃあ、中辛で…
「僕は辛口で、糸月たちあそこ居るよ?」
居たんだ、じゃあ行こっか
(中辛や辛口の方が需要があるらしく、甘口は無いと言われてあからさまにテンションが下がっていたが、何処からか佐々木も来て糸月たちの席を教えてもらって其方を見て。糸月はカレーが好きだからかどこかそわそわしていて少し微笑ましく思っているとカレーが完成してコップに水を入れると、そのまま2人の元へ行き向かいに座って)
……。
「晴也、槇原君の事もう拒否らないのね…!」
別に。俺にとって有害ではねぇから。
(佐々木と槇原が向かいの席に座ると少し満足げな雰囲気を出して。あまり表情は動かなかったがそれを察した穂波が槇原と少しだけいい関係になれたのかな。と嬉しくなり。「いただきます」としっかり手を合わせると槇原がいるからか少し表情が柔らかい様子でカレーを食べ始めて。)
……っ
「大丈夫?いつも以上に険しい顔だけど」
大丈夫…と言うか佐々木さんの、香りがきつい
(有害ではないと言われ少しは仲良くなれただろうかと思いながらゆっくりスプーンで食べるものの険しい顔で、それを指摘されれば首を振って強がりながら涼しい顔で鈴木は辛口を食べるためよく食べられるなと思ながらもう一口食べるもののペースは遅く、少し涙目になりながら食べて)
……これ飲んどけ、少しぐらいはマシになるだろ。
「あぁ、そういうことね。」
(険しい顔で匂いがキツいって事は辛いのかと思い、席を立つと穂波が「晴也、?どこいくの、」と聞くが食堂のおばちゃんに声を掛けて何かを貰い。すぐに席に戻ると「飲むヨーグルト」という可愛らしいフォントで書かれた容器を槇原の前に置いて。)
……あり、がと…
「糸月優しいね、というか泣くほど辛い?」
辛い物だけは無理
(一度席から離れた相手を見ながら水を飲んで紛らわせていると「飲むヨーグルト」が置かれて少し驚いたもののありがたく飲ませてもらうと確かに少しマシになった気がしているとそんなに辛いかと尋ねられて渋々辛いものは苦手ということを言いながらも食べるものはそれしかないためヨーグルトを飲みながら食べて)
優しくねェ。
ほぉー……
「晴也食べんの早ッ!!」
…お前が遅いだけだろ。
(優しいと言われるとキッパリした言葉で否定して。辛いのは苦手なのか、なら今度は気をつけてやるかなんて考えながら槇原の半泣きの様子を見て。気づいたら食べ終わっていたので頬杖をつきながら様子を見ていると穂波がギョッとしてしまうがうるせえ奴だなと思いながら穂波を見て。)
早いよ…でも好きなものだと早くなるのは分かるかも
「ごちそうさまでした~」
……まだ、半分も食べれてないのに…ねぇ誰かいらない…?
(視線を感じて少し涙が出ながらも糸月の方を見てみたが勘違いだったのかすぐに穂波の方を向いたため勘違いだったのだろうかと思いながらちまちまと小さく食べていれば佐々木も食べ終えてしまって驚きながらもやっとのことで半分を食べ終えると少しため息を吐いた後、これ以上は無理だと思って誰か食べてくれないかと聞いてみて。残すのは行儀が悪いと思いながらも、限界だったためもし断られたらその時は食べるが、聞いてみて)
…貰う。
「すんごい、ハムスターみたい。」
っ…時間ねェから。残すの勿体無いだろ。
(槇原がギブアップしたので皿を自分の方に寄せるとまたスプーンを持って食べ始めて。時間を見ると意外とギリギリだが間に合うので早めに食べようと頬を器用に使いながら餌を入れたハムスターのように食べて。穂波にそれを指摘されると飲み込んでから残すのは失礼だし勿体無いと素直に言い。)
喉詰まらせないでよ?ハムスターさん
「…言葉の割にはすごく微笑ましそうに見るね」
そんなことないです
(糸月の様子を見て、言葉はどこか皮肉が込められているが表情は何処か見守るような目で、佐々木に突っ込まれると首を振って否定しながら手元に残っていた飲むヨーグルトを飲んで。次からは素直に糸月にカレーを渡すようにしようと思いながらヨーグルトが空になると手を合わせてご馳走様と言って完食して)
揶揄うな……。
んぐっ…、ご馳走様でした。
(目の前で微笑まれたのでギャップで恥ずかしくなって目を逸らしながら文句を返して。一回喉を詰まらせそうになるが飲み込んで手を合わせて完食。時間も予想通りギリギリで大丈夫だったので穂波が「晴也すごー…」と驚いた顔で言って。)
代わりに食べてくれてありがと…
あと、これも
(揶揄ったのが気に食わなかっのか目を逸らされたが、完食した相手を見て少し驚きながらも食べてくれたこととヨーグルトのお礼を改めて言うと相手が食べてくれた自分の食器くらいは返そうと思ってお皿を手に取って返しに行って)
別に。
「ちょっと、晴也。その返し方はないでしょ。」
アイツも常時この態度だからいいだろ。
「はぁ…槇原君の事好き」だぁぁ!それ以上言うなあほ!!
(皿などをかたし、お礼をわざわざ言ってくれたのにそっけなく返事をする糸月に穂波が文句を言うとこちらにもそっけなく返すので穂波は糸月が槇原に好意を持っているんだったらと怒り始めて。すると槇原が近くにいるせいか聞こえてしまうと糸月が穂波の口を抑えて。)
は…?
……ピ、ピアス開けたら考えるよ?
「混乱して変なこと言った自覚ある?」
ご、ごめん…冗談だよね、ちょっとびっくりしすぎて
(片付けながら相変わらず素っ気無いなと考えていると穂波から聞こえた言葉に思わず声が出て聞こえないふりはできないと思い、脈絡なく告げられた自分の事好きという言葉に混乱したため、自分が好きなピアスをつけてる人だったら考えるという自分の言葉に佐々木が小さくつっこむと、しまったという顔で慌てて首を振って)
開けても開けてなくても好きじゃねーわ!
(穂波に死角から言葉を入れられてしまった為パニックになってしまい開けてはいるが横髪で完全に隠されてる穴を塞ぎながら小さく叫んで。穂波は「開けてはいるんだね…」とその様子に苦笑して。)
はいはい、揶揄って悪かったって…
でもなんで開けたの?
(叫んでいる相手に苦笑し、冷静になると謝罪しながら、ちらっと見えた穴に少し驚くとじっと相手を見ると「僕も開けようかな…でも自分でするの痛そうだから怖いんだよね」と呟くと少しため息を吐いて)
……お前に言うほどじゃねェ。
そんなん覚悟だろ。普通なら一瞬の痛みで済むわ。
(開けた理由なんかは槇原に聞かれたくないと思い適当に誤魔化すと開けるのが怖いと言うので他人事の様だが、提案する様に言って。すると「寮帰ろうか、佐々木さん」と穂波が二人にさせてあげようとさらっと抜け出そうとして。)
それならまぁ聞かないけど…
じゃあ、それ糸月が自分で開けたんだろうしよかったら開けてくれない?
(言うほどじゃないと言われ、それ以上聞いても教えてくれないだろうと思い聞かないと言って。覚悟がいると言われても正直痛そうとしか思えず、自分でするイメージをしても絶対にできないと思い、多分自分で開けたのであろう相手なら開ける道具も持ってるのかもと思って尋ねて。穂波に帰ろうと言われて少し考えてから空気を読んでそのまま抜け出して)
自分で開けろや小心者。
(もし、できたら、そんなことを思いつつ自分が失敗したとして相手に嫌な思いをさせたらどうしよう、槇原が自分のせいで周りから不愉快な目を向けられたらどうしようという悩みが良心のせいでぐるぐるしているのに馬鹿にした様な顔で冷たく言い放ち。)
は?僕が小心者って、その小心者に慰められた泣き虫に言われたくないんだけど
わかったよ、自分で開ける
(馬鹿にしたような顔で冷たく言われてムッとしてつい思ってないが泣き虫、と言ってから少し早足で先を歩いて。相手の言う通り小心者かもしれないが、あそこまで冷たく言わなくてもいいのにと思いながら少しため息を吐いて)
っ…………
(本当はそう言いたいはずじゃないのに、自分の心に嘘をついて相手を不機嫌にさせてしまって言い返す事も謝る事さえもできず槇原の背中を見て。素直になれない自分に嫌気が差して自己嫌悪しながらどうにか槇原の背中についていき。)
何で着いてくるの?小心者の背後に着いて回って楽しいですか?
ビビる様子でも見たいなら他の人を当たれば
(糸月の心の内を知っているわけがなく、相手の嫌味を嫌味として受け取っている今、背後から聞こえる足音に少し振り返ると嫌味で返して。好きな人に開けてもらえたらそれだけで正直嬉しかったが断られたこともショックだった上に言われた嫌味に本気で拗ねて、怒っているのでそのまま自習室で頭を冷やそうと思って再び歩き出して)
……別に。
着いてきて欲しくないんだったらいい。
(槇原にこの感情がこの態度で伝わるはずも無く自分に向けているその顔を見て怒らせてしまったと再認識して今は槇原と一緒に居るべきではないと思い、槇原とは反対方向に行き寮に帰って。)
「おかえり晴也!……槇原君は?」
俺のせいで怒らせちまった。
「…え?ちょ、何やってんのさ好きな人怒らすとか!!」
仕方ねェだろ、ピアス開けろとか俺失敗したら槇原のこと傷つけるかもしれねェ。
「ピアスなんて傷付けるためのものだけど…それに2発ぶっ刺せばいいだけだから大丈夫大丈夫、糸月は自分でそれ開けたんだったら大丈夫でしょ。一生では無いけど手入れすれば一生糸月が開けたピアス穴が残るんだし、俺だったらどっちの立場でも凄く嬉しいけど」
(本を読んでいた佐々木はそう言って糸月の耳を指差すとそう言って。さらっと槙原も同じ気持ちだろうと言ったが取り敢えず何も触れずに率直な意見を述べて。槙原はその間も自習室で勉強をしており、少しは冷静になったものの、沸々とまだ怒りが収まらず、けれど夜だと言うこともあり教官に追い出されると渋々寮に戻ろうとして)
俺は…いや。槇原は大切にしたい、傷付けたくない。
「とりあえず謝れば?槇原君なら自習室だろうし。」
……ちょっとじしゅうし……
……………
(一瞬戸惑ってしまうが、机に伏せてしまいとても悩んで。ら槇原の意見も勿論尊重するつもりだが糸月的には槇原は大切にしたいしたい存在であり、片付けたくないということで。自習室にいるだろうと推測すると糸月にいそぐよう仄めかすがドアを開けた瞬間穂波がいて。)
……びっくりした
もうすぐ消灯時間ですけど、どこか行くんですか
「……これ相当キレてるね」
(寮の扉を開けようとした瞬間に開いたため少し戸惑ってから、けれど冷たい目で見つめ目の前の2人は一切関係ないが八つ当たりのように冷たく言い放って。淡々と言葉を告げてから自分のスペースに行く様を見て思わず佐々木も少しだけ苦笑して)
槇原が…来ないなって思って……
心配、だったんだよ。
「………」
…廊下で話そう、コイツら居てもアレだろ。消灯時間までまだ時間はある。
(フリーズしてどうしたらいいか分からない時にピシャリと氷水を掛けられたような言葉が刺さって。今度は正直に心配だったと言うと穂波が「ちゃんと話してあげて」という目で見てくるので、槇原の服の袖をちょこっと引っ張って俯きながら凄く反省した子犬の様な顔をして。)
……はぁ
それで、小心者の僕に何の用ですか
(相手の顔を見て、相手の言葉を聞いても素っ気なく返事をしてから立ち上がって先に外へ行くと腕を組んで無表情のまま淡々と用件を手早く言うように言って。内心ではダメな対応だし、そんな事で怒らなくてもと自分で分かってるが八つ当たりの様に告げて)
……俺、馬鹿だからお前の気持ちとか、
これから先もわかってやれねぇと思う。その上で言う。
…すまなかった……小心者とか、冷たい態度とって。
傷付けたくない、槇原を。その体大切にしてほしいんだ。
許してくれなくていいから、俺を馬鹿にして笑えよ…
(自分がこんな事言うのも初めてだし、他の人には喧嘩腰で物を言う糸月が丁寧でもないがちゃんと謝って。言葉が出てこなくて少し震えて目に少し涙が溜まってきて。槇原に冷たくされるとこんなにも悲しいのかと自分の気持ちを再認識すると拗らせそうだな、なんて内心思って。)
……糸月って僕のこと嫌いなのかと思えば大切にしたいとか…意味がわからないんだけど
僕には理解できない、けど…
……断った理由もあまり理解できないけど謝ってくれたからいいよ、僕こそ小さいことでキレてごめん
(相手のことは見ないまま、正直に自分も相手の気持ちがよくわからないけれど涙声になっている様な相手に本当に反省しているのかもと思い許してから自分も悪かったと謝罪して)
…別に理解されなくていーわ。
見る方向ちげーだろ、こっち。
(素直にされなくて理解されないのは前々からだし仕方ないとは思いつつ、槇原がこっちに向いてくれないので謝ってくれたものの独占欲に駆られて槇原の顔を両手で挟みこちらへ向かせて。少し微笑しながら「仲直り、とはいかねーが今回はこれで終いな?」と言って。)
っ…近い!
(両手で顔を挟まれて、相手の微笑みと急な出来事と距離に思わず耳まで赤くなり、目線が泳いでしまいながら「分かった!仲直りだから!」と言って相手から離れようとして)
ぁ、悪りぃ…
…時間ヤベェ!
(頬を話し距離をとると照れ臭そうに頭をかきながら謝って。もう少しで消灯時間な事を思い出し、部屋に戻ると穂波が電気分けて「早く寝ないと!」と言い布団に潜ろうとしたが一旦止まり、槇原の方にもう一度行けば「おやすみ。」と一言。布団に潜るとすぐに就寝して。)
おやすみ…
(相手がそのまま寝るものだと思っていたが、一度こちらを見て就寝の挨拶をされて嬉しさと照れ臭さで少しだけ赤くなりながら自分も一言告げると相手に背を向けてから眠りについて。心の中で、なんとなく自身の中でも相手への好意を自覚して恥ずかしさから寝付けなかったがその後すぐに眠りについて)
(/背後です、
少し切りの悪いロル数ですが、学生編を終了して現代軸に戻って前お話しした事件の方を進めていきたいと思いましたのでご報告致します!
捜査fileをまた作りますので少々お待ちを…
あと、最近多忙により学生編のPFが作れなくて本当に申し訳ないです…。)
(/背後です!切り替え了解しました!
いつも背後様の描いてくださる事件ファイルをとてもワクワクしています…w
けれど時間がある時にゆっくりで大丈夫ですからね!
リアル優先ですからお気になさらないでくださいね!)
捜査File2
「連続男性誘拐殺人事件」
【概要】
強行犯係警部補「穂波健太」
実弟「穂波和也」が何者かにより誘拐され、
後日、謎の絵と共に橋の下の河川敷にて発見。
凶器等の証拠等は発見されず計画的な犯罪と思われる。
謎の絵
表には黒色、裏には
「 ー ー ー ー→
ー + ÷ = 」
と書いてある。
【犯人像】
不明。
【被害者】
強行犯係警部補「穂波健太」
年齢23歳、身長172、薄い茶毛、青目
警察学校卒業、刑事課強行犯係異動、その後数々の事件にて活躍。
23ヶ所の刺傷、11ヶ所の痣など様々な損傷
穂波健太実弟「穂波和也」
年齢21歳、身長170、薄い茶毛、緑目
大学生、穂波健太の実弟。
2ヶ所の刺し傷、など様々な損傷
どちらにも手首に紐の様なもので縛られていた跡が発見された。
時効予定。
(/事件ファイルありがとうございます…!
とても興味深い事件ですね…
また背後様のお時間がある際にスタートのロルをいただけると嬉しいです!)
一日お休みすみません!
初回ロルで長めになりそうなのとそれの時間が足りないので…
ほんとにすみません!!!
テスト控えてるので多忙になってしまい…、
その内ひょっこり帰ってくると思いますので暫しお待ちを…。
……ただいま穂波、和也。
まだ、奴の行方がわからねぇんだ。済まねぇ。
絶対あの棚にこの事件は入れねぇから。
「国家最重要事件簿」の書庫にはよ。
俺さ、やっと槇原に気持ち伝えられたんだわ、
すげぇだろ?拗らせといた甲斐があったんだよ。
………なぁ、またお前らと駄弁りてぇよ…
(昨日の事件の事情聴取も終わり夕方、今日は残業しなかったはずが家には帰らず、とある墓地に向かって。二つ並べられた墓には花が添えてあり線香を焚いている糸月の表情は何処か暗めで。卒業後もバディとして強行犯係に入り共に時を分かち合った仲の穂波の顔が浮かびそこにいるはずもない穂波と穂波の家に言った時に一緒に駄弁った弟の和也に話しかけ。和也は生意気な癖に穂波より責任感があって話していて穂波と似ていて楽しかった…そんな思い出がひしひしと脳内をよぎる中、少し顔を下げて。)
(/お待たせしました!!!!
尚、書庫はオリジナルですので…w
時効に近い形で未解決事件として国が指定したものです、手がかりが見つかればまた動き出す事でしょう。)
……穂波さん兄弟の事件、未解決事件としてお蔵入りしそうだな
(夕方、残業を少ししながらコンピューターで事件をもう一度確認して。都合の悪いもの、面倒臭い事件をお蔵入りにさせていそうなあの書庫に入りそうな事件のリストを眺めながら呟いて。謎がまだ多く、なぜ彼らが狙われたのかも分からないこの事件の足取りを必死に相手が追っているのを身近に見ていると少々複雑な気持ちを抱いていたことも少し思い出しながら暗くなってきたため電源を落とし、帰るために外に出て)
(/書庫了解です!
手がかりが見つかったらまた取り出せる感じですね、了解しました!)
……迎えにきた。俺の家でなんか食おうぜ?
(アイツらに少しばかりのさようならという言葉を告げて槇原ももうそろそろ残業も終わるだろうと墓地から署に戻れば丁度槇原がいることに気づき先程の暗い顔を隠すようにいいながらにこり、と笑って。)
迎えにきてくれたんだ…ありがとう
けど、別に笑顔作らなくてもいいよ。なんとなく分かってるし
(迎えにきてくれた糸月に少し驚きながらも嬉しいと思い笑みは隠せないが彼が何をしていたのかは大体分かるためそう言って近付くと両手で頬に触れてからじっと見つめて分かってると告げてから手を離して)
エスパーかよ…ったく……
明日、休暇だろ?あの河川敷に行きたいんだが……
(両頬に感じる愛しき人の温かさは少ししか続かず名残惜しそうに目を閉じて。やはり相棒というべきと言わざる負えないだろう、自分が穂波達に会ってきたのも知っていてこんな風に優しく振る舞う槇原を見て明日こんな暗い話をしているところ捜査に出掛けようと相手の表情を読む様にみながら相談して。)
いいよ、けど無茶な事だけはしないでよ?
……お願いだから
(本当は少し嫉妬のようなものは抱いてもそれを出さずに笑顔を作り、休みでも捜査に行きたがる相手に頷いて付き合うことは了承しながらもそこで何かあれば相手は自分のことより優先しそうで気持ちは落ち着かず、相手の服を強く掴んでお願いだと言って)
…出来るだけ頑張りまーす。
お前も、俺から離れんなよ…?
(了承は貰えたものの無茶は多少するつもりだったのかギクリ、という様なリアクションをすると斜め上を向いて焦る様に了解すると、槇原が居なくなるのが怖くなったのか服を掴んでいる手に触れて槇原の目を捕らえながら離れないでくれと伝えて。)
(/背後です、
其方、台風はどうでしょうか…?
色んな地域で被害が出ているそうなので
お気をつけくださいませ…!
此方は雨が降っています…外に出れるか不安です。
でも家の中で大丈夫そうなので心配ないです!)
出来るだけって…全く
離れる気はないよ、早く家に行こ
(出来るだけと言う相手に少し呆れながらも自分に触れる手と自分を見つめる相手に少しだけ顔を赤らめながら離れる気はないと言ってから少し話を逸らすように相手の家に早く行こうと言って)
(/背後です!すみません、心配していただいたのに見逃してしまっていました…!
此方も少し前から強風と大雨です…
家の中とはいえもし洪水などで避難を促されていたらすぐに避難してくださいね!
心配してくださってありがとうございます。背後様も無事でよかったです!)
ん、だな。
今日は…オムライス、なんてどうだ?
ぁ、いや他のでも材料ありゃなんでもいいが…
(話を逸らしたな、と思ったが単なる照れ隠しかと槇原が可愛らしく思えてあえてスルーしてやると、今日のメニューを相談して。オムライス、なんてこんなイメージの奴が言い出すのは引かれるかと思いすぐさまなんでもいいと訂正して。)
(/其方も大変そうですね…!
お身体にもお気をつけて、
避難指示があったら返信とか構わずリアル優先に動いてください!!
此方にもご心配ありがとうございます。
本当に前例のない台風なのでお気をつけを…!)
オムライスでいいんじゃない?
ふわとろのやつとか美味しいし
他がいいなら他のでもいいと思うけど
(オムライスと言われてすぐに訂正する相手に少し首を傾げながらオムライスでもいいのではないかと思いながら他に食べたいものがあるなら任せると言いながらスマホで美味しいオムライスなどをちらりと調べて)
(/夜はすごく風の音が強かったですが今はすっかり天気が少し悪いくらいになりました!
お互い体調も気をつけましょう!)
…お前がそう言うなら作る……!
(引かれずに済みオムライスでいいのなら材料は家にあるな、と思い調べているスマホの画面をチラ見してフワトロの奴が食べたいのか、と作ってあげようと少しわくわくして。少し微笑んでいるせいかいつもの人を寄せ付けないオーラがふわふわしていて。)
はい、此処が俺ん家。
…何気に俺の家来るの初めてじゃね……?
っは…!悪りぃ、全然そういうの考えてなかった!!
…取り敢えず座ってて待ってくれ。
いいの…ありがとう、糸月のオムライス楽しみ
(作る、と言った相手に嬉しそうに少し微笑んで。自分も最低限料理はするがきっと相手の方が上手なため期待しながら微笑んでいる相手の雰囲気が少し可愛らしいなと思ったが言ったら喧嘩になりそうなので黙ってから相手の家に入って)
案外綺麗だね、初めてお邪魔するけど手土産忘れちゃった
お酒でも持って来ればよかったな…
お邪魔します
酒は飲ませねぇよ。介抱すんの大変だから。
んっ……
(槇原に酒を飲ませると自分の理性が持たないのと槇原の家まで持ってくのが非常に困難なので酒はいらねぇ、とぴしゃりと返して。柄じゃないが私服に着替えてシンプルなエプロンを結ぶときに何処かの紐が邪魔だったので紐を少し噛んで。
必要な材料を切って火をつけて調理して…あっという間にオムライスの土台、チキンライスが出来ると卵を割って溶き卵にしてからフライパンに乗せて。フワトロを御所望のお客様なので火加減に注意しながら焼いて皿に乗せれば……
ふわとろのオムライスが完成して。)
お待ちどーさん。食べようぜ。
……別に泊まってあげてもいいけど
(相手にピシャリと言われると相手に聞こえるか聞こえないか程の声量で呟いて。相手が作ったオムライスを見て少し目を輝かせるといただきます、と告げたから一口食べて。口は不満げに下に行くも、表情は満足げで美味しいと素直に告げて)
これ美味しい…糸月って料理上手いね
ま、まぁ自炊はしてる…からな。
…なんか懐かしいな。
お前と俺と佐々木と…穂波でカレー食べたの。
…槇原がカレー辛すぎて可愛かった奴。
(自分の作ったオムライスを食べながら目を逸らしながら満更でもなさそうな顔で言い。一応健康の為にも自炊の機会を増やしている様で。槇原の食べている姿を見ると警察学校の時にカレーが辛すぎて食べられなかったのを思い出すが穂波の事も思い出してしまい。が、ふっと笑って槇原を見て。)
なぁ。
…可愛くないんだけど
(笑って自分を見る相手の口から出た穂波さんの名前に一瞬視線を糸月に送ってから、それでもそれは元相棒という関係でそれ以上じゃないしきっと相手も責任感があるから未だに1人で抱えようとしていると自分に言い聞かせて一言、可愛かったと言われて目を逸らしながら頬を赤らめて可愛くないと否定して)
…否定すんじゃねーよ。
…さっき「泊まってあげてもいい」とか聞こえたんだが…
そんな誘い文句たらたら言ってたらよぉ……
今日は帰さねぇぞ?
(すぐに否定されて面白くないな、なんて思いつつ照れ隠しなのはばっちり分かっていたのでまた愛着が湧いて。オムライスを食べ終わり少し経った頃、先程独り言で聞こえた「泊まってあげてもいい」なんて言葉を思い出し警官とは真逆犯人の様な顔をしながら槇原を見て。頬杖をつきながらとんでもないことを言う糸月だが、勿論相手は拒否するだろうななんて思い。)
は…っ、聞こえてたの?
……別に、僕は嫌なことを独り言で呟きはしないけど
…好きな人の家に会えてもらったら、それくらい、考えちゃうし
(食べ終わって満足げにしていれば警察官とは言い難い怪しい表情の相手の言葉に思わず動揺してしまって。赤くなりながら少し視線を相手の方に向けると小さく、嫌だったらまず言わないと言うと帰さなくても別にいいと言いたげに相手に視線を送って)
………だぁあぁああ!
だめ!槇原はほんとに身体大切にしろ!!!
今度身体大切にしなかったら今度こそ襲っちまうからな!
(少し糸月に速すぎる空気感、暖かい灯りに目の前には好きな奴が可愛らしくこちらを見ていて。やっぱこの空気感の中槇原の身体に触れてしまうのはダメだと本能が働いてしまい、それを誤魔化す様に食器を片付けて。)
…可愛い恋人が頑張ったのに意気地なし
(食器を片付けている相手の背中を見ながら不満げに呟きながらそのまま相手の部屋を見渡してから寛ぐようにソファーに座りながら少し伸びをして。自分のことを可愛いなんて思っていないし、意気地無しなんて本当は思ってないが聞こえてなかったらそれでいいし聞こえてたらまぁ…怒るかなぁ程度で考えて)
俺はお前の身体の方が大事なの。大好きだから。
……まだ名前で呼んだ事もねぇのに順番間違ってるだろ?
(食器を洗いながら「恋人が頑張った」「意気地なし」と言われた事に少しぴくぴくしているが正直に槇原の事が大好きだと伝えれば恥ずかしげに順番違いだと思うと言い、赤くなってしまって「い」の口になってしまい。)
今思えば、ピアスの時もそう言ってたよね
……晴也…を揶揄っただけだけどね、今回は
(大事や大好きと言われて嬉しくて笑みを隠せないまま相手に背を向けていると、名前で呼んでないと言われて初めて気が付いて。糸月と呼ぶことに慣れていることと普段から自身は名前で呼ぶことなんてそうそうなかったため自覚はなかったがゆっくり相手の名前を呟いてから恥ずかしくなり、スマホで顔を隠したまま冗談だと言って)
っ………ほんとお前ずりぃ…………。
俺だってそ、うす、け…宗介に冗談言っただけだからな!
(自分だけ名前呼んで携帯に視線がいっている槇原を見て顔を赤らめて両手で顔を隠すと自分も言い返す様に槇原の名前、宗介という名前を言って。少し満足感がありドヤ顔で槇原を見て反応を待って。)
……ふふ、そっか
今度はキスとかでも出来れば嬉しいな、晴也
(名前を呼ばれると携帯を操作していた動きがぴたりと止まってから少しだけニヤついた顔で相手の方を振り返って。冗談だと言う糸月にそうか、と返しながらドヤ顔をしているのをみると少しいじりたくなってキスが出来ればと少し煽るように言って)
(/すみません、背後です!最近下げでされてる気がしたのですが、下げの方がよかったですか…?
もし下げの方がよければ合わせますので遠慮なく…!)
………むり………もう少し待て。
(頑張ったのに全然名前呼び効かねぇ、と思いながら急に煽られ流石に不意打ちすぎたのかその場にへたり込みキスとか考えた事もなかったのでいつすればいいとか色んな事を想像してしまって。断りはするもののいつかする様に仄めかして。)
(/他のトピに参加しているので単なる荒らし対策ですよ笑
予告もなくしてしまってすみません。気をつけますね。
ご心配おかけして申し訳ないです!
合わせる必要は特にないですがちょっと槇原くんとの絡み邪魔されたくなくて…なんて言ったらあれなんですけど
本当に荒らし対策なだけですからご安心を!)
…ん、わかった
(普段、自分の方が振り回されている気がするので内心、へたり込んでる相手を見ると少し嬉しくなってしまいながらも、もう少し待てと言われると嬉しく、へたり込んでいる相手が見ていないだろうと思いながら顔を赤くして少し喜びながらわかった、とだけ告げて)
(/成る程、了解です!
では此方も下げ進行にしますね、ちょっと下がりすぎていたら上げる感じで行きます…!)
………泊んの?
(皿洗いもなんやかんやで終わり大きな欠伸をすると今日本当に泊まるのかと槇原に聞いて。勿論大歓迎ではあるのだが自分の身体が持つかどうか心配で。寝るなら寝るで……ベットが一つしかない。つまり一緒のベットに寝ることになるので槇原がそれをOKするのかも分からず。)
泊まろうかな…でも着替えとかないし帰るよ
(泊まるのか尋ねられ、泊まっていいなら、と思ったものの着替えを持ってはいないし元々は予定していなかった為遠慮して。それにこれ以上糸月と一緒にいると心臓が持つか分からず、食器を洗い終わったのを見てから少し残念そうに帰ると呟いて)
(/ごめんなさい、急に音信不通になってしまって。
実はリアルで結構精神やられちゃって夜に返信しようと思うと泣き出しちゃってそのまま寝ちゃったりとか休日とかも何かに時間を費やしていたり少し体が重かったりで返信できなかったんです。すみません、言い訳みたいになって。
返信出来るようになったら、
その時はレスまた開始したいなって思ってます。
今日の深夜とかに返信出来たらなー…なんて。
本当またご心配かけると思いますが、
人の愚痴も言っちゃうと思いますが、
急にテンション落ちると思いますが、
こんな私でも大丈夫ならお相手続けさせてください。)
(/大丈夫ですよ、事故や事件に巻き込まれていなくて本当によかったです
精神的に疲労が溜まってしまったのかもしれませんね…大丈夫ですよ、落ち着いたら返信で大丈夫ですし私でよければ愚痴でもなんでも言っちゃってください
話しか聞けませんけど、顔もわからない赤の他人って割り切って考えて人形に話しかける感覚で愚痴っていいんですよ!もし今日の深夜に返信できなくても大丈夫です。返信じゃなくても聞いて欲しい話があればそれを書いてくださってもいいですから。
こちらこそ、私でよければお相手させてください)
ん、帰り途中まで送る。
(泊まらないのか、と少し残念に思うがまぁ明日も自分の用事に付き合ってもらって振り回す事になるから休養は取っておいた方がいいか。と自問自答しつつ、もう少し隣に居たいという感情を悟られないように目を逸らしながら言って。)
ありがとう、明日はどこ集合?
(特に引き止められなかったなぁ…と少し残念に思いながらも表情には出さず、相手の方に近寄ってさり気無く引っ付きながらそれを指摘されないように話題を明日のことに振って。どこで待ち合わせて行くのか尋ねながらさりげなく手も繋いで)
(/背後です。
ほんとありがとうございます。
やっと返信出来ました。
赤の他人って割り切る笑
確かにその方が軽く話せるかも…、なんて。
もし、今から話す事で不快になられたら、赤の他人という関係も断ち切っていいです。
もしかしたら前に「テストが控えており多忙」というのをお伝えしたのを覚えていますか?お察しの通り私は学生です。
部活をやっているのですが、同級生も先輩達も皆私を避けるんです。会話をしようと思い話しかけても曖昧な返事しかされず、裏で良くないことを呟かれていたり。
実は小学生のころもクラスメートとよく関われず不登校気味になってしまい、時々過呼吸を起こすようになっていました。改善してきてはいたのですがこの一件でまた再発してしまい、悪化してきています。
今は多少抑えることは可能になってきましたが、それも喉を押さえつけるだけなのですがね笑
ただ、一つの救いとして二人いるうちの一人の女性の顧問の先生と一人だけ信じられる友達が私の状況について理解してくれた事で、今は話し合いを少し前にした結果同級生には色々話す事が出来ました、今から逆恨みされないか不安ですが練習には出てます。
ただ、自分には出来ないという決めつけで劣等感が日々絶えず少し注意というかアドバイスされただけで泣きそうになってしまいます。
元々メンタルは強い方ではないのは分かっていたので身体どうにも慣れず…。
今私はどうしたらいいのか。
最近毎日思う疑問なんです。目を張り巡らせて相手に合わせて行動するのも中々難しいもので。
取り敢えず、こんなこともケロッと流せるような人でありたいと、私はそんな人になりたいななんて思っているので、心配はお掛けすると思いますがこれからもよろしくお願いします。
自分語りしちゃってすみません、
ではまた…。)
取り敢えず…事件現場の川近くの公園。
………距離。なぁわざとやってる?帰る気ないのか?
(此方に迫りつつ集合場所を聞かれ少し後ろ体重になりつつも回答して。手を繋がれると一瞬ぴくり、と手が動くがこいつ泊まりたいのか泊まらない全然わからねぇ!とびっくりしつつも目を細めながら怪しそう見つめ質問して。)
(/話してくださってありがとうございます、実は私もまだ学生なんですよ…w
なので正直気持ち、よくわかる気がします。私自身も、背後様よりは人数が少ないというか1人だけなんですけどあからさまに私だけを嫌っている行動をしたり悪口を吐いたり…そのせいで正直、今保健室登校なんです
少しでも味方がいてくれるならよかったです!でも逆恨みされないかとか、頑張っているのにこれ以上どう頑張ればいいの?って思うのにアドバイスをされると辛いですよね、本当に理解してくれてるのかとか…私はよくそう考えてしまって。私は教室に戻ることも今はままならなくて、背後様は教室に入れるんだとしたらとても強いですよ、部活にもいやでも行ってとても偉いです
正直、心が傷ついている時は無理はなさらないでください。もう十分頑張ったから心がストップサインを出しているのだとおもいます。理解してくれる友達に少し愚痴ったり頼ったり…何か言われるかもって思って言い出せないなら保健室の先生やその女性顧問に相談するのもいいと思いますよ
きっとケロッと流すの、難しいと思います…無理にそんな人である必要はないですよ。周りの人を頼る人であることも大事かなって思います。
私も自分語りになっちゃいました…w少し共感できる点が多かったので少しでもアドバイスとかにでもなれば…無理はどうかしないでくださいね)
…ないかも、どっちだろうね?
(相手の質問に少し口角を下げてからない、ついってからどこか無邪気な笑みを見せてどっちか当ててみてと言いたげに笑ってから相手に顔を近付けてから離れ、態とらしく笑って)
それが見抜けたら教えるよ
(/え?!学生なのちょっとびっくりです…!
それじゃあ、似たもの同士でお仲間、ですね笑笑
お言葉に甘えて背後様にこれからも報連相させて頂きます…笑
うわ、その人私だったらもうそのまま言っちゃいますね!
「なんでこんな気遣いも出来て優しくて聞き上手で話し上手で私には出来ないことをやっている人になんて事言ったんだー!このー!!」
ってw
まぁ、保健室登校に関しては小学校の頃経験したことがあるので私からは何とも言えません。ただ、それは悪い事でも逃げる事でもなく他人に文句を言う筋合いはないんですよ!だから、どうか心のどこかで「私が悪い」なんて事思わないで下さい。クラスメートもきっと気づいているでしょう、その人一人がやっているのだとしたら。あれ、それを見て見ぬふりしているのならクラスメートさんにも腹が立ってきますね…笑
私は本当に部活だけが辛くて、クラスはふつーに友達居ますし、教室には入れます。ただ、私の性格上、親友というのが別のクラスの幼馴染しかいないので親友というかそこまで親しい友人はいないんです。というかトラウマで作れないというか…。
背後様は本当にいい人です!!!
今は教室に入れなくとも、人と関われる場所も勉強する場所も幾らでもありますし。早めに解決はしといた方が後々楽ですが、背後様のペースでゆっくり事を進めていけばいいんじゃないでしょうか。
此方こそ、聞いてくれて話してくれてありがとうございます。
少なくとも、私は背後様は非人道的な言動をなさっていた場合は意見を言わせてもらいますが(疑っている訳ではないです!!)、
背後様の味方であり、
話し相手であり、
相談相手であり、
このトピックの相手として関わっていきたいな、と思っております!!
お互い顔は見えなくても、言葉で通じ合う事は可能なんですから笑笑)
(/背後様の言葉に励ますつもりだったのに私が励まされちゃいました…w
部活だけが辛いんですね、精一杯頑張れる場所でもあるしクラスメイト意外と繋がれるコミュニティだからこその対人関係も中々しんどいですよね。トラウマで友達を作りにくいのは辛いかもしれませんが狭く深い友人関係もいいと思います!
私も少しずつ先生に言ったりカウンセリングを受けたりして直していくつもりですしお互いゆっくり良くなっていくといいですね
私のとっても、背後様からの言葉がとても嬉しくて、言ってよかったなぁって少し思ってしまいましたw
もちろんこちらこそ顔は見えませんが相談相手であり相談させてくださいね。私も背後様の味方ですからいつでも嫌なことがあれば愚痴ってくださいね!!)
トピック検索 |