教師 2022-07-25 13:26:57 |
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抱き締めてあげたいのは山々なんだけど流石にソレは応えらンねェな、今はこれで精一杯。__…黒崎、そろそろお別れの時間。遅くまであンがとね。( 眉尻下げつつ笑えば繋いだ掌掲げて見せ、腕時計確認しては約束していた時間を過ぎており )
…抱き締めてあげたい、とは思ってくれてるんだ?──え、もう?…わかった。(相手のどこか期待させるような物言いに苦笑浮かべることしか出来ず。本来なら帰らずずっと相手と居たいがもう少しという我が儘を聞いてくれた相手に、これ以上迷惑を掛ける訳にもいかず小さく頷き)
教師の立場でその答えは言えねェから察してよ。…ンじゃ、また明日学校でな。寝坊すンなよ。( 繋いでいた掌解けば終始寂しげな雰囲気漂わせながらも別れを告げ、控えめな笑顔と共に手振って )
でもいつか抱き締めてあげたいじゃなくて抱き締めたいって思ってもらうから。覚悟しててね、先生?……うん。お休みなさい、先生。また明日。(手を離し車を降りると今度は自分から頼むのではなく相手からしたくなるように頑張る旨を伝え。手を振ってくれた相手に緩く手を振り返し)
へェ、期待してるわ。俺が制御できねェほどアンタを抱き締めたくなる感覚ってヤツ、一度は体験してみてェし。__…ンじゃ、おやすみ。( 車外から眺める彼に満面の笑顔向けた後、ゆっくりと車走らせては帰路ぼんやりと今日のことを思い浮かべて )
………はぁ。本当に先生はずるいなぁ…。──夜は…あ、何もないや。食べなくてもいいかな。(相手を見送った後、ぽつりと呟き。家に帰ると適当に鞄を放り投げるように置き夕飯にしようかと冷蔵庫を空けるも大したものはなく、作るのも面倒なのかソファに寝転がり)
ハイ、おはよー。朝礼始めンぞー。( 次の日、何時もの気怠げな声を響かせながら教室へ入室すれば朝礼の合図とともに生徒が席につき。昨日あった出来事を考えていればあまり眠れなかったため若干寝不足気味で )
おはよう、先生。(相手の声に他の生徒たちと同じように席に着こうとするも擦れ違う際にぼそっと挨拶だけ告げると、何喰わぬ顔で席に座り)
__…ン、はよ。( すれ違いざまに挨拶拾えば此方も控えめに挨拶返し、普段通り朝礼を進めていれば席についた相手と視線合うも気まずそうに直ぐ目線逸らして )
ンじゃ、今日の朝礼はこれで終わり。ちゃァんと一時間目の授業の準備しとけよ。( 出席確認や連絡等一通り終われば、相手とまた視線が合うのがどうも気まずく足早に教室を出て行き )
__…うお、どうした。( 感じ悪かったかなァ、と不安浮かべながら歩いていれば急に後方から引っ張られる感覚に慌てて振り返りると其処には今し方考えていた相手の姿在り )
先生、今日は何か変じゃない?今まで目を反らしたりしなかったのに。それにちょっと隈あるよ。(相手の様子がいつもと違うことを指摘して。更にいつも見ているからか、隈があるのに気付き)
あー…いや、何でもねェよ。ちょっと昨日仕事残っててあんま寝れてないだけ。( 首裏掻きながら歯切れ悪く伝えるも全て嘘の情報で、黒崎のことを考えて寝れなかったなんて本人を目の前に言えるはずもなく )
……本当に?だって昨日、そんなこと…。(歯切れの悪い相手に疑わしげな目を向け。しかし自分が昨日、引き留めてしまったから寝不足なのかと不安になり)
__…ちょ、此方。( 他の生徒も通る廊下で話すような会話ではないと判断しては手首掴み足早に空き教室へ、中に誰もいないことを確認しては入室するなり静かに扉閉め )
誰かに聞かれちゃ不味いだろ、黒崎とはあんま校内で絡みたくねェけどさっきのはちょっと感じ悪かったかも。ごめん。( 声を潜めながら咋に避けるような態度を取ったことを謝罪して )
あ、ごめん…。あんまり絡みたくないって…俺が先生のこと好きだから?応えたくないから絡まないってこと?(学校内ならば誤魔化しは利くが昨日、一緒にいたと誰かに聞かれてはどんな噂が立つかわからず。相手の謝罪よりも絡みたくないという言葉に反応して)
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