セイチャットファンさん 2022-08-02 07:04:33 |
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お"い"…柊……江間………
捻くれた真似すんじゃねェぞ…
『『ひいっ…御免なさい……!』』
…謝るならソイツにしろ。
『『ご、ごめん槇原……』』
「ちょ、晴也…!」
(授業が終わった後、1番に立ち一目散に「主席が負けてた」なんて言う輩に上からヤバイオーラを纏いながら睨むと青い顔をした柊と江間が槇原に謝って。一歩出遅れた穂波が牙を剥いている糸月をなだめて眉間に皺を寄せながら不機嫌になりつつ教場を出て)
え……あ、うん…
……待って、糸月
(睨んで黙らせたから気にしないようにしよう、と思っていたら自身のことをおそらく嫌っているであろう糸月がそう言って2人に謝罪をさせて。驚いてしまったが、曲がったことが嫌いなのだろうか、と考えながらもお礼を言いたい、と思って教場を出た相手を追いかけて)
「…僕ちょっと忘れ物した!行ってくる!」
……んだよ。
(足音に気づき穂波は振り返ると雰囲気に気付き教室にスタスタ戻って。糸月は少し経った後振り返りあまり会いたくなさそうな顔で槇原を見て。)
べ、別に糸月が言わなくても良かったし傷ついては無かったけど
……その、ありがとう…嬉し…かっ、た
それだけ!じゃあっ
(会いたくなさそうなのはなんとなく分かるため意地を張ってしまい中々本題であるお礼が言えず、一度深呼吸をすると嬉しかったと素直に言い、馬が合わないと思った糸月にお礼を言うのは恥ずかしさがあり、言葉も詰まったり赤くなりながら伝えるとスタスタと糸月の横を足早に歩いて)
………調子……狂うわ………くそ。
(言葉が詰まっていそうな槇原を見て少し耳を澄ませると、槇原とは思えない様なお礼と発言をされ、固まってフリーズしてしまい。横抜けてった槇原を振り返って見ようとするともう遠くに影があり、独り言を漏らして。)
……スポーツ以外はAを取ってみせる、絶対
(お礼を言って足早に駆け抜けるとそう呟き、さっそく法について書かれた本で勉強を始めて。努力はするつもりだが、糸月のように体力があるわけでもないなら、せめてそれ以外は…というどこか糸月をライバル視しながら、休憩の合間に予習をして)
「はるやー!え、大丈夫?」
…何でもねぇ。外行ってくる。
「僕は勉強しよっかな!自習室で!」
(独り言を呟いた後穂波が来てフリーズしている糸月を心配していたが、混乱を解く為に外に行くと言って。穂波は自習したいことがある様で「じゃ!」と言いながら槇原の行った自習室の方向へ向かって。糸月が下駄箱に向かうと………)
………とんでもねぇ捻くれた野郎共だなァ
(………糸月の運動靴に土や泥が詰まっていて。一方その頃穂波は自習室で槇原を見つけていて。)
「あれ、槇原君。」
……穂波さん、こんにちは
(予習に集中していると声をかけられ、糸月のバディの穂波さんだとわかると少し振り向いてどうかしましたか、と言いたげに首を傾げる。机の上にはぶ厚い本や教材が積まれており、ノートに自分で要点を纏めたノートが広げられていて)
「えっ…凄い分厚さ……
あ、僕も勉強しに来たんですよ!晴也には運動では勝てないなーと思って!」
(本の厚さやその本数に驚くも自分がここに来た理由を話すと糸月に運動では勝つことが出来ないだろうと槇原と同じ様な境遇で。苦笑いをしながらそんな事を言っているが本や明らかに努力の詰まっているノートを見て槇原君にも勝てそうにないな…と思って。)
…悔しいけどそう思う、けど彼とバディならその心掛けはいいと思う。
頭脳の方で彼より上になって手綱を引くのがいいだろうし
……僕でよければ勉強なら教えてあげる、君ならまだ真面目に聞いてくれそうだし
(穂波さんの言葉に頷きながら自分の考えを言うと、座るだろうかと思って本を少し移動させて横の席まで侵入していた本などを自分の方に寄せて横を開けて)
「へっ、いいの!?
ラッキーだなぁ僕……よっしゃ!
晴也、何か恨み買いそうだなぁ…大丈夫かな。」
(槇原君の考えにうんうん、と頷くと勉強を教えてもらえるという事で大喜びして。主席合格者に教えてもらえるのはこれ程にない幸運なので小さくガッツポーズして喜ぶも、先程の糸月の行動から柊と江間に恨まれてしまうのでは無いか不安になって。)
……さぁ
そういえばこれ見て
(ガッツポーズをして喜ぶ姿に少し微笑んでから、恨みを買いそうと言う言葉に少しだけ考えるような間があったが、どこか悪戯を考える子供のような表情で一言告げてから自身のスマホを取り出してある動画を見せる。そこには柊と江間が糸月の運動靴に態々土や泥を入れている動画で)
こう言う時はすぐに行動するだろうなって思って、こういう、人ばかり妬む人の行動は読みやすいよね
これで犯人を揺さぶったら悪徳警察官だから、教官にさっき見せといた
…別に、糸月のためとかじゃないけど……
(見せ終えると、悪い笑みを浮かべた後、糸月のためではないと言って少し顔を赤くしながら否定していると、大きく教官が柊と江間を呼ぶ声が聞こえると、ね?と言いたげに微笑んで)
「柊君と江間君……。
…もしかして、仕掛けてたの…?」
(まさかとは思わなかったがそのまさかの事が動画に映っていたので苦い顔をすると、槇原君が仕掛けていたのだとしたら相当槇原君は頭が切れるのだろうと思い少し恐怖を覚えて。教官のお怒りの声が聞こえると糸月の精神状態が心配になり、自習室を出ようとするがその前にガチャリと扉を開けたのは穂波を連れて行けばキレなくて済むだろうと思った糸月で。)
ッチ。時間の無駄が過ぎた……、おい穂波!
……あ。
あ、その、……
さっきの、お前の為じゃねぇ、から、
…礼とか、…いらねぇから。
……別に、僕は何もしていないし
(お礼も兼ねているが若干馬鹿にされるのも嫌だったからしたのも理由で。特には穂波さんに黙ってとは言わないが、相手もそれくらいは判断するだろうと思って何も言わずにツンと冷たく言うと本を広げて)
……素直じゃねぇの。まぁいいけど。
「晴也!どうしたの?靴大丈夫だった?」
…………何でお前が知ってんの?
「あ、いや、なんとなく?晴也の運動靴意外と使い古されてそうだったし…?」
…絶対嘘だろうけどまぁいいや。勉強中失礼しましたー、穂波も頑張れよ。
(言い放つ様に返答をして穂波が心配そうな表情をするがへマをするが糸月は別の用事があるので特に気にしていない為危機一髪で。穂波を連れて行こうとしたが勉強中らしいので穂波だけ応援してその場を去り。
教官と柊、江間と糸月の話し合いの結果は柊と江間が糸月に謝る形で終わって。運動靴は糸月が洗うという事だったが既に洗って干してあるのでその心配はいらず。話し合いの中で槇原が撮った動画を見たが教官は発信元を言わなかったので不思議に思って。)
教官。この映像を撮ったのは誰かご存知ですか?
『……言わなきゃダメか?』
ええ、出来れば。
『…………槇原だ。』
……え……?あ、え、ぁ…
…有難う御座います。失礼します。
……佐々木、そこはそう覚えても効率が悪いよ
「え?あ…そうなんだ、じゃあどう覚えるの?」
ここに大体書かれてる
(しばらく勉強していると、バディがやってきて「バディの自分にも教えて」と言ってきたので教えて。3人で勉強しながらこう言う教え方でわかりやすいか尋ねたりしつつ、自分も勉強を進めていく中で「そういえば糸月とあの2人は今教官とお話し中かな、教官室から声聞こえてた」と言う話を聞いてどこか他人事のように頷いて)
おい、しゅせ……槇原。
(話し合いも終わり足早に自習室に向かうと怒っている訳ではないが睨みを効かせた顔で扉を開けて。なぜか二人から三人に増えてるが気にせず主席とつっかかるも辞めて欲しそうに昨日言っていたので槇原と呼び。)
……?なんでしょうか
(主席ではなく名前で呼んだ相手に振り返ってから、少し怒ってるように見える睨みを効かせた顔にあぁ、バレたな…いらん事するなとか言うのかな、と思いながら糸月と目を合わせて)
悪い!!
お前が動画とってくれたんだろ?
手間かけさせちまった…。
(その場でバッ!と上半身を下げて謝り、少し上げると動画を撮ってくれた事は手間を掛けてしまった事だと思い申し訳無さそうな顔をして。段々子犬の様な顔をして「ごめんな…?」ともう一回謝って。)
……は、はぁ!?別に、お前のためじゃないしっ
…と言う、か…僕の方こそ、あいつら注意してくれてあり…がと…
別にあれは、お前のためじゃなくて僕が言われっぱなしが嫌だっただけだし
(子犬のような顔をみた瞬間、顔を真っ赤にして気が動転しているかのように糸月のためじゃないと言い、自分が悔しかったからだと言うふうに告げるものの、側から見れば素直に言えないのだろうと言うことが分かりやすく、少し落ち着くと、もう一度念を押す様に糸月のためではないと言うと顔を背けて)
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