セイチャットファンさん 2022-08-02 07:04:33 |
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………。
「ふぁあっ、おはようございますみなさん……」
……………すーっ。
「晴也…?あれ、起きない。晴也ー?…えいっ」
った…あ"………?
(穂波はすぐに起きたものの、糸月は全く起きず体を揺らしてみたのものの気持ちよさそうな寝息をたてて寝ていて。起床時間にまだ余裕はあるものの、このまま起きないのはマズイかもしれないと穂波がデコピンをしてみるとうっすら目を開けて。…追い討ちが必要かもしれなく穂波は微妙な顔をして。)
……糸月、起きないと教官に怒られるよ
「ねむ……」
(二人は起きたが、糸月だけはまだ少し眠たげな相手の近くにいくとどう起こそうかと思って頬を突いてから捻ってみて)
………いてぇ、離せ。
朝イチで見たのは主席サマってか……
「晴也おはよ!早く準備しよ、」
ん。
(頬に痛みのある感触を感じて目を覚ますと主席サマが目の前にいて。内心びっくりするも腕を掴んで払うと起き穂波が話しかけると態度が明らかに違く返事をして。そのまますぐに準備をして教場に向かって。)
その主席って言葉嫌なんだけど、僕には槇原宗介っていう名前があるからそう呼んでよ
「…もしかして槙原さんって結構気にするの?」
なにを?
「……態度とか?まぁいいけど」
(教場に向かう相手に聞こえるか聞こえないかほどに言うと、バディを組んでいる相手に言われた発言に首を傾げながら教場に向かうと気を引き締めて)
『これより運動能力検定を開始する。
判定はAからEの判定となるが
一年に一人程度でA判定の奴が出るらしい、楽しみにしている。
グラウンドに集合!』
……つまんなそー。
(教官より説明を受けるも明らかに堅苦しい検定だろと思い乗り気にならず文句を漏らすと穂波に「こら。」と喝を入れられた為黙って。
最初は長距離走らしい、最近忙しくまともに運動してなかったので少し不安だがまぁA判定出すか、と軽い気持ちでスタートラインに立ち一斉に生徒がスタートして。)
A判定……か…
(一斉にスタートして、走り出す。1人2人と追い抜いて順調に最初の方に走り出る。自分に無理のないペースで走りながら、自分のバディは少々後ろにいるのが視野に入りながらも、これは個人競技だし…と思って走り続け、もちろん、主席と期待されているからにはA判定を取るために、正直運動は然程得意ではないため終盤になると呼吸が少し危ういけれど着実にトップ辺りには行こうと思って)
……はぁ、もう残り一周かよ。
(早々に穂波を追い越し自分の好きなペースで走るが、普通に全ての生徒を追い越してしまい。かなり差がついてしまって気まずい所だが一周のところまで来ると段々とまたペースアップをし、結局1位でゴールして。息切れは全くしておらず深い息をしているだけの状態で皆を待つとすぐ息は元通りになり。)
『…速くないか?鍛えてたのか?』
まぁ、それなりに。必要だったんで。
はぁ……っ、はぁ
『大丈夫か』
…はぁ、…だい、じょうぶです…
(ペースはさほど崩さずに走ったが鍛えているわけではなく若干無理をし、距離はあったが2位でゴールすると息切れし、教官にも心配されるが首を振って。しかし、その場にしゃがんでしばらく息を整えようとしているとまばらにだがゴールしてきた人も増えてきて)
深呼吸しろ、無駄に呼吸すんな。
………
(二位になったのはあの主席サ…槇原で。今流石と言ったら面倒臭いだろう、そう思いながら息の切れているしゅせ…槇原に呼吸を速く整える為に助言して。ぞろぞろとゴールしていった生徒を見て、穂波がゴールすると「お疲れ、」と一言だけ言って。その後全ての生徒が走り終わって。)
わかってる…っ
(深呼吸をしながら、一位じゃなくて悔しくて思わずそう言い返してしまって。悪いとは思いつつも深呼吸するのに必死でやっと落ち着いた頃には佐々木も既にいて『2位ってすごいね、さすが』と言われて八つ当たりだと理解しながらも一瞬睨んでしまう。「…ありがとう」と小さく呟いてから列に戻って)
「なんでっ…そんなはやいの…疲れた……。」
逆に聞く、なんでそんな疲れるんだ?
「うわ、やだわぁこの人。まぁ天然って事だよね!」
……?
(穂波が息を切らしながら辛そうに何故糸月の足がそこまで速いのかと聞くと糸月は穂波の体力のなさに疑問を持って。穂波は嫌味に聞こえたのだろうが糸月の場合本当の本心で言っているただの天然なんだろうと言うが意味が理解出来ず。教官が『次!ボール投げ!』と言い、その場所に向かって。)
ボール投げならなんとかなるか
「スポーツそんなに得意じゃないんだよね…」
…警察になったら何したいの?
「爆弾処理かな、そういうの好きで」
ふーん
(ボールを順番に投げていってる中、バディと少し話すものの中々危ないところを志望するんだな…と思いながら少し肩を慣らすように腕を回しながら深呼吸をして他の人たちのが投げているのを見て)
『次!糸月!』
はい、………よい……しょっ。……と。
あれ、飛ばし過ぎたか。
(教官に呼ばれ返事をしてボールを投げると、少し力加減を間違えたのか遠くに飛ばし過ぎてしまい。でも最高の線より少し前ぐらいで止まったのでぎりぎりもう一回やらずに済み。穂波が次に投げると糸月の半分くらいの距離でボールが止まって。)
「僕への嫌がらせかも…これ…」
検定に嫌がれせも何も無いだろ。
『次!槙原!』
……えい…っ
(教官に呼ばれると、思いっきり投げてみて。佐々木さんや穂波さんたちより少し遠くなったものの、最高線には遠く及ばず悔しげに唇を噛みながら足早に列に戻って)
「わぁ、槇原君すごいなぁ。
……ねぇ晴也。晴也だけなんかおかしくない…?」
俺には分からねぇ、其奴の努力の結果だろ?
「ごもっとも…僕は勉強ばっかしてた……。」
俺は勉強もある程度やったけど全然分かんなかった。
「確かに…晴也脳筋そうだもん。」
………
(槇原の一投を見て目をキラキラさせている穂波が糸月を横目に見て質問すると、淡々と理由を答えて。元々勉強があまり好きではないので運動面で優れていたのにもっと努力した結果こんな風な能力になっていて。脳筋という言葉は意外とショックだったのか黙り込んでしまい慌てて「ごめんって!!」と穂波が謝って。)
「ふーん…見かけ通り少し子供っぽいの?」
どういう意味?
「悔しそうな顔してるから、負けず嫌いなのかと思って。全科目トップの成績で入学しただけですごいのにそれ以上を求めるとか…すごいね」
……頭を使う方が得意なだけ、スポーツだって練習しただけ、まだ足りなかっただけだと思う
(見かけ通り子供っぽいと言われて不満げな表情をするが相手は嫌味ではなく、図星だったため少しそういえば『そっか』とだけ言うとしゃがんでいたけれど立ち上がって)
『これより判定結果を配布する!名前を呼ばれたら前へ。
玉木!
C判定、次に期待している。』
……
『穂波!
「ひゃい!」
C判定、Bに限りなく近かった。次はBを期待している。』
「ありがとう御座います!!」
(順調に検定は進んでいき教場に戻ると、結果が出たらしく一人づつ発表されていき。穂波はC判定か、と盗み聞きの趣味はないが聞こえてしまったのは仕方無いと思い。次は誰だろうと生徒を見渡して。)
『佐々木!
C判定、次に期待している』
「…まぁ、そうか」
『槙原!
B判定、もう少しでA判定だった。次はAを期待している』
……はい
(バディは分かっていたというように戻ってきた。自分はAじゃなかったと告げられると唇を噛んでから返事をするものの悔しく、拳を強く握って少し拳が震えていて。『すごいな』とバディに言われるが黙って首を振って「後少しだったのに…」と悔しそうな声色で呟いて)
『最後、糸月!』
……はい。
『満点にかなり近いA判定だ!おめでとう。
次も引き続き頑張ってくれ。』
ありがとうございます。
「晴也凄っ……相棒ながら鼻が高いなぁー!」
お前が鼻高くしてどうするんだよ。
(最後に呼ばれ椅子の音が教場に響き渡り、皆無言の中A判定を言い出され生徒のざわめきが耳に入って。貰えて嬉しい気持ちはあるが無表情でお礼を言い椅子に座って。穂波に自慢げに言われると苦笑しながらツッコミを入れて。)
……
「…まぁ気にしすぎないで、槙原の人間らしい面が見れてよかったと思うよ」
(ただ純粋にすごいな、とも思いながらざわめきの中で自分のことが嫌いなのか後ろや横の方から「主席が負けてたな」というような発言も聞こえて少し黙って。悲しいというよりは悔しく、椅子に座りながら少し下を見て拳を強く握りしめているとそうバディから声をかけられて少し俯いたまま頷くと「でも苦手だという言い訳はしません」と言って少し後ろを睨んで黙らせて)
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