匿名さん 2022-07-29 15:54:00 |
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いや、ちげーよ!?
つか何だよ、俺だってしたくねーわ!!こんな真似!
(信乃さんの言葉と物凄く嫌そうにこちらが悪者というか、未練がましく女に縋る男の様子を見た反応と言いたげな女型の怪異の物言いに流石にツッコまずにはいられず、そうじゃないと声高らかに断言すれば、好みとか言っていた事から恐らくこの怪異は自分のタイプな男子生徒辺りを鏡の中に引きずり込んで一緒に同居的な意味で攫って居たと推測するが、念には念をという言葉があるので引き止めたのであってそういう意味じゃないと断言し。自分は無事だったが、オカ研の中にこの女のタイプが居ないとは限らない為、これから人が来るが手を出さないと約束すれば手も離すし調伏しないが、この先何かあれば調伏まがいなものだが、この怪異はこの鏡と限定されている為、鏡を破棄して出せなくさせる。と言うとタイプの男を見るだけなら何もせずにいくらでもタイプの音を観察出来るしそちらの方がメリットがあると伝え)
(夜中の学校廊下に突っ込みと抗議が響き渡りながら、オカ研の生徒達やこれからもしかしたら七不思議を同様に試そうとするかもしれない者達のために脅しのような説得のような主の言葉に女型の怪異は心外とばかりに呼吸もしていない癖に思いっきり聞こえるような大きな溜め息を吐いて「元々そんな力ないし……夜だと出られるけどあんまりよく見えないからだし……何なの失礼ね……」と完全に被害者面で、というか怪異の言い分としてはどうやら勝手に七不思議が一人歩きしているだけで元々引き摺り込むような力も意思もなく、夜だとその怪異の力が強まる時間帯もあって鏡から出られはするがその分昼間とは違って物があまり見えないらしく、それで近付いてみただけだということで。要は今までもこれからも見ているだけで充分満足している類のようで、やっぱりとてつもなく嫌そうな目を、ただし暗々として落ち窪んだ眼窩を向けてもう帰りたいとばかりな態度に一連の流れから眺めてみても自分の出番は到底あるようには思えず、とはいえ何か喜ばしいと思うには主の扱いが扱いで、ちょっと気の毒そうな視線を寄せて首を傾げ)
うーん、ここはわたくしの出番は無さそうね……?
今ため息ついたろ?てかため息つけるんだな
……ってそうじゃない。
何?俺被害者側でも良いのになんで向こうが被害者側な訳?とりあえず、何も出来ないなら害は無いな…なんか癪に障るけど、引き止めて悪かったな。
(七不思議の内容でこんな事があるらしいみたいな事を聞き込みで聞いて、何かあったらいけないと思ってこちらはわざわざ街灯と月明かりが照らす夜道を歩いて学校へ侵入し、人は居ないこの暗くてやたらめったら音が響いていつオカ研の奴らが来るか分からないという諸々のいつもと違う行動をして、要らぬ精神をすり減らして居るというのに、女型怪異からはタイプじゃないと何故か振られる?羽目になるわ、何かあったらと思って引き止めたらそんな力は無いしと遠回しにウザがられるわ、ため息はつかれるわでこちらがため息をつきたいんだが?と心外も心外と言った表情になり。とりあえずそんな力は無いと分かったので謝る必要は無いような気もするが一応一言詫びれば手を離して怪異を解放し、鏡は害無しと判断したのでそのまま3階の理科室へ行こうと頭をかきながら階段をタンタンと音をさせながら上りながら「俺、そんな間違えた事したか?え、俺悪いの?」とブツブツとさも納得がいっていませんと言った様子で首を傾げながら呟いており、しまいには)
なぁ、俺……あの女型怪異にそんな嫌な事したか?
(隣で歩く信乃さんにそう問いかけ、隣で階段を上っているが、信乃さんの特性上勿論校舎内に響く階段を上るタンタン、もしくはカンカンと言った足音は1人分のみで先程の怪異は話し合いだけで終わったので予想よりも早く理科室へと移動出来ているが、自身の耳には自分が発している足音以外にもやはり、ヒタヒタもしくはペチャペチャと言った水を含んだ足音は聞こえており、その距離はまだ遠いには遠いが、その距離は確実に近付いて来ているのを聞き取っており、その正体も探らなければいけないので、なんやかんや忙しいし、理科室も早く済めば良いなと考えており)
どうかしらねぇ……女心は複雑というもの。さぁさ、気を取り直していきましょう?
(主としてはそこそこ踏んだり蹴ったりな扱いを受けながらも述べられた謝罪の言葉とともに手が離された女型の怪異は長い髪の毛を揺らしてとんだ迷惑だったとばかりに頭を垂れながらゆっくりとまた鏡の中に戻っていき、その姿が完全に鏡の中に入っていくと鏡越しからも何も見えなくなって。足は階段の踊り場から再び三階の理科室目指して歩き出しながら、問い掛けにはなかなかどちらがどうとも言えないようなもので何とも言えずに曖昧に誤魔化したまま話を切り替えるようにして。普通は主への扱いに対して仕えるという形であるのならばそれなりに対処すべきなのだろうが何というかあんまりにもそれにしては深刻みがないというか、間違いなくそこそこ主の矜持は台無しになっているがひとまず現状としてあの鏡の方は危害を加えるようなものでもなくそのつもりもなさそうだということが分かったことで充分だろうかとはしながらも、身体的には傷一つ付いていないが精神的には結構な大ダメージを負ってしまったような気もしないでもなく、ただそれには言及せずに既にやる気が随分と下回っていそうな状況下でやがて三階の中でも少し奥まったところにある理科室の前まで辿り着くと相変わらず人の姿や気配は無く、閉じられた扉を前に相手の傍らに立って鉄扇を構えると一度準備がいいかと尋ねて)
ここが理科室ね。晴坊や、準備はいいかしら。
だな。
気を取り直して行きますか……。
この理科室の奴はせめて男であってくれ。
(身体的には何も怪我なんてしていないのに、気を張っているからでは済まないようなどっとした疲れが自分を襲っており、やる気やらなんやらがだいぶ減っているような感じが見えなくも無いが、階段を登りきり廊下を歩くと、やはり音がよく反響する校舎内で夜だとここまで変わるものなのだなと思いつつ、調伏もしくは脅し予定の七不思議の内の最後である理科室へとたどり着き。本来なら鍵が掛かって居そうなのだが、何故か鍵は空いており、そのままガラガラという音をさせて理科室の扉が開けば、流石に開いているとは思って居なかったし、最後の見回りなんかで鍵が掛かっているかチェックしそうな感じなのにと不思議そうに首を傾げるも、入れるなら話は早いかと意識を切り替えれば、入って右側に大きな黒板や縦長に長い理科室特有の特殊な机にその下にしまうように入れられた複数の椅子、そして戸棚の中には顕微鏡やアルコールランプにその他諸々の理科の授業でよく使われる用具が仕舞われており一応と思ってその戸棚に手をかけて扉が開くか試してみれば、それらの戸棚の鍵はきちんとかけられガチャと言う音をさせるだけ開く事は無く、そうなると何故理科室の扉の鍵だけ開いて居たのか益々気になるが、分からないことに思考を割くのを辞めれば、七不思議野1つにある人体模型を探して教室を見渡し。一応護符はそのまま手に持ったままだが人体模型は基本布とかに覆われて教室の隅だとかに置かれている場合が多いのですぐに見つかるだろうと教室をキョロキョロしながら見ており、信乃さんにそれらしいのが自分の後ろに立ってたら対処よろしくと声をかけ)
(主の精神的疲労はさておいて、気を取り直して目の前の理科室は何故か鍵が掛かっておらず、しかしそのお陰で自分がまた校舎内へと入った来た時のように内側に入って鍵を開ける必要もなくて少し首を傾げてみながらも理科室に入ると明かりの付いていない理科室は他のところと同様に薄暗く。この理科室での七不思議の内容は確か「理科室の人体模型が動き、自身に肉が欲しくて夜の理科室に来た人物を閉じ込め肉をもぎ取るらしい。もぎ取られたらその人が次の人体模型になる」というものであるので予告もない急襲にも応戦出来るように鉄扇を構えながら主の後について油断なく理科室内へと視線を巡らせると、普通の教室よりは机やら道具やらが異なりつつも広さ自体は少し広いくらいでさほどでもなく、やがて主や自分以外の人型のモノが視界に映り。同じくして何やらガタガタとしたラップ音とも違う音が聞こえて来て、警戒度を一気に引き上げながら慎重にそちらを注視してみるとそこにはここの七不思議の一つである人体模型が何やらあらぶっているように激しく動いており――それの背中に被さるように、理科室では人体模型と同じくお馴染みな骨格標本が人体模型の動きを押さえているような状態で。主の身の安全は確保しようと制しつつも判断は流石に自分では出来ないために鉄扇を構えたまま、主を見遣り)
あらあら……?これは、どういう状況なのかしらね……?
ん、んん?
…………どっちも肉が無い同士だから獲物を先に取られたくないのか、骨の方が人体模型ヲタ止めているのかどっちかだとは思うんだが……。
(様々な事例、つまりは怪異や妖怪、心霊を見てきて人よりも知識は高いと自負している自分でも流石に目の前の光景のような、1人は暴れて1人は止めるように覆いかぶさってと言う光景と言うか現象は初で大体が協力し合って襲ってきて、獲物を仕留めた後半分ことかならわかるのだが、これは普通に辞めて欲しくて止めてるのか獲物を取られたくないから動きを止めているのかわからず、骨格標本に話せるのかちょっと微妙だが)
えーと…そいつを止めてる理由は何か聞いていいか?
(ガタガタと2人が揉めて?いや、争って?いるせいで先程までの静けさはどこへやら今ではガタガタ音とたまに人体模型の何かが骨格標本の何かに当たるのかカンっみたいな音やらどこか骨折れてない?みたいなボキボキ音やら聞こえてきて大変賑やかな空間に変わり果てた訳だが、兎にも角にもと骨格標本に何故止めているのか理由を尋ねるが肉というか声帯が無いから喋れないのでは?と首を傾げるも、某海賊アニメの骨の船員は話せてるしもしかしたらと思って問いかけてみて)
(何やら取り込み中らしい人体模型と骨格標本に尋ねかける主の安全を確保しつつも自分もその成り行きを見守っているとそこで遅れて人が入って来たことに気付いたのか、はっとしたように何処から声を出しているのかは謎のままだが歯をカチカチと鳴らして主の方に詰め寄って来て、咄嗟にその前を制すると我に返ったかのように止まって。「……ハッ!?ねぇちょっとアンタもこのヒト止めてくんない!?ワタシが何言っても聞かなくて……!」と声帯もないはずなのに主張しつつ相変わらず両腕で覆い被さるように押さえ込む人体模型を示すと、人体模型の方はこちらにはまだ気付いていないようで激しく身を振り乱しながらこちらも口からなのか何処からなのかわからないところから「離してくれっ!肉をもぎ取るだなんて不名誉な噂を許しておけないだろ!?ボクはこの肉体美に誇りを持っているんだ、そのことを学校中に知らせないと!」とかなんとか言っているのを更に「夜中の学校になんて誰が来んのよ!!」などと途中から主とこちらを無視した言い合いに発展しており。その間にも骨やら人体模型の固そうな素材やらがぶつかる音に取り敢えずこちらには余波が来ないように適度に距離を離そうと促しつつも何か思っていたのとは違う感じに今のところ、自分は内部からの鍵開けくらいしかしておらず、別段疲労や消耗がある訳でもないので構いはしないもののついついぼやくような呟きが漏れて)
……晴坊やの学校は、平和みたいで何よりねぇ……。
物は試しと話しかけた俺も俺だけど、声帯無いのに話せるのかよ!!
いや、そうじゃない……って、しかも人体模型の方はナルシストにも程があるだろ!?
って違う、なんだよ……シュールにも程があり過ぎるだろ。
来た意味ほぼ無かった…削らなくても良かった睡眠時間………。
(骨格標本が話しかけて来れば、話しかけたのは自分だがまさか本当に返事が来るだなんて思ってなくて、しかも骨格標本は口調的に女で人体模型は男のナルシストと分かれば、思わず自分で自分をツッコミながらツッコミ頭を抱え。思わず大きな声で突っ込まずには居られなかったせいで、人が自分以外居ないからか理科室にその声は響き。信乃さんの言葉には確かに良く言えば平和だが悪く言うならシュールでしかない現状に削らなくても済んだ睡眠時間であった事に項垂れ。確かに普通の人からすれば声なんて聞こえない為ただ迫ってくる人体模型と鏡の女に見えるのは確かだが、声が聞こえる自分には無駄足でしか無かった事実にメンバーも直に来るし早く帰ろう?と危険視していた七不思議達が無害だとわかった為、いつもより長い睡眠時間の確保の為にそう信乃さんに声をかけて)
(骨格標本はその見た目の通り、骨なのだから性別も一見分からないのだから女性だったのか、いや女性口調の何かかもしれないがそれはこの場ではあまり関係のないことであるのでどうでもよいこととして、先程から突っ込みが激しい主の声はよく理科室に響きながらも理解する者があまり居ないのが切ないところで。七不思議はあくまでも人間が広め語り継がれる七不思議、その真偽など見えない者が大半なのだから本当だかなんだのか分からないのも道理ではあるのだが何とも、なんとも言い難い真実というか真相というか、とりあえずのところ取り越し苦労で何よりで。もう明らかにやる気というものが無くなってきた主に、睡眠時間の確保は大事であるし、こちらとしては主の意向に従うのみなので異論自体はないものの何かまだ何やかんやと言い争いをしている人体模型と骨格標本の方を示し、人間に害はないもののこの状況からだと下手したら巻き込まれかねないし学校としても朝に備品が大変なことになっておりましたともなりかねずに)
うーん、けれど晴坊や、この状況はどうするの?流石にちょっと他には見せられない光景ではなくて?
……あー、それもあるにはあるか…。
そうだな……骨格標本は生徒に迫る人体模型を止めたい訳だから……。
そうだ、骨格標本が動かず、んでもって人体模型の肉体美をよーく見てもらえる方法思い付いたぞ?
(こちらは完全にやる気を無くし、来なくても大丈夫だった事に無駄足、骨折り損やら脳内に言葉が出てきて、来た意味とため息を深く付けば、そのため息さえも室内にはよく反響して聞こえれば。信乃さんの指摘にこちらとしては請求書が学校から来たりする訳でも無いし、監視カメラ何かも無いわけだから学校側が自分が夜にここに来た事を知る由もないし、学校の備品が壊れても買うのは学校側だから別に良いと言えば良いのだが、またこれで富松が翌朝話しかけたら面倒だな…と少し思い、どうしようかと顎に手をやり少し考えれば、そうだ、名案とばかりに表情を明るく変化させれば、お互いのしたい事を出来るいい方法があると骨格標本と人体模型に声をかけると、生徒迫る人体模型を止めたい骨格標本とその肉体を見てもらいたい人体模型の2人の願いを叶える方法が浮かんだと悪いニヤリとしたような表情でそう言って)
(/ こちらこそご連絡ありがとうございます!
返信の件について把握致しました!
こちらはリアル優先でのんびりとやっていけたらと思っておりますので、レスペについてはお気になさらず。
むしろ、いつも御相手下さりありがとうございます!お互い無理の無い程度でやり取りが出来たらと思っておりますので、返せる時に来てくだされば幸いです。)
(この状況はいかがなものかということを述べながらも自らとしては特にこれといった具体案を提案する気もなく、実際に学校に通っているのは主だけなので困るのは主だけであること、ただこの学校にわざわざ夜に訪れた意味である生徒達に万が一のことを考えてと行動した主の立場を尊重するつもりで。主の恐らくあちらに言った訳ではないと思われる言葉に反応したのか、それまで何やら揉めていた人体模型と骨格標本が一度動きを止めた後にその顔部分を上げて傍から見ると、割とそれまでもそこそこおかしいというか異様な光景ではあったのだが更に異様さが増した様相で一体それは何だとばかりに二体揃って仲良く……?主の方へと詰め寄る様は今のところ見た目はともかく危険性はなさそうと判じて。主の何か悪そうな顔はとりあえず追及しないこととしていかにも妙案を思い付きましたとばかりな様子に現在鍵開け要員くらいにしか動いていないそれこそ来た意味のないまま完全に傍観者もとい第三者の立ち位置でのほほんと眺め)
あらあら、晴坊やは何か妙案があるのね?ふふふ、一体どんなことかしら。
(/お待たせいたしまして申し訳ありません。こちらこそ、お相手ありがとうございます。無理のない程度でやり取り出来たら幸いに思います。改めて宜しくお願いいたします)
まず、骨格標本は全く動かなくていい。
普段こうして止めてるなら疲れてるだろ?
で、人体模型の方も基本はあそこの定位置で待機。
俺が布を被して模型の姿は隠しちまうけど、これから来る生徒はこの学校の七不思議を実際にあるかどうか検証しに来るんだ。
そこで、ほぼ確実に人体模型の布は取られる。
初めは動かずとも「やっぱり何も無いねー。」みたいな反応を取られると思う、が。
そこで人体模型が不自然に思われない程度に指とか腕とかを少しだけ動くなり音をさせるなりするんだ。
そうすると皆、大抵は「今動いた?」ってなって本当に動いたのか確認しようと人体模型を眺める。これを数度すれば、いつものように逃げられず、いつもより長く眺めてくれるぞ?
(こちらは早く帰りたいが、何かあって富松とかに話しかけられ寝る時間を削られるのも、朝のHRなんかで理科室の備品が壊れててなんて言う先生の話が長くなる可能性のある話も潰しておきたいしと自分が思いついた案をそのまま骨格標本と人体模型に話せば、七不思議で話題に上がっているのはその肉体美を見せたい人体模型の方。ならば人間と言う種族というか人間ならばするであろう行動なんかを先読みし、人というのは未知のものに好奇心、興味や研究心を募らせる。ならばそれを利用して人体模型が不自然でない程度にほんの少し動けば、人間は動いた?動いてない?と確認する為に人体模型をいつもよりも長く見つめるだろうし、確認の為なのだからいつものように逃げたりもしない。それを数回繰り返してもきっと大丈夫だろうし、いつもよりも長い時間見つめられるという事で人体模型の望みも叶う。どうだ?と悪い笑みを浮かべながら首を傾げ、我ながら名案ではないかと内心自画自賛しながらも出来そうか人体模型に問いかけ)
(/ いえいえ!お互いリアル優先でいきましょう!こちらも返信が遅れる時は連絡させて頂きますね。
こちらこそ改めてよろしくお願い致します!)
(これから来るであろうオカルト研究部の者達に対してにも考えられた提案に傍目からはそうは見えないものの人体模型と骨格標本の二体は真剣に聞き入っているようで、骨格標本の方は「そうなのよねぇ……こうして彼を止めるのも骨が折れるのよ」と頭蓋骨に手ををあてて首を傾げながらわざと言っているのだかそうでなく言っているのかよく分からないスケルトンジョークをかましつつ、何せ骨だけのために実際に疲労があるのかその上に表情も何もないが何となく困った雰囲気でかっくりと顎を落として。しかし人体模型の方はあまり乗り気ではないようで、「しかし、それならばもっとこの肉体を見せつけるべきでは?」と通常の人体模型ならば有り得ないような、何処をどう動かしている可動部が一切謎のまま腰やら足やら腕やらを動かして、サイドチェストやら諸々のボディービルダーばりのポージングを、ただし別に筋肉が盛り上がる訳でも逆にへこむ訳でもない完全にポーズだけを繰り返して持論を用いていて。学校内に侵入してからそれなりに経っているこの間、もちろん自分は周囲の警戒はちゃんと行っているものの完全に介入する気もさほどの興味もなく主の悪い笑みも完璧にスルーした傍観者の立場でのんびりと眺めるばかりで)
何だか別の七不思議が出来てしまいそうねぇ……それはそれでいいのかしら。平和で何よりだわ。
骨だけに骨が折れるってか?そりゃ一大事だな…。
人体模型の方もすぐに逃げられてその肉体を見て貰えないより、暫くは眺めてもらって、最後らへんにそのビルダーポーズでも取ったらどうだ?
(骨格標本の疲労が滲んだその声音と会話の内容に、思わず遠い目をしながら突っ込むと、あまり乗り気出ない人体模型が行っているビルダーポーズを見れば、どうやって動かしてるんだよ、とかどこも盛り上がらないし筋肉どこだよとか心の中でツッコミつつも、いつもなら迫るからすぐに逃げられて肉体なんて見られていないようなものだし、それに比べたらいつもよりは眺めて貰えて、最後の最後らへんに「そろそろ次に行こうかー。」なんて言葉が聞こえたら好きなビルダーポーズを取って自慢の肉体を見せた方がきっと満足感はいつもよりあると思うぞと補足し、信乃さんの言葉を聞けば、ガックリと言った様子で項垂れると)
それはそれで平和だからともかく……なんか変な七不思議がある学校って言う意味で広まるかもな…。
まぁ、広まった所で俺の出番は無さそうだし、良いんじゃないか?
(鏡の女は内容はあまり変わらないだろうが、人体模型については大きく内容が変わりそうだし、そういった噂話なんかは尾ひれ背びれがついて、原型を留めてないくらい凄く誇張されていたりする場合もあるだろうから、きっと他校や他の人にな凄い形での噂話になっているんだろうなと空中を見上げて苦笑しつつ、遠い目をし。そうなったとしても危険度は調査済みだから自分の出る幕は無いから放置で良いだろと言うと、自分の言葉を肯定するようにうんうん頷き)
まぁ、そんな変な七不思議の噂が広まる頃には、学校側も対策が出来ているかしらねぇ。
(全くだとばかりに何度も頷く骨格標本の一方で、まだ乗り気ではなかった人体模型も説得にこの間にも何故か無駄にポーズを取りつつも少々渋々とながらも何とか納得の方向に収まりそうで。取り敢えずそこそこ平和的?な方向に落ち着きそうというか、もとよりどちらも人間に危害を加えるようなつもりは無さそうだったので無用な騒ぎやら何やらにならないところまで行きそうで何よりというところな状態になりつつ、おかしな七不思議がある学校ということで他校やらまた他の生徒達が興味を持ちそうな気はしないでもないもののその頃にはちゃんとセキュリティを導入するであろう学校側のことを思うとさほどの問題もなかろう、と。さてはて一応の解決は見せたことだしとこれ以上ここに留まっている理由もなく、ならばここは失礼させて貰おうと施錠の方はあの人体模型の方が元々は廊下に出るつもりで開けたのであろうから任せるつもりで、挨拶もそこそこに骨格標本と人体模型から背を向けて先んじて理科室の戸を開けたと同時、日傘を開いて前に突き出すと飛び掛かって来たようにも見えた目の前の何かスライムのような粘着質っぽいモノが怯んだように後じさって)
……あら、あら。こちらは一難のよう、ね?
あ、あー。
すっかり忘れてた…。
骨格標本と人体模型が個性的過ぎてこれがあるの忘れてたわ…。
(七不思議に関しては危害を加える怪異や妖怪は居ない、と言うよりどちらかと言うと友好的な怪異や妖怪のみで皆が皆個性的過ぎて、ここに来てすぐに聞いた水を含んだ足音を聞き取っていたのをすっかり忘れており、信乃さんのフォローによって何とかなれば、そういえばこれがあったわと頭をかき。日傘越しに突進しかけて後ずさったそれを見てみれば、何やら粘着性のありそうな見た目に、あれ?と首を傾げては。てっきり足音がするから人の形を取っていると思っていたが、目の前に居るのは人型どころか、でろんでろんと言った感じの見た目をしておりそれなら足音なんて出なそうだが、姿を変えられるのか?と首を傾げながらも、念の為に護符を指の間に挟んで構え。足音が廊下に居る時のみ聞こえて、理科室なんかでは聞こえなかった事から、こいつは室内には入れない。と踏んだが実際はどうか分からないのと人に危害を加えるかもと思い警戒しつつ「お前は話せたりするのか?」と先程の骨格標本と人体模型と言う例がある為、もしかしたらと思いスライムもどきに話しかけてみて)
(扉を開けた先に見えたスライム状の何か、わざわざ触る気など起こらないがそれはもう校舎を入った時に聞こえて来た水音が聞こえないことから間違いなく目の前のものが根源であるらしいと判じている間もぶよぶよと定まりなく緩慢な動きを繰り返しており、広げた日傘で防御状態を保ちつつその様態を伺っていると「ア……オマ、エ……ハナセ、……スル……カ……」と水の中に居るようなくぐもった音で主の言った言葉をやまびこのように繰り返してから、その姿形が人間のように形作られようとしたのも束の間、その腕らしきものが伸びて来て。主はもちろんこちらに届く前にもう片手で持った鉄扇で叩き落とし、主の前に立って警戒度を引き上げながらこれ以上の接近を許す気はなく踏み出して。ちなみに人体模型と骨格標本の方は、別に知り合い……?な訳でもないようで、理科室の開いた扉から見えたものに二体揃って「ひぃっ!!?」と何故か声を上げるものが間違っているような、そしてやっぱり何処から出しているのかよく分からない悲鳴に近い叫び声を上げて理科室の隅でガタガタと震えており)
お友達に会いに来たって訳でもなさそうね。困ったものだわ。
なんで、お前たちの方が悲鳴をあげるんだよ…。
とりあえず…スライムもどき、これ以上近付くな。近付くなら強制的に調伏するぞ。
話を聞いて欲しいなら、そこから話せ。聞くだけ聞いてやる。やるかどうかは別だけどな。
(信乃さんが日傘で接近を防御、伸びてきた腕のようなものを鉄扇で叩き落とした事で何かして欲しい事があるんだろうが、今の現状では何も分からないのと近付けば、それだけ怪異や妖怪にとって有利になるので近付くなと忠告をし信乃さんの立ち位置はそのままにさせて。そして理科室から聞こえてきた2人分の悲鳴に人体模型も骨格標本も何故お前達が悲鳴を上げるのか、そして骨格標本に至ってはどこから声を出してるんだよとちょっと小さめな声でツッコミをいれて。ひとまずスライムもどきに話しかけてみては内容にはよるが聞くだけ聞いて、害が無さそうなら願いを叶えるなりしてやり、害があるなら調伏しようと身構えながらスライムもどきの出方を見て)
(人体模型と骨格標本の方は別段守る対象ではないが邪魔をするようなことをする訳でもなし、というか二体揃って何でか立場的におかしい気がしないでもない怯えようで協力的な何かも求められそうにもなく、同時に戦力的にも期待しておらず。日傘に阻まれて目の前のスライムのようなものは近付けないまま主からの問い掛けに「コレ……チカヅク、ナ……スル、ゾ……。ハナセ、キク……」と、まるきり主の言っていることをそのまま繰り返しているようにしか見えず、再びそのぶよぶよとしたような体躯が揺れるとこちらに向けて拳程度のそれらが飛んで来て、同じく鉄扇で主の方へと届く前にはたき落としていきつつ眉を潜めて主の判断を待っていると、不意にそこでここに居るものたちではない声が聞こえて来て。何やら複数人の年若い者達の声は聞き覚えがないものの、時間的にどうやら今日この校舎内に七不思議の検証に来るらしい予定のオカ研の生徒達のようで、その声に反応するかのように目の前のスライムもどきのようなものが上下左右に蠢くと、不完全な人型のままで再び廊下に這うような状態になったかと思ったのも束の間に理科室から進む方向を変えて廊下内を水のような粘着質な音が混ざった足で暗い中を進み出していき)
……あらあら。時間が来てしまったみたい、ね。
あ、くそっ。
待って!『その行先は我は知らず、足を留めよ!アビラウンケン!』
(自分の言葉を途切れ途切れになりながら話すスライムもどきの主張とも言えない有様の言葉に、会話は出来そうに無いなと思うとその面倒さと会話が出来ないと言う状態に眉を顰め、面倒なのが住み着いてるし、腕?らしきものを伸ばしてくる事から害は多少なりともあるのかもしれないとはしたなくもチッと舌打ちをしては。そうこうしていれば思っていたより時間が経っていたらしく、自分や信乃さんの声でも、骨格標本や人体模型とも違う声が複数、人がほぼほぼ居ない校内に反響して自分達の居る3階まで聞こえてくれば、しまったという表情になり。そしてスライムもどきが声に反応してペタペタと言う水の含んだ足音をさせながら歩き出してしまえば、このままだと間違いなくメンバーと鉢合わせるし、何よりこの足音は七不思議には入っていないのだ不審がられる可能性は高い。それに下手をすればこのスライムもどきがメンバーの誰かに危害を加えるかもしれないと判断すれば、すぐさま手で印を組みスライムもどきに足留めの術をかけて足止めさせ調伏してしまおうと考え)
若い子達の方がいいだなんて、困ったものね。
(呟く言葉とは裏腹にすでに警戒と臨戦態勢に入っており、もちろん理科室の隅で震えて?いる人体模型と骨格標本は置き去りにして一度日傘を閉じてから理科室から暗い廊下へ。暗い廊下内を先程のスライムのような粘着質な何かは人型にも見えなくはないが不定形の状態で自分や主が校舎内に入って来た時のように水音を含んだ足音をさせて進んでおり、その音はハッキリと聞こえている状態で、ただこちらが最初に聞いたものよりも速度が上がったようなものであり、行き先がどうやら校舎内へ入って来た生徒達の行方であるらしく。主の足止めの術にパチリと弾けるような音がその場に響いたと同時、目の前のスライムのようなものの体躯が一度硬直したかのように止まり、その体躯も不完全な人型からぶよぶよとしたゼリー状の何かの塊に近くなったのも数秒、再びゆっくりと人型に戻りつつ先程よりは随分と速度自体は遅くなったものの変わらず這い動く様に廊下とスライムのようなものの間をすり抜けて声のした方向へと進もうとしていたスライムのようなものの前に立ち塞がり、再び日傘を広げて前に突き出すとその進行方向を物理的にも留めて)
(/ 本体より失礼致します。
昨日と今日が少しリアルでバタバタしておりまして、返信できるのが早くて今日の夜。遅くても明日中には返信出来るかと思いますのでよろしくお願いします。)
いや、俺もほぼ同い年なんだけど?
せいぜい1つ下とかだぞ?
(信乃さんの言葉に、メンバーの一員の方が確かに人数が多くて体を乗っ取るとかなら選び放題だし、メンバーが何人なのか分からないが、自分の依代にさせたい人物の1人位なら見繕えるだろうと考え。足留めの術をスライムもどきにかければ、本来ならビタリッみたいな感じで身体自体硬直したように足というか体の動き全体が止まるはずなのだが、パチリみたいな術が弾かれたような奇妙な音がすれば、本来とは違う術のかかり方に眉を顰め怪訝そうな表情になり。その後に抗うようにスライムもどきがグネグネと体を震わせて人型から液体状に、そうしてまた人型へと戻ったスライムもどきがゆっくりとした動きでとは言え、足を進めた事に驚きを隠せず目を丸くして思わず「はっ?そんなのありかよ!」と一旦液体状になる事術の効果を弱めたかとそんな妖怪や怪異なんて今まで居なかった為、驚きを隠せずにいて。信乃さんがスライムもどきの進行方向へと出て日傘で足止めをしてくれれば「ナイスアシスト、信乃さん。」と礼を言うと、このまま調伏してしまおうと護符を口元に運び真言を唱えながらスライムもどきの元へと足を少しずつ進めて)
そこは好みの問題ということかしらねぇ。
(雑な返答を投げながらも聞こえてきた生徒達の声の大きさからして、すぐ近くではないものの現状の物音はあちらの方も聞こえているかもしれないためにそれに気を引かれて確かめに来る可能性も否めずに、それならばなるべく早めに対処するのが妥当であろうというところで。新たに真言を唱えだした主の様子を視界に留めながら日傘を広げて眼前のスライムのようなものを足止めし続けるもののあまり派手な振る舞いをする訳にもいかずに防御優先で、スライムのようなものから伸びて来た手をもう一方の手で持った鉄扇で受け止めると、更にその腕の手が変形して何かの形に変わりそうになってその形が変わる前に手首を返して形を変え掛けたそれを横に弾くと壁が些かへこんでしまって。それにはちょっと困った顔をするもののやってしまったことは取り返しようもないので取り敢えず今は気にしないこととして、液状に近いが人型に保ったそれが力任せに押し通ろうとするのを少しじりじりと後ろに下がり気味ながらもただただ防ぐに留めているのを保ち続け)
『ナウマクサウマンダ、バサラダンカン。
オンアビラウンキャン、シャラクタン!』
(抵抗のつもりなのか、スライムもどきが腕?のようなものを伸ばして信乃さんに攻撃?しようとしているのを見れば、それに対して信乃さん様々だな。と思いながら壁にぶつかった腕と凹んだ壁を見れば流石に表情が引き攣り。流石にカメラとかが無いから犯人は不明になるとは思うが、かと言って凹んだ壁は元には戻せない為明日の朝のHRは長くなる予感しか無くその事に表情が引き攣るも、メンバーとかち合う前にと真言を唱え続け。まずは霊力を刃の形にして敵に打ち出して傷を負わせる「裂破」系と本に書かれていた真言を唱えて、スライムもどきに傷を負わせて弱らせ、次に怪異や妖怪を調伏する真言を続けて唱え終わるとそれをスライムもどきにぶつけて調伏し)
(前へ前へ、恐らくオカ研の生徒達の許へと行こうと押し通ろうとする様は何の技巧も無い力任せな分、単純でわかりやすいものの力だけはそれなりにあるのか日傘を開いた状態のまま僅かばかり退いていて、それが壁際にまで到達するよりも早く主の真言を唱え終える声が聞こえて。主の腕ならば下手は打たないと思ってはいるもののこれ以上他の場所に何らかの物理的被害が加えられるのも主の立場的によろしくなかろうと日傘は開いた状態で眼前を防ぎつつ、目の前で霊力の刃によって千々に裂かれてからスライムのようなそれは更に弾けるような音を立てて。その後は音も無くほとんどの怪異と同じようにうっすらとそのシルエットが透けていって姿や気配も同じように薄くなっていく中でまだ完全には消えていないのも相俟って注意深く入念に周辺を見回して先程のスライムのような粘液状の何かの残骸も欠片も無いということを確認してから、広げていた日傘を閉じると一体何だったのであろうかと不思議そうに首を傾げて呟き)
残りものは……無いようね。何だったのかしら?
分からん。
あんなの初めて見たし、真言が効いたって事は妖怪、幽霊、怪異であるのには間違いないんだろうけど……まさか足留めの術を緩和して前に歩ける奴が居るとは……。
とりあえず、凹んだ壁はどうしようも無いしここに長居してたらオカ研のメンバーと鉢合わせるかもだ。残滓も無いし問題無さそうだから見つかる前に帰ろう、信乃さん。
(スライムもどきが自身の真言により体は千切れ、その後の調伏の真言で透けて消えるようにその姿が無くなればやっと臨戦態勢を解き。信乃さんの言葉に本にも口伝にも無い姿をしていて、完全に足を留められる足留めの術を自分の力で緩和させて前へと歩くという離れ技をして見せたスライムもどきの正体は全く検討が付かず首を横に振り。だが、スライムもどきの粘着性のある何かや妖気と言った残滓は感じられない為、完全に調伏出来たと判断をすればこれで脅威は無いだろうと判断し。そうこうしていれば、先程のスライムもどきが壁に腕?をぶつけて壁を凹ました音が校内に響きオカ研のメンバー達も不審に思ったのか、七不思議を順番に巡るならまだ時間がある筈なのだが、パタパタと言うスリッパを履いて歩いている独特な足音とコソコソとしていながらも、静かな校内ではよく響く人の複数人分の足音と声がこちらに近づいているのを聞き取れば、このままここに居れば鉢合わせて、間違いなく質問責めに合うのは目に見えているため、ここからというかこの学校から出ていこうと信乃さんに声を掛けると、物音が聞こえてくるのは右側の階段からなので鉢合わせ防止の為に左側の階段を使って下の階へと移動し、踊り廊下や廊下から見える位置になった時は壁から誰も居ないのを確認しながら1階、出入り口を目指して移動をして)
まだまだ新しいものの類かしらねぇ……?……あらあら本当、それじゃあ見つからないように、わたくし達は帰るといたしましょうか。
(見た目からしてそう古くから見掛けるような類ではなく、ならば新しく人々が生み出した怪異の形と判断するのが妥当かというところながら自身としては他のヒトではないものにさほどの興味関心は無く、あまり真面目に考える気も無く適当に思考は流れ済まされていき。耳を研ぎ澄ませなくとも静かな夜の学校内から聞こえて来る複数のスリッパの足音やら生徒達の話し声にあまり驚くことも動揺してまごつくこともなくのんびりとした口調で広げた鉄扇を口許にあてながら主の言葉に頷くと、へこんでしまった壁部分はどうしようもないのでそのままに、向かって来る気配や足音とは反対側から鉢合わせぬようにして主に続いてその場を去ることにして。そうして3階から1階まで、運良くなのか他のことに気を取られていたであろうからなのか鉢合わせるようなこともなく無事に戻ると、時刻は一応まだなんとか日付変更線は越えていないらしいのを通り過ぎ様に確認しつつ、そこからあまり人には気付かれない所の扉を探し、そこの鍵を開けて先に主に出るように促して)
かもな、ひとりかくれんぼもきらさぎ駅、ヤマノケって言われてるモノも最近のネットの普及で広がった、もしくは作り上げられた怪異だから可能性としてはあるな。
(信乃さんの言葉にこちらもそれの線が濃厚かもなと肯定の意を示し頷いては、最近ではもはや定番になっている昨日退治したひとりかくれんぼもきさらぎ駅なんかはネットの2chの書き込みにより普及、そして広がり今では怖いのが嫌いな人でもほとんどの人が知っているくらいには有名になったものが幾つかあるのも事実の為、あながち否定は出来ず。まだここ最近出来上がった怪異は知名度なんかは高くても、力は古くから伝わっている、口裂け女や八尺様よりはかなり弱い為こちらも対応が出来るだけマシだと呟き。そうして3階から1階まで降りて来れば、話し声や足音と言うのは、こういった静かな所では思っている以上に空間に響くし、声なんかは丸聞こえになる為鉢合わせ防止の為にソっと階段なんかを降りて物音を立てないように注意を払って、1階に着き人目のつかない場所にて扉の鍵を開けてもらい先に出るようち促されれば、スっと音をたてない且つ素早く校内からグラウンドへと出れば数歩前を歩いて信乃さんが鍵を掛けて扉から出てくるのを待ち)
(あのスライムのようなものはよく聞く怪異という訳でもなさそうではあるが、ヒトの認知など移り変わるもの、何処かのネットやらゲームやら何かの話の影響を受けてこの学校の生徒達の意識やら何やらから生まれたものなのかもしれない、という可能性はあるものの、とりあえず今日の所は済んでいる上に積極的に介入やら調べる気もなく。今頃は3階の方に居るはずのオカ研の生徒達のことは脅威の可能性のあるものは潰したからひとまず危険はないはずとそれ以上の意識を寄せずに、主が外に出るのを確認してから鍵を閉めると自分は再び実体化している状態から才のあるもの以外には見えない状態にまでなって扉を擦り抜け、改めて実体化して。グラウンドには当然、夜中であるから他に人の姿はなく空を見上げると暗い夜空に薄く細い雲が月にかかっている状態で校内から出る前に時刻は確認していたから、このまま住まいへと戻っても昨晩だか今朝だかとは違ってまだまだ睡眠時間には余裕がありそうで。そもそも今日のことは依頼関係でもない割とただ働きな訳ではあるが、それでもそこまで危険度の高いことにはならなかったので良しとしても、そこそこ内容としては色々とあった気もする流れに軽く鉄扇を仰いで)
今夜も今夜で慌ただしかったわねぇ。無事に済んで何よりなのでしょうけれど。
なんだろうな、この……時間としては昨日よりずっと早くに終わったし、危険度も強さも全く弱い…弱いでいいのか?、で済んだのにこの精神的疲労…。帰ったら速攻寝る、昨日の分まで取り戻す為に寝る。あと、精神的にどっと疲れた。
(信乃さんが扉に鍵を掛けた音が静かにこちら側にもカチャリと言う音がして、霊体化しそして実体化した信乃さんののほほんとした物言いに、確かに先程スマホで時間を確認すれば、時刻は日付を越える前で昨日よりもずっと早く終わり、危険らしい危険も無く、昨日よりも楽な筈なのに、鏡の女はタイプじゃないと何故か振られて、迷惑ですと言わんばかりの表情と声を聞かされ。理科室ではナルシストにも程がある人体模型とそれを止めるオネェなのかオカマなのか、本当に女のか肉が無いので不明だが、どこから声が出ているのか謎な骨格標本にスライムもどきにビビる模型と標本と言うシュールとしか言いようの無い現場だった事に、深いため息をついて。そして小さな声であんな七不思議達だとは知りたくなかったと小声でちょっとした愚痴のようなものを言うも、とりあえず危険なものも無いし、オカ研メンバーがいつ校内から出てくるかも分からないのと、1番の本音である早く寝るを実現させる為に帰ろうとどこか疲労の滲む声と表情で信乃さんに声をかけ)
ふふふ、ある意味で散々だったわね。晴坊や、お疲れ様。
(今夜は出くわした事象はさておき昨夜よりはマシな眠りになるのだろうかと労いの言葉は掛けながらも、若干困ったように仰いでいた鉄扇を閉じて。ヒトが生き棲まうこの此岸、世の中には知らない方がいいこともそれなりにあるのだろう、それがこんな結構面白愉快もといがっかりな七不思議が相応しいかどうかはともかくとして、少なくともオカ研の生徒達にとっては危害を加えられる可能性は格段に低くなったというのは事実ではあって。その陰に主のおもに精神的な疲弊やら苦労があったこともたぶん知らない方が幸せかもしれない、むしろ知られない方が主の色々な方面的にいいだろう、ということにして主が漏らした溜め息やら愚痴ともども雑に片付けておき、もうこれ以上ここに留まる理由もなく。ならばあとは早々に帰るのみだと異論もなく頷きを返すと、踵を返して暗い校舎から背を向けグラウンドから校門、それからその外へ、そしてそのまま学校を後にして)
はぁ……結局噂に踊らされるなって事かな。
害の無い怪異しか居ないのがわかっただけでも儲けものなのか……?
時間的に……日付超えるか超えないか位に家に着くか…昨日よりは長く寝れる。
いや、それでも6~7時間睡眠で、ほぼ常に睡眠不足だから足りない気もするけど…。
(学校の敷地から出て一般道へと出てくれば、携帯で時間を確認すれば、家に着く頃に日付が変わるかな位の時間だった為、昨日の睡眠不足と今日の精神的疲労を癒す為に早めに寝ると先程からずっと宣言しており。そんな事を言いながら空を見上げれば黒に近い群青色の空に点々と見える星、そして雲ひとつ無いからか月明かりが煌々と道を照らすも、その灯りは街灯の灯りに負けてしまっていつもよりも少し夜道が見やすいかな位になっており。それが残念だなと思いながら視線を前へと戻せば「にしても、シュールな七不思議ばっかりだったな、信乃さん。あ…あと、あのスライムもどきについても明日位に調べてみて。こっちでも本とかに書いてないか、ネットとかも漁ってみるからさ」と足音が無い状態で隣を歩く老女の姿を取っている彼女に、人には人のコミュニティがあるように人ならざるものにも人ならざるモノ達のコミュニティがあると聞いた事がある。それを彼女が活用出来るか分からないし、これまでそういうのを頼んだ事が無いので、出来ないなら出来ないで良いのだが、もし使えるならと声をかけ)
うぅん、仕方ないわねぇ……録画したドラマを観ていたいわぁ……。
(主のぼやきにも似た言葉をBGMに帰りの夜道は暗いながらも月明かりや星明かり、それか道左右の街灯が道を照らす中で車の通りも少ない静かな帰途を歩きつつ、ふと掛けられた主からの言葉には元々の正体というか存在が存在のために仲間意識やらが芽生えている訳でもそもそも何の感情も向けていないのでヒトならぬものたちとの交流は薄いというかする気もなく、主の方に振り向きながらも全く乗り気ではないことを隠しもせずに眉を潜めて小首を傾げてみせて。ヒトらしい俗っぽい言葉を溜め息混じりにぼやきつつも、それでも主の命には頷いておいておもに主が学校に行っている間の情報収集予定の算段を付けておき。主の方は主の方で調べるということなのでそちらには特に止めることもなく了承の意を返しておきながら帰途も別段なにごとか起こることもなくそのまま主の住まいに戻ったのは日付が変わるそのぎりぎり前になっていて、流石にこれ以上何の用事もなかろうということで自分は睡眠は必要とはしていないのだが主の身を慮ってそんなこんなで一日を終えることにして)
(昨日は一昨日よりも早く寝れたからか、翌朝は信乃さんに起こされる前に自力で起きる事が出来、更には7時間睡眠と言う健康的な睡眠時間を確保したからか、体も軽くすら感じられ睡眠って凄いと思うのと改めて睡眠の大切さを痛感しながら、布団から起き上がり制服に着替えて、朝ごはんの支度をしていてくれているだろう信乃さんがいると思われる広間へと足を運び。夏だから仕方ないがカンカンとした太陽から熱が照らされ、コンクリートなんかにその熱が反射して茹だるような暑さと蝉達ミンミン、ジージーと言った大合唱がとても五月……賑やかだが、そんな事も気にならない程、その歩きもいつもより軽やかで体の調子が良い事この上無いと拳を握って『ビバ!睡眠!』とハイテンションになっているのかちょっと頭のおかしな事を考えるが、そんな事をしていれば広間に着き、広間の中に入る為に障子を開ければ、信乃さんは居ないかなと周りを見渡して)
(翌朝、常と変わらず朝陽は昇っていい陽気、を通り越して良すぎる暑さにまでなりそうな日、外から聞こえるセミの声を聞きながら広間では別段休息は必要のない身のためにそういった休みは大して挟まずに他の時は材料の消費具合やら献立のやりくりの関係で出来ないのだが朝だけは人間独特の工夫をする必要がないので自分が大丈夫そうな時は支度をしていて、この日もよく言えばお決まりの、もしくは変わり映えしない朝の食事の支度を行っていて。やがて他人の手は借りずに自力で起きて来たらしい主が広間にやって来たことに気付いてそちらに一旦手を止めて向かいつつ、その前は容赦なく布団を引っぺがして物理的かつ強制的な離別を行った身として、でもないが今朝はそのような必要もなく割合余裕を持って学校に向かう支度も出来るということで、主にとっては何よりであろうとおっとりと緩く首を傾げてみせて)
あらあら晴坊や、今日は一人で起きられたのね。それは何より、結構なことだわ。
おっ。
おはよう、信乃さん。
いやぁ、睡眠って言うのは大切だって痛感した所だよ。何せ体が軽いのなんの。
今日は授業も寝ずに起きていられる自信があるね
(広間に来て少しすれば、物音を聞いた信乃さんが自分が自力でしかも割合健康的な睡眠時間を得た事で体の調子も昨日のような、体が鉛のような重だるさも無くなりスッキリとした様子なのを感じ取っているのかは謎だが、声をかけられればそちらを振り返り。そうすれば挨拶をし、人間の三大欲求の内の一つである睡眠の大切さについて、うんうん頷きながら自信ありげに上記を言い。この暑い中学校へ汗をかきながら登校すると言うのは些か嫌というか辟易しなくも無いが、あの独特な重だるさも無く、下瞼と上瞼がくっつきそうになるのを必死に耐える授業が無いと言うだけで素晴らしい日だと思える。普通の人ならこの息苦しささえ感じて嫌な気分になる事間違いなしになる気温の予感を感じさせる太陽の元気具合と、太陽の熱が暑いからか吹く風もどこか生温い為涼しい場所が欲しいと思うような気温の日になるのは予感しているが、それすらも睡眠を取れたと言う大事には負けたらしく、ご機嫌な様子で信乃さんに笑いかけ)
ふふ、おはよう、晴坊や。ヒトの身体は脆いものねぇ、管理していないと駄目なのは不便だわ。
(朝から昨日よりは目覚めすっきり爽やか傾向かつご機嫌な主の挨拶にこちらはいつも通りの微笑みを湛えて出迎えて、外は朝早くから既に日差しが強く真夏日になりそうではあるが睡眠も暑さも影響しない身体としては特に何かを思う気もなく。一応学生の身でもある主としては授業中寝ないというある意味当たり前の前提が既に為されていなさそうなところは突っ込むべきところなのかもしれないが式として、というよりもその辺りは取り敢えず今は突っ込むのは止めておこうと上機嫌なところに水を差す気もなくあたたかな湯気を立たせる朝食を済ませようと促して。広間のテレビには朝のニュースが大き過ぎない音量で流れており、それを背景にして朝食をすすめつつその後は依頼や体調不良でもないのに家に居させる気は当然のように全く無く、早々に登校するようにとさっさと送り出すつもりで)
さぁさ、朝ご飯を食べたら、遅刻しないうちに早く学校に行ってらっしゃいな。
ん、そうするわ。
朝ご飯は一日の活力の源だしな。
(朝ご飯を食べて登校を勧められれば、そんな事を言いながら運ばれてきた朝ご飯に目を落とせば、いつものと変わらぬ和食の朝ごはんに朝はやっぱり和食だよな、腹に溜まるし何よりお米は日本人として欠かせない。どこか嬉しそうにして朝ご飯が置かれている机の前に座ると頂きますと手を合わせて挨拶をし、箸を手に取っていつもと変わらぬその味に「うん、やっぱり信乃さんのご飯は美味しいね」と感想を言えば、ご飯に味噌汁卵焼きと次々にご飯を口に運び暫くすれば空になった食器が並んでは「ご馳走様でした」と挨拶をすれば、せめて食器を下げる位はしようと食器を重ねて流しに持っていくと、食器類を水に付けて。そして歯を磨いて支度が終わればいつもより少し余裕のある時間に家を出ようと玄関まで行き、靴を履くと)
それじゃあ、信乃さん。
行ってきます。
(そう挨拶をして玄関の扉を開ければ、途端にムワンとした熱気に顔を顰め、ちょっとテンションは下がったが、これも夏までの辛抱。夏恒例だから仕方ないとどこか諦めた様な雰囲気を醸し出しながら学校に向かうべく足を踏み出し、扉を閉めると暑っついとちょっとした愚痴らしき文句を言いながら歩き出して)
(人間の根源的な欲求のひとつである睡眠欲はとりあえず今朝のところはそれなりに満たされた様子、ならば次は食欲と机の上に並ぶ朝食はいつもと変わらぬ品と量、ヒトではないがゆえに休息と食事は必要のない身のために同じく朝食を共にすることはなく、主の食事風景をどういたしましてとばかりなにこにことした笑みで応じつつ、片付けの片手間に眺めて。着替えに朝食、それから歯磨きをして玄関まで向かって学校に行こうとする様は正しく学生そのもので、実際学生には違いないのだが日々の寝不足に苛まれている原因であるもう一つの草鞋を考えるとその普通さが何故だかおかしげでもあり。律儀に食器を流し場まで持ってきてくれる様に有難くそれを受け取ってから、それを片付ける間に一通りの支度を終えたらしい主に一度手を止めて玄関先まで付いていき。玄関戸を開けると途端にそこから入って来るまだ早い朝方にもかかわらず蒸し暑さを感じさせる空気が入り込んで来て、朝に流れていたテレビのニュースではまだまだこの蒸し暑さは続くであろうという予報がされていたのを意識の端で思い出しながらも早々にちょっとテンション下がり気味になったらしい様子を感じ取りつつも別段引き留めるような気は一切無く玄関先で主をいつも通りゆるやかに手を振って見送り)
ふふ、それじゃあ今日も気を付けて行ってらっしゃいな。
(家を出て、学校に行く為に道を暑っついと言いながら歩いていれば、夏らしいギラギラとした熱を地上に届ける太陽の熱に、コンクリートで出来た照り返しによる下からの熱と上下から来る熱の暑さに、まだ午前中。しかもまだ8時前だと言うのにこの暑さ。確かにここ最近は猛暑日と言われる日が最早日常的になっていて、珍しくも何とも無いし、昔に比べて熱中症になる人だって増えているのは知ってはいるが、朝からこの暑さはヤバいのでは無いかと思いながら、汗をかきつつ学校へと向かい、しばらく歩くとようやく学校へとたどり着き。玄関で靴から室内用のスリッパへと履き替えて階段を登り、自分のクラスへと足を進め。そうして自分のクラスの教室へと足を踏み入れれば鞄を机の横の出っ張りに引っ掛け、いつもなら即寝る体勢に入っているが、昨日は7時間睡眠という健康的な睡眠時間を確保出来たので、眠気も無く、そしてやる事も無いので頬杖をついてぼんやりと外を眺めていれば、窓が空いているため聞こえてくる蝉の大合唱に熱による蜃気楼。午前中でこれなら午後は確実にもっと暑いので、早く夏が過ぎないかな、仕事も減るしなんて考えてため息をついては)
(富松)
(今日も今日とてうだるような暑さの中、グラウンドは運動部の朝練の掛け声に、学び舎はいつも通りとばかりにクラスメイト達のお喋りの場で賑やかしく。教室に入って来る姿に数人の生徒達が軽く挨拶の言葉を掛けながらもそれも特筆すべきものでもなく、やがてチャイムが鳴ってしばらくすると教師がやって来て皆が席に付いたところで朝のホームルームとなって。朝のホームルームでは昨日、夜中に生徒達が無許可で校舎内に入ったという話が挙げられており、それは間違いなく昨日肝試しの検証をするというオカ研の生徒達のことを指していて。当該の生徒達は否定しているが校舎内で器物の損壊もあったので、学校内の監視カメラの設置やセキュリティシステムの導入予定を早める旨と教室内の生徒達にもこのような真似はしないようにという注意がなされて。あとはほとんどいつも変わり映えしない内容で朝のホームルームを終えて、そのまま流れるようにして移った授業もさほど変わったものもなくつつがなく過ぎていくとあっという間に放課後、生徒達が賑やかな話し声を交わしながら帰途やら部活やらに赴こうとする中で、やっぱり他と比べてボリューム大きめな声を教室内によく響かせつつ相手の席まで向かうと、朝のホームルームで言っていたことを思い返すように言う傍らで、ちょっと真面目くさったような顔になりながら両腕を組んでうんうんと何度も勝手に一人で頷いて)
やぁやぁ、朝のはキミも聞いたかい!?いやぁ、驚いたよね!何とも物騒な世の中になったものだ!
なんだ、富松か。
朝のHRの話ならちゃんと聞いてたさ。
にしても校内に生徒が無断って事は夜なんだろうけど……器物破損って何があったんだろうな?パッと見、窓とか割れてないし、バットかとか、何かの拍子で備品でも壊したのかな?
(今日も珍しく、今のところ依頼もなく、そして昨日のように七不思議体験なんて言う噂話もない平和そものものの一日が終われば、今日はきっと、普通の学生のように夜ご飯を食べてお風呂に入って、いい子の時間帯で寝られると内心ウキウキ、ガッツポーズを取りながら鞄を手にし。ふと外を見てみれば、夕方とはいえ夏だからかまるでまだ昼間のように明るく、太陽もサンサンとした熱を地面に届けている様子に今からこの中を帰るのか…と少しうんざりするも、あとは帰るだけ。帰れば涼しい冷房の効いた空間が待っていると立ち上がった所で、またまた昨日同様にやけに声が大きく、やや芝居がかった仕草で話しかけてきた富松を見れば、厄介事を話しませんようにとちょっと祈りながらも振られた話題については聞いて居たと頷き。本当は自分も不法侵入しているのだが、そんな事言えないし、言ったら言ったで面倒になるので、さも自分は何も知らなかったです。を装って不思議そうに首を傾げており。窓なんかはパッと見割れてなかったし、誰が侵入したのか分からないが何を壊したんだろうな、なんていけしゃあしゃあとよく回る舌で嘘をつき)
(富松)
確かにそれは気になるね、こんなご時世にまさか夜中へ学校に……だなんて!他の生徒が真似しないようにと考えて、言わないようにしているのではないかな。
(最も陽が高くそして気温が高い時間帯からは外れたもののまだまだ太陽は空から熱波を注いで気温は高い状態で、教室内に蒸し暑い空気を流し込んでいきながら腕を組んだ状態から思案するようにばさりと大仰に芝居がかった所作で髪を払い流して。このクラスにはオカ研の生徒は居ないために真相は謎のまま、朝に登校して来た時にはすでに教師達が何らかの処置をしたのか一体どこのどんな器物破損があったのか定かではなく、それは生徒達の話題の一つにもなっていたがどれもが曖昧な憶測のもとでしかなくて分からないままで、朝のホームルームでも模倣犯を心配してのことなのか詳細は語られることもなくそれはどうやら他のクラスも同様らしく。もちろん相手がまさか夜中に校内に侵入したことなど知るはずもなく、難しげな顔をして思案している中で教室の端、一人の女子生徒がこちらの方を少しおどおどと伺うように様子を見ていて)
あー、それはあるかもな。
まぁ、学校側も対策早めるって言ってたし大丈夫だとは思うけどさ。模倣犯出てきてやられたら学校側としては最悪だよな…。
…………そういえば、富松は部活は良いのか?あるなら遅れちまうぞ?
(日もまだ高く、それに伴って気温も夕方だと言うのに暑いこの時間帯。外から中へ、中から外へと流れる空気は一言で言うなら蒸し暑い風でしかなく、パタパタとシャツの第一ボタン辺りを掴んで服の中の風を外に出て少しでも涼しくならないかと考えながら話を聞いており。今日念の為、あのスライムもどきが殴って凹ました理科室近くの壁を見に行って見たが、先生達が早朝に業者でも入れたのか謎だが壁の凹みは無くなっており、その早業と言うか仕事の速さとも言えるその反応の早さに内心かなり驚いたのは秘密で。そうしていれば、こちらをチラチラと何か言いたいのか伺うように、少しオドオドして見えるが女子生徒がこちらを見ているのに気づけば、富松が居れば話しにくいだろうと思い、さりげなく富松に部活は良いのかと聞くことでその女子生徒がこちらに来て話しやすい環境を作ろうと、富松に部活の事を聞き)
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