匿名さん 2022-07-29 15:54:00 |
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今ため息ついたろ?てかため息つけるんだな
……ってそうじゃない。
何?俺被害者側でも良いのになんで向こうが被害者側な訳?とりあえず、何も出来ないなら害は無いな…なんか癪に障るけど、引き止めて悪かったな。
(七不思議の内容でこんな事があるらしいみたいな事を聞き込みで聞いて、何かあったらいけないと思ってこちらはわざわざ街灯と月明かりが照らす夜道を歩いて学校へ侵入し、人は居ないこの暗くてやたらめったら音が響いていつオカ研の奴らが来るか分からないという諸々のいつもと違う行動をして、要らぬ精神をすり減らして居るというのに、女型怪異からはタイプじゃないと何故か振られる?羽目になるわ、何かあったらと思って引き止めたらそんな力は無いしと遠回しにウザがられるわ、ため息はつかれるわでこちらがため息をつきたいんだが?と心外も心外と言った表情になり。とりあえずそんな力は無いと分かったので謝る必要は無いような気もするが一応一言詫びれば手を離して怪異を解放し、鏡は害無しと判断したのでそのまま3階の理科室へ行こうと頭をかきながら階段をタンタンと音をさせながら上りながら「俺、そんな間違えた事したか?え、俺悪いの?」とブツブツとさも納得がいっていませんと言った様子で首を傾げながら呟いており、しまいには)
なぁ、俺……あの女型怪異にそんな嫌な事したか?
(隣で歩く信乃さんにそう問いかけ、隣で階段を上っているが、信乃さんの特性上勿論校舎内に響く階段を上るタンタン、もしくはカンカンと言った足音は1人分のみで先程の怪異は話し合いだけで終わったので予想よりも早く理科室へと移動出来ているが、自身の耳には自分が発している足音以外にもやはり、ヒタヒタもしくはペチャペチャと言った水を含んだ足音は聞こえており、その距離はまだ遠いには遠いが、その距離は確実に近付いて来ているのを聞き取っており、その正体も探らなければいけないので、なんやかんや忙しいし、理科室も早く済めば良いなと考えており)
どうかしらねぇ……女心は複雑というもの。さぁさ、気を取り直していきましょう?
(主としてはそこそこ踏んだり蹴ったりな扱いを受けながらも述べられた謝罪の言葉とともに手が離された女型の怪異は長い髪の毛を揺らしてとんだ迷惑だったとばかりに頭を垂れながらゆっくりとまた鏡の中に戻っていき、その姿が完全に鏡の中に入っていくと鏡越しからも何も見えなくなって。足は階段の踊り場から再び三階の理科室目指して歩き出しながら、問い掛けにはなかなかどちらがどうとも言えないようなもので何とも言えずに曖昧に誤魔化したまま話を切り替えるようにして。普通は主への扱いに対して仕えるという形であるのならばそれなりに対処すべきなのだろうが何というかあんまりにもそれにしては深刻みがないというか、間違いなくそこそこ主の矜持は台無しになっているがひとまず現状としてあの鏡の方は危害を加えるようなものでもなくそのつもりもなさそうだということが分かったことで充分だろうかとはしながらも、身体的には傷一つ付いていないが精神的には結構な大ダメージを負ってしまったような気もしないでもなく、ただそれには言及せずに既にやる気が随分と下回っていそうな状況下でやがて三階の中でも少し奥まったところにある理科室の前まで辿り着くと相変わらず人の姿や気配は無く、閉じられた扉を前に相手の傍らに立って鉄扇を構えると一度準備がいいかと尋ねて)
ここが理科室ね。晴坊や、準備はいいかしら。
だな。
気を取り直して行きますか……。
この理科室の奴はせめて男であってくれ。
(身体的には何も怪我なんてしていないのに、気を張っているからでは済まないようなどっとした疲れが自分を襲っており、やる気やらなんやらがだいぶ減っているような感じが見えなくも無いが、階段を登りきり廊下を歩くと、やはり音がよく反響する校舎内で夜だとここまで変わるものなのだなと思いつつ、調伏もしくは脅し予定の七不思議の内の最後である理科室へとたどり着き。本来なら鍵が掛かって居そうなのだが、何故か鍵は空いており、そのままガラガラという音をさせて理科室の扉が開けば、流石に開いているとは思って居なかったし、最後の見回りなんかで鍵が掛かっているかチェックしそうな感じなのにと不思議そうに首を傾げるも、入れるなら話は早いかと意識を切り替えれば、入って右側に大きな黒板や縦長に長い理科室特有の特殊な机にその下にしまうように入れられた複数の椅子、そして戸棚の中には顕微鏡やアルコールランプにその他諸々の理科の授業でよく使われる用具が仕舞われており一応と思ってその戸棚に手をかけて扉が開くか試してみれば、それらの戸棚の鍵はきちんとかけられガチャと言う音をさせるだけ開く事は無く、そうなると何故理科室の扉の鍵だけ開いて居たのか益々気になるが、分からないことに思考を割くのを辞めれば、七不思議野1つにある人体模型を探して教室を見渡し。一応護符はそのまま手に持ったままだが人体模型は基本布とかに覆われて教室の隅だとかに置かれている場合が多いのですぐに見つかるだろうと教室をキョロキョロしながら見ており、信乃さんにそれらしいのが自分の後ろに立ってたら対処よろしくと声をかけ)
(主の精神的疲労はさておいて、気を取り直して目の前の理科室は何故か鍵が掛かっておらず、しかしそのお陰で自分がまた校舎内へと入った来た時のように内側に入って鍵を開ける必要もなくて少し首を傾げてみながらも理科室に入ると明かりの付いていない理科室は他のところと同様に薄暗く。この理科室での七不思議の内容は確か「理科室の人体模型が動き、自身に肉が欲しくて夜の理科室に来た人物を閉じ込め肉をもぎ取るらしい。もぎ取られたらその人が次の人体模型になる」というものであるので予告もない急襲にも応戦出来るように鉄扇を構えながら主の後について油断なく理科室内へと視線を巡らせると、普通の教室よりは机やら道具やらが異なりつつも広さ自体は少し広いくらいでさほどでもなく、やがて主や自分以外の人型のモノが視界に映り。同じくして何やらガタガタとしたラップ音とも違う音が聞こえて来て、警戒度を一気に引き上げながら慎重にそちらを注視してみるとそこにはここの七不思議の一つである人体模型が何やらあらぶっているように激しく動いており――それの背中に被さるように、理科室では人体模型と同じくお馴染みな骨格標本が人体模型の動きを押さえているような状態で。主の身の安全は確保しようと制しつつも判断は流石に自分では出来ないために鉄扇を構えたまま、主を見遣り)
あらあら……?これは、どういう状況なのかしらね……?
ん、んん?
…………どっちも肉が無い同士だから獲物を先に取られたくないのか、骨の方が人体模型ヲタ止めているのかどっちかだとは思うんだが……。
(様々な事例、つまりは怪異や妖怪、心霊を見てきて人よりも知識は高いと自負している自分でも流石に目の前の光景のような、1人は暴れて1人は止めるように覆いかぶさってと言う光景と言うか現象は初で大体が協力し合って襲ってきて、獲物を仕留めた後半分ことかならわかるのだが、これは普通に辞めて欲しくて止めてるのか獲物を取られたくないから動きを止めているのかわからず、骨格標本に話せるのかちょっと微妙だが)
えーと…そいつを止めてる理由は何か聞いていいか?
(ガタガタと2人が揉めて?いや、争って?いるせいで先程までの静けさはどこへやら今ではガタガタ音とたまに人体模型の何かが骨格標本の何かに当たるのかカンっみたいな音やらどこか骨折れてない?みたいなボキボキ音やら聞こえてきて大変賑やかな空間に変わり果てた訳だが、兎にも角にもと骨格標本に何故止めているのか理由を尋ねるが肉というか声帯が無いから喋れないのでは?と首を傾げるも、某海賊アニメの骨の船員は話せてるしもしかしたらと思って問いかけてみて)
(何やら取り込み中らしい人体模型と骨格標本に尋ねかける主の安全を確保しつつも自分もその成り行きを見守っているとそこで遅れて人が入って来たことに気付いたのか、はっとしたように何処から声を出しているのかは謎のままだが歯をカチカチと鳴らして主の方に詰め寄って来て、咄嗟にその前を制すると我に返ったかのように止まって。「……ハッ!?ねぇちょっとアンタもこのヒト止めてくんない!?ワタシが何言っても聞かなくて……!」と声帯もないはずなのに主張しつつ相変わらず両腕で覆い被さるように押さえ込む人体模型を示すと、人体模型の方はこちらにはまだ気付いていないようで激しく身を振り乱しながらこちらも口からなのか何処からなのかわからないところから「離してくれっ!肉をもぎ取るだなんて不名誉な噂を許しておけないだろ!?ボクはこの肉体美に誇りを持っているんだ、そのことを学校中に知らせないと!」とかなんとか言っているのを更に「夜中の学校になんて誰が来んのよ!!」などと途中から主とこちらを無視した言い合いに発展しており。その間にも骨やら人体模型の固そうな素材やらがぶつかる音に取り敢えずこちらには余波が来ないように適度に距離を離そうと促しつつも何か思っていたのとは違う感じに今のところ、自分は内部からの鍵開けくらいしかしておらず、別段疲労や消耗がある訳でもないので構いはしないもののついついぼやくような呟きが漏れて)
……晴坊やの学校は、平和みたいで何よりねぇ……。
物は試しと話しかけた俺も俺だけど、声帯無いのに話せるのかよ!!
いや、そうじゃない……って、しかも人体模型の方はナルシストにも程があるだろ!?
って違う、なんだよ……シュールにも程があり過ぎるだろ。
来た意味ほぼ無かった…削らなくても良かった睡眠時間………。
(骨格標本が話しかけて来れば、話しかけたのは自分だがまさか本当に返事が来るだなんて思ってなくて、しかも骨格標本は口調的に女で人体模型は男のナルシストと分かれば、思わず自分で自分をツッコミながらツッコミ頭を抱え。思わず大きな声で突っ込まずには居られなかったせいで、人が自分以外居ないからか理科室にその声は響き。信乃さんの言葉には確かに良く言えば平和だが悪く言うならシュールでしかない現状に削らなくても済んだ睡眠時間であった事に項垂れ。確かに普通の人からすれば声なんて聞こえない為ただ迫ってくる人体模型と鏡の女に見えるのは確かだが、声が聞こえる自分には無駄足でしか無かった事実にメンバーも直に来るし早く帰ろう?と危険視していた七不思議達が無害だとわかった為、いつもより長い睡眠時間の確保の為にそう信乃さんに声をかけて)
(骨格標本はその見た目の通り、骨なのだから性別も一見分からないのだから女性だったのか、いや女性口調の何かかもしれないがそれはこの場ではあまり関係のないことであるのでどうでもよいこととして、先程から突っ込みが激しい主の声はよく理科室に響きながらも理解する者があまり居ないのが切ないところで。七不思議はあくまでも人間が広め語り継がれる七不思議、その真偽など見えない者が大半なのだから本当だかなんだのか分からないのも道理ではあるのだが何とも、なんとも言い難い真実というか真相というか、とりあえずのところ取り越し苦労で何よりで。もう明らかにやる気というものが無くなってきた主に、睡眠時間の確保は大事であるし、こちらとしては主の意向に従うのみなので異論自体はないものの何かまだ何やかんやと言い争いをしている人体模型と骨格標本の方を示し、人間に害はないもののこの状況からだと下手したら巻き込まれかねないし学校としても朝に備品が大変なことになっておりましたともなりかねずに)
うーん、けれど晴坊や、この状況はどうするの?流石にちょっと他には見せられない光景ではなくて?
……あー、それもあるにはあるか…。
そうだな……骨格標本は生徒に迫る人体模型を止めたい訳だから……。
そうだ、骨格標本が動かず、んでもって人体模型の肉体美をよーく見てもらえる方法思い付いたぞ?
(こちらは完全にやる気を無くし、来なくても大丈夫だった事に無駄足、骨折り損やら脳内に言葉が出てきて、来た意味とため息を深く付けば、そのため息さえも室内にはよく反響して聞こえれば。信乃さんの指摘にこちらとしては請求書が学校から来たりする訳でも無いし、監視カメラ何かも無いわけだから学校側が自分が夜にここに来た事を知る由もないし、学校の備品が壊れても買うのは学校側だから別に良いと言えば良いのだが、またこれで富松が翌朝話しかけたら面倒だな…と少し思い、どうしようかと顎に手をやり少し考えれば、そうだ、名案とばかりに表情を明るく変化させれば、お互いのしたい事を出来るいい方法があると骨格標本と人体模型に声をかけると、生徒迫る人体模型を止めたい骨格標本とその肉体を見てもらいたい人体模型の2人の願いを叶える方法が浮かんだと悪いニヤリとしたような表情でそう言って)
(/ こちらこそご連絡ありがとうございます!
返信の件について把握致しました!
こちらはリアル優先でのんびりとやっていけたらと思っておりますので、レスペについてはお気になさらず。
むしろ、いつも御相手下さりありがとうございます!お互い無理の無い程度でやり取りが出来たらと思っておりますので、返せる時に来てくだされば幸いです。)
(この状況はいかがなものかということを述べながらも自らとしては特にこれといった具体案を提案する気もなく、実際に学校に通っているのは主だけなので困るのは主だけであること、ただこの学校にわざわざ夜に訪れた意味である生徒達に万が一のことを考えてと行動した主の立場を尊重するつもりで。主の恐らくあちらに言った訳ではないと思われる言葉に反応したのか、それまで何やら揉めていた人体模型と骨格標本が一度動きを止めた後にその顔部分を上げて傍から見ると、割とそれまでもそこそこおかしいというか異様な光景ではあったのだが更に異様さが増した様相で一体それは何だとばかりに二体揃って仲良く……?主の方へと詰め寄る様は今のところ見た目はともかく危険性はなさそうと判じて。主の何か悪そうな顔はとりあえず追及しないこととしていかにも妙案を思い付きましたとばかりな様子に現在鍵開け要員くらいにしか動いていないそれこそ来た意味のないまま完全に傍観者もとい第三者の立ち位置でのほほんと眺め)
あらあら、晴坊やは何か妙案があるのね?ふふふ、一体どんなことかしら。
(/お待たせいたしまして申し訳ありません。こちらこそ、お相手ありがとうございます。無理のない程度でやり取り出来たら幸いに思います。改めて宜しくお願いいたします)
まず、骨格標本は全く動かなくていい。
普段こうして止めてるなら疲れてるだろ?
で、人体模型の方も基本はあそこの定位置で待機。
俺が布を被して模型の姿は隠しちまうけど、これから来る生徒はこの学校の七不思議を実際にあるかどうか検証しに来るんだ。
そこで、ほぼ確実に人体模型の布は取られる。
初めは動かずとも「やっぱり何も無いねー。」みたいな反応を取られると思う、が。
そこで人体模型が不自然に思われない程度に指とか腕とかを少しだけ動くなり音をさせるなりするんだ。
そうすると皆、大抵は「今動いた?」ってなって本当に動いたのか確認しようと人体模型を眺める。これを数度すれば、いつものように逃げられず、いつもより長く眺めてくれるぞ?
(こちらは早く帰りたいが、何かあって富松とかに話しかけられ寝る時間を削られるのも、朝のHRなんかで理科室の備品が壊れててなんて言う先生の話が長くなる可能性のある話も潰しておきたいしと自分が思いついた案をそのまま骨格標本と人体模型に話せば、七不思議で話題に上がっているのはその肉体美を見せたい人体模型の方。ならば人間と言う種族というか人間ならばするであろう行動なんかを先読みし、人というのは未知のものに好奇心、興味や研究心を募らせる。ならばそれを利用して人体模型が不自然でない程度にほんの少し動けば、人間は動いた?動いてない?と確認する為に人体模型をいつもよりも長く見つめるだろうし、確認の為なのだからいつものように逃げたりもしない。それを数回繰り返してもきっと大丈夫だろうし、いつもよりも長い時間見つめられるという事で人体模型の望みも叶う。どうだ?と悪い笑みを浮かべながら首を傾げ、我ながら名案ではないかと内心自画自賛しながらも出来そうか人体模型に問いかけ)
(/ いえいえ!お互いリアル優先でいきましょう!こちらも返信が遅れる時は連絡させて頂きますね。
こちらこそ改めてよろしくお願い致します!)
(これから来るであろうオカルト研究部の者達に対してにも考えられた提案に傍目からはそうは見えないものの人体模型と骨格標本の二体は真剣に聞き入っているようで、骨格標本の方は「そうなのよねぇ……こうして彼を止めるのも骨が折れるのよ」と頭蓋骨に手ををあてて首を傾げながらわざと言っているのだかそうでなく言っているのかよく分からないスケルトンジョークをかましつつ、何せ骨だけのために実際に疲労があるのかその上に表情も何もないが何となく困った雰囲気でかっくりと顎を落として。しかし人体模型の方はあまり乗り気ではないようで、「しかし、それならばもっとこの肉体を見せつけるべきでは?」と通常の人体模型ならば有り得ないような、何処をどう動かしている可動部が一切謎のまま腰やら足やら腕やらを動かして、サイドチェストやら諸々のボディービルダーばりのポージングを、ただし別に筋肉が盛り上がる訳でも逆にへこむ訳でもない完全にポーズだけを繰り返して持論を用いていて。学校内に侵入してからそれなりに経っているこの間、もちろん自分は周囲の警戒はちゃんと行っているものの完全に介入する気もさほどの興味もなく主の悪い笑みも完璧にスルーした傍観者の立場でのんびりと眺めるばかりで)
何だか別の七不思議が出来てしまいそうねぇ……それはそれでいいのかしら。平和で何よりだわ。
骨だけに骨が折れるってか?そりゃ一大事だな…。
人体模型の方もすぐに逃げられてその肉体を見て貰えないより、暫くは眺めてもらって、最後らへんにそのビルダーポーズでも取ったらどうだ?
(骨格標本の疲労が滲んだその声音と会話の内容に、思わず遠い目をしながら突っ込むと、あまり乗り気出ない人体模型が行っているビルダーポーズを見れば、どうやって動かしてるんだよ、とかどこも盛り上がらないし筋肉どこだよとか心の中でツッコミつつも、いつもなら迫るからすぐに逃げられて肉体なんて見られていないようなものだし、それに比べたらいつもよりは眺めて貰えて、最後の最後らへんに「そろそろ次に行こうかー。」なんて言葉が聞こえたら好きなビルダーポーズを取って自慢の肉体を見せた方がきっと満足感はいつもよりあると思うぞと補足し、信乃さんの言葉を聞けば、ガックリと言った様子で項垂れると)
それはそれで平和だからともかく……なんか変な七不思議がある学校って言う意味で広まるかもな…。
まぁ、広まった所で俺の出番は無さそうだし、良いんじゃないか?
(鏡の女は内容はあまり変わらないだろうが、人体模型については大きく内容が変わりそうだし、そういった噂話なんかは尾ひれ背びれがついて、原型を留めてないくらい凄く誇張されていたりする場合もあるだろうから、きっと他校や他の人にな凄い形での噂話になっているんだろうなと空中を見上げて苦笑しつつ、遠い目をし。そうなったとしても危険度は調査済みだから自分の出る幕は無いから放置で良いだろと言うと、自分の言葉を肯定するようにうんうん頷き)
まぁ、そんな変な七不思議の噂が広まる頃には、学校側も対策が出来ているかしらねぇ。
(全くだとばかりに何度も頷く骨格標本の一方で、まだ乗り気ではなかった人体模型も説得にこの間にも何故か無駄にポーズを取りつつも少々渋々とながらも何とか納得の方向に収まりそうで。取り敢えずそこそこ平和的?な方向に落ち着きそうというか、もとよりどちらも人間に危害を加えるようなつもりは無さそうだったので無用な騒ぎやら何やらにならないところまで行きそうで何よりというところな状態になりつつ、おかしな七不思議がある学校ということで他校やらまた他の生徒達が興味を持ちそうな気はしないでもないもののその頃にはちゃんとセキュリティを導入するであろう学校側のことを思うとさほどの問題もなかろう、と。さてはて一応の解決は見せたことだしとこれ以上ここに留まっている理由もなく、ならばここは失礼させて貰おうと施錠の方はあの人体模型の方が元々は廊下に出るつもりで開けたのであろうから任せるつもりで、挨拶もそこそこに骨格標本と人体模型から背を向けて先んじて理科室の戸を開けたと同時、日傘を開いて前に突き出すと飛び掛かって来たようにも見えた目の前の何かスライムのような粘着質っぽいモノが怯んだように後じさって)
……あら、あら。こちらは一難のよう、ね?
あ、あー。
すっかり忘れてた…。
骨格標本と人体模型が個性的過ぎてこれがあるの忘れてたわ…。
(七不思議に関しては危害を加える怪異や妖怪は居ない、と言うよりどちらかと言うと友好的な怪異や妖怪のみで皆が皆個性的過ぎて、ここに来てすぐに聞いた水を含んだ足音を聞き取っていたのをすっかり忘れており、信乃さんのフォローによって何とかなれば、そういえばこれがあったわと頭をかき。日傘越しに突進しかけて後ずさったそれを見てみれば、何やら粘着性のありそうな見た目に、あれ?と首を傾げては。てっきり足音がするから人の形を取っていると思っていたが、目の前に居るのは人型どころか、でろんでろんと言った感じの見た目をしておりそれなら足音なんて出なそうだが、姿を変えられるのか?と首を傾げながらも、念の為に護符を指の間に挟んで構え。足音が廊下に居る時のみ聞こえて、理科室なんかでは聞こえなかった事から、こいつは室内には入れない。と踏んだが実際はどうか分からないのと人に危害を加えるかもと思い警戒しつつ「お前は話せたりするのか?」と先程の骨格標本と人体模型と言う例がある為、もしかしたらと思いスライムもどきに話しかけてみて)
(扉を開けた先に見えたスライム状の何か、わざわざ触る気など起こらないがそれはもう校舎を入った時に聞こえて来た水音が聞こえないことから間違いなく目の前のものが根源であるらしいと判じている間もぶよぶよと定まりなく緩慢な動きを繰り返しており、広げた日傘で防御状態を保ちつつその様態を伺っていると「ア……オマ、エ……ハナセ、……スル……カ……」と水の中に居るようなくぐもった音で主の言った言葉をやまびこのように繰り返してから、その姿形が人間のように形作られようとしたのも束の間、その腕らしきものが伸びて来て。主はもちろんこちらに届く前にもう片手で持った鉄扇で叩き落とし、主の前に立って警戒度を引き上げながらこれ以上の接近を許す気はなく踏み出して。ちなみに人体模型と骨格標本の方は、別に知り合い……?な訳でもないようで、理科室の開いた扉から見えたものに二体揃って「ひぃっ!!?」と何故か声を上げるものが間違っているような、そしてやっぱり何処から出しているのかよく分からない悲鳴に近い叫び声を上げて理科室の隅でガタガタと震えており)
お友達に会いに来たって訳でもなさそうね。困ったものだわ。
なんで、お前たちの方が悲鳴をあげるんだよ…。
とりあえず…スライムもどき、これ以上近付くな。近付くなら強制的に調伏するぞ。
話を聞いて欲しいなら、そこから話せ。聞くだけ聞いてやる。やるかどうかは別だけどな。
(信乃さんが日傘で接近を防御、伸びてきた腕のようなものを鉄扇で叩き落とした事で何かして欲しい事があるんだろうが、今の現状では何も分からないのと近付けば、それだけ怪異や妖怪にとって有利になるので近付くなと忠告をし信乃さんの立ち位置はそのままにさせて。そして理科室から聞こえてきた2人分の悲鳴に人体模型も骨格標本も何故お前達が悲鳴を上げるのか、そして骨格標本に至ってはどこから声を出してるんだよとちょっと小さめな声でツッコミをいれて。ひとまずスライムもどきに話しかけてみては内容にはよるが聞くだけ聞いて、害が無さそうなら願いを叶えるなりしてやり、害があるなら調伏しようと身構えながらスライムもどきの出方を見て)
(人体模型と骨格標本の方は別段守る対象ではないが邪魔をするようなことをする訳でもなし、というか二体揃って何でか立場的におかしい気がしないでもない怯えようで協力的な何かも求められそうにもなく、同時に戦力的にも期待しておらず。日傘に阻まれて目の前のスライムのようなものは近付けないまま主からの問い掛けに「コレ……チカヅク、ナ……スル、ゾ……。ハナセ、キク……」と、まるきり主の言っていることをそのまま繰り返しているようにしか見えず、再びそのぶよぶよとしたような体躯が揺れるとこちらに向けて拳程度のそれらが飛んで来て、同じく鉄扇で主の方へと届く前にはたき落としていきつつ眉を潜めて主の判断を待っていると、不意にそこでここに居るものたちではない声が聞こえて来て。何やら複数人の年若い者達の声は聞き覚えがないものの、時間的にどうやら今日この校舎内に七不思議の検証に来るらしい予定のオカ研の生徒達のようで、その声に反応するかのように目の前のスライムもどきのようなものが上下左右に蠢くと、不完全な人型のままで再び廊下に這うような状態になったかと思ったのも束の間に理科室から進む方向を変えて廊下内を水のような粘着質な音が混ざった足で暗い中を進み出していき)
……あらあら。時間が来てしまったみたい、ね。
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